住まいがあって月に10万円で暮らす現代日本人の生活
The life of a modern Japanese who has a house and lives on 100,000 yen a month
(昆虫好きの養老孟司氏の友人池田清彦氏の言葉「人生は短い仕事している暇はない」)
住まいがあって月に10万円で暮らす現代日本人の生活
住まいがあって月に10万円で暮らす現代日本人の生活
計量計測のエッセー
住まいがあって月に10万円で暮らす現代日本人の生活

秋の訪れを告げるミズナラの黄葉。右端の二本はカラマツ。いずれ伐採することに。

(タイトル)
住まいがあって月に10万円で暮らす現代日本人の生活

(本文)

 安価か無料かの住まいと月に10万円かのお金が与えられたとすると人はどのような行動をするか。野菜を育てる敷地と薪(まき)を切り出す小さな林を持っていた長野県南佐久郡川上村に東京から住居を移した自然愛好家は川釣りをして暮らした。自動車のガソリン代ほかを賄うために月に20万円ほどの収入があがるように自らに労働を課した。自然派ライターとして雑誌の養老孟司氏、池田清彦氏らとともに常連執筆者であった。後に自作の家具が人気となってウインザーチェアの工芸家となった。伸びすぎたシラカバを伐採して薪にする。薪に適したミズナラは林業家から買って自分で割って使う。園芸と野菜栽培に自家用の養蜂が加わった。このような生活が40年近く続いている。

 バック・パックのトレッキングを日本に紹介する本を書いたこの自然愛好家は食料と食器とテントを担いでいれば何日でも山や野にいられた。野宿のテントは小さな山荘に替わった。川上村のレタス畑が庭先に迫る山荘の住民は野菜を自分でつくった。執筆の依頼が少なくなると時間が木工に振り向けられた。この人に机と椅子の製作を依頼する人が増えて何時しか人気の木工家になった。冬場にする木工に夏場にも精出したと苦笑する。この人には労働は悪であるように映る。大企業の役員になり外国製のオープン・スポーツに乗って遊びに来た大学時代の同級生の思考方式に嫌気がさした。

 薪(まき)になる樹木は光合成によってできあがる。石油も石炭も関与しないから薪は原理として炭素を排出しない。炎と煙は光合成の結果なのだ。経済発展はエネルギーの消費と比例してきた。古代文明は森林を使いつぶして滅びた。米国や中国の経済規模の拡張は化石燃料の消費と連動する。原子力の元となるウラン鉱石は燃料に転換すると化石燃料よりも埋蔵量が少ない。核物質の後始末は人類には手に負えない。

 2022年11月の日本は諸物価が値上がりしている。自動販売機のコカ・コーラが150円から180円になっていた。NHKはじめメディアは消費物の価値上りをけたたましく報じる。諸物価の値上がり状況が人々の価格感情に影響するとデフレ要因の要素が変化する。インフレマインドの醸成はデフレ脱却の要素とされている。大企業と中小企業の賃金格差、正規社員と派遣や臨時社員といった雇用構造の変化と賃金格差は、低賃金層を大量につくりだした。賃金が上がらずに物価が上がる現象が過去にあった。スタグフレーションだ。180円のコカ・コーラを人は買わない。コンビニの時間賃金が上がっても30円値上がりしたコカ・コーラの価格差を補填できない。水道の水を飲んでいればいい。

 森永卓郎氏が年収300万円時代を説いたのには昔のことだ。同氏はいまは年収200万円時代を説く。年収200万円だと月の可処分所得は10万円そこそこである。親の家に住むか、親が残した家に住んで、出費のない生活をすることになる。似た条件が年金生活者の暮らしである。1990年代以降の日本は経済規模が横ばいである。この先にそれが上向くとすると、どのような要素が加わればよいのか。人口は減り続け、同時に労働人口の減少率はそれよりも大きい。

 新世代は頑張らない。コロナウイルスが蔓延する以前から頑張らない世代が世の体制を占めだしていた。コロナのパンデミック以前からこの傾向があり、パンデミックを境に頑張らなくなっていると説く経済学者がいる。米国ではサービスからモノへの移行が顕著になったのでインフレを昂進(こうしん)させた。煽りにあおる米国と中国の社会と経済の現況と頑張らない或いは頑張りたくても頑張れない日本のどちらがいいか。規模が横ばいで推移する日本の経済の下では化石燃料の利用は抑制されてきた。米国や中国と対比すると日本は現状のままでゼロカーボンの目標を実現している。在宅勤務で済んでしまう業務を労働という概念で分析するとどういうことになるのか。サービスとは主に人のために尽くすことであり人対人の対人労働である。労働とは自分に施すのではなく他人のためになされる。自作の家具、自家用の薪(まき)つくりは自分のための自家消費用の労働である。この労働は経済統計であるGDPとして数え上げられることがない。弁当、自炊は自家消費である。ニューヨークの昼食は2,500の対価を要する。朝昼晩と外食する支払いはレストタンの収入としてGDPに組み込まれる。米国のGDPの規模を疑え。川上村の標高1,450mの地に暮らす自然派作家は野菜づくりの自然からの贈り物を受けるために野菜づくりの農耕、薪づくりの樵(きこり)仕事をする。軽トラックとチェーンソウーと薪ストーブが道具として使われる。好きだったフライフィッシングは夕まずめに息抜きとしてなされ釣ったイワナは食される。

 川上村で暮らす自然派の人は大学で生物同好会に属した。のちにフライ・フィッシングの大家に変じた。養老孟司氏は幼いころに虫を見ていて母親に「どこが面白いのかね、虫なんか見て」といわれた。池田清彦氏はオーストラリア留学中に「人生は短い、虫を捕らないで働いている暇なんかない」と友人に虫捕りに誘われた。養老孟司氏は昆虫学に向かいたかったが医学部に進んだ。池田清彦氏は理学部生物学科動物学専攻に進んだ。同じ虫好きの自然派作家は文学部哲学科であった。養老孟司氏の弁。「生きるとはどういうことか、私はそれを虫や動物から学んでいる。思えば現代人は、仕方がないから行きがかりで生きている、という感じがしないでもない。まあそれでもいいけれど、必死で生きている生きものの姿は、本当に美しいんですよ」

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【資料】

計量計測のエッセー




質量の単位㎏と質量発生の科学のお話し

世界共通の単位の言語である国際単位系(SI)

地震予知に執着する矢野宏氏と鴨長明の大地震のこと

値上り4割り、変化なし6割、物価はコロナ以降の均衡を求めて動く

住まいがあって月に10万円で暮らす現代日本人の生活

計量法を知る 解らないながらも計量法をちょっとだけ知ろう

需要と供給によって決められる価格と日本のデフレ経済の現状

医・食・住と日本の経済と未来の暮らし

機械設計における遊びの要素と性能と品質の実現

計量士の権限拡大の方策

太陽光発電が原子力や水力を上回る

資源高が製造コストを持ち上げ輸出に好作用しない

戦艦大和の15m長の測距儀と水平線の向こうの標的

軍事経済と平和経済そして計量器産業

地震と火山噴火の予測と被害軽減策

計量行政は社会に共通した資本財を構成する

電動アシスト自転車の普及と技術革新

計量法のハカリの指定定期機関制度運用の現状

入学難易度によって自己を評価付けする現代の人々

地球温暖化と花見酒の経済

2022年日本経済の素描

質量の地球での振る舞いかた

質量の起源を探る

質量の起源の究明と質量計測の取回しの実際

数学者と物理学者は数式によって実現されることを事実だと考えている

重力とは 重力の単位 地球の重力値 重力の作用

池袋事故におけるハイブリット車暴走の原因は誤操作によるか機械故障か

新型コロナウイルス感染症ワクチン

走り、曲がり、止まるという車の機能にはさまざまな技術要素と交通事故

計量行政職員は計量の安全を守る護民官として位置づけられていた

カーボンニュートラルという虚構政策

科学研究費に求める成果に振り回される人々

人の言葉の基(もとい)は教養である

人口減少の事情と日本の50年先の状態

2020年日本経済の素描

机と椅子が織りなす快適値としての29cmという科学

新型コロナウイルス感染症COVID-19対応の温度計測機器

文武両道は集団催眠がもたらした言葉だ

日本の次世代経済はのみの市経済か

COVID-19に感染したら生命と財産を何とか守ってやる

バベルの塔に似た都市集中と林の中の工場との対比

新自由主義批判にも聞こえるトマス・モアのユートピア

COVID-19におびえて洞窟に3カ月避難した日本

新型コロナ対応で経済を止める愚挙

下気道感染症で300万人、下痢性疾患で140万人、結核130 万人、これと新型ウイルスを比較する

新型コロナウイルスと肺炎疾患を考える

新型コロナウイルス、現在の感染者・死者数(18日午前2時時点)AFP 2020年3月18日 5:23発信地:パリ

新型コロナウイルス感染症で体温計が市場から消えた

(不適切な表現などについては意に反するものですのでご容赦ください)

2020-06-15-japan-frightened-by-covid-19-and-evacuated-to-a-cave-for-3-months-
 
計量計測のエッセー


よく働くことを喜びとする 渋沢栄一の論語と算盤

日本の学生の無駄な一年を取り戻す

読み書きソロバンができない大学生

カーボンニュートラルという虚構政策

人の言葉の基(もとい)は教養である

人口減少の事情と日本の50年先の状態

机と椅子が織りなす快適値としての29cmという科学

新型コロナウイルス感染症COVID-19対応の温度計測機器

COVID-19に感染したら生命と財産を何とか守ってやる

バベルの塔に似た都市集中と林の中の工場との対比

新自由主義批判にも聞こえるトマス・モアのユートピア

COVID-19におびえて洞窟に3カ月避難した日本

新型コロナ対応で経済を止める愚挙

下気道感染症で300万人、下痢性疾患で140万人、結核130 万人、これと新型ウイルスを比較する

新型コロナウイルスへの国と東京都の対応の是非

新型コロナウイルス感染症で体温計が市場から消えた

新型インフルエンザ薬タミフル誤計量と天秤の改善措置

【資料】新型コロナウイルスと肺炎疾患を考える
【資料】新型コロナウイルス、現在の感染者・死者数(18日午前2時時点)AFP 2020年3月18日 5:23発信地:パリ

計測と計量管理の教養こそ計測技術者が身につけるべきこと

計測がねじ曲げられると白が黒になる(白いものを黒くしてしまう社会の掟の怖さ)

いつでも使える計量辞書としての国際単位系ページの利用

田中館愛橘の物理普及講演と寺田寅彦の物理学を元にした随筆

適正な計量の実施は国家と地方公共団体が共同して実現すべきもの

富士山より高かった八ヶ岳が崩壊すると泥流は甲府盆地の向こうまで流れた執筆 甲斐鐵太郞
韮崎と須玉に連なる丘の七里岩は八ヶ岳崩壊による岩屑(がんせつ)なだれの跡だ


計量計測のエッセー ( 2018年1月22日から日本計量新報の社説と同じ内容の論説です)

素直でない人は嘘をつく 素直とは正直者のことだ

法人とその構成員の意欲と能力を映し出しているwebサイト

数値や言葉を翻訳変換して診断する

大手情報媒体が低俗化しフェイク情報が充満する

人は他の人を映し鏡として生きる意義を成立されている

カメラの撮影枚数にみる技術開発とリチウムイオン電池


地が裂け山が崩れ洪水が人を襲う日本の自然(ハザードマップは人が住んではならない場所を示す地図だ

球速表示160kmは確かか(球速表示160kmは信ずるに値するものなのか)

内需依存型産業社会日本と人口減少社会の在り方

(タイトル)
控えめな計量法が適用されて実現する平和な社会
(サブタイトル)キログラムの単位記号はkgでありKGではない。メートルの単位記号はmでありMではない。

計量の教養こそ身に付けるべき課題だ

0.1%の計量器の検定・検査が世のなかに適正計量を実現をもたらす

地が裂け山が崩れ洪水が人を襲う日本の自然(ハザードマップは人が住んではならない場所を示す地図だ
見えないモノを見えるようにする計測技術
強い欲求をもっているとニーズは自ずと分かるものらしい
すべては丈夫な身体と丈夫な心あってこそ
消費は人口減少の度合いで減りGDPも同様に推移する
キログラムは新定義を満足させたうえ50 µgから10 µgに精度向上
質量と重量の違い及び質量の単位キログラムの定義変更
規則に照らせば不正でも総合性能としては問題ない事柄
バベルの塔とノアの箱舟の伝説と旧カヤバ工業の免震性能偽装
計量と計測は人の間にどのようにかかわるか
自動ハカリの検定実施は日本の計量制度に大きな転換をもたらす
2018年11月16日開催の国際度量衡総会で質量の単位キログラム(kg)を定義変更
日本人の頭骨の変化を計測値が示す副題(鎌倉時代の日本人の頭は前後に長い形をしていた)
優良事業所が適正計量管理事業所の指定を受ける社会的責任
計測の目的と求められる確かを考える
地方計量行政の模範県を躊躇なく真似たい
自動ハカリの指定検定機関制度と行政組織の関わり方
1%の検定で計量の安全を実現している日本の計量制度
自動ハカリの指定定期検査機関の動向を観察する
計測の在り方と計測値の表示をめぐる諸事情
計量協会webサイトから日本の計量行政の未来が見える
光波干渉測定システムはアインシュタインの理論を事実として確認した
収賄で終身刑になる中国要人と首相をかばい罪に問われる日本の官僚

ウィキペディアによる計量の世界の説明は1割ほど
時代の波と計量器産業の浮き沈み
世界でも範たる状態を築いている日本の計量行政
中国では日本以上の人口減少状態が出現している
ハカリの定期検査実施漏れは計量憲法である計量法違反だ
城下町の鍛冶屋が日本の産業の元になった
山口高志投手の球がベース通過時点で一番速かった
福島産の農産物と海産物と放射線測定器
通信と自己診断機能は計量器の法制度を変える
計れと人を管理したQC運動に対比される品質工学
モノの数量表現と性質表現の仕組みである国際単位系(SI)
計量法の実質の内容を変える政省令の理解と解釈
ハンドルで曲がらずブレーキで車は止まらない
計量計測のエッセー

学校は記憶容量とアプリケーションを確認するところ
計量検定所長の仕事は検査機関運営費をたっぷりと確保すること
社会の計量の安全の確保は住民サービスの基礎
神鋼素材は計測器性能に影響がない
田中舘愛橘の志賀潔と中村清二への教え方

自動ハカリの検定実施は日本の計量制度に大きな転換をもたらす
2018年11月16日開催の国際度量衡総会で質量の単位キログラム(kg)を定義変更
事実は小説よりも奇なり 二つの事件
計測システムがわかることが計測における教養だ
世の中は計測でできている
計測の目的と精密さの実現の整合
日本人の頭骨の変化を計測値が示す副題(鎌倉時代の日本人の頭は前後に長い形をしていた)
優良事業所が適正計量管理事業所の指定を受ける社会的責任
計測の目的と求められる確かを考える
地方計量行政の模範県を躊躇なく真似たい
自動ハカリの指定検定機関制度と行政組織の関わり方
1%の検定で計量の安全を実現している日本の計量制度

学校は記憶容量とアプリケーションを確認するところ
計量検定所長の仕事は検査機関運営費をたっぷりと確保すること
社会の計量の安全の確保は住民サービスの基礎
神鋼素材は計測器性能に影響がない
田中舘愛橘の志賀潔と中村清二への教え方

 
旅のエッセー集 essay and journey(essay of journey) 

滋賀県・草津市の宿で王将の餃子をたべた

京都三条の街は気詰まりで滅入る

神戸は港町だが山の街でもあり大都市だ


神戸は港町だが山の街でもあり大都市だ

霧ヶ峰 雪景色

秩父札所二十四番 光智山法泉寺

6月24日の霧ヶ峰高原道路だ。強清水から車山・肩駐車場に向かって走る

正月の下呂温泉は一夜にして白銀の世界になった

上高地 晩夏

風の子の子供たちですが人は風邪を引いてはなりません

川崎大師平間寺で願い事をする

霧ヶ峰高原の八島湿原の周りに出現する景色(2)
薄く積もった雪道を踏みしめる。クロカン四駆の世界だ。

霧ヶ峰高原の八島湿原の周りに出現する景色

霧ヶ峰高原 晩秋の八島湿原

霧ヶ峰高原 晩秋

和歌山市加太港の浜に立つ

山梨県牧丘村で秋の風景に出会った。今は新しい市になっているがその名は知らない。

ダイヤモンド富士

酉の市(おとりさま)

浅草の浅草寺界隈に足を向けた 外人がいて蜘蛛の巣の鉄塔が見えた

旧塩山の恵林寺界隈を見物した

仙台藩と青葉城

カラスウリが赤くなって秋です

スズランが赤い実を付ける秋の始まりです
 
 
 
旅のエッセー集 essay and journey(essay of journey) 

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