中国では日本以上の人口減少状態が出現している |
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計量計測のエッセー |
中国では日本以上の人口減少状態が出現している 名古屋へも新宿へも行ける鉄道の要衝地塩尻駅の掲示板。 (タイトル) 中国では日本以上の人口減少状態が出現している (本文) 私たちホモサピエンスは気象変動によって人口1万人まで減った。アフリカの海岸線に閉じ込められて貝などを食べることによって生命をつないで現在の人口になった。1万人というのは人の遺伝子のようすから想定される。2018年4月のNHKの特集番組が伝えた。 人は雑食性と小さなエネルギーの放出による食物の獲得によって生きそして増殖した。日本国の人口は明治初年で大体3千万人を超えた程度、最後の大戦を終えたころには7千万人ほどであった。現在は人口が減り続けている。それでも1億2千万人を超えている。外国人が日本で労働に従事している数は少なくない。日本の人口は明治初年に向けて減少することになっていて、その速さと終着点がどうなるか。人口7千万で留まる。 GDPの6割は人による消費でできている。6割を構成する個人消費が一定で変わらないものであり、ほかの構成比が変わらないとすると日本のGDPは人口が減った分だけ小さくなる。人口7千万人時代になるとGDPは現在の6割ほどになる。人の経済活動は何を目的になされるのか考えなくてはならない。明治政府は富国強兵政策を選んだ。戦後は経済至上主義で走った。どのように施策しても7千万に減っていく人口を見据えた国の施策が求められる。前提が変われば施策も変るので状況を確かめての行動になる。 高度資本主義の世の中では人は子育ての費用を計算する。大人世代は自己の幸福を追求する。快適に仕事をし、得た収入で旅行をし、贅沢な消費物資や車を買い、健康増進のための様ざまなことにお金と時間を使う。子ども一人を育て上げるのに2千万も5千万も使っても見返りはない。あるのは気持ちの満足だけである。費用計算をする人には子どもがいない。計算しないまでも感覚としてわかる。 同じことが中国でおきている。中国の個人資産は増大している。世界を旅行し日本では値の張る鰻丼と和牛ステーキを食べる。ブランドを纏(まと)い化粧品を買う。贅沢な家も車も家具も欲しい。そちらに支出を向ける。中国の出生率は減少している。20年にわたり人口減少が続いている。中国の出生率の減少に歯止めはない。 中国政府は2016年に「一人っ子政策」を緩和した。どうなったか。中国政府統計は2017年の出生数1723万人で出生率1.24%を記録している。2015年の日本の出生率は1.46%だった。日本を下回る。人口減少の法則が中国にも当てはまるから日本が危惧していることが中国でもおこる。13億8000万人の中国の人口減少がもたらすものは何か。中国の65歳以上の高齢者人口比率は近く英国や米国と同じ水準になる。 中国人といえばタバコをふかしている姿が思い浮かぶ。お酒も飲む。そのタバコとアルコールの消費が2001年から2016年にかけて最も売上が低下した。もっとも売り上げが低下した市場である。2001年には中国経済の20%以上を占めていたものが2016年には約12%に減った。健康志向による動きだ。 60年も前の中学校の社会科の教科書はフランスの人口構成と人口減少を釣り鐘型で説明した。日本では人口減少がまともに語られるようになったのは数年前である。学者も行政は何をしていたのか。政権は不都合な事実を隠して行政運営をする。現代では日本の軍事費増大ほど不都合なことはない。福祉費用との関係を調べたらよい。言葉で飾って覆い隠してはならない。 原子力発電の止めようと行動している小泉純一郎元氏と細川護熙氏である。二人は組んで「原発ゼロこそ最重要テーマ」と東京都知事選で叫び隠居したはずの細川護熙氏が立候補した。菅直人氏は事故発生後に東電福島原発視察を内閣支持率低迷の打開策として行動した。見え透いた虚偽行動である。菅直人氏は原発事故の責任当事者である。学校で原発のことをかじっただけなのに何でも知っているかのように振る舞うから呆(あき)れる。菅直人氏はベトナムへの原発輸出を推進していた。三氏はみな首相経験者である。原発をどうするか。原発と核のことをよく知っておきたい。不都合な事実は官僚が統御している。首相はそのうえで動いている。 (誤字、不適切な表現などについてはご容赦ください) |
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