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世界でも範たる状態を築いている日本の計量行政
世界でも範たる状態を築いている日本の計量行政
計量計測のエッセー 
世界でも範たる状態を築いている日本の計量行政

アカシアの花が咲いている。夏が近づくと白い花をつける。

(タイトル)
世界でも範たる状態を築いている日本の計量行政

(本文)
 「坊っちやん」は人の世を描く。夏目漱石は帝大英文科卒であるが物理学校を卒業したばかりの数学教師に替える。会津出身数学主任教師の山嵐のモデルは同志社普通学校をでた渡部政和であるから「叡山の悪僧」のようだとその影を残す。渡部政和は漱石のことを「坊っちやん」のような性癖はなかったと伝える。下敷きになったのは漱石が高等師範学校英語嘱託として愛媛県尋常中学校で1895年(明治28年)4月から熊本の第五高等学校に赴任するまでの1年の経験。知人が訪ねてきたおりに隣室であっという間に書き上げたことをNHKのテレビドラマが描いている。

 「坊っちやん」登場するのは、優柔不断で事なかれ主義の校長の狸。帝大卒の文学士で教頭の赤シャツ。ネルの赤いシャツを着ていて陰湿。赤シャツの腰巾着の東京出身で画学教師の野だいこ。マドンナの婚約者のうらなりは気弱な英語教師。色の白い、ハイカラ頭の、背の高い美人がマドンナ。うらなりが遠くの延岡に飛ばされてかれは不貞にも赤シャツにつく。ほかに坊っちやんと山嵐など。正義漢の坊ちゃんと山嵐が赤シャツと野だいこに制裁を加えて松山を後にする。

 「坊っちやん」を学校の教員の世界を役所の人の世界に移し替える。

 一つは、遅れず休まず働かず、安定した地位をずっと確保して大過なく終える。キャリアでもノンキャリでも同じ。キャリアであれば勤めあげれば再就職が世話される。大概の役人はこのようである。

 二つは、全体への奉仕者として国のため人のため一生懸命に働こうとする人。公務員はこのような気持ちでいるけれども、どうしても「遅れず休まず働かず、安定した地位をずっと確保して大過なく終える」ように行動する。その意味で官僚組織あるいは公務員の組織はそのような空間だ。

 三つは、上司や議員の覚えをよくしてその後の地位を確保していこうという行動をする人。権力志向といってよい。権力を握っていくためなら何でもする。国家公務員は戦前は天皇の勅使であった。戦後は憲法の定めに従って国民のための公僕である。戦前も戦後も権力志向の人は確実にいる。国家公務員を経て国会議員になり総理大臣になった人を数え上げてみたらよい。

 第二次安倍内閣になってからは中枢の機構が肥大になって大臣の地位がこれまでで最低の状態になっていると事務次官経験者がいう。首相官邸、内閣官房、内閣府の意思が各省庁の権限を越えて通ってしまっている。首相官邸、内閣官房、内閣府に派遣された秘書官が省庁に総理の意向であると命令する。

 各省庁には役目があってそれを実行するためには議会やほかの圧力をかわしていかなくてはならない。予算も議案も議会をウンといわせなければ通らない。筋の通らないことで怒鳴りだす議員は多い。弱腰なのが予算部局の職員である。議員の不当な要求には理不尽ではあっても頭を下げてなだめる。弱腰の予算担当直員には法の根拠と必要を懇切に説く。議員も予算職員も独裁者・ファシストのように行動する。国民への奉仕者の行政職はアシストである。国民にとって大事であり必要な予算を獲得して行政を運営していかなくてはならない。

 「遅れず休まず働かず、安定した地位をずっと確保して大過なく終える」という公務員の空間のなかにいれば、長いモノに巻かれる。国民への奉仕者という気概を持っている人も結局はそのように行動してしまう。計量行政の実施の分野ではどのようになっているか。計量法は計量の憲法である。憲法に書かれていることを確実に実施していくことに熱意を注いできたのが日本の計量行政機関である。衰退しがちな状態にあるとはいえ都道府県と地方公共団体に計量行政担当職員を配置して、適正な計量の実施の確保の体制を築いている日本の計量行政は世界にもまれな状態にあり、世界の計量行政の範たる存在であることは違いない。

(誤字、不適切な表現などについてはご容赦ください)

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