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小さな記録 能登半島 港湾部の隆起現象(1)
政府非常災害対策本部による令和6年2月8日14:00現在の死者数とその内訳。
七尾市5人、輪島市103人、珠洲市102人、羽咋市1人、志賀町2人、穴水町20人、能登町8人。

計量計測データバンク編集部の能登大地震の現地取材は2024年1月4日、16日、20日、21日、22日、23日の六日間にわたってなされた。1月4日は石川県志賀町の役場に辿り着くのがやっとであり、その先には交通事情のために進めなかった。1月16日には輪島市役所を目指して進行。交通事情は現地で判断ということとなり、自衛隊や他の救援隊の車の後ろについて進むことになり、ナビゲーションが示す到着予定より6時間遅れとなった。1月20日には再度、輪島市に足を踏み入れた。21日には珠洲市、22日は七尾市、輪島市の西海岸部、志賀町の貝版部、志賀原発を回った。23日は富山市の県庁付近のホテルで朝を迎えた。

Short record Noto Earthquakes and uplift phenomena Part 1
能登大地震-その6-小さな記録 能登半島 港湾部の隆起現象(1)(計量計測データバンク)

能登大地震-その6-小さな記録 能登半島 港湾部の隆起現象(1)(計量計測データバンク)

能登大地震-その6-小さな記録 能登半島 港湾部の隆起現象(1)(計量計測データバンク)

鹿磯漁港(その2)2017年6月4日、第九管区海上保安本部新潟航空基地撮影

上の写真と比較することで2024年1月1日発生の能登大地震による海岸部の隆起が確認できる。海に浮かぶ岩礁が陸続きとなった。下に掲載の幾つもの写真がこのことを物語る。

鹿磯漁港(その1)2017年11月3日、第九管区海上保安本部新潟航空基地撮影

上の写真と比較することで2024年1月1日発生の能登大地震による海岸部の隆起が確認できる。右手中央部の港湾は隆起によって海水が消え、波消しブロックの先に砂丘が広がった。下に掲載の幾つもの写真がこのことを物語る。

釣り人たちが堤防の上から獲物を狙い楽しんでいるようす。2002年2月に撮影された写真だ。

上の写真と比較することで2024年1月1日発生の能登大地震による海岸部の隆起が確認できる。堤防海に浮かぶ岩礁が陸続きとなった。貝殻の付かないコンクリート部分の大きさは人の背丈より高いことを一段上の写真との比較でわかる。

石川県珠洲市鹿磯港の能登大地震による隆起のようす。2024‎年‎1‎月‎22‎日、‏‎15:02撮影(計量計測データバンク)

上の写真と比較することで2024年1月1日発生の能登大地震による防波堤の隆起のようすが確認できる。大きな隆起であり、堤防は傾いてもいる。一段上の写真の釣り人の背丈と比較することで隆起の大きさがわかる。

石川県珠洲市鹿磯港の突堤の灯台の部分の隆起。能登大地震による隆起のようす。2023‎年‎1‎月‎22‎日、‏‎15:02撮影(計量計測データバンク)

堤防に貼られている黄色の標識は家屋における立ち入る際は十分に注意、同じ意味か。一段上の堤防にも黄色の標識が貼られている。堤防が海面に大して大きく隆起していることが貝殻の付着しないコンクリート部分によって確認できる。

隆起した岩礁部分から灯台のある突堤と島状になっていた岩礁を撮影する。2024‎年‎1‎月‎22‎日、‏‎15:05撮影(計量計測データバンク)

突堤の手前の岩礁は島状に海面から顔を出していたのが、地震によって隆起したために地続きになった。岩礁の黒い部分は海面の上にあったもので下部の白い部分は隆起によって海面から浮き出た。手前の岩礁の白い部分は海面から浮き出たことを示す。。

隆起した岩礁部分から灯台方面を写した写真。岩礁部分が大きく隆起した。2024‎年‎1‎月‎22‎日、‏‎15:12撮影(計量計測データバンク)

一段上の写真より少し下がった部分から撮影。鹿磯漁港(その2)2017年6月4日、第九管区海上保安本部新潟航空基地撮影の比較することで岩礁部分の隆起のほどがわかる。日本海プレートが能登半島に潜り込んでいる過程で、能登大地震によってこれが瞬時に大きく進行し、場所によっては4m隆起した。このために幾つもの港湾が水の上に浮いてしまった。

隆起によって海水がなくなってしまった港湾施設。2024‎年‎1‎月‎22‎日、‏‎15:18撮影(計量計測データバンク)

2017年6月4日ならびに11月3日第九管区海上保安本部新潟航空基地撮影の写真にある小さな港湾の海水がこの写真のように干上がってしまった。能登半島西側に日本海プレート(大陸プレート)が潜り込んでいる現象が瞬時に進行して、能登半島西側の一部が盛り上がった。

隆起によって海水がなくなってしまった港湾施設。2024‎年‎1‎月‎22‎日、‏‎15:19撮影(計量計測データバンク)

突堤の堤防の先端にある灯台が写真上部右手にみえる。2017年6月4日ならびに11月3日第九管区海上保安本部新潟航空基地撮影の写真にある小さな港湾の海水がこの写真のように干上がってしまった。能登半島西側に日本海プレート(大陸プレート)が潜り込んでいる現象が瞬時に進行して、能登半島西側の一部が盛り上がった。

鹿磯海岸は隆起によって大きく広がって砂丘の状態になった。2024‎年‎1‎月‎22‎日、‏‎15:20撮影(計量計測データバンク)

能登大地震によって能登半島西側の一部が隆起した。これによって鹿磯海岸の砂浜を大きく広げることになった。軽自動車のパジェロミニと人が写っていることによってその規模を想定できる。

隆起によって大きく広がった鹿磯海岸。確認できる波消しブロックがかつての水際であった。2024‎年‎1‎月‎22‎日、‏‎15:20撮影(計量計測データバンク)

広い砂浜がある。能登大地震のことを知らなければ素晴らしい白砂の浜だ。遠くに去った水際がこの地域の隆起を示す。地震はプレートの動きによってもたらされた。地表というものの存在をいろいろと考えさせられる現象である。鹿磯漁港(その1)2017年11月3日、第九管区海上保安本部新潟航空基地撮影の写真(上から二段目)では波消しブロックが水際であることを示す。

波消しブロックの先の砂浜は隆起によって大きく広がったのだ。2024‎年‎1‎月‎22‎日、‏‎14:48撮影(計量計測データバンク)

鹿磯海岸の砂浜が大きく広がった。鹿磯漁港(その1)2017年11月3日、第九管区海上保安本部新潟航空基地撮影の写真(上から二段目)では波消しブロックが水際であることを示している。波消しブロックの先にもう一つの砂浜ができあがった。自然の側には地球創生以来の自然の法則としての出来事になるのではあっても、人生80年を過ごす人間は驚愕する。

波消しブロックの内側の小磯海岸の旧砂浜。2024‎年‎1‎月‎22‎日、‏‎14:47撮影(計量計測データバンク)

鹿磯海岸の砂浜は波消しブロックの内側だけであった。鹿磯漁港(その1)2017年11月3日、第九管区海上保安本部新潟航空基地撮影の写真(上から二段目)がこのことを示す。堤防や岩礁は水面下にあった部分を白くなった貝殻が示す。海岸の砂浜は痕跡を示さない。波消しブロックが砂浜の広がりを知らせる。

能登半島の地震による地殻変動のようす 東京大学などが調査した主な改定隆起

JAXAの「だいち2号」によるデータを国土地理院が解析した隆起の状態を上の図が示す。2024年02月15日現在、データであり、この後に解析が進むにつれて数値は変わると予測される。

(タイトル)

能登大地震-その6-小さな記録 能登半島 港湾部の隆起現象(1)(計量計測データバンク)

(本文)

 計量計測データバンク編集部の能登大地震の現地取材は2024年1月4日、16日、20日、21日、22日、23日の六日間にわたってなされた。1月4日は石川県志賀町の役場に辿り着くのがやっとであり、その先には交通事情のために進めなかった。1月16日には輪島市役所を目指して進行。交通事情は現地で判断ということとなり、自衛隊や他の救援隊の車の後ろについて進むことになり、ナビゲーションが示す到着予定より6時間遅れとなった。1月20日には再度、輪島市に足を踏み入れた。21日には珠洲市、22日は七尾市、輪島市の西海岸部、志賀町の貝版部、志賀原発を回った。23日は富山市の県庁付近のホテルで朝を迎えた。

 本稿は能登大地震による沿岸部の隆起現象を主として取り扱う。

 能登大地震の状態の最終結果はこの先に委ねられることになるが、2024年02月16日現在における判明の事実を拾って、計量計測データバンクとしての現状把握とする。

 地震の規模と津波被害京都大学防災研究所の森信人氏、宮下卓也氏、関西大学の安田誠宏氏、鳥取大学の福井信気らが、共同して調査し結果を2024年能登半島地震について 現地調査及び数値計算結果公表している。暫定調査ということを前提にして、この調査結果元にして地震と津波の状態を確認する。この調査団の行動は1月5日から7日の三日間。5日は志賀町から輪島市門前町。6日は珠洲市と能登町北部。7日は珠洲市であった。大学関係者の調査行動範囲と計量計測データバンク編集部のそれとはほぼ一致している。能登半島をぐるりと回ることに関しては計量計測データバンク編集部のほうが少し広い。

津波の最大遡上高と浸水高は次のとおり。

珠洲市

4.3m 川浦、折戸、木ノ浦地区。
4.7m 粟津地区、寺家地区。
3.0m 蛸島、鉢ヶ崎地区。
3.7m 飯田地区。
4.3m 鵜飼、春日野地区。
4.7m 布浦、松波地区。

輪島市
2.3m 琴ヶ浜地区

志賀町
5.1m 赤崎と鹿頭地区(赤崎漁港)

珠洲市被害の全体概要は次のとおり。

珠洲市 能登町北部の被害状況。

 大きな被害があったのは寺家、粟津、飯田、鵜飼、春日野。小規模な被害があったのは布浦、松波、痕跡有、浸水無、蛸島、鉢ヶ崎、川浦から木ノ浦は隆起による汀線変化が顕著。

珠洲市 鵜飼・春日野地区の被害状況(津波の最大浸水高4.3m)
 大きな被害があったのは地区全体で、浸水、沿岸部では津波による建物破壊多数・比較的長時間の浸水継続の可能性あり、鵜飼川と北側の磐若川からも氾濫と強振動の被害は甚大。波に伴う火災が発生。

珠洲市 寺家地区と粟津海岸の被害状況。
 大きな被害があったのは護岸直後に道路と人家がある地区。南東からの津波により氾濫、海岸に面した多くの人家は全壊または半壊、堤防被害はわずかで弱い洗掘有。岸沖の遡上範囲は狭く浸水時間は短かい可能性、数波の痕跡あり。

輪島市と志賀町の全体概要は次のとおり。

 輪島市門前町、志賀町(最大遡上高あるいは浸水 門前町黒島以北浸水痕無、琴ヶ浜地区2.3m、赤崎・鹿頭地区最大5.1m)。

志賀町 赤崎・鹿頭地区 最大浸水高5.1m(赤崎漁港)。
 小規模な被害は漁港内の狭い範囲の浸水(赤崎)、道路を超えた微弱な浸水(鹿頭)、遡上高自体は大きいが標高がやや高いところに人家があるため被害は小さい。

輪島市門前町
 浸水無であり、顕著な地盤隆起の影響のため浸水痕無、漁港海底の露出あるいは水深低下、砂浜の拡大、港湾構造物の被害大、地震動は大きい。

まとめ
 能登半島東西沿岸の津波調査を実施。主な特徴は以下の通り。東西沿岸で遡上高4m以上を計測。防御レベル(脆弱性)と建物・人口(暴露)の分布が被害の大きさに大きく寄与。地震動、火災を含めた複合的被害。隆起の影響は津波被害に大きな影響。包括的な現地調査結果は土木学会海岸工学委員会調査Gでまとめる予定。

補足資料 正式地名一覧
 珠洲市木ノ浦(折戸町ホ部)。珠洲市折戸(折戸町)。珠洲市川浦(川浦町)。珠洲市粟津海岸(三崎町寺家地区、粟津地区)。珠洲市蛸島、鉢ヶ崎海岸(蛸島町)。珠洲市飯田地区(飯田町)。珠洲市鵜飼、春日野地区(宝立町鵜飼、春日野)。能登町、布浦、松波地区(松浦、布浦)。輪島市門前町黒島(門前町黒島町)。輪島市琴ヶ浜地区(門前町剱地)。志賀町赤崎、鹿頭地区( 赤崎、鹿頭)。志賀町西海風無(西海風)


[以下は資料]

 政府非常災害対策本部による令和6年2月8日14:00現在の死者数とその内訳。七尾市5人、輪島市103人、珠洲市102人、羽咋市1人、志賀町2人、穴水町20人、能登町8人。

 地震は2024年1 月1 日 16 時 10 分に発生。震源は石川県能登地方(北緯 37.5 度、東経 137.3 度)、規模はマグニチュード 7.6(暫定値)、震源の深さは16km(暫定値)。各地の震度(震度5強以上)は次のとおり。石川県 震度7志賀町、輪島市。震度6強 七尾市、珠洲市、穴水町、能登町。震度6弱 中能登町。震度5強 金沢市、小松市、加賀市、羽咋市、かほく市、能美市、宝達志水町。新潟県 震度6弱 長岡市。震度5強 新潟中央区、新潟南区、新潟西区、新潟西蒲区、三条市、柏崎市、見附市、燕市、糸魚川市、妙高市、上越市、佐渡市、南魚沼市、阿賀町、刈羽村。富山県 震度5強 富山市、高岡市、氷見市、小矢部市、南砺市、射水市、舟橋村。福井県 震度5強 あわら市。

 地震発生の三日目に行動した。行けたのは志賀町役場までであった。自動車道路の復旧をみながら次に行動したのは1月16日(火)であった。人の暮らし、街のようす、工業や農漁業など産業のようすはどうであるか。漁港はどうなっているか。被災の大きかった輪島市に向かう。定めたのは輪島市役所であった。午後1時30分到着の予定が降雪による高速道路の閉鎖、地震による「のと里山海道/県道60号」の寸断などがあって6時間遅れた。写真が撮れる明るさのうちに到着の予定であった。

 能登半島西側の逆断層の海岸の状態の確認、輪島の朝市の会場の消失のようす、倒壊民家のことなど、調べるべきことを描いての行動である。

[資料]

 地震は2024年2024年1月1日16 時10分に発生。震源は石川県能登地方(北緯 37.5 度、東経 137.3 度)、規模はマグニチュード 7.6(暫定値)、震源の深さは16km(暫定値)。震度7は志賀町、輪島市。震度6強は七尾市、珠洲市、穴水町、能登町。震度6弱は中能登町、長岡市(新潟県)。

 政府非常災害対策本部による令和6年2月8日14:00現在の死者数は、石川県内の七尾市5人、輪島市103人、珠洲市102人、羽咋市1人、志賀町2人、穴水町20人、能登町8人。

 地震にともなう家屋倒壊、火災による家屋の消失そして津波の襲来による被害があった。日本海プレートにのしかかるように動く逆断層の能登半島の西側の地盤は地震によって地域によっては2mから4mほど隆起した。水位低下によって消火栓が破断したことも火災を大きくした要因だ。石川県のまとめによる住宅被害は、1月22日現在は県内で37,000棟超、うち輪島市では1,100棟超。

 2024年2024年1月1日16 時10分に発生した地震は令和6年能登半島地震と名付けられた。この地震を象徴するできごとは幾つかあり、そのうちの二つは次のことだ。

 輪島市の朝市通り200棟あまりの火災による消失があった。地震によって何処かに火が付いた。地震が発生すると火災になることが多い。ガスコンロ、ストーブからの出火、漏電事故ほかがある。あがった火の手に対して消防は津波警報のために出動できなかった。朝市通りは海と川に面していた。輪島港では、地震発生直後に第1波が到達。11分後の午後4時21分には最大1.2メートル以上の津波を観測した。能登地方では石油ストーブのタンクを野外に設置することが多い。この石油タンクに次々に引火すると火の手は拡大する。消防用の消火栓につながる水道が破断して水がでなかった。被災直後には上下水道の破損によっての飲料水が不足し、下水に用便を流すことができなくなっていた。七尾湾の公園わきの公衆便所に汚物が山盛りになっていたことが伝えられた。火災を拡大した要因の一つは、能登地方に多い板壁である。黒い瓦屋根と板塀の家が能登地方の家の特徴である。瓦屋根は家の上部を重くするので地震に弱い。火災発生前に朝市通りの家屋のいくつかは倒壊したはずだ。このことを川の対面や周囲の倒壊家屋が示している。

 北陸電力志賀原発における放射線警報装置であるモニタリングポストについて「発電所に設置しているモニタリングポストの数値に変化はなく、外部への放射能の影響はありません」と2024年1月2日に北陸電力は広報した。志賀原発周囲に設置されていたモニタリングポストは有線による通信ならびに無線による通信が共に途絶えたものがあった。地震によって有線通信の回路は破断し、無線通信は一時機能を失った。ドコモ、ヤフー、楽天などの無線通信の各社が中継車を配置して通信機能の補充をした。被災直後に安否確認の携帯電話が途絶えたようすをテレビ中継が伝えていた。

 輪島市の朝市通りの火災を大きくした要因の一つは消防用の水道設備の破損である。大きな揺れがあると水道設備は引き裂かれる。同じことがモニタリングポストの有線回線で発生し、無線回線の設備は損壊した。無線通信のための通信会社の中継車が各所で稼働しているようすがこれを物語る。

 輪島市の朝市通りにほど近い表通りにある七階建て鉄筋コンクリート造りのビルの倒壊である。ビルに隣接する居酒屋にすむ二人の女性が押しつぶされた家で命を落とした。倒壊したビルは輪島市の中心部の観光名所、輪島朝市通りから300メートルほどの場所にある。

 現場を調べた東京大地震研究所耐震工学の楠浩一教授らのチームは、地下の岩盤に打ち込まれた一部の杭が損傷して傾いために他の杭が基礎部分から抜けたと推定している。建築基準法の耐震基準は、1978年の宮城県沖地震による建物被害を受け、1981年に強化されたものの、新しい耐震基準は建物本体が強化に限定されていて、杭の強度面では巨大地震を想定していないことを楠浩一教授が語る。7階建てのビルは片側が大きく沈み込んで横倒し。3カ所の基礎部分が露出した。露出した基礎部分にはそれぞれ4、5カ所の穴があったが杭は付いていなかった。抜けて地下に残されたのか。片側の杭が激しい揺れによって折損したことで建物の沈み込んだとみられる。建物が傾き回転してしたために、引っ張る力を受けた杭が耐えきなくて基礎から抜けた。ビルは1972年に建てられている。古い耐震基準の時代。周囲の複数の建物の傾きも確認された。傾いている建物は杭が損傷している恐れが指摘される。

令和6年能登半島地震による被害状況等について(令和6年2月8日14:00現在)政府非常災害対策本部(bousai.go.jp)(以下計量計測データバンク編集部による抜粋)

医療関係(厚生労働省情報:2月8日12時00分時点)

①医療施設の被害状況

○石川県の9医療機関において水使用不可等の被害が発生中。
○石川県の2医療機関において倒壊の危険のある建物があるが、危険のある建物内の患者は搬出済み。
○福井県は現時点で被害報告無し。
○新潟県、富山県はすべて復旧済み。

②医薬品・医療機器製造販売業、卸売販売業関係
○県庁経由や業界団体通じて被災の報告を受けている製造所があり、現在、製造設備の稼働への影響を確認中。
(18)社会福祉施設等関係(厚生労働省情報:2月8日 14:00 現在)
①高齢者関係施設の被害状況
○石川県内において、29 施設に停電(全施設復旧済)、148 施設に断水あり(うち 75 施設は復旧済)、6 施設に建物の被害(うち、1 施設においては建物全焼)あり、 DMAT が関与した二次避難 26 施設(搬送予定を含む。21 日 18 時時点)、その他避難 17 施設(うち 2 施設は帰園済)。(1/26)
○新潟県内において 25 施設に建物被害あり。(1/23)
○富山県内において1施設に停電(復旧済)、13 施設に断水あり(全施設復旧済)、8 施設に建物被害あり、2 施設が他施設に避難中。(うち 1 施設は帰園済)(1/19)
○上記被害があった施設において、人的被害なし。
・また、石川県金沢市よりも北の5市7町に所在する施設のうち、施設から災害時情報共有システムに被害の報告はないものの、石川県庁が1月3日時点で個別に連絡を取れていない102施設について、被害状況や物資の不足状況等を確認するため、関係団体とも協力の上、個別に連絡を行い、全ての施設の状況を確認済み。(1/6)

(19)保健・衛生関係(厚生労働省情報:2月8日 14:00 現在)

①人工呼吸器在宅療養難病患者

○現時点で被害報告無し。

②人工透析
【石川県】
1.透析医療機関の総数:43 医療機関
2.1のうち、透析が出来ない医療機関の総数:5医療機関(最大:7医療機関)
3.2の機関に通院していた透析患者のうち透析困難な患者数:0人(最大:360人)
4.透析を受けることが出来ない患者への対応: 通院が困難な患者については、1/4 までの搬送により、概ね搬送済み。1/5 以降は受入先の医療機関で引き続き透析を実施中。
【富山県】
○全施設が通常の透析医療を再開。
③保健所の被害状況
○石川県能登北部保健福祉センター(能登北部保健所):正面玄関風除室が損傷。断水中。停電し、非常用電源稼働中(1/1)
→電力について、通常電源で復旧済み。(1/2)
(20)薬局、薬剤師、輸血用血液製剤、毒物劇物関係(厚生労働省情報:2月8日14:00 現在)
①輸血用血液製剤
○現時点で被害報告無し。(1/1)

(26)農林水産関係(農林水産省情報:2月8日14:00現在)

①農作物等の被害

○長野県において、農地7か所、農業用施設6か所の被害
○石川県において、畜産農家で断水 33 件、施設損壊 46 件、生産物廃棄・家畜被害 23件、道路損傷 19 件、県施設(農業試験場及び畜産試験場)のガラス破損・堆肥舎の一部破損・一部地盤陥没、放牧場の施設で一部破損、畜産センターで断水・施設一部破損・土砂流出、食肉センターで一部損傷・地盤陥没(作業に支障なく1月8日から屠畜開始)、北部家畜保健衛生所・北部家畜保健衛生所能登駐在で施設一部損壊・断水等、緑化センターで施設一部損壊、育苗施設・ライスセンター・集出荷場・倉庫 106 か所で建屋・設備の損壊等、農地 133 か所、農業用施設 1,149 か所の被害
○新潟県において、いちごの果実損傷、ハウス内液状化によるチューリップ等の廃棄・収穫不能、パイプハウス 18 棟で被害、農作業場等 203 棟で被害、乾燥調製施設2棟で被害、精米施設で籾タンクの破損等、農業法人所有の米倉庫等で床の隆起、ポンプ小屋が液状化による沈下、ぶどうのフリーズドライ加工施設で基礎のひび割れ等、鶏舎の集卵配送ラインの破損等(復旧済み)、採卵鶏の飼料タンクの破損、養豚場で浄化槽の排水処理管破損、農業機械 17 台で被害、農業用ハウス暖房機の燃料漏れ、農業用ハウス等の給水設備配管2件で破損、いちご栽培棚の落下、チューリップ栽培棚の崩れ(復旧済み)、養蜂箱2件で破損、カントリーエレベーター10 か所で雨どいの落下・オイルサービスタンクの損傷・シャッターの破損等、JA 集出荷・JA 選果場の5か所で、床・外壁ひび割れ・オーバースライダー下部の一部損傷等、JA等の米倉庫等 20 か所で外壁ひび割れ等、JA種苗生産施設3か所でシャッターの歪み等、JA等の精米所3棟で倉庫外壁・天井板の破損等、その他共同利用施設10か所で通用口扉の損傷等、JA米倉庫等 21棟で荷崩れ・一部破袋、農地26 か所、農業用施設等308か所の被害
○富山県において、高設イチゴベンチ転倒・地面隆起、鶏舎の敷地内斜面崩落、格納庫(鶏卵保管場所)地盤沈下、農作業場ガラス破損、豚舎の基礎・床・天井梁の損傷等、カントリーエレベーター10か所で施設基礎ズレ等、ライスターミナルでラック倉庫内部に被害、育苗センター2か所で外壁・内壁亀裂・オーバースライダーの損傷等、青果物センター施設で基礎ズレ、くん炭施設でもみがら搬送ダクト亀裂、堆肥舎2か所で駐車場法面土砂崩れ・機械破損等、大豆共同乾燥施設で瓦落下・施設内壁崩落・昇降機変形、はとむぎ焙煎施設で焙煎機ガス管ズレ、農業用倉庫28施設で外壁亀裂等、食肉流通施設で路面地盤沈下・亀裂・配管・側溝損傷・屋根板落下、農地274か所、農業用施設等1,839か所の被害
○福井県において、園芸用パイプハウス28 棟でハウスの歪み、養鶏施設の給水設備でポンプの故障、JA精米施設で一部破損、JAカントリーエレベーターで施設一部破損、JA ハウスで施設一部破損、農地11か所、農業用施設44か所の被害
○岐阜県において、農地2か所、農業用施設1か所の被害

②林野関係の被害情報
○長野県において、特用林産施設等30箇所の被害
○石川県において、近畿中国森林管理局のヘリ調査を実施し、珠洲市、輪島市及び能登町等で多数の山腹崩壊・地すべりを確認(被害状況確認中)、現在、林地荒廃53箇所、治山施設25箇所、林道施設等143箇所、木材加工流通施設24箇所、特用林産施設18箇所の被害
○新潟県において、林地荒廃1箇所、林道施設等6箇所、木材加工流通施設2箇所、特用林産施設等29箇所の被害
○富山県において、林地荒廃3箇所、林道施設等23箇所、木材加工流通施設5箇所、特用林産施設等7箇所の被害

③水産関係の被害情報
○石川県において、漁船の転覆、沈没146 隻以上、座礁16 隻以上、一部損壊43隻以上、流出28隻以上(18隻が新潟県の沿岸に漂着)、カキ等の養殖施設5件の破損等、水産総合センターの配管の破損等の被害、60漁港で防波堤、岸壁、臨港道路の損傷等(志賀町から珠洲市の外浦海域の漁港では、地盤隆起による海底露出)の被害、漁業集落排水施設13か所で損傷等、水産業共同利用施設(荷さばき所等)26か所で損傷等、漁業用施設69か所で損傷等の被害
○新潟県において、漁港内で漁船17隻が横転、破損等、保管中の漁網の流出、大型定置網のアンカーロープの切断、陸上水槽の稚ナマコの流出、液状化による漁協事務所の傾き等、3漁港で臨港道路の破損等の被害、水産業共同利用施設(荷さばき所等)7か所で液状化等の被害
○富山県において、漁船の沈没3隻、破損5隻、大型及び小型定置網45か所の破損又は流出等、サケ稚魚飼育池の配管の損傷及びサケ稚魚の斃死等、10漁港で岸壁、護岸の沈下、臨港道路の破損等の被害、1漁港海岸で離岸堤損傷の被害、漁業集落排水施設2か所で損傷等、水産業共同利用施設(給油施設等)35か所で傾きや損傷等の被害
○福井県において、漁船1隻のプロペラ破損の被害

地震の概要(気象庁情報:2月8日 14:00 現在)

(1)1 月 1 日 16 時 10 分の地震
①発生日時
○令和 6 年 1 月 1 日 16:10
②震源及び規模(暫定値)
○場所:石川県能登地方(北緯 37.5 度、東経 137.3 度)
○規模:マグニチュード 7.6(暫定値)
○震源の深さ:16km(暫定値)
③各地の震度(震度 5 強以上)
石川県 震度 7 志賀町、輪島市
震度 6 強 七尾市、珠洲市、穴水町、能登町
震度 6 弱 中能登町
震度 5 強 金沢市、小松市、加賀市、羽咋市、かほく市、能美市、宝達志水町
新潟県 震度 6 弱 長岡市
震度 5 強 新潟中央区、新潟南区、新潟西区、新潟西蒲区、三条市、柏崎市、見附市、燕市、糸魚川市、妙高市、上越市、佐渡市、南魚沼市、阿賀町、刈羽村
富山県 震度 5 強 富山市、高岡市、氷見市、小矢部市、南砺市、射水市、舟橋村
福井県 震度 5 強 あわら市
(2)地震活動の状況
○1 月 1 日 16:06 の最大震度 5 強の地震以降、2 月 8 日 11 時 00 分現在、震度 1 以上を観測した地震が 1614 回(震度 7:1 回、震度 6 強:0 回、震度 6 弱:1 回、震度 5 強:7回、震度 5 弱:8 回、震度 4:46 回、震度 3:165 回、震度 2:412 回、震度 1:974回)
(3)津波警報等
○1 日 16 時 10 分に発生した石川県能登地方を震源とする地震の津波注意報は、2 日 10
時 00 分に全て解除。
(4)今後の気象の見通し(2/8 11:00 時点)
○被災地域において、特段の留意事項なし
2 人的・住家被害等の状況(消防庁情報:2 月 8 日 14:00 現在)
(1)人的・住家被害
≪死者の内訳≫
【石川県】七尾市5人、輪島市103人、珠洲市102人、羽咋市1人、志賀町2人、穴水町20人、能登町8人

(2)原子力施設関係(原子力規制庁情報 2月8日13:00現在)

①北陸電力(株)志賀発電所

ア 事象発生前のプラントの状況
○1号機:定期検査中
○2号機:定期検査中
イ トラブルの経過
○共通
令和6年1月1日 16:10 地震発生(石川県志賀町 震度7)、大津波警報

○1号機
令和6年1月1日
16:10 定期検査中(停止中)
16:49 燃料プール冷却浄化系(FPC)ポンプが地震直後にトリップしたが、再起動
18:20 使用済燃料プールのスロッシングについて、現在は水位が維持されており、冷却に異常なし。また、周辺環境への影響もなし。

○2号機
令和6年1月1日
16:10 定期検査中(停止中)
16:45 2号機主変圧器で火災発生、噴霧消火実施
16:51 2号機主変圧器の火災について、現場確認により火災と判断。公設消防へ通報済
17:18 500KV 焦げ(公設消防に連絡済)、275KV に切替え済。
17:29 2号機主変圧器の火災について、自衛消防隊と運転員により火災なしを確認。
17:30 開閉所について、自衛消防隊が、こげ臭がないこと、火の手が上がっていないことを確認
ウ 施設の現在の状況

○止める
・1号機:原子炉停止中
・2号機:原子炉停止中

○冷やす
・1号機:使用済燃料プールを燃料プール冷却浄化系(FPC)ポンプにより冷却中
・2号機:使用済燃料プールを燃料プール冷却浄化系(FPC)ポンプにより冷却中

○閉じ込める
・モニタリングポスト異常なし

エ 対応状況

【1号機】
<電源>
・外電を 275kV(1号線、2号線)で受電中→17:42 1号機起動変圧器に油漏れを確認→18:49 1号機起動変圧器の油漏れのため、275kV から 66kV に切替え準備中→19:13 66kV に切替え完了→1 月 13 日、予防保全として赤住線の碍子等の交換作業を実施するため 66kV から 275kV に切替え、当日作業完了(現在は 275kV により受電中)
・非常用ディーゼル発電機(DG)A,B,の2台待機中、1月17日 非常用 DG(H)は試運転中に自動停止したため使用不可→1月29日自動停止の原因と対策を講じたため、非常用 DG(H)は待機状態に移行。

【2号機】
<電源>
・外電を 275kV(1号線、2号線)で受電中
・非常用 DG(A,B)の2台待機中、非常用 DG(C)は点検中のため使用不可
②東京電力(株)柏崎刈羽原子力発電所
ア 事象発生前のプラントの状況
1号機:定期検査中
2号機:定期検査中
3号機:定期検査中
4号機:定期検査中
5号機:定期検査中
6号機:定期検査中
7号機:定期検査中
イ トラブルの経過

○共通
令和6年1月1日
16:06 固体廃棄物貯蔵庫で火報発報、現場確認中
16:10 地震発生(新潟県柏崎市 震度5強)、津波警報
17:21 構外のサービスホールで火報発報、現場確認中
17:30 公設消防が、固体廃棄物倉庫の火報は誤報であることを確認
17:38 自衛消防隊が、サービスホールの火報は誤報であることを確認

○1~7号機
令和6年1月1日
16:10 定期検査中(停止中)
19:03 現場目視により、7号機に2箇所(1m×1m)のスロッシングを確認。
19:30 現場目視の結果、2・3・4・6・7号機にスロッシングを確認。
ウ 施設の現在の状況

○止める
1号機:原子炉停止中
2号機:原子炉停止中
3号機:原子炉停止中
4号機:原子炉停止中
5号機:原子炉停止中
6号機:原子炉停止中
7号機:原子炉停止中

○冷やす
1号機:使用済燃料貯蔵プールを燃料プール冷却浄化系(FPC)ポンプにより冷却中
2号機:使用済燃料貯蔵プールを燃料プール冷却浄化系(FPC)ポンプにより冷却中
3号機:使用済燃料貯蔵プールを燃料プール冷却浄化系(FPC)ポンプにより冷却中
4号機:使用済燃料貯蔵プールを燃料プール冷却浄化系(FPC)ポンプにより冷却中
5号機:使用済燃料貯蔵プールを燃料プール冷却浄化系(FPC)ポンプにより冷却中
6号機:使用済燃料貯蔵プールを燃料プール冷却浄化系(FPC)ポンプにより冷却中
7号機:使用済燃料貯蔵プールを燃料プール冷却浄化系(FPC)ポンプにより冷却中

○閉じ込める
モニタリングポスト異常なし

道路(国土交通省情報:2月8日12:00現在)

①高速道路 1 路線 2 区間で南向き通行止め

○能越道(のと三井 IC~穴水 IC)【2 区間】北向き通行可、南向き通行止め
※のと三井 IC~のと里山空港 IC は、2 月下旬までに南向き通行止め解除予定。(1 車線通行(北向きの一方通行)から 2 車線通行(対面通行)に切り替え予定)

②補助国道 40 区間通行止めのうち 28 区間(約 7 割)復旧3 路線 12 区間で通行止め

○国道 249 号(石川県志賀町大福寺)土砂崩れ
○国道 249 号(石川県珠洲市仁江町)土砂崩れ
○国道 249 号(石川県珠洲市若山町)法面崩壊
○国道 249 号(石川県珠洲市大谷町)トンネル損傷
○国道 249 号(石川県輪島市名舟町)土砂崩れ
○国道 249 号(石川県輪島市門前町西円山)法面崩壊
○国道 249 号(石川県輪島市大野町)法面崩壊
○国道 249 号(石川県輪島市町野町大川)法面崩壊
○国道 249 号(石川県輪島市久手川町)道路段差
○国道 359 号(石川県金沢市宮野町)土砂崩れ
○国道 359 号(富山県小矢部市五郎丸)道路損壊
○国道 471 号(富山県富山市八尾町栃折)路面沈下

③都道府県道等 3 県 145 区間通行止めのうち 91 区間(約 6 割)復旧

現在 54 区間で通行止め
○石川県 49 区間
※のと里山海道は、越の原 IC~横田 IC を 2 月下旬までに、穴水 IC~越の原 IC を3 月中旬までに通行止め解除予定。(いずれも、1 車線通行(北向きの一方通行)を確保する予定)
○新潟県 1 区間
○富山県 4 区間

鉄道(国土交通省情報:2月8日12:30現在)

【施設被害】2 事業者 2 路線
○JR 西日本:七尾線 和倉温泉駅、ホーム損傷等
(七尾駅~和倉温泉駅間は、2/15 から運転再開予定)
・1/11 現地調査実施:TEC-FORCE 5 名
○のと鉄道:七尾線 穴水駅、レール損傷等
(和倉温泉駅~能登中島駅間は、2/15 から運転再開予定。能登中島駅~穴水駅間は、4 月中の運転再開を目指して、JR 西日本において復旧工事中)
・1/9~10 現地調査実施(合計 12 名):TEC-FORCE 5 名、鉄道・運輸機構 鉄道災害調査隊
(RAIL-FORCE)7 名
・1/18~ TEC-FORCE 3 名をのと鉄道に派遣・常駐。復旧作業支援のための連絡調整等
・1/19 鉄道等の災害復旧に係る事業間連携に関する連絡調整会議(省内関係局、鉄道事業者)を開催
・1/25 鉄道等の災害復旧に係る事業間連携に関する地方連絡調整会議(北陸地整局、北信運輸局、石川県、鉄道事業者等)を開催
・1/29~七尾駅~穴水駅間で代行バス運転開始
・2/1~線路への流入土砂の撤去のため、道路復旧用の砕石を一時的に活用し、進入路造成に着手

【運転見合わせ】
<新幹線>なし

<在来線>2事業者2路線
・JR 西日本:七尾線
・のと鉄道:七尾

輪島で倒壊の7階建てビルを専門家が調査 揺れで杭が破断した可能性 [能登半島地震] [石川県]:朝日新聞デジタル (asahi.com)
能登半島地震で倒壊した石川県輪島市の7階建てビルについて、東京電機大の研究者が、現地を調査した。ビルから固い地盤に打ち込んだ杭が、激しい揺れによって接合部で断ち切れたり抜けたりした可能性があるという。調査をしたのは、安田進名誉教授(地盤工学)と石川敬祐准教授(地盤工学)。7日に記者も同行した。倒壊したビルは、輪島市の中心部の観光名所「輪島朝市」から約300メートル離れた場所にある。柱など建物の構造自体は崩れた様子はなく、まるで立っているときのまま根元から折れたように倒れていた。建物の底の部分には、直径20~30センチとみられる丸い穴が四つあるコンクリートのブロック。安田さんは「これは、地下の固い地盤に打ち付けた杭と建物の底を接合する穴です」と説明した。ビルは地盤の上に直接建てる「直接基礎」と、建物から固い地盤に杭を打ち込んで建物を支える「杭基礎」がある。安田さんによると、このビルは杭基礎だという。だが、底からつながっているはずの杭の本体は見つからなかった。安田さんは、揺れによって地面と建物との接合部で杭の頭が破断されたり、抜けたりしていて、杭の本体は地面の中に残っているとみる。

西崎啓太朗2024年1月2日 12時19分 ポキッと折れたように倒れたビル 「どうして」救助を待つ人の嗚咽 [能登半島地震] [石川県]:朝日新聞デジタル (asahi.com)
7階建てとみられるビルが根元からポキッと折れたように倒れていた。隣にあった木造とみられる建物が、ビルの重さで押しつぶされていた。その押しつぶされた建物に向かって、「どうして」「どうして」と泣きながら声をかけ続け、救助を待つ親族とみられる人の姿があった。ビルは隣の建物だけでなく、周囲の信号機も直撃し、押し倒していた。信号機は粉々になったように金属片が周囲に散乱していた。

仲良かった妻と子の思い出を 翌々日まで寄り添った現場で 輪島のビル倒壊:朝日新聞デジタル (asahi.com)
2024年1月29日 5時00分
能登半島地震で、石川県輪島市の居酒屋が7階建てビルに押しつぶされた。関東から移住してきた一家の住まいでもある。28日、現場には、失った妻子の思い出を探す店主の姿があった。

「ちくしょう」余震で進まない救助活動に涙 7階建てビル倒壊の現場 [能登半島地震]:朝日新聞デジタル (asahi.com)
西崎啓太朗2024年1月3日 20時54分
「逃げろ!」3日午前、7階建てビルの倒壊現場に叫び声が響いた。約20人の消防隊員が大急ぎでビルのそばから駆けだした。この日も震度5強の揺れに見舞われた石川県輪島市の中心部、河井町。根元から折れたように倒れたビルが、隣にあった居酒屋兼住宅を押しつぶしている。隊員らが救助しようとしていたのは、ビルの下に取り残された女性だった。


2024年1月8日 11時30分 輪島で倒壊の7階建てビルを専門家が調査 揺れで杭が破断した可能性 [能登半島地震] [石川県]:朝日新聞デジタル (asahi.com)


「ちくしょう」余震で進まない救助活動に涙 7階建てビル倒壊の現場 [能登半島地震]:朝日新聞デジタル (asahi.com)

西崎啓太朗2024年1月3日 20時54分
「逃げろ!」3日午前、7階建てビルの倒壊現場に叫び声が響いた。約20人の消防隊員が大急ぎでビルのそばから駆けだした。この日も震度5強の揺れに見舞われた石川県輪島市の中心部、河井町。根元から折れたように倒れたビルが、隣にあった居酒屋兼住宅を押しつぶしている。隊員らが救助しようとしていたのは、ビルの下に取り残された女性だった。

令和6年能登半島地震による被害状況等について(令和6年2月8日14:00現在)政府非常災害対策本部(bousai.go.jp)(計量計測データバンク編集部による抜粋情報)

令和6年能登半島地震による被害状況等について(令和6年2月8日14:00現在)政府非常災害対策本部(bousai.go.jp)

[資料-その1-]

田中館愛橘の物理普及講演と寺田寅彦の物理学を元にした随筆

品質工学における地震予測への取り組み 矢野宏

寄稿・エッセー【矢野宏】本紙7月19日号の社説に (keiryou-keisoku.co.jp)


[資料-その2-

2024年1月22日 20時22分 志賀原発 能登 地震で何が?現状は?詳しく 火災や爆発音って…北陸電力の情報発信に大きな課題 | NHK | 各地の原発
地震後に確認された原発敷地内の段差

地震が発生した当初、北陸電力は変圧器が壊れた際に消火設備が作動したことや「爆発したような音と焦げ臭い匂いがあった」とする情報を原子力規制庁に報告しました。これを受けて、林官房長官は緊急の記者会見のなかで「志賀原子力発電所では、変圧器の火災が発生したが、消火済みでありプラントに影響はない」などと述べました。(1日19:00~)。しかし、北陸電力はその後、現場調査をした結果として、「火災はなかった」と発表しました。また2号機の変圧器が壊れたことで漏れ出た油の量についても、北陸電力は当初、およそ3500リットルと発表していましたが、その後、5倍以上のおよそ1万9800リットルだったと訂正しました。油漏れは1号機の変圧器でも。津波についても、北陸電力は1月2日に開いた記者会見で、「水位を監視していたものの、有意な変化は確認されなかった」と発表していました。(2日11:00)。しかし、その日の夜になって、敷地内に設置していた水位計で3メートルの水位上昇が確認されていたと訂正しました。(2日 21:00)。北陸電力は、社内で適切な情報連携がとれていなかったことが原因だったとしています。

2024年1月22日 20時22分 志賀原発 能登 地震で何が?現状は?詳しく 火災や爆発音って…北陸電力の情報発信に大きな課題 | NHK | 各地の原発
志賀原発の周辺では半径30キロ以内に、およそ6万世帯、15万人近くが住んでいて、石川県と9つの市と町が避難計画を策定し、国道など11本の道路を主なルートに設定しています。しかし、1日の地震のあと、能登半島から金沢市方面へ抜ける自動車専用道路が全面通行止めになるなど、原発から30キロ以内の国道や県道では主な避難路を含め20か所余りで、少なくとも5日以上は通れない状態が続きました。加えて、避難計画では原発の北側に住む人は能登半島の先端部に近い輪島市や珠洲市などに避難する想定ですが、そうした地域で道路などにより大きな被害が出ています。

【本編】2024/01/18「能登半島地震から問い直す原発稼働の危険性」原子力市民委員会(CCNE)緊急オンラインシンポジウム (youtube.com)

「日本計量新報」今週の話題と重要ニュース(速報版)2024年02月01日号「日本計量新報週報デジタル版」

志賀原子力発電所 - Wikipedia

2024年01月28日にデータ取得 原子力発電所の現在の運転状況|原子力規制委員会 (nra.go.jp)
原子力規制委員会 最終更新日:2024年1月22日
原子力発電所の現在の運転状況
北海道電力株式会社 泊発電所の現在の運転状況
1号機 停止中(定期検査中)
2号機 停止中(定期検査中)
3号機 停止中(定期検査中)
東北電力株式会社 東通原子力発電所の現在の運転状況
1号機 停止中(定期検査中)
東北電力株式会社 女川原子力発電所の現在の運転状況
1号機 廃止措置中
2号機 停止中(定期検査中)
3号機 停止中(定期検査中)
東京電力ホールディングス株式会社 柏崎刈羽原子力発電所の現在の運転状況
1号機 停止中(定期検査中)
2号機 停止中(定期検査中)
3号機 停止中(定期検査中)
4号機 停止中(定期検査中)
5号機 停止中(定期検査中)
6号機 停止中(定期検査中)
7号機 停止中(定期検査中)
東京電力ホールディングス株式会社 福島第一原子力発電所の現在の運転状況
1号機 廃止
2号機 廃止
3号機 廃止
4号機 廃止
5号機 廃止
6号機 廃止
東京電力ホールディングス株式会社 福島第二原子力発電所の現在の運転状況
1号機 廃止措置中
2号機 廃止措置中
3号機 廃止措置中
4号機 廃止措置中
日本原子力発電株式会社 東海第二発電所の現在の運転状況
停止中(定期検査中)
日本原子力発電株式会社 東海発電所の現在の運転状況
廃止措置中
中部電力株式会社 浜岡原子力発電所の現在の運転状況
1号機 廃止措置中
2号機 廃止措置中
3号機 停止中(定期検査中)
4号機 停止中(定期検査中)
5号機 停止中(定期検査中)
北陸電力株式会社 志賀原子力発電所の現在の運転状況
1号機 停止中(定期検査中)
2号機 停止中(定期検査中)
日本原子力発電株式会社 敦賀発電所の現在の運転状況
1号機 廃止措置中
2号機 停止中(定期検査中)
日本原子力研究開発機構 高速増殖原型炉もんじゅの現在の運転状況
廃止措置中
日本原子力研究開発機構 新型転換炉原型炉ふげんの現在の運転状況
廃止措置中
関西電力株式会社 美浜発電所の現在の運転状況
1号機 廃止措置中
2号機 廃止措置中
3号機 運転中
関西電力株式会社 大飯発電所の現在の運転状況
1号機 廃止措置中
2号機 廃止措置中
3号機 運転中
4号機 運転中
関西電力株式会社 高浜発電所の現在の運転状況
1号機 運転中
2号機 運転中
3号機 運転中
4号機 停止中(定期検査中)
中国電力株式会社 島根原子力発電所の現在の運転状況
1号機 廃止措置中
2号機 停止中(定期検査中)
四国電力株式会社 伊方発電所の現在の運転状況
1号機 廃止措置中
2号機 廃止措置中
3号機 運転中
九州電力株式会社 玄海原子力発電所の現在の運転状況
1号機 廃止措置中
2号機 廃止措置中
3号機 停止中(定期検査中)
4号機 運転中
九州電力株式会社 川内原子力発電所の現在の運転状況
1号機 運転中
2号機 運転中

原子力規制庁幹部職員名簿|原子力規制委員会 (nra.go.jp)

実録:東大話法を地で行く市村知也なる官吏の芸風 (youtube.com)

ガル - Wikipedia
ガル(英: gal、記号:Gal)は、CGS単位系における加速度の単位である。gal という名称はガリレオ・ガリレイ (Galileo Galilei)にちなむ。
国際単位系においては認められていない非SI単位である。ただし、日本の計量法は地震動などの計量に限定してその使用を認めている。
1 Gal = 0.01 m/s2 = 1 cm/s2 である。
定義
国際単位系 (SI)における加速度のSI単位はメートル毎秒毎秒 (m/s2)である。一方、ガル (Gal)は計量法などにおいて「メートル毎秒毎秒の百分の一」と定義されている。すなわち、ガルはCGS単位の一つであり、非SI単位である。
単位記号
ガルの単位記号は、立体の「Gal」である。ガリレオ・ガリレイ (Galileo Galilei)の人名にちなむので、最初の文字は大文字である。ガルの1/1000であるミリガルの単位記号は、「mGal」である。
使用
加速度のSI単位は、前述のようにメートル毎秒毎秒 (m/s2)であるが、地震に関連する分野においては、CGS単位系に属するガルがよく用いられる。このため、計量法はその第5条第2項において特殊の計量に用いる計量単位として、「重力加速度又は地震に係る振動加速度の計量」に限定してガル(Gal)および1000分の1のミリガル(mGal)の使用を認めており、キロガルやマイクロガルの使用は計量法上いかなる場合にも認められない。
地球表面における重力加速度、すなわち標準重力は、正確に 9.80665 m/s2 = 980.665 Galである。(このことは、たとえば981ガルを越える加速度の振動がもしも鉛直方向に加わったならば、床にしっかり固定されていない物体はその質量が如何に大きくても床から離れて宙に浮いてしまうことを意味する。)
これまでの地震による世界最大の加速度は、岩手・宮城内陸地震(2008年6月14日)の際に岩手県一関市厳美町祭畤(まつるべ)で観測した4022ガルである。この記録は「地震時に記録された最大加速度」(largest peak ground acceleration measured in an earthquake )としてギネス世界記録に認定された。
ちなみに、1995年の阪神・淡路大震災では891ガルを、2011年の東日本大震災で震度7の宮城県栗原市では2,934ガルを、2016年の熊本地震で震度7を観測した熊本県益城町では1,580ガルを、2024年の能登半島地震で震度7を観測した石川県志賀町では2,828ガルを、それぞれ記録した。

震度とマグニチュード 地震の大きさを表す単位 日本計量新報記事 2011年3月27日2863号3面 (keiryou-keisoku.co.jp)
震度とマグニチュード 地震の大きさを表す単位
今回の東北地方太平洋沖地震は、マグニチュード9.0、最大震度7。世界で4番目の大きさであり、国内でも観測史上最大規模とされる。震度とマグニチュードは、地震発生時に気象庁により発表される。どちらも地震の大きさを表す単位であるが、その内容はどう違うのだろうか。
震度とマグニチュードの違い
震度はある場所(地点)での地震による揺れの強さを、マグニチュード(M)は地震そのもののエネルギーの大きさを表す。電球に例えると、電球の明るさをあらわす値がマグニチュード、電球から離れたある場所の明るさが震度に相当する。マグニチュードの小さい地震でも震源からの距離が近ければ揺れは大きくなり、震度が大きくなる。逆に、マグニチュードの大きな地震でも震源からの距離が遠いと揺れは小さく、震度も小さくなる。電球が明るくても、遠くなると暗くなる関係と同じであるといえる。
マグニチュードとエネルギー
マグニチュードと地震波の形で放出されるエネルギーとの間には、マグニチュードの値が1大きくなるとエネルギーは約32倍になるという関係がある。2増えると、エネルギーは32倍の32倍、すなわち約1000倍になる。マグニチュード9.0の地震ひとつで、マグニチュード8.0の地震32個分、マグニチュード7.0の地震1000個分のエネルギーに相当する。
モーメントマグニチュードと気象庁マグニチュード
マグニチュードは、1930年、米国の地震学者チャールズ・リヒターにより考案された。その後、より地震の姿を正確に把握するという目的のもと、さまざまなマグニチュードの計算方法が生まれた。よく聞かれる「モーメントマグニチュード(Mw)」は、1977年に日本の地震学者、金森博雄らが考案。地震は地下の岩盤がずれて起こるものであるが、モーメントマグニチュードとは、この岩盤のずれの規模(ずれ動いた部分の面積×ずれた量×岩石の硬さ)をもとにして計算する。普通のマグニチュードは、地震計で観測される波の震動から計算されるが、規模が大きな地震になると岩盤のずれの規模を正確に表せない。その点、モーメントマグニチュードは物理的な意味が明確で、大きな地震に対しても有効だという利点がある。ただし、高性能の地震計のデータを使った複雑な計算が必要なため、地震発生直後に行う地震の規模の推定には使えないこと、小規模の地震では精度よく計算するのが困難なことなどが欠点として挙げられる。日本の気象庁では、このモーメントマグニチュードと似ていながら、若干異なる「気象庁マグニチュード」を使用している。気象庁では、1970年代後半から、地震時の地面の動き(変位)の最大値から計算される「変位マグニチュード」と、地面の動く速度から求められる「速度マグニチュード」を組み合わせて計算している。その後、小規模な地震の場合にモーメントマグニチュードとの値のずれが大きくなるることがわかったため、計算方法を2003年に改定している。
マグニチュードや震度は世界共通か
外国の地震のマグニチュードが、同じ地震なのに新聞によって異なる値になっている場合がある。これは、マグニチュードの定義は大まかにいえば世界共通であるが、使っている地震計や地震観測網が異なるためである。一方、震度は、その国の建物の壊れやすさなどによって異なるため、国によって違う。
日本では10階級で表し(表)、震度計で観測する。外国では主に、MM震度階(モディファイド・メルカリ・スケール〔改正メルカリ震度階〕)という12階級の表現が使用されている。これは体感や被害による震度観測である。
【参考文献】▽気象庁ホームページ

地震予測と品質工学 矢野宏 | 「計量計測データバンク」ニュース - 楽天ブログ (rakuten.co.jp)

2024/01/08 版 2024年能登半島地震について 現地調査及び数値計算結果にもとづくまとめ PowerPoint プレゼンテーション (kyoto-u.ac.jp)


(計量計測データバンク 編集部)

2024-02-14-part-6-1-short-record-noto-earthquakes-and-uplift-phenomena-


能登大地震-その6-小さな記録 能登半島 港湾部の隆起現象(2)(計量計測データバンク)

能登大地震-その6-小さな記録 能登半島 港湾部の隆起現象(1)(計量計測データバンク)

能登大地震-その5-小さな記録 令和6年地震直後の能登半島(2)(計量計測データバンク)

能登大地震-その5-小さな記録 令和6年地震直後の能登半島(1)(計量計測データバンク)

能登大地震-その4-令和6年能登半島地震による被害状況(計量計測データバンク)

日本の自動車メーカーのエンジン特性などの不正の事例 (計量計測データバンク)

能登大地震-その3-志賀原発と4m隆起の鹿磯の堤防 (計量計測データバンク)

能登大地震-その2-志賀原発と4m隆起の鹿磯の堤防 (計量計測データバンク)

能登大地震-その1-水道をはじめとするインフラの復旧と被災者救援 (計量計測データバンク)

2023年のノーベル賞の各賞が決まる(計量計測データバンク編集部)

富士山と日本にある7つの氷河 文章 夏森龍之介

日本経済の未来-雑記帳-(データベース)その1by計量計測データバンク編集部

地球温暖化論争の雑記帳(データベース)by計量計測データバンク編集部

素描 モノ余り日本と働きたくない人々(計量計測データバンク)

原油価格高騰とその背景(計量計測データバンク 編集部)

計量計測のエッセー ( 2018年1月22日から日本計量新報の社説と同じ内容の論説です)

精神病患者を描くことでは北杜夫氏にまさる人はいない

計量行政費用の完全確保は社会の健全運営につながる

コロナ災害下、週二日タクシーで深夜帰宅する霞ヶ関35歳女性官吏

スマホの背後でニコンは半導体産業の基礎を担う

左手に天びんを持つ女神テミスは大学教授のヒ素鑑定をどう裁く

人の健康など多方面に広がる計測と計量法の関わりの実際

近海の水温は高いが海洋気温は違う

計測値の確かさが考慮されてこその計測である

自動車は高速移動するから裸の人には危険物体である

嘘という犯行を強制されて自分を失った財務省官吏

大脳皮質の一部だけを働かせているような法曹と公務員試験

計量行政は基盤的な社会的な共通資本である

新型コロナウイルス感染症の基礎知識と最新の状況(2021年5月25日現在)

人間万事塞翁が馬 心やすく良く働くこと

よく働くことを喜びとする 渋沢栄一の論語と算盤

日本の学生の無駄な一年を取り戻す

読み書きソロバンができない大学生

日本の計量器産業の生産高は1兆円、広義の計量器企業の売上高は3兆円
(日本の計量器産業の生産高は1兆円)(広義の計量器企業の売上高は3兆円と推計できる)(計量器生産高はGDP対比0.2%あるいは0.6%)(新しい計測方法ができることがはてしなく続く)(計測センサーは神経系の各部の神経と同じ働きをする)(人の神経組織は数千あるいは数万以上、これに未来の計測器をかさねる)(人の脳の質量は成人で体重の2%だが脳の働きは質量と連動しない)(神経の質量は脳の質量の1000分の1ほどか)(経済と社会を対象に痛い痒いを知るのが計測器だ)(取引の公正を実現する計測器)

数学者と物理学者は数式によって実現されることを事実だと考えている

重力とは 重力の単位 地球の重力値 重力の作用

袋事故におけるハイブリット車暴走の原因は誤操作によるか機械故障か

新型コロナウイルス感染症ワクチン

走り、曲がり、止まるという車の機能にはさまざまな技術要素と交通事故

計量行政職員は計量の安全を守る護民官として位置づけられていた

カーボンニュートラルという虚構政策

科学研究費に求める成果に振り回される人々

人の言葉の基(もとい)は教養である

人口減少の事情と日本の50年先の状態

2020年日本経済の素描

机と椅子が織りなす快適値としての29cmという科学

新型コロナウイルス感染症COVID-19対応の温度計測機器

文武両道は集団催眠がもたらした言葉だ

日本の次世代経済はのみの市経済か

COVID-19に感染したら生命と財産を何とか守ってやる

バベルの塔に似た都市集中と林の中の工場との対比

新自由主義批判にも聞こえるトマス・モアのユートピア

COVID-19におびえて洞窟に3カ月避難した日本

新型コロナ対応で経済を止める愚挙

(タイトル)

新型コロナウイルスへの国と東京都の対応の是非

新型インフルエンザ薬タミフル誤計量と天秤の改善措置
計測と計量管理の教養こそ計測技術者が身につけるべきこと

計測がねじ曲げられると白が黒になる(白いものを黒くしてしまう社会の掟の怖さ)

いつでも使える計量辞書としての国際単位系ページの利用

田中館愛橘の物理普及講演と寺田寅彦の物理学を元にした随筆

適正な計量の実施は国家と地方公共団体が共同して実現すべきもの

素直でない人は嘘をつく 素直とは正直者のことだ

法人とその構成員の意欲と能力を映し出しているwebサイト

数値や言葉を翻訳変換して診断する

大手情報媒体が低俗化しフェイク情報が充満する

人は他の人を映し鏡として生きる意義を成立されている

カメラの撮影枚数にみる技術開発とリチウムイオン電池

地が裂け山が崩れ洪水が人を襲う日本の自然(ハザードマップは人が住んではならない場所を示す地図だ

法人とその構成員の意欲と能力を映し出しているwebサイト

子供は無心で身体を動かす労働は楽しいことだった

地が裂け山が崩れ洪水が人を襲う日本の自然(ハザードマップは人が住んではならない場所を示す地図だ)

ものを考えない人にはニュースも情報もない

地震予知も都市改造もできないから地震がきたら自分で身を守れ

計量行政は適正な計量の確保にあり利益は国民が享受する

人口が減り高齢化が進む国はどのようになるか

地震計は地震を予知する機能を持たない

旧来の販売方法の不合理性がネットオークションを成立させた

計量法の検定制度は主権者たる国民のためにある

パソコンは使えないしインターネットは知らない(役所は知らせることをしない奇妙な組織である)

部分を測っただけで全体を推論した結果の地球温暖化論

計測値で語られる諸因果の受け止め方

嘘をつく人、怒鳴る人、嫌なことをユーモアで包む人

球速表示160kmは確かか(球速表示160kmは信ずるに値するものなのか)

用途としての放射能と放射線の単位があり震災復旧では物を見る目になる

計測には二つの性質がある (計測には純粋科学と人の欲望の調和という二つの性質がある)

社会と購買者への信用ある通信としての広告

計量法は人の欲望のぶつかり合いを仲介し調整する

トレーサビリティに関するドイツの小話にみる教訓 「コンパティブルだがトレーサビリィ不足だった質量測定の一例」

内需依存型産業社会日本と人口減少社会の在り方

控えめな計量法が適用されて実現する平和な社会 (サブタイトル)キログラムの単位記号はkgでありKGではない。メートルの単位記号はmでありMではない。

計量の教養こそ身に付けるべき課題だ

0.1%の計量器の検定・検査が世のなかに適正計量を実現をもたらす

見えないモノを見えるようにする計測技術

すべては丈夫な身体と丈夫な心あってこそ

消費は人口減少の度合いで減りGDPも同様に推移する

強い欲求をもっているとニーズは自ずと分かるものらしい

キログラムは新定義を満足させたうえ50 µgから10 µgに精度向上

質量と重量の違い及び質量の単位キログラムの定義変更

規則に照らせば不正でも総合性能としては問題ない事柄

バベルの塔とノアの箱舟の伝説と旧カヤバ工業の免震性能偽装

計量と計測は人の間にどのようにかかわるか

自動ハカリの検定実施は日本の計量制度に大きな転換をもたらす

2018年11月16日開催の国際度量衡総会で質量の単位キログラム(kg)を定義変更

事実は小説よりも奇なり 二つの事件

計測システムがわかることが計測における教養だ

世の中は計測でできている

計測の目的と精密さの実現の整合

計量法は人の欲望のぶつかり合いを仲介し調整する

0.1%の計量器の検定・検査が世のなかに適正計量をもたらす

見えないモノを見えるようにする計測技術

すべては丈夫な身体と丈夫な心あってこそ

消費は人口減少の度合いで減りGDPも同様に推移する

キログラムは新定義を満足させたうえ50 µgから10 µgに精度向上

強い欲求をもっているとニーズは自ずと分かるものらしい

自動ハカリの検定実施は日本の計量制度に大きな転換をもたらす

2018年11月16日開催の国際度量衡総会で質量の単位キログラム(kg)を定義変更

日本人の頭骨の変化を計測値が示す副題(鎌倉時代の日本人の頭は前後に長い形をしていた)

優良事業所が適正計量管理事業所の指定を受ける社会的責任

計測の目的と求められる確かを考える

地方計量行政の模範県を躊躇なく真似たい

自動ハカリの指定検定機関制度と行政組織の関わり方

1%の検定で計量の安全を実現している日本の計量制度

自動ハカリの指定定期検査機関の動向を観察する

計測の在り方と計測値の表示をめぐる諸事情

計量協会webサイトから日本の計量行政の未来が見える

光波干渉測定システムはアインシュタインの理論を事実として確認した

収賄で終身刑になる中国要人と首相をかばい罪に問われる日本の官僚

ウィキペディアによる計量の世界の説明は1割ほど

時代の波と計量器産業の浮き沈み

世界でも範たる状態を築いている日本の計量行政

中国では日本以上の人口減少状態が出現している

ハカリの定期検査実施漏れは計量憲法である計量法違反だ

城下町の鍛冶屋が日本の産業の元になった

山口高志投手の球がベース通過時点で一番速かった

福島産の農産物と海産物と放射線測定器

通信と自己診断機能は計量器の法制度を変える

計れと人を管理したQC運動に対比される品質工学

モノの数量表現と性質表現の仕組みである国際単位系(SI)

計量法の実質の内容を変える政省令の理解と解釈

ハンドルで曲がらずブレーキで車は止まらない

学校は記憶容量とアプリケーションを確認するところ

計量検定所長の仕事は検査機関運営費をたっぷりと確保すること

社会の計量の安全の確保は住民サービスの基礎

神鋼素材は計測器性能に影響がない

田中舘愛橘の志賀潔と中村清二への教え方



計量計測のエッセー
「日本計量新報」今週の話題と重要ニュース(速報版)
計量計測トレーサビリティのデータベース(サブタイトル 日本の計量計測とトレーサビリティ)
2019-02-05-database-of-measurement-measurement-traceability-measurement-news-
計量計測トレーサビリティのデータベース(計量計測トレーサビリティ辞書
2019-02-07-1-database-of-measurement-measurement-traceability-measurement-news-
計量計測トレーサビリティのデータベース(計量計測トレーサビリティ辞書)-2-
2019-02-07-2-database-of-measurement-measurement-traceability-measurement-news-
計量計測トレーサビリティのデータベース(計量計測トレーサビリティ辞書)-3-
2019-02-07-3-database-of-measurement-measurement-traceability-measurement-news-

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