「春の日と一人娘はくれそでくれない」ので5月は午後7時まで遊んでいられる
松本市郊外では代搔きをしていた。向こうに見えるは常念岳。
「春の日と一人娘はくれそでくれない」ので5月は午後7時まで遊んでいられる
信州の高原のカラ松はまだ芽がでない。5月3日に撮影した。
「春の日と一人娘はくれそでくれない」ので5月は午後7時まで遊んでいられる
高原の道を自転車が走っていた。オートバイの数に迫るほどである。
「春の日と一人娘はくれそでくれない」ので5月は午後7時まで遊んでいられる
高原の道を自転車が走っていた。オートバイの数に迫るほどである。
「春の日と一人娘はくれそでくれない」ので5月は午後7時まで遊んでいられる
オートバイで信州を回る。旅気分は最高潮になる。どこに泊まる。
(タイトル)
「春の日と一人娘はくれそでくれない」ので5月は午後7時まで遊んでいられる
(本文)
5月の連休を家のなかで過ごすか、近所にでかけるか、それとも少し遠くに泊まりがけで出かけるか、その年によって変わる。時間があるか、お金はあるか、体は元気か。
素泊まり、一泊4,000円で4泊というのがこの年の旅行であり信州をぐるりと周った。とはいっても一つの宿に3泊してグルグル。
電気釜をもってでかけた。ご飯を炊く。採れたてのアスパラガスを茹(ゆ)でる。パンを焼く。電気釜で何でもする。鰻の蒲焼(かばやき)をラップで巻いて炊きあがったご飯に載せる。そうするとファミレスなどの倍の量で数倍美味い鰻丼(うなどん)ができあがる。これは塩尻市の加藤という鯉料理の店で聞いた食べ方だ。3,000円のウナギを800円で食える。
コンビニで飼ったビールと日本酒とウイスキーを飲む。旅に出ることが一番の贅沢であるから弁当でいいし。鰻の蒲焼を仕入れて熱々の飯に載せて蒸らせば最高。理、宴会料理は美味くない。エビだのアワビだの刺身だのも味がない。酌をする芸子が「宴会料理ですから」とこともなげにいう。この言葉に励まされて宿の料理は敬遠することにした。
松本界隈の農協が運営する大きなお店にでかた。春の一番のアスパラガスがあった。電気釜で茹でて食べた。筋が口に残るあの嫌な感覚で待ち受けると嬉しい肩透かし。上物だった。山芋があったので100円ショップの下ろし金を求めた。山菜は土産に持って帰る。近所にお裾分けするとローストビーフ2kgのお返しがあった。
晴れたら美ケ原にでかける。5月の連休には山裾のカラマツの芽吹きが東山魁夷の絵にあるとおりだった。高原の道路は茶色の世界だ。夏景色は6月を過ぎてからだ。
高原を自転車が走っていた。オートバイの数とどちらが多いかな。サイクリングがブームになっている。昔は霧ヶ峰高原のハイキングコースを自転車で走っていた。サイクリングの案内誌の表紙に証拠がある。
「春の日と一人娘はくれそでくれない」とNHK の女性気象予報士が春の日の長さの格言を紹介していた。夕暮れが遅い5月の連休である。4時には夜が明けて午後7時までは外で遊んでいられる。