1%の検定で計量の安全を実現している日本の計量制度
1%の検定で計量の安全を実現している日本の計量制度
計量計測のエッセー 
1%の検定で計量の安全を実現している日本の計量制度
写真は本文とは連動しない挿絵ですのでよろしくお願いします。

写真は高層湿原に咲き始めたニッコウキスゲです。夏の始まり。

(タイトル)
1%の検定で計量の安全を実現している日本の計量制度

(本文)

 特定計量器に追加された動的状態で計量するハカリの検定のことである。つくるハカリが計量法が規定する検定対象の器種であるか、ということはメーカーはほぼわかる。供給されたそのハカリには検定の有効期間があってこれが満了すれば再検定を受けて使用しなければならないことを説明する。検定制度ができるまえに供給された当該器種は2年ほどの経過措置の後には検定を受検してこれに合格しなければ引き続いて取引証明のための計量器として使用することができない。使用者にこのことがよく伝えれれて検定受検につなげなければならない。当該器種であるかどうかの説明と判定をだれがどのようにするのか。意図せずにことが進行すると当該ハカリの検定受検率が低くなる。下手をすると2割程度になるのではないかと危惧する。

 地方計量行政機関は当該ハカリの所在を知り、検定受検のための説明をして受検に導くことになる。この方面の業務は地方計量行政機関の大事な仕事になる。当該ハカリの要件を理解するのはたやすくない。技術上の説明では理解できないだろうから当該器種やその型番によって対処するとしても、それから漏れるものもでる。準備をよくして十分な対処をすることだ。

 計量法は取引と証明分野の計量を対象に検定を実施している。取引と証明分野の計量器のすべてが検定の対象であるかというとそうではない。取引・証明分野の計量器のうち特定計量器として指定されたもののうち、さらに細かに規定された器種が実際の検定の対象になる。ハカリのうち停まった状態で計量するハカリであっても検定を実施する器種は限定される。また検定対象器種であっても取引と証明分野で使用されないハカリは検定を受けなくてよい。

 計るための器具・機械・装置が計量法が定める計量器である。その計量器に対して特定計量器を指定し、さらに細かな規定をして検定対象器種が定まる。電力量計、ガスメーター、ガソリン計量器、水道メーター、体温計、血圧計、ハカリなどは検定を要する計量器であり、特定計量器に指定されている。これらの器種のほとんどを計量法はメーカーが自己検定できる仕組みにしている。メーカー自己検定のため技術要件が定められ制度は円滑に運用されている。

 計量法による検定が実施されている計量器は、計量法が定める計るための器具・機械・装置としての計量器のうち、どのように大きく見積もっても1%に達していない。その昔、計量法はメスシリンダーも検定対象にしていた。巻き尺もそうである。計るための器具・機械・装置のすべてに対して検定の義務を課していた。昭和40年代の計量法改正によって検定対象器種を大幅に減らして現在にいたっている。計量器の製造事業者に対しては正確な計量器の供給の義務を課し、同じように計量器を使用する者にも正確に計ることを義務付けている。計量法が直接に関与するのは取引と証明に関係する計量の分野である。

 特定の計量器に検定の義務を課しこれを実施することで社会における取引と証明に関係する適正な計量の実施を確保するというのが現在の計量法である。この制度内容は円滑に機能している。取引と証明分野に対して正確に計量する義務を課すこととあわせた制度内容によって社会にある計量器の1%に満たない計量器を検定することで計量の安全が確保されている。どの計量器にどのような法的規制を課すかということは行政の政策である。東南アジアのある国はどのような事情か巻き尺の検定を実施している。

 動的状態で計量するハカリの検定制度への追加があってもその対象は国際法定計量機関(OIML)が定めている4器種に限られる。この4器種は動的状態で計量するハカリの全体のどの程度か定かではないが3割に達していないのではないかと推察される。検定対象機種であってもそれから外れた器種であっても正確に計量する義務が課せられる。ことに取引と証明分野における計量については不正計量は罰則の対象になる。風袋という正味質量とは別のものを加えた不正計量がときどき発生する。正確な計量器で正確な計量結果を得るために関係する知識を備えることと保守と管理が大事だ。

2018-07-11-japan-weighing-system-which-realizes-the-safety-of-weighing-with-a-1-percent-test-

(誤字、不適切な表現などについてはご容赦ください)
 
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