霧ヶ峰 雪景色
霧ヶ峰 雪景色
 
霧ヶ峰 雪景色
雪が降ったあとの気象観測装置のである。


霧ヶ峰 雪景色
アルプスの見える丘の上道祖神に雪が積もる。


霧ヶ峰 雪景色
車山には登山をする人の姿があった。空が青い。


霧ヶ峰 雪景色
ダケカンバに氷が着く。雨が付いて凍れば雨氷である。


霧ヶ峰 雪景色

 冬休みにもNHKラジオは「子供電話相談室」を開設した。恐竜、宇宙、ロボット、昆虫、植物といった内容であった。相談の項目はNHKが決めたのだが子供たちの関心ごとでもあるのだろう。

 恐竜博士の子供は多い。図鑑をみて覚えられるからだ。宇宙のことは少しは知っているが理解の範囲を超えるようだ。ラジオを聞いているこちらは素っ頓狂な質問を楽しみにしている。越冬する昆虫の蛹(さなぎ)は凍らないのですか、というのにはどっきりする。凍らないのである。凍れば大体は死ぬ。

 そのような子供たちだが図鑑とインターネットなどからの知識によって頭を充満させている。目の前にある現実を見ない。これは変だ。日本の子供たちは変な世界を生きているのではないか、と疑う。子供の世界は大人がつくった。大人の世界に怪しさがある。テレビに登場する街角でインタビューを受ける大人のもっともらしい回答はすべてどこかで聞いた内容である。何を考えているかは別にして放送は選択されたものなのだ。

 思い立って雪がある山にでかける。吹雪の山道でタイヤが効かなくて立ち往生することがある。雪山の霧は伸ばした腕をも隠す。晴れて空が青いと気持ちも晴れる。人の心は健康であればお天気に連動する。「雨に歌えば」とは恋して心が晴れている状況だ。

都会のビルディング形式の住居で暮らし学校に行って塾に通って学校の成績で進むことができる学校が決まり、その延長で収入が見通せる社会であるが、危機は突然にやってくるから恐ろしい。

 自分は何がやりたいかが大事であると多くの日本人が思っているらしく外国に行ってこのことを子供に質問する。外国の子供は地に足が付いているから立派な大人になると答える。それが料理人であったりするから選べる職業の選択の幅は狭いのも知っているのだ。

 自分が何がやりたいかではなく、何ができるか、を考えることが大事だ。このことを問い返すと自分にできることが少ないことがわかる。自分にできることをつくるには時間をかけて訓練するしかない。これはまた自分で思って考えてつくるのではない。いやいやながらしている仕事の結果として自分にできることが身に付くことが多い。

 ある大学の理事長を訪ねて今どきの学生のしていることを確かめることになった。大学とは学問をするところではなくリポートを誤魔化してでも書き上げる場所のようだ。社会科学系の中堅私大であった。卒業したものの職業をながめると携帯・スマホの売り子というのが平均した様子だ。セールスの仕事が性に合わなければコンビニ人間になる。8割の人が高校卒業後にそれ以上の学校に行く社会がもたらす現象である。

 携帯スマホの販売店に泥足で入った人がいた。泥は早く掃除して取り除いたほうがよい。客がしてきしても店員は対応しなかった。マニュアルにないことだったのだ。

マニュアルという規律に従うことを訓練する場所が高等教育機関であるようで、大学などという8割もの高校生が進むところでの教育なのだ。戦前は小学校にすべての子供をいれて兵隊になるための素地をつくった。現代は8割の高校生をその先の教育の場所に送り込んで産業の兵隊にする。

 日本の首相が物事を考えているか疑わしい。恐らく何も考えていない。何人かの首相のようすをみればそれがわかる。歴代首相というと語弊があるからあえて言わない。国会議員も同じように何も考えていない。何も考えていない人々によって運営されている日本の社会である。末恐ろしい。

 自然が破壊され変わったという。武蔵野の野であった関東平野の変わりようは劇的である。それでも奥へと進むと山が近づき山のあたりは大して変わってはいない。狸もキツネもイノシシも鹿もいる。放ってある畑は藪になりやがて林になる。

 霧ヶ峰高原は美しいという。この山の美しさは牛の放牧のために山林を焼いてつくられたもののようだ。そのように思いながら足を運ぶ。

(写真と文章は旅行家 甲斐鐵太郎)(誤字、不適切な表現などについてはご容赦ください)







冬の山中湖と富士山

滋賀県・草津市の宿で王将の餃子をたべた

京都三条の街は気詰まりで滅入る

神戸は港町だが山の街でもあり大都市だ


霧ヶ峰 雪景色

秩父札所二十四番 光智山法泉寺

6月24日の霧ヶ峰高原道路だ。強清水から車山・肩駐車場に向かって走る

正月の下呂温泉は一夜にして白銀の世界になった

上高地 晩夏

風の子の子供たちですが人は風邪を引いてはなりません

川崎大師平間寺で願い事をする

霧ヶ峰高原の八島湿原の周りに出現する景色(2)
薄く積もった雪道を踏みしめる。クロカン四駆の世界だ。

霧ヶ峰高原の八島湿原の周りに出現する景色

霧ヶ峰高原 晩秋の八島湿原

霧ヶ峰高原 晩秋

和歌山市加太港の浜に立つ

山梨県牧丘村で秋の風景に出会った。今は新しい市になっているがその名は知らない。

ダイヤモンド富士

酉の市(おとりさま)

浅草の浅草寺界隈に足を向けた 外人がいて蜘蛛の巣の鉄塔が見えた

旧塩山の恵林寺界隈を見物した

仙台藩と青葉城

カラスウリが赤くなって秋です

スズランが赤い実を付ける秋の始まりです