計測システムがわかることが計測における教養だ
副題(脳科学者の養老孟司氏は教養とは相手の気持ちが分かることだと述べる)
副副題(計測の教養とは計測システムを良く分かる能力のことだ)
計測システムがわかることが計測における教養だ
計量計測のエッセー 
計測システムがわかることが計測における教養だ
写真は本文とは連動しない挿絵です。

信州・上高地の大正池付近の木道とカラマツ林

(タイトル)
計測システムがわかることが計測における教養だ

(本文)

 日本に近い国のある国の女性にヒステリーが多い。松本清張は森鴎外と夏目漱石の妻がヒステリーであったと伝える。森鴎外は妻を離縁して後妻をとった。夏目漱石は妻のヒステリーに悩まされた。二人が小説に没頭したのは悪妻から逃れるためだった。悪妻は文豪を生む。松本清張は自分の妻は普通であるから文豪になれないとオチをつた。漱石は精神疾患に苦しんだ。ヒステリーが高じると病院にいったままで生涯を閉じることがある。ある偉人と関係があった女性の事例だ。不都合は偉大な仕事をさせる要因だと松本清張はいう。

 ユダヤ人であるためにナチスドイツ時代には大学で教鞭をとれなかったジークムント・フロイト(Sigmund Freud)は精神科医として活動した。弟子のユングは同じユダヤ人であったがナチスに協力したために「国際心理療法医学会」会長の職に就けた。その職によってフロイトのイギリス亡命を手助けした。フロイトの姉妹はユダヤ人収容所で殺された。フロイトはギムナジウム時代に啓蒙的な教育を受けたこともあって無神論者でとおした。宗教や宗教的なものを拒否したためにユングらと決別した。

 フロイトは自然科学分野で育ち、その後に転じた精神医学の発想に物理学の「エネルギー保存の法則」を持ち込んだ。フロイトは1895年(39歳)のときにヒステリーの原因は幼少期に受けた性的虐待の結果であるという病因論ならびに精神病理を発表した。ヒステリー患者が無意識に封印した内容を回想し言語で表出することで症状が消す治療法を創出した。現代もこの治療法が精神療法の基礎になっている。フロイトは脳神経の働きと心の動きがすべて解明されれば、人間の無意識の働きを実証的に説明できると信じた。当時の流行病であり謎の病であったヒステリーの治療に取り組んで精神療法を確立した。

 インターネットの情報はトイレの落書きに似ている。公的な組織が公的の情報と、悪意をもって発表された情報との区別がつかない。米国大統領になったトランプが嘘情報、故意に流す嘘情報のことを社会の表に引っ張り出した。ニューヨークタイムズをフェイクメディアだというから嘘と真の区別がつかなくなる。自分が気に入らない情報はフェイクだという。ロシアと中国は米大統領選挙が自己に都合よくなる候補に有利になるような嘘情報、意図した情報をインターネットで大量に流した。インターネット上では米国もロシアも中国も区別はない。安倍晋三氏が舌っ足らずで早口でしゃべる言葉はすべて政治の思惑による。首相の言葉のどこに真(まこと)がどこにあるか。嘘と真は大体はわかるが騙されることも多い。

インターネットの情報はトイレの落書きと同じである。欲望がそのまま表出する。フロイトの説く隠れた深層心理をここにみる。匿名性のトイレの落書きと発信者を特定できないインターネット情報は同じだ。匿名でなくても己(おのれ)の思いを強引に大量に世の中に撒き散らして世の中を思いの方向に向けようとする。そのような情報発信元が増えている。

 読売新聞、朝日新聞、産経新聞など大手新聞社も客観報道を装っているがどこかに上に通じる。NHK元記者で大学で教えている人は公共放送としてのNHKの質の低下が著しいという。そのへんのアンちゃんでも記者がつとまる。役所や企業が発表する資料をそのまま文章にすればいい。資料がデジタル文書であれば手間はいらない。横流しすることでNHK報道ができあがる。

 知識はインターネットで集めることができる。ハーバード大学の有名講義を聴くことだってできる。首相の政治思惑がそのまま言葉になって日本人の脳内を充満させる。政治は多数の者を愚者にするように行動する。少しくらいの知識であれば精神病院に行くとそれを朝から晩までしゃべっている人をみることができる。

 脳科学者の養老孟司氏は教養とは相手の気持ちが分かることだと述べる。大学の先輩教授に教わったのだ。計量計測の知識についても同じことがいえる。沢山の計量知識と技術を身につけることはよいことだ。それだけでは駄目で、その知識と技術を用いて製造やサービス分野の計測システムを築き上げることが大事だ。計測の教養とは計測システムを良く分かる能力のことだ。計測システムに求められる精密さや投入費用などのすべてが理解できて、それを運用する能力といってもよい。

2018-08-28-knowing-the-measurement-system-is-an-education-in-measurement-article-editorial-

(誤字、不適切な表現などについてはご容赦ください)
 
計量計測のエッセー

事実は小説よりも奇なり 二つの事件
写真は本文とは連動しない挿絵です。

雲の上に浮かぶ郡上八幡城

計測システムがわかることが計測における教養だ
世の中は計測でできている
計測の目的と精密さの実現の整合
日本人の頭骨の変化を計測値が示す副題(鎌倉時代の日本人の頭は前後に長い形をしていた)
優良事業所が適正計量管理事業所の指定を受ける社会的責任
計測の目的と求められる確かを考える
地方計量行政の模範県を躊躇なく真似たい
自動ハカリの指定検定機関制度と行政組織の関わり方
1%の検定で計量の安全を実現している日本の計量制度

学校は記憶容量とアプリケーションを確認するところ
計量検定所長の仕事は検査機関運営費をたっぷりと確保すること
社会の計量の安全の確保は住民サービスの基礎
神鋼素材は計測器性能に影響がない
田中舘愛橘の志賀潔と中村清二への教え方

 
旅のエッセー集 essay and journey(essay of journey) 

滋賀県・草津市の宿で王将の餃子をたべた

京都三条の街は気詰まりで滅入る

神戸は港町だが山の街でもあり大都市だ


神戸は港町だが山の街でもあり大都市だ

霧ヶ峰 雪景色

秩父札所二十四番 光智山法泉寺

6月24日の霧ヶ峰高原道路だ。強清水から車山・肩駐車場に向かって走る

正月の下呂温泉は一夜にして白銀の世界になった

上高地 晩夏

風の子の子供たちですが人は風邪を引いてはなりません

川崎大師平間寺で願い事をする

霧ヶ峰高原の八島湿原の周りに出現する景色(2)
薄く積もった雪道を踏みしめる。クロカン四駆の世界だ。

霧ヶ峰高原の八島湿原の周りに出現する景色

霧ヶ峰高原 晩秋の八島湿原

霧ヶ峰高原 晩秋

和歌山市加太港の浜に立つ

山梨県牧丘村で秋の風景に出会った。今は新しい市になっているがその名は知らない。

ダイヤモンド富士

酉の市(おとりさま)

浅草の浅草寺界隈に足を向けた 外人がいて蜘蛛の巣の鉄塔が見えた

旧塩山の恵林寺界隈を見物した

仙台藩と青葉城

カラスウリが赤くなって秋です

スズランが赤い実を付ける秋の始まりです
 
 
 
旅のエッセー集 essay and journey(essay of journey) 

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