軍事経済と平和経済そして計量器産業
Military economy, peace economy and measuring instrument industry
軍事経済と平和経済そして計量器産業
軍事経済と平和経済そして計量器産業
計量計測のエッセー
軍事経済と平和経済そして計量器産業


霧ヶ峰の滑空場から舞い上がったグライダー。八ヶ岳上空を旋回する。
軍事経済と平和経済そして計量器産業

(本文)



 NHKのドキュメンタリー番組が取り扱っていたのは、貨幣経済に取り込まれていく人々と、貨幣経済に背を向けて生きていく人々のようすであった。原住民という呼び方をされる人々である。裕福さは人の欲望となり、お金は裕福さを実現するために追い求める対象となることが描かれていた。お金を拒否する生活をつづけようとする原住民は文明との交わりを避けて森の中に消えていった。富の代償としてお金を追い求める原住民は貧しくても平和な生活が破壊されて市場経済の世界に組み入れられて、民族や部族の慣習や文化を失う。森林開発で森を失った人々は森での生活ができなくなって消えていった。森の生活から貨幣経済への生活に切り替えた人々は習俗や文化を失って市中の生活に紛れ込んだ。ドキュメンタリー番組では、グローバル経済とローカル経済としての森の生活の二つが対置されていた。

 日本のホテルが米国資本に買われている。銀行を含めて日本の企業と経済に占める米国や海外資本の規模が拡大している。株式市場が生み出す利益は誰が手にしているのか。株取引がにぎわっても平均以下の生活水準の日本の人々は恩恵を直接には受けない。金融資本主義が大手を振るようになる過程で日本の人々の心に刻み込まれるようになったのがコスト・パフォーマンスであり、二択、三択といったチョイス概念であり、このことが思考様式ならびに行動様式になっている。新自由主義とは、競争志向を正統化するための市場原理主義としての資本主義経済体制のことである。すなわち自己責任を基本に小さな政府を推進し、均衡財政、福祉・公共サービスなどの縮小、公営事業の民営化、グローバル化を前提とした経済政策、規制緩和による競争促進、労働者保護廃止といった経済政策とその体系が骨子をなしている。ミルトン・フリードマン、フリードリヒ・ハイエクなどが新自由主義を唱え、レーガンやマーガレット・サッチャー、中曽根康弘、小泉純一郎がこれを政治の場面で実行に移した。

 小泉純一郎内閣では日本の市場を米国に向けて開放する政策を実施した。金融、保険、物流の分野で米国など海外資本が日本に大量に流入して、日本経済への作用の度合いを高めた。資本が国境を自由に超えてあらゆる国で活発に動く。ソビエト連邦や東欧の社会主義国家が崩壊したことで、国家管理の経済に代わって欧米の金融資本が活動するようになった。個人の自由や市場原理の優先は、国際金融資本の跳梁(ちょうりょう)の場を用意した。ロシア経済は国際金融資本とロシアの起業家との結びつき、ロシアの一部の者が大富豪となった。果たしてロシア経済は国際マネーに支配されたのではないかという疑いがある。日本の場合と同じように。

 軍事経済、戦争経済の経済構造ができあがっている米国は東西冷戦が終わってもこの体制を変換できない。戦争経済の維持は兵器を消費することである。アフガン戦争、イラク進行がこの路線のなかにあった。世の中でおきている紛争や戦争をみるときに米国の戦争経済を考慮しなければならない。日本が米・英との戦争は半ば仕組まれていた。日本の国内における軍国主義と徴兵と軍事産業は戦争依存の体質を強めていた。軍国主義下で政治は富国強兵の覇権を競った。明確な意識なしに国論がある一つの方向に進む。政治の動きには警戒を要する。

 明治維新は近代国家をつくりあげることに暗黙のの目的があった。国民は兵隊になることを義務付けられ、強い国家と強い兵隊に憧れた。どのような子でも勉学に秀でれば上級学校に進んで資格を得、将校にも官吏にも大学教授にもなれた。農業が八割の国、日本は欧米先進国に渡り合う産業と軍備を持とうとした。日本は日清戦争と日露戦争で勝利したことになっている。日本の優位を見出すことができるとしても、これを境に軍国主義精神が飛び上がり、軍部と政治と経済と天皇制度がからんで一線を越えた。軍需が過半では経済は耐えない。米国でも英国でも兵器製造に国民が駆り出された。戦争末期の日本では高等女学校や旧制中学校、その上級の学校生徒の生活は軍需工場での労働であった。

 国と国との言い争いが高じると紛争になり武力を行使することにつながる。武力を行使しないで意見の違いを上手に解決したい。国際紛争の社会と政治状況のもとで軍国主義に走って、生活物資の製造がおろそかにしたために塗炭の苦しみを経験したのが日本人である。激して自己を見失ってはならない。ロシアのウクライナへの軍事侵攻は悪である。悪であるからということでロシアだけを責める論理には警戒を要する。パールハーバーを忘れるなと対日戦を強く構えた米国のことがある。勧善懲悪という考えには危うさが潜む。戦中の軍国主義者が敗戦と同時に社会主義を奉ずるようになったことは知られてる。その社会主義者がしばらくすると体制の側に身を潜めて、場合によっては保守どころではなく極右の政治家になった。軍事用の飛行機を造っていた二つの会社が戦後は計量器製造の日本の第一級の企業になった。軍事経済から平和経済への見事な転換であった。平和のための産業に対して軍事のための産業が優位になることを危惧する。

2022-05-16-military-economy-peace-economy-and-measuring-instrument-industry-

【資料】

計量計測のエッセー

計量士の権限拡大の方策

太陽光発電が原子力や水力を上回る

軍事経済と平和経済そして計量器産業

地震と火山噴火の予測と被害軽減策

計量行政は社会に共通した資本財を構成する

電動アシスト自転車の普及と技術革新

計量法のハカリの指定定期機関制度運用の現状

入学難易度によって自己を評価付けする現代の人々

地球温暖化と花見酒の経済

2022年日本経済の素描

質量の地球での振る舞いかた

質量の起源を探る

質量の起源の究明と質量計測の取回しの実際

数学者と物理学者は数式によって実現されることを事実だと考えている

重力とは 重力の単位 地球の重力値 重力の作用

池袋事故におけるハイブリット車暴走の原因は誤操作によるか機械故障か

新型コロナウイルス感染症ワクチン

走り、曲がり、止まるという車の機能にはさまざまな技術要素と交通事故

計量行政職員は計量の安全を守る護民官として位置づけられていた

カーボンニュートラルという虚構政策

科学研究費に求める成果に振り回される人々

人の言葉の基(もとい)は教養である

人口減少の事情と日本の50年先の状態

2020年日本経済の素描

机と椅子が織りなす快適値としての29cmという科学

新型コロナウイルス感染症COVID-19対応の温度計測機器

文武両道は集団催眠がもたらした言葉だ

日本の次世代経済はのみの市経済か

COVID-19に感染したら生命と財産を何とか守ってやる

バベルの塔に似た都市集中と林の中の工場との対比

新自由主義批判にも聞こえるトマス・モアのユートピア

COVID-19におびえて洞窟に3カ月避難した日本

新型コロナ対応で経済を止める愚挙

下気道感染症で300万人、下痢性疾患で140万人、結核130 万人、これと新型ウイルスを比較する

新型コロナウイルスと肺炎疾患を考える

新型コロナウイルス、現在の感染者・死者数(18日午前2時時点)AFP 2020年3月18日 5:23発信地:パリ

新型コロナウイルス感染症で体温計が市場から消えた

(不適切な表現などについては意に反するものですのでご容赦ください)

2020-06-15-japan-frightened-by-covid-19-and-evacuated-to-a-cave-for-3-months-
 
計量計測のエッセー


よく働くことを喜びとする 渋沢栄一の論語と算盤

日本の学生の無駄な一年を取り戻す

読み書きソロバンができない大学生

カーボンニュートラルという虚構政策

人の言葉の基(もとい)は教養である

人口減少の事情と日本の50年先の状態

机と椅子が織りなす快適値としての29cmという科学

新型コロナウイルス感染症COVID-19対応の温度計測機器

COVID-19に感染したら生命と財産を何とか守ってやる

バベルの塔に似た都市集中と林の中の工場との対比

新自由主義批判にも聞こえるトマス・モアのユートピア

COVID-19におびえて洞窟に3カ月避難した日本

新型コロナ対応で経済を止める愚挙

下気道感染症で300万人、下痢性疾患で140万人、結核130 万人、これと新型ウイルスを比較する

新型コロナウイルスへの国と東京都の対応の是非

新型コロナウイルス感染症で体温計が市場から消えた

新型インフルエンザ薬タミフル誤計量と天秤の改善措置

【資料】新型コロナウイルスと肺炎疾患を考える
【資料】新型コロナウイルス、現在の感染者・死者数(18日午前2時時点)AFP 2020年3月18日 5:23発信地:パリ

計測と計量管理の教養こそ計測技術者が身につけるべきこと

計測がねじ曲げられると白が黒になる(白いものを黒くしてしまう社会の掟の怖さ)

いつでも使える計量辞書としての国際単位系ページの利用

田中館愛橘の物理普及講演と寺田寅彦の物理学を元にした随筆

適正な計量の実施は国家と地方公共団体が共同して実現すべきもの

富士山より高かった八ヶ岳が崩壊すると泥流は甲府盆地の向こうまで流れた執筆 甲斐鐵太郞
韮崎と須玉に連なる丘の七里岩は八ヶ岳崩壊による岩屑(がんせつ)なだれの跡だ


計量計測のエッセー ( 2018年1月22日から日本計量新報の社説と同じ内容の論説です)

素直でない人は嘘をつく 素直とは正直者のことだ

法人とその構成員の意欲と能力を映し出しているwebサイト

数値や言葉を翻訳変換して診断する

大手情報媒体が低俗化しフェイク情報が充満する

人は他の人を映し鏡として生きる意義を成立されている

カメラの撮影枚数にみる技術開発とリチウムイオン電池


地が裂け山が崩れ洪水が人を襲う日本の自然(ハザードマップは人が住んではならない場所を示す地図だ

球速表示160kmは確かか(球速表示160kmは信ずるに値するものなのか)

内需依存型産業社会日本と人口減少社会の在り方

(タイトル)
控えめな計量法が適用されて実現する平和な社会
(サブタイトル)キログラムの単位記号はkgでありKGではない。メートルの単位記号はmでありMではない。

計量の教養こそ身に付けるべき課題だ

0.1%の計量器の検定・検査が世のなかに適正計量を実現をもたらす

地が裂け山が崩れ洪水が人を襲う日本の自然(ハザードマップは人が住んではならない場所を示す地図だ
見えないモノを見えるようにする計測技術
強い欲求をもっているとニーズは自ずと分かるものらしい
すべては丈夫な身体と丈夫な心あってこそ
消費は人口減少の度合いで減りGDPも同様に推移する
キログラムは新定義を満足させたうえ50 µgから10 µgに精度向上
質量と重量の違い及び質量の単位キログラムの定義変更
規則に照らせば不正でも総合性能としては問題ない事柄
バベルの塔とノアの箱舟の伝説と旧カヤバ工業の免震性能偽装
計量と計測は人の間にどのようにかかわるか
自動ハカリの検定実施は日本の計量制度に大きな転換をもたらす
2018年11月16日開催の国際度量衡総会で質量の単位キログラム(kg)を定義変更
日本人の頭骨の変化を計測値が示す副題(鎌倉時代の日本人の頭は前後に長い形をしていた)
優良事業所が適正計量管理事業所の指定を受ける社会的責任
計測の目的と求められる確かを考える
地方計量行政の模範県を躊躇なく真似たい
自動ハカリの指定検定機関制度と行政組織の関わり方
1%の検定で計量の安全を実現している日本の計量制度
自動ハカリの指定定期検査機関の動向を観察する
計測の在り方と計測値の表示をめぐる諸事情
計量協会webサイトから日本の計量行政の未来が見える
光波干渉測定システムはアインシュタインの理論を事実として確認した
収賄で終身刑になる中国要人と首相をかばい罪に問われる日本の官僚

ウィキペディアによる計量の世界の説明は1割ほど
時代の波と計量器産業の浮き沈み
世界でも範たる状態を築いている日本の計量行政
中国では日本以上の人口減少状態が出現している
ハカリの定期検査実施漏れは計量憲法である計量法違反だ
城下町の鍛冶屋が日本の産業の元になった
山口高志投手の球がベース通過時点で一番速かった
福島産の農産物と海産物と放射線測定器
通信と自己診断機能は計量器の法制度を変える
計れと人を管理したQC運動に対比される品質工学
モノの数量表現と性質表現の仕組みである国際単位系(SI)
計量法の実質の内容を変える政省令の理解と解釈
ハンドルで曲がらずブレーキで車は止まらない
計量計測のエッセー

学校は記憶容量とアプリケーションを確認するところ
計量検定所長の仕事は検査機関運営費をたっぷりと確保すること
社会の計量の安全の確保は住民サービスの基礎
神鋼素材は計測器性能に影響がない
田中舘愛橘の志賀潔と中村清二への教え方

自動ハカリの検定実施は日本の計量制度に大きな転換をもたらす
2018年11月16日開催の国際度量衡総会で質量の単位キログラム(kg)を定義変更
事実は小説よりも奇なり 二つの事件
計測システムがわかることが計測における教養だ
世の中は計測でできている
計測の目的と精密さの実現の整合
日本人の頭骨の変化を計測値が示す副題(鎌倉時代の日本人の頭は前後に長い形をしていた)
優良事業所が適正計量管理事業所の指定を受ける社会的責任
計測の目的と求められる確かを考える
地方計量行政の模範県を躊躇なく真似たい
自動ハカリの指定検定機関制度と行政組織の関わり方
1%の検定で計量の安全を実現している日本の計量制度

学校は記憶容量とアプリケーションを確認するところ
計量検定所長の仕事は検査機関運営費をたっぷりと確保すること
社会の計量の安全の確保は住民サービスの基礎
神鋼素材は計測器性能に影響がない
田中舘愛橘の志賀潔と中村清二への教え方

 
旅のエッセー集 essay and journey(essay of journey) 

滋賀県・草津市の宿で王将の餃子をたべた

京都三条の街は気詰まりで滅入る

神戸は港町だが山の街でもあり大都市だ


神戸は港町だが山の街でもあり大都市だ

霧ヶ峰 雪景色

秩父札所二十四番 光智山法泉寺

6月24日の霧ヶ峰高原道路だ。強清水から車山・肩駐車場に向かって走る

正月の下呂温泉は一夜にして白銀の世界になった

上高地 晩夏

風の子の子供たちですが人は風邪を引いてはなりません

川崎大師平間寺で願い事をする

霧ヶ峰高原の八島湿原の周りに出現する景色(2)
薄く積もった雪道を踏みしめる。クロカン四駆の世界だ。

霧ヶ峰高原の八島湿原の周りに出現する景色

霧ヶ峰高原 晩秋の八島湿原

霧ヶ峰高原 晩秋

和歌山市加太港の浜に立つ

山梨県牧丘村で秋の風景に出会った。今は新しい市になっているがその名は知らない。

ダイヤモンド富士

酉の市(おとりさま)

浅草の浅草寺界隈に足を向けた 外人がいて蜘蛛の巣の鉄塔が見えた

旧塩山の恵林寺界隈を見物した

仙台藩と青葉城

カラスウリが赤くなって秋です

スズランが赤い実を付ける秋の始まりです
 
 
 
旅のエッセー集 essay and journey(essay of journey) 

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