地震と火山噴火の予測と被害軽減策
Earthquake and volcanic eruption prediction and damage mitigation measures
地震と火山噴火の予測と被害軽減策
地震と火山噴火の予測と被害軽減策
計量計測のエッセー
地震と火山噴火の予測と被害軽減策
1900年以降の日本周辺での地震(マグニチュード5.5以上)
明治以降1995年までの二本で100人以上の死者・行方不明者を出した地震・津波 気象庁
地震と火山噴火の予測と被害軽減策
(本文)
少し古い歌謡曲を後の世代の人々は知らない。ラジオを聴く人の耳には入る。ラジオで放送しない曲は世代で断絶する。大正12(1923)年9月1日に発生した関東地震(関東大震災)では死者・不明者 10万5千余、マグニチュード7.9、最大震度6で主な被災地は東京都であった。関東大震災があった9月1日は防災の日となった。関東地震を生身で経験し記憶している人はいなくなった。
明治29(1896)年6月15日に明治三陸地震が発生した。マグニチュード8.2、最大震度は2~3とされる。岩手県を中心に北海道、東北地方で被害があり死者21,959人。明治24(1891)年10月28日に濃尾地震が起きた。マグニチュード8.0、最大震度6。死者7,273人で岐阜、愛知、滋賀、三重県の一部が被災した。
後藤新平が関東地震に遭遇したのは、第2次山本権兵衛内閣組閣の真っ最中であり、翌日の1923年(大正12年)9月2日発足した第2次山本内閣の内務大臣兼帝都復興院総裁として震災復興に取り組んだ。復興計画予算案は国家予算の1年分の13億円。巨額予算は財界や政友会の反対があり、議会で承認された予算は5億7500万円となった。逓信大臣・初代内閣鉄道院総裁、内務大臣を歴任していた後藤新平は、大正9年(1920年)12月17日~大正12年(1923年)4月20日の期間、東京市長の職にあった。後藤新平は1857年7月24日岩手県奥州市水沢に生れる。須賀川医学校をでて医師免許を得る。親族に鶴見祐輔(娘婿)、椎名悦三郎(甥)がいる。
後藤新平の一年後の1856年10月16日に生れたのが、明治15年7月に東京大学理学部を第1期生として卒業と同時に東京大学準助教授となった田中館愛橘である。田中館愛橘は陸奥国二戸郡福岡村横丁の生れ。後藤新平と田中館愛橘はともに現在の岩手県に生まれている。医師免許を持つ後藤新平が政治ならびに行政の分野に進んだのに対して、田中館愛橘は官立東京開成学校予科3級生へと進んでもなお政治に関心があったが物理学教師の山川健次郎に日本で遅れているのは理学だからこちら進めと説かれ、進路を決定する。東京大学理学部の入学者が4名であった時代である。
田中館愛橘は明治24年(1891年)7月22日付けで、東京帝国大学理科大学教授に就任し、翌月に理学博士の学位が授与されていた。明治21年(1888年)1月、文部省より電気学及び磁気学修養として、イギリスのグラスゴー大学への留学を命ぜらユーイングの旧師であったケルビン卿に師事した。明治23年(1890年)3月頃にヘルムホルツが教鞭を執っていたベルリン大学へ転学、ここでは1年間に亘り電気学などを学んだ。明治24年(1891年)7月にアメリカ経由で帰国した。
明治24年10月に濃尾地震が発生する。田中館愛橘は大学の命によりこの地震の激震地域の地磁気調査のため愛橘は現地へ行く。同行したのは1890年(明治23年)に助教授に就任した長岡半太郎など日本の物理学史上で名を成す人々であった。濃尾地震発生地域は明治20年の全国地磁気測定の際の測定点が有った。地震発生後の地磁気測定によって、地震前と地震後の地磁気の変化を比較測定できるためでもあった。
地磁気測定は地震発生したその年の12月から翌明治25年(1892年)1月にかけて長岡らと共に中部地方の磁気再測量を実施した。田中館愛橘と長岡半太郎は「濃尾地震に伴ふ等磁力線の変位」を発表。濃尾地震の現地調査を通じて、田中館愛橘らは岐阜県の根尾谷断層を見つけて世界発表した。根尾谷断層は現在でも道路わきに残っている。
日本の地震学は大森房吉によって大森房吉によって担われ、今村明恒が後を継ぐ。大森房吉は初期微動継続時間から震央を求める大森公式を考案していた。今村明恒は明治29(1896)年6月15日に明治三陸地震が発生を研究して、1899年に津波は海底の地殻変動を原因とする説を提唱した。今村明恒は1923年に大森房吉の後を継いで地震学講座の教授になる。1925年に北但馬地震、1927年に北丹後地震が発生し、次の大地震は南海地震と考えた明恒は、これを監視するために1928年に私費で南海地動研究所(現・東京大学地震研究所和歌山地震観測所)を設立して観測。今村明恒の予想したとおり1944年に東南海地震、1946年に南海地震が起きた。今村明恒は東南海地震後には南海地震の発生を警告したものの、被害が軽減できなかったことを悔やんだ。明治29(1896)年6月15日に発生した明治三陸地震では岩手県下閉伊郡山田村の役場の職員は母親を背負って逃げるも押し寄せる波の速度に負けた。母親は自分を下ろして逃げろと言った。その通りにして男は生き延びて後に役場の収入役を勤めた。
地殻変動がひきおこす地震である。地殻は移動し歪みが蓄積すると跳ね上がって地震が発生する。地震はときに津波をともなう。地殻が動くと火山噴火の要因となる。富士山は江戸期に大噴火した。その前にもある周期で噴火している。三陸の大地震は2022年3月11日に発生した。関東地震、東南海地震、南海地震が起こるのも確実である。それが何時かはわからないにしても100年も先ではない遠くない将来に大地震となって襲いかかる。
木造住宅の大手メーカーは耐震強度設計を実現している。東京電力福島第一原発は地震によって格納容器が破壊された。日本の原発建屋の耐震強度は耐震設計の木造住宅の三分の一の強度さえ持ちえない。東南海地震、南海地震による津波に飲まれてしまう場所に建屋がある。日本海の領海の外からの砲撃かミサイル攻撃で原発は破損する。東京電力福島第一原発事故と同じ要因がそのままになっているのが日本の原発である。被害の軽減を何より考えた今村明恒の思いは捨て去られたままだ。首都機能移転は遠い昔に忘れ去られた物語になった。
2022-04-06-earthquake-and-volcanic-eruption-prediction-and-damage-mitigation-measures-
【資料】
計量計測のエッセー
計量士の権限拡大の方策
太陽光発電が原子力や水力を上回る
戦艦大和の15m長の測距儀と水平線の向こうの標的
軍事経済と平和経済そして計量器産業
地震と火山噴火の予測と被害軽減策
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電動アシスト自転車の普及と技術革新
計量法のハカリの指定定期機関制度運用の現状
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地球温暖化と花見酒の経済
2022年日本経済の素描
質量の地球での振る舞いかた
質量の起源を探る
質量の起源の究明と質量計測の取回しの実際
数学者と物理学者は数式によって実現されることを事実だと考えている
重力とは 重力の単位 地球の重力値 重力の作用
池袋事故におけるハイブリット車暴走の原因は誤操作によるか機械故障か
新型コロナウイルス感染症ワクチン
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机と椅子が織りなす快適値としての29cmという科学
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COVID-19に感染したら生命と財産を何とか守ってやる
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新型コロナウイルスと肺炎疾患を考える
新型コロナウイルス、現在の感染者・死者数(18日午前2時時点)
AFP 2020年3月18日 5:23発信地:パリ
新型コロナウイルス感染症で体温計が市場から消えた
(不適切な表現などについては意に反するものですのでご容赦ください)
2020-06-15-japan-frightened-by-covid-19-and-evacuated-to-a-cave-for-3-months-
計量計測のエッセー
よく働くことを喜びとする 渋沢栄一の論語と算盤
日本の学生の無駄な一年を取り戻す
読み書きソロバンができない大学生
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新型コロナウイルスへの国と東京都の対応の是非
新型コロナウイルス感染症で体温計が市場から消えた
新型インフルエンザ薬タミフル誤計量と天秤の改善措置
【資料】
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【資料】
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AFP 2020年3月18日 5:23発信地:パリ
計測と計量管理の教養こそ計測技術者が身につけるべきこと
計測がねじ曲げられると白が黒になる(白いものを黒くしてしまう社会の掟の怖さ)
いつでも使える計量辞書としての国際単位系ページの利用
田中館愛橘の物理普及講演と寺田寅彦の物理学を元にした随筆
適正な計量の実施は国家と地方公共団体が共同して実現すべきもの
富士山より高かった八ヶ岳が崩壊すると泥流は甲府盆地の向こうまで流れた執筆 甲斐鐵太郞
韮崎と須玉に連なる丘の七里岩は八ヶ岳崩壊による岩屑(がんせつ)なだれの跡だ
計量計測のエッセー
( 2018年1月22日から日本計量新報の社説と同じ内容の論説です)
素直でない人は嘘をつく 素直とは正直者のことだ
法人とその構成員の意欲と能力を映し出しているwebサイト
数値や言葉を翻訳変換して診断する
大手情報媒体が低俗化しフェイク情報が充満する
人は他の人を映し鏡として生きる意義を成立されている
カメラの撮影枚数にみる技術開発とリチウムイオン電池
地が裂け山が崩れ洪水が人を襲う日本の自然(ハザードマップは人が住んではならない場所を示す地図だ
)
球速表示160kmは確かか
(球速表示160kmは信ずるに値するものなのか)
内需依存型産業社会日本と人口減少社会の在り方
(タイトル)
控えめな計量法が適用されて実現する平和な社会
(サブタイトル)
キログラムの単位記号はkgでありKGではない。メートルの単位記号はmでありMではない。
計量の教養こそ身に付けるべき課題だ
0.1%の計量器の検定・検査が世のなかに適正計量を実現をもたらす
地が裂け山が崩れ洪水が人を襲う日本の自然(ハザードマップは人が住んではならない場所を示す地図だ
)
見えないモノを見えるようにする計測技術
強い欲求をもっているとニーズは自ずと分かるものらしい
すべては丈夫な身体と丈夫な心あってこそ
消費は人口減少の度合いで減りGDPも同様に推移する
キログラムは新定義を満足させたうえ50 µgから10 µgに精度向上
質量と重量の違い及び質量の単位キログラムの定義変更
規則に照らせば不正でも総合性能としては問題ない事柄
バベルの塔とノアの箱舟の伝説と旧カヤバ工業の免震性能偽装
計量と計測は人の間にどのようにかかわるか
自動ハカリの検定実施は日本の計量制度に大きな転換をもたらす
2018年11月16日開催の国際度量衡総会で質量の単位キログラム(kg)を定義変更
日本人の頭骨の変化を計測値が示す
副題(鎌倉時代の日本人の頭は前後に長い形をしていた)
優良事業所が適正計量管理事業所の指定を受ける社会的責任
計測の目的と求められる確かを考える
地方計量行政の模範県を躊躇なく真似たい
自動ハカリの指定検定機関制度と行政組織の関わり方
1%の検定で計量の安全を実現している日本の計量制度
自動ハカリの指定定期検査機関の動向を観察する
計測の在り方と計測値の表示をめぐる諸事情
計量協会webサイトから日本の計量行政の未来が見える
光波干渉測定システムはアインシュタインの理論を事実として確認した
収賄で終身刑になる中国要人と首相をかばい罪に問われる日本の官僚
ウィキペディアによる計量の世界の説明は1割ほど
時代の波と計量器産業の浮き沈み
世界でも範たる状態を築いている日本の計量行政
中国では日本以上の人口減少状態が出現している
ハカリの定期検査実施漏れは計量憲法である計量法違反だ
城下町の鍛冶屋が日本の産業の元になった
山口高志投手の球がベース通過時点で一番速かった
福島産の農産物と海産物と放射線測定器
通信と自己診断機能は計量器の法制度を変える
計れと人を管理したQC運動に対比される品質工学
モノの数量表現と性質表現の仕組みである国際単位系(SI)
計量法の実質の内容を変える政省令の理解と解釈
ハンドルで曲がらずブレーキで車は止まらない
計量計測のエッセー
学校は記憶容量とアプリケーションを確認するところ
計量検定所長の仕事は検査機関運営費をたっぷりと確保すること
社会の計量の安全の確保は住民サービスの基礎
神鋼素材は計測器性能に影響がない
田中舘愛橘の志賀潔と中村清二への教え方
自動ハカリの検定実施は日本の計量制度に大きな転換をもたらす
2018年11月16日開催の国際度量衡総会で質量の単位キログラム(kg)を定義変更
事実は小説よりも奇なり 二つの事件
計測システムがわかることが計測における教養だ
世の中は計測でできている
計測の目的と精密さの実現の整合
日本人の頭骨の変化を計測値が示す
副題(鎌倉時代の日本人の頭は前後に長い形をしていた)
優良事業所が適正計量管理事業所の指定を受ける社会的責任
計測の目的と求められる確かを考える
地方計量行政の模範県を躊躇なく真似たい
自動ハカリの指定検定機関制度と行政組織の関わり方
1%の検定で計量の安全を実現している日本の計量制度
学校は記憶容量とアプリケーションを確認するところ
計量検定所長の仕事は検査機関運営費をたっぷりと確保すること
社会の計量の安全の確保は住民サービスの基礎
神鋼素材は計測器性能に影響がない
田中舘愛橘の志賀潔と中村清二への教え方
「計量計測データバンク」日替わり情報と週報デジタル版(過去のデータ)履歴
旅のエッセー集 essay and journey(essay of journey)
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滋賀県・草津市の宿で王将の餃子をたべた
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京都三条の街は気詰まりで滅入る
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神戸は港町だが山の街でもあり大都市だ
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神戸は港町だが山の街でもあり大都市だ
霧ヶ峰 雪景色
秩父札所二十四番 光智山法泉寺
6月24日の霧ヶ峰高原道路だ。強清水から車山・肩駐車場に向かって走る
正月の下呂温泉は一夜にして白銀の世界になった
上高地 晩夏
風の子の子供たちですが人は風邪を引いてはなりません
川崎大師平間寺で願い事をする
霧ヶ峰高原の八島湿原の周りに出現する景色(2)
薄く積もった雪道を踏みしめる。クロカン四駆の世界だ。
霧ヶ峰高原の八島湿原の周りに出現する景色
霧ヶ峰高原 晩秋の八島湿原
霧ヶ峰高原 晩秋
和歌山市加太港の浜に立つ
山梨県牧丘村で秋の風景に出会った。今は新しい市になっているがその名は知らない。
ダイヤモンド富士
酉の市(おとりさま)
浅草の浅草寺界隈に足を向けた 外人がいて蜘蛛の巣の鉄塔が見えた
旧塩山の恵林寺界隈を見物した
仙台藩と青葉城
カラスウリが赤くなって秋です
スズランが赤い実を付ける秋の始まりです
旅のエッセー集 essay and journey(essay of journey)
「計量計測データバンク」日替わり情報と週報デジタル版(過去のデータ)履歴