近江の国、多賀大社(たがたいしゃ)の茅の輪くぐり
カヤを刈ってきて輪をつくって茅の輪とする。
近江の国、多賀大社(たがたいしゃ)の茅の輪くぐり
茅の輪を6月30日の夕刻にここをくぐる儀式が行われる。
近江の国、多賀大社(たがたいしゃ)の茅の輪くぐり
カヤを刈って茅の輪とし6月30日の夕刻にここをくぐる。
近江の国、多賀大社(たがたいしゃ)の茅の輪くぐり
箱根神社の6月30日の大祓(おおはらえ、おおはらい)
(タイトル)
近江の国、多賀大社(たがたいしゃ)の茅の輪くぐり
(本文)
河原の葦原にはヨシの葉が人の背丈を超えるほどに伸びる5月の下旬である。一カ月すると一年の半分になる6月30日だ。
5月の連休のころは一日が長い。夏至は2018年のばあい6月21日である。東京の穂の出は4:25、日の入は19:00。中央標準時では19:07。太陽の方位は77.8度、太陽黄経は90度。太陽の方位は77.8度は日本の真上を太陽が通らないことを示す。砂漠では太陽が真上から差す映画がある。
半年の厄(やく)を落とそうと大祓(おおはらえ)の儀式が行われる。葦(ヨシ)の葉を束ねて大きな輪をつくってここをくぐる。滋賀県多賀町の多賀大社を夏至の日に参拝したら青々とした茅の輪がこしらえてあった。
多賀大社は「お伊勢参らばお多賀へ参れ お伊勢お多賀の子でござる」「お伊勢七度熊野へ三度 お多賀さまへは月参り」といわれた。近江国が交通の結節点だったころには多賀大社は栄えた。葦はアシというが悪しになるからヨシとした。葦はヨシである。茅の輪は茅(カヤ)だがアシもヨシもカヤもあえて分類学がしたがるような区別なしで使われる。
琵琶湖周辺はアシ、ヨシ、カヤが覆う湿地帯であった。そのカヤを刈ってきて輪をつくって茅の輪とし、6月30日の夕刻にここをくぐる儀式が行われる。半年の間の厄(やく)を落とし明日から穢(けが)れない心身で生きていくということだ。
境内には休憩所に食堂があってここの蕎麦を食べると寿命が延びるという。ありがたいことなのでそれをいただいた。関西風のそばつゆであり麺も美味でった。
多賀大社にはお守りとしてしゃもじを授ける「お多賀杓子(おたがじゃくし)」という慣わしがある。これは「お玉杓子」や「オタマジャクシ」の名の由来とされているが眉に唾をつけておかなくてはならない。