読み書きソロバンができない大学生
College students who cannot read and write abacus
日本の社会にはやりたい仕事、満足する仕事、満足する報酬の仕事は少ない。
読み書きソロバンができない大学生
計量計測のエッセー 
読み書きソロバンができない大学生

長野県南佐久郡の野辺山にある電波望遠鏡。

(タイトル)

読み書きソロバンができない大学生

(本文)


 韓国を3年前に視察したときに聴かれたことの筆頭は学歴と有名大企業と官庁への就職のことがあった。韓国ではソウル市にある有名三大学に入学することが職を得ることの条件になっていた。これに失敗して日本の一橋大学に入学したことを役人が語っていた。親の関心は師弟の大学進学と有名企業への入社であった。韓国の有名企業とは財閥系であり、財閥企業に職を求めることが生活の安定につながる。そのように韓国の人々は考えている。

 日本では社長を一番多く排出する大学が日本大学である。財閥系の大企業に就職する日本大学の卒業生は少ない。東大、京大、早慶の順に有名企業のキャリアの椅子が埋めれる。日大卒業生は海のものとも山のものともわからない企業に放り込まれる。企業生命30年説の真否は別にして小さな企業が大きくなることは世に山ほど起こる。宝をつかむことができる者はどちらなのか。銀行は店舗を閉鎖し続けている。東京大学理学部大学院修士課程を終えた者を大銀行が採用して法人営業とトレーディング業務をさせた。この者は何かを期待して入行したものの場違いであると考えるようになった。職を移した先は国のある省であり社会人採用枠キャリア組であった。採用の競争倍率は100倍を超えていた。

 日本の産業はトヨタ自動車の一人勝ちの一本足打法だ。三重県亀山市を訪れるとシャープの工場は跡形もなかった。江戸期からの亀山城の横に亀山市役所があり高等学校のグランドがみえた。シャープは台湾の会社の所有物になっている。日本の大企業の資本の3割は外国資本が占めている。3割以上を外国資本が占めている企業は外資系企業であるから日本の大企業はみな外資系だ。コロナ災害で窮地に陥ったホテルを外国資本が二束三文で買う。ホテル運営は派遣社員を使う。日本語を教えたアジア人を受付けに配置する。安い宿泊料の背景はこのようになっている。有名な大ホテルが一足先にこのようになっていた。

 人にとって働きがいとは何であるか。企業は大学生に向かって自己実現を説く。大企業の名前から仕事の内容を知ることはできないからその職場に自己実現を想像することは難しい。東京大学理学部や工学部の学生の8割ほどは大学院に進む。先端技術を学んでいると技術と社会の隙間がわかる。日立や東芝に自己実現を見いだせないから大学院を修了すると起業する。日立や東芝がしても良いことだができないでいることを東大工学部の院修了者は見つけ出してビジネスにする。必ずできるし、社会が必要としていて取引が成立することを知っている。ソニーは似たようにして創業された。

 日本の社会にはやりたい仕事、満足する仕事、満足する報酬の仕事は少ない。やりたいことや満足するという気持ちは社会や親によって与えられる。やりたい仕事は大会社に入ることに置き換えられる。そこで働いて満足する人はよい。そうでないことが普通だ。世の中のことはわからないのだから与えられた仕事に全力で取り組むしかない。その仕事は社会の穴を埋めるものである。社会はそのようにしてできている。一つの穴を埋めているとそれが認められて、別の場所が与えられる。その穴を埋めているともう一つ大きな穴が与えられる。キャリアアップとはそのようなことではないのか。企業での昇進とはそのようなことだ。何がどのように災禍し福をもたらすかわからない。コロナ災害は巡って人に幸福をもたらすかも知れない。これをも万事塞翁が馬という。大学卒業で希望した職場と違っていても本当に嫌なら辞めてしまえと考えて人はそこで踏ん張るしかないではないか。

 日本の人々は6割ほどが大学に進む。大学とは高等教育の場であるけれど高等教育を受けた痕跡は薄い。読むことができないし、書くこともできない。算盤(そろばん)だって如何ほどか疑わしい。数的処理能力は算盤能力である。国家公務員試験などの試験を終えると数理処理を忘れる。東大を受験する準備をしていて慶応の文学部に入学すると数学をきれいさっぱり忘れたと白状する大学教授がいる。書くとは漢字を表記することだけではない。文章を作ることでもあるる。日常の若者の言葉が土台になっているから文章は書けない。文章にちりばめられた漢字、漢語は意味が違う。文章の立て付けのその場に配置してはならないことを知らない。

 社会は不幸にも知的要素を多く盛り込んだ業務をさほど多くは用意していない。1951年に22万人だった大学生は2020年には262万人になっている。6割の高校生が大学に進む。大学卒業者が知的労働に就くことはできない社会構造なのだ。大学生の8割は知的業務と無縁の職場で働く。用意されているのは現業である。知的劣化の激しい大学生たちには丁度良いという皮肉な現状がある。悲しいことに日本の大学生の読書量は米国人のそれの四分の一である。読書の内容も試験勉強の延長であり考えること、調べることのためではなく、就職試験のための暗記方式である。日本の社会は大学生の膨らんだ欲求に見合う職場や職業を用意していない。韓国の大学生と社会の現状がそのようである。ドコモの現業の人々の学歴は中堅私大卒が多い。ドコモショップはフランチャイズであるのが普通だ。10年働いた後にどのような持ち場が用意されるのか危惧される。

2021-03-8-college-students-who-cannot-read-and-write-abacus-
 
計量計測のエッセー

よく働くことを喜びとする 渋沢栄一の論語と算盤

日本の学生の無駄な一年を取り戻す

読み書きソロバンができない大学生

カーボンニュートラルという虚構政策

人の言葉の基(もとい)は教養である

人口減少の事情と日本の50年先の状態

机と椅子が織りなす快適値としての29cmという科学

新型コロナウイルス感染症COVID-19対応の温度計測機器

COVID-19に感染したら生命と財産を何とか守ってやる

バベルの塔に似た都市集中と林の中の工場との対比

新自由主義批判にも聞こえるトマス・モアのユートピア

COVID-19におびえて洞窟に3カ月避難した日本

新型コロナ対応で経済を止める愚挙

下気道感染症で300万人、下痢性疾患で140万人、結核130 万人、これと新型ウイルスを比較する

新型コロナウイルスへの国と東京都の対応の是非

新型コロナウイルス感染症で体温計が市場から消えた

新型インフルエンザ薬タミフル誤計量と天秤の改善措置

【資料】新型コロナウイルスと肺炎疾患を考える
【資料】新型コロナウイルス、現在の感染者・死者数(18日午前2時時点)AFP 2020年3月18日 5:23発信地:パリ

計測と計量管理の教養こそ計測技術者が身につけるべきこと

計測がねじ曲げられると白が黒になる(白いものを黒くしてしまう社会の掟の怖さ)

いつでも使える計量辞書としての国際単位系ページの利用

田中館愛橘の物理普及講演と寺田寅彦の物理学を元にした随筆

適正な計量の実施は国家と地方公共団体が共同して実現すべきもの

富士山より高かった八ヶ岳が崩壊すると泥流は甲府盆地の向こうまで流れた執筆 甲斐鐵太郞
韮崎と須玉に連なる丘の七里岩は八ヶ岳崩壊による岩屑(がんせつ)なだれの跡だ


計量計測のエッセー ( 2018年1月22日から日本計量新報の社説と同じ内容の論説です)

素直でない人は嘘をつく 素直とは正直者のことだ

法人とその構成員の意欲と能力を映し出しているwebサイト

数値や言葉を翻訳変換して診断する

大手情報媒体が低俗化しフェイク情報が充満する

人は他の人を映し鏡として生きる意義を成立されている

カメラの撮影枚数にみる技術開発とリチウムイオン電池


地が裂け山が崩れ洪水が人を襲う日本の自然(ハザードマップは人が住んではならない場所を示す地図だ

球速表示160kmは確かか(球速表示160kmは信ずるに値するものなのか)

内需依存型産業社会日本と人口減少社会の在り方

(タイトル)
控えめな計量法が適用されて実現する平和な社会
(サブタイトル)キログラムの単位記号はkgでありKGではない。メートルの単位記号はmでありMではない。

計量の教養こそ身に付けるべき課題だ

0.1%の計量器の検定・検査が世のなかに適正計量を実現をもたらす

地が裂け山が崩れ洪水が人を襲う日本の自然(ハザードマップは人が住んではならない場所を示す地図だ
見えないモノを見えるようにする計測技術
強い欲求をもっているとニーズは自ずと分かるものらしい
すべては丈夫な身体と丈夫な心あってこそ
消費は人口減少の度合いで減りGDPも同様に推移する
キログラムは新定義を満足させたうえ50 µgから10 µgに精度向上
質量と重量の違い及び質量の単位キログラムの定義変更
規則に照らせば不正でも総合性能としては問題ない事柄
バベルの塔とノアの箱舟の伝説と旧カヤバ工業の免震性能偽装
計量と計測は人の間にどのようにかかわるか
自動ハカリの検定実施は日本の計量制度に大きな転換をもたらす
2018年11月16日開催の国際度量衡総会で質量の単位キログラム(kg)を定義変更
日本人の頭骨の変化を計測値が示す副題(鎌倉時代の日本人の頭は前後に長い形をしていた)
優良事業所が適正計量管理事業所の指定を受ける社会的責任
計測の目的と求められる確かを考える
地方計量行政の模範県を躊躇なく真似たい
自動ハカリの指定検定機関制度と行政組織の関わり方
1%の検定で計量の安全を実現している日本の計量制度
自動ハカリの指定定期検査機関の動向を観察する
計測の在り方と計測値の表示をめぐる諸事情
計量協会webサイトから日本の計量行政の未来が見える
光波干渉測定システムはアインシュタインの理論を事実として確認した
収賄で終身刑になる中国要人と首相をかばい罪に問われる日本の官僚

ウィキペディアによる計量の世界の説明は1割ほど
時代の波と計量器産業の浮き沈み
世界でも範たる状態を築いている日本の計量行政
中国では日本以上の人口減少状態が出現している
ハカリの定期検査実施漏れは計量憲法である計量法違反だ
城下町の鍛冶屋が日本の産業の元になった
山口高志投手の球がベース通過時点で一番速かった
福島産の農産物と海産物と放射線測定器
通信と自己診断機能は計量器の法制度を変える
計れと人を管理したQC運動に対比される品質工学
モノの数量表現と性質表現の仕組みである国際単位系(SI)
計量法の実質の内容を変える政省令の理解と解釈
ハンドルで曲がらずブレーキで車は止まらない
計量計測のエッセー

学校は記憶容量とアプリケーションを確認するところ
計量検定所長の仕事は検査機関運営費をたっぷりと確保すること
社会の計量の安全の確保は住民サービスの基礎
神鋼素材は計測器性能に影響がない
田中舘愛橘の志賀潔と中村清二への教え方

自動ハカリの検定実施は日本の計量制度に大きな転換をもたらす
2018年11月16日開催の国際度量衡総会で質量の単位キログラム(kg)を定義変更
事実は小説よりも奇なり 二つの事件
計測システムがわかることが計測における教養だ
世の中は計測でできている
計測の目的と精密さの実現の整合
日本人の頭骨の変化を計測値が示す副題(鎌倉時代の日本人の頭は前後に長い形をしていた)
優良事業所が適正計量管理事業所の指定を受ける社会的責任
計測の目的と求められる確かを考える
地方計量行政の模範県を躊躇なく真似たい
自動ハカリの指定検定機関制度と行政組織の関わり方
1%の検定で計量の安全を実現している日本の計量制度

学校は記憶容量とアプリケーションを確認するところ
計量検定所長の仕事は検査機関運営費をたっぷりと確保すること
社会の計量の安全の確保は住民サービスの基礎
神鋼素材は計測器性能に影響がない
田中舘愛橘の志賀潔と中村清二への教え方

 
旅のエッセー集 essay and journey(essay of journey) 

滋賀県・草津市の宿で王将の餃子をたべた

京都三条の街は気詰まりで滅入る

神戸は港町だが山の街でもあり大都市だ


神戸は港町だが山の街でもあり大都市だ

霧ヶ峰 雪景色

秩父札所二十四番 光智山法泉寺

6月24日の霧ヶ峰高原道路だ。強清水から車山・肩駐車場に向かって走る

正月の下呂温泉は一夜にして白銀の世界になった

上高地 晩夏

風の子の子供たちですが人は風邪を引いてはなりません

川崎大師平間寺で願い事をする

霧ヶ峰高原の八島湿原の周りに出現する景色(2)
薄く積もった雪道を踏みしめる。クロカン四駆の世界だ。

霧ヶ峰高原の八島湿原の周りに出現する景色

霧ヶ峰高原 晩秋の八島湿原

霧ヶ峰高原 晩秋

和歌山市加太港の浜に立つ

山梨県牧丘村で秋の風景に出会った。今は新しい市になっているがその名は知らない。

ダイヤモンド富士

酉の市(おとりさま)

浅草の浅草寺界隈に足を向けた 外人がいて蜘蛛の巣の鉄塔が見えた

旧塩山の恵林寺界隈を見物した

仙台藩と青葉城

カラスウリが赤くなって秋です

スズランが赤い実を付ける秋の始まりです
 
 
 
旅のエッセー集 essay and journey(essay of journey) 

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