野鳥歳時記　夏

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山荘と音楽とスピーカー　手塚宗求に影響される
Mountain lodge, music, and speakers: Influenced by Muneyasu Tezuka
コロボックルヒュッテのスピーカーのこと　（木目調の雰囲気の良いスピーカーが天井に架けてあった
山荘と音楽とスピーカー　手塚宗求に影響される
執筆森龍之

山荘と音楽とスピーカー　手塚宗求に影響される
執筆森龍之

旅のエッセー集　甲斐鐵太郎

山荘と音楽とスピーカー　手塚宗求に影響される　森龍之

手塚宗求
1931年、長野県松本市出身。松本県ヶ丘高校卒。二十四歳の夏、当時無人境だった信州・霧ヶ峰高原車山肩に「コロボックル・ヒュッテ」を創設し、現在に至る。山小屋経営の傍ら、数多くのエッセイを著す。2011年夏、山小屋創設五十五周年を迎えた。日本ペンクラブ会員、日本エッセイストクラブ会員、日本山岳会会員、全日本スキー連盟指導員、環境省自然公園指導員（本データは『諸国名峰恋慕三十九座の愛しき山々』が刊行された当時に掲載されていたものです）

手塚宗求の書籍目録

諸国名峰恋慕　三十九座の愛しき山々
手塚宗求　2012/4/20
Kindle版 (電子書籍)

邂逅の山新版 (平凡社ライブラリーて 3-1)
手塚宗求　2002/8/1
単行本

山-孤独と夜　小さな山小屋に暮らして
手塚宗求　 2001/12/1
単行本

高原の花物語
手塚宗求　1989/7/1
単行本

新編邂逅の山
手塚宗求　1991/3/1
単行本

わが高原霧ヶ峰
手塚宗求　2006/4/1
単行本

山小屋に生きる
手塚宗求　1998/7/1
単行本

山をめぐる人と書物
手塚宗求　2000/10/1
単行本

霧ヶ峰花物語
手塚宗求　1999/4/1
単行本

森の四季
手塚宗求、清水耕蔵　1990/11/1
文庫

高原の野鳥物語
手塚宗求　1990/6/1
単行本

高原の随想　野性への回帰
手塚宗求　1991/4/1
単行本

高原の音楽譜
手塚宗求　1993/8/1
単行本

霧ヶ峰通信
英語版　手塚宗求　1988/1/1
単行本

山里の食物譜
手塚宗求　1997/3/1
単行本

遠い人遥かな山
手塚宗求　1981/10/1
単行本
単行本（ソフトカバー）

邂逅の山
手塚宗求　1980/7/1
単行本
単行本（ソフトカバー）

霧ヶ峰物語
手塚宗求　1988/1/1
単行本

手塚宗求とコロボックル・ヒュッテ　思い出の写真

コロボックル・ヒュッテ建設の一こま。３３平方メートルほどの建物。坪数で10坪ほど。自動車道路がない時代であった。

昭和32年（1957年）創立二年目の夏のコロボックル・ヒュッテ。

当時のコロボックル・ヒュッテは眺めの広い草原のなかにあったが、いまは周りをすっかり林に囲まれている。(1970.5）

山荘と音楽とスピーカー　手塚宗求に影響される　森龍之

スピーカーセットBOSE model 101TR取扱説明書
特長
〇マッチングトランス内蔵ハイ・インピーダンス・スピーカーシステム。
〇小型スピーカーの代表的なモデル101MMに定電圧伝送用マッチングトランスを内蔵させました。
〇ロータリースイッチによるインピーダンス切換。
〇インピーダンスを切り換えるためのロータリースイッチを採用することにより簡単にスピーカーの入力インピーダンスを切り換えることができます。インピーダンス切り換えスイッチロータリー式スイッチで880Ω、1280Ω、2440Ω、5050Ωの４種類のインピーダンスを選ぶことができます。
〇自然な音を再生するパッシブ・イコライザーを内蔵。
〇どんなレベルの音も自然に再生するためのパッシブ・イコライザーを内蔵しています。
〇手入れの楽なパンチングメタルグリルを採用。
〇ドライバーを保護するためのグリルに、耐久性が高く、お手入れの楽なパンチングメタルを採用しました。
〇11.5 cmドライバー。ボーズ社の特許のアルミリボン・エッジワイズ巻ボイズコイルを採用し高能率化を計っています。
仕様
ユニット構成　11.5cmコーン型フルレンジユニット×1
定格入力　11W（rms）880Ω選択、100V伝送時
入力インピーダンス　880Ω、1280Ω、2440Ω、5050Ω
周波数特性　70Hz～17kHz
出力音圧　88dB（1m/1W）
外形寸法232（W）×154（H）×152（D）mm
質量　2.5kg（１本）
接続端子　プッシュターミナル
付属品ワンタッチコネクター２個
BOSE model 101TRは有線方式でありパワーアンプと繋げて使う方式。。

（タイトル）

山荘と音楽とスピーカー　手塚宗求に影響される　森龍之

（本文）

2024年12月26日（木）。曇り。10時半に目覚め。

　web更新の依頼があり対応。

　coffeeはエスプレッソ。カリタの円形フィルターはパーコレーターに入れた粉の上の置くものであることを実験で確かめる。何度か下に敷いていたのである。丁度落し込みに便利なようにできているからだ。

　昨日は手塚宗求のデータを集めてwebページにアップ。本に掲載されている写真がwebにあり、それを拾った。出版の書籍の一覧を載せた。

　手塚宗求のしたことと時代の制約、あるいは時代背景などについて次のようなことが浮かんできた。

１、串田孫一などアルプに集まった人々からの影響、あるいは感化。手塚宗求にとって色川大吉などを含めて文人たちとの交流は知識吸収と考え方を鍛える私の大学の一部であったのだろう。

１、車山肩に建てた10坪の山小屋。昭和31年（1956年）のころ、車山周辺には山小屋はなかった。別荘地の開発は昭和40年代以降に始まった。別荘地の観点からはコロボックルヒュッテは最高の立地にある。景色という点で。丸裸の稜線に建てられらコロボックルヒュッテは伊勢湾台風で倒壊した。その後にモミやシラカバなどが植樹され防風林の役割を果たすようになった。

１、車山の周辺にはホテル、ペンション、リゾートマンション、別荘が沢山建つようになった。スキー場がこの途上というか、どちらが先かは別にして幾つもできた。コロボックルヒュッテの宿泊施設は収容人数が10人ほどであり、これだと経営的に成り立ちにくい。良い景観の立地にあること、車山の肩の駐車場から徒歩数分にあることなどによって、軽食と喫茶で経営が成立するようになっている。

１、強清水のスキー場周辺で営業しているスキー宿の多くは休業、廃業となっている。これらの施設は規模が大きい。

１、コロボックルヒュッテがコロボックルヒュッテが提供しようとした憩いの部分はリゾートホテルやその他の宿泊施設が代用（できる）するようになった。しかし車山湿原など霧ケ峰高原の最高の眺望はコロボックルヒュッテにある。

１、コロボックルヒュッテが屋根の勾配が小さいのは大風への対策と考えられる。雪を落下させるには屋根の勾配があったほうが良い。風に対して表面積を小さくするようにしてある。

１、山荘の風対策ということで考え方の貴重な提言が手塚宗求の本のなかに幾つも書かれている。

１、コロボックルヒュッテという山小屋経営の手塚宗求、対して山荘を建てての別荘生活の普通の人。この違いは何か。コロボックルヒュッテの立地と手塚宗求に古い時代の冬季滞在がもたらす事柄。あるいは四季を通じての滞在のそれ。別荘としての山荘暮らしとは違うはずである。

2024年12月28日（土）。雪が北の林のシラビソに着いていて、午後４時過ぎに外に出ると10㎝ほどの積雪。

　ストーブ用の灯油40リットルを買う。車には給油。BOSE model 101TRスピーカーセットの出物があったので買ってくる。対応するスタンドが片方だけ家にあったのは偶然のこと。何かに使えると調達してあった。BOSE model 101TRのパワーアンプは相模原の家に二台あるのだが持ってくるのが面倒だ。BOSE model 101TRを何時ならせるのか。このスピーカーの音が好きなのである。

　南の窓に来ている野鳥を見て過ごす。今日はカケスが来た。コガラ、シジュウカラ、ヤマガラ、ゴジュウカラに比べるとカケスは桁違いに大きい。バサリ、バサリと動く。

　27日（金）に買出しに出た品物、つまり部屋とベランダの片づけのために調達してきた金属棚と収納ケースを車から降ろす。木工では24mm、鉄では13mmまで穴あけができる卓上型のボール盤の荷下ろしに気構えた。26日（木）にも同じ目的で買い物に出かける。今週は松本まで三度足を運んだことになる。

昨日つまり27日（金）に松本に出かけるときに家の近くの雪道で尾張小牧ナンバーの新しい乗用車が道から半分落ちてジャフを呼んでいた。別荘の管理会社も出動。雪道の下り左カーブを曲がり切れずに緩い傾斜の崖に半分落ちていて自力では脱出不可能。気の毒なことである。雪道を何時もの速度で走ることは厳禁。安全速度を厳守。鹿が飛び出してくるのだから尚更である。

スピーカーのこと。（ちょっと大きなスピーカーで音楽が聴きたいな）

　本日は好きな音が出るBOSE model 101TRを買ってきた。スピーカーはBluetooth（ブルートゥース）のJBLほか何台かを使っていて満足している。BOSE model 101TRは有線方式でありパワーアンプと繋げて使う方式。ミニコンポか古いアンプ付きFMレシーバーとセットで使うことが考えられる。大型のラジカセのスピーカーとして使おうかな、とも思う。今はCDは一枚も持っていない。ユーチューブでの音楽再生で用を足している。

コロボックルヒュッテのスピーカーのこと。（木目調の雰囲気の良いスピーカーが天井に架けてあった）

　何となく気にかかり、似たようなスピーカーを探したことがある。でもスピーカーの箱は実際には合板でできているのが普通である。無垢の木では音が出にくいようだ。BOSE model 101TRは樹脂製である。合板の代わりに樹脂（プラスチック）を使っていて、これが重たい。そして良い音が出る。コロボックルヒュッテの主人の手塚宗求が音楽を聴くことを本のなかで語っていた。こうした音楽のことは串田孫一に影響されたのか、あるいはその逆なのか不明である。私にはコロボックルヒュッテの天井に架けてあった木目調の雰囲気の良いスピーカーが、良いなーと思えたのである。そのサイズは決して小さくはなく、さりとて大きくもない。何しろ壁に吊るすか、梁に置かれているのだから。山小屋の音楽とスピーカー、この組み合わせが良いのである。

手塚宗求（計量計測データバンク　ニュースの窓－141－）

2024-12-29-mountain-lodge-music-and-speakers-influenced-by-muneyasu-tezuka-

旅のエッセー集 essay and journey(essay of journey)　旅行家甲斐鐵太郎
essay and journey(essay of journey)　by kai tetutaro

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執筆森龍之

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