森の生活

紀州犬物語（126）　生後4カ月の胡麻毛の紀州犬のメスの子犬は外にでれば喜んで駈けウンチをしてオシッコをする。　執筆　横田俊英。

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紀州犬物語（126）生後4カ月の胡麻毛の紀州犬のメスの子犬は外にでれば喜んで駈けウンチをしてオシッコをする。（横田俊英）

（タイトル）
生後4カ月の胡麻毛の紀州犬のメスの子犬は外にでれば喜んで駈けウンチをしてオシッコをする。

（サブタイトル）
「昔は有色の紀州犬がたくさんいた。むしろ、有色紀州犬に優秀な犬が多くいた」「紀州犬は白色有色を問わず生きた文化遺産だ」（和歌山県美山村長　池本功氏）

第126章　生後4カ月の胡麻毛の紀州犬のメスの子犬は外にでれば喜んで駈けウンチをしてオシッコをする。　執筆　横田俊英

胡麻毛（ごまげ）の紀州犬のメスの子犬.。生後３カ月半。

胡麻毛（ごまげ）の紀州犬のメスの子犬.。生後３カ月半。

胡麻毛（ごまげ）の紀州犬のメスの子犬.。生後３カ月半。

胡麻毛（ごまげ）の紀州犬のメスの子犬.。生後３カ月半。

胡麻毛（ごまげ）の紀州犬のメスの子犬.。生後３カ月半。

胡麻毛（ごまげ）の紀州犬のメスの子犬.。生後２カ月半。

胡麻毛紀州犬のメス犬です。この状態は黒ごまです。
やがて「ぬた毛」に移行します。「ぬた毛」とは、泥場から
きており、泥場から抜けて被毛が乾くと灰色になることから、
この色にちなんで「ぬた毛」と表現します。
下の胡麻毛のメス犬は２歳前ですが、やがて口の周りの
熊五郎のような黒いマスクは抜けてなくなります。

紀州犬物語（126）生後4カ月の胡麻毛の紀州犬のメスの子犬は外にでれば喜んで駈けウンチをしてオシッコをする。（横田俊英）

（タイトル）
生後4カ月の胡麻毛の紀州犬のメスの子犬は外にでれば喜んで駈けウンチをしてオシッコをする。

（サブタイトル）
「昔は有色の紀州犬がたくさんいた。むしろ、有色紀州犬に優秀な犬が多くいた」「紀州犬は白色有色を問わず生きた文化遺産だ」（和歌山県美山村長　池本功氏）

第126章　生後4カ月の胡麻毛の紀州犬のメスの子犬は外にでれば喜んで駈けウンチをしてオシッコをする。　執筆　横田俊英

（本文）

　有色紀州犬という言い方があり、胡麻毛（ごまげ）という言い方もされる紀州犬のメスの子犬を育てている。

　この子犬はちょっとみた目にはシャパードに似ている。シャパードといってもいろいろあるのだろうが、シャパードの毛色のうち黒毛の部分が似ている。灰色がかった毛の上に黒毛を足したような毛色である。日本犬であるから黒毛がちの被毛であっても尻尾の後ろとかお腹の部分とかは白毛である。この胡麻毛の紀州犬の裏白という白毛は真っ白ではなく灰色がっかった白である。

　散歩につれだして前を歩かせていると差し尾（さしお）のこの子犬の尾っぽの後ろの白い毛が何ともよい。日本犬はこの子の尾のような状態で裏白でなくてはならないことを知っているので、この尾を見ていると嬉しくなる。

　紀州犬には差し尾が生まれる。この胡麻毛のメスの子犬の尾の形は差し尾ではあっても、尾が巻いていて、その尾の先は背中につくかつかない程度である。歩いていると時に背中をトントンとたたくような尾なのである。

　ピィー、ピィー、ヒィー、ヒィーと啼いて生まれて、母の乳を吸って与えられた餌を食べて育って、３カ月が過ぎ４カ月が近くなったら門歯が永久歯に生え替わり始めた。乳歯は徐々に永久歯に生え替わり、歯が所定の数が所定の位置に生えるのは普通であるようでこてがなかなか普通にはいかない。

　紀州犬や柴犬そして四国犬の場合には日本犬保存会が日本犬標準によって、永久歯は上の歯が22本、下の歯が20本、合計42本と規定しております。そしてその歯の噛み合わせは門歯は上の歯が前に出て、下の歯が内側に入るという鋏状の噛み合わせをもって正常としております。歯が42本揃い、噛み合わせが正常であることをもって完全歯といいます。

　子犬は生後4カ月過ぎから永久歯が生え始め、生後5カ月を過ぎるころになりますと門歯が上下とも揃うようになります。

　有色紀州犬の毛色は赤、赤胡麻、黒胡麻、ぬた毛などの毛色がある。私が育てているこの子犬は黒胡麻の状態であり、灰胡麻とか「灰かす」とかあるいは「ぬた毛」とかいわれる毛色に移行していくかも知れない。

　１日に２度外に連れ出すとそのたびにオシッコをしてウンチをする。そして嬉しそうに跳んで跳ねて駆け回る。夜に散歩に出ると差し尾の尻尾の後ろの白い毛が見えるのが飼い主には嬉しい。それで夜になって２度も散歩にでることがたびたび。何より嬉しいのは散歩にでるときまで排泄を我慢していることだ。この子犬は性格がとても良い。散歩が好きだ。体のつくりも良い。

　胡麻毛（ごまげ）の紀州犬はこれが紀州犬だと普通の人は思いもしないのがとても良い。

　犬種を聞かれて答えるのが嫌な私はそれが白い犬であれば拾ってきた犬なのでわかりません、と答えることが多い。胡麻毛の紀州犬の場合には良く分かりません、と言う。

　胡麻毛の紀州犬はさまざまに味わいが深いのである。黒胡麻あるいはぬた毛の紀州犬の尾の後ろが白いのはとても良い。日本犬の裏白がでているので有色紀州犬は非常に良い。

　胡麻毛の紀州犬と白の紀州犬を掛け合わせると２対２の割合で白と胡麻毛（有色）の子犬が生まれる。これが４対０になったり、１体３になったりする。確率としては２対２である。だから有色・胡麻毛の紀州犬のメスを飼っていると白毛も胡麻毛も生ますことができる。

　和歌山県日高郡旧美山村長であった池本功氏は「昔は有色の紀州犬がたくさんいた。むしろ、有色紀州犬に優秀な犬が多くいた」と述べ、有色紀州犬の繁殖（「作出」）に取り組んで優秀な犬を残した。美山村は2005年5月1日に川辺町、中津村と合併して、日高川町となった。

　池本元村長は「紀州犬は白色、有色を問わず、生きた文化遺産だ」と述べる。

　その紀州犬の在り方については簡単には語れない。

　紀州犬にゆったりと付き添って行くなかから見いだしていくことになる。

　素朴、良性とい日本犬に求められる言葉を大事にすることだ。カンイという言葉があるがこれについては理解は容易ではない。

　紀州犬は「沈着怜悧。普段は非常におとなしいが、猪猟につれていくと勇猛果敢、絶対に後ろに引かない烈しい性質を持つ」と池本功氏は述べる。

　この言葉を胸に子犬の成長に付き合っていくことになる。池本氏の犬の血筋を引く子犬ではある。

　(誤字、脱字、変換ミスなどを含めて表現に不十分なことがある場合はご判読ください。)

紀州犬物語153　気迫と威厳、忠実と従順、飾り気のない気品と風格、これが齋藤弘吉氏の日本犬観である。（横田俊英）
（タイトル）
人の肌は柔らかい、だから甲冑（かっちゅう）で防護する。）
（サブタイトル）
巷（ちまた）に流れる犬（イヌ）という言葉の意味と起源。
第153章　巷（ちまた）に流れる犬（イヌ）という言葉の意味と起源。執筆　横田俊英

紀州犬物語139　生後10カ月になったタケゾウは毎日8キロメートルのランニングをする。（横田俊英）

（タイトル）
後10カ月になったタケゾウは毎日8キロメートルのランニングをする。
（サブタイトル）
兄のジュウベエは2歳になった。2歳のジュウベエは発情が成熟したメス犬と交尾をした。
同じメス犬と生後10カ月のタケゾウを引き合わせたがタケゾウは交尾行動を起こさなかった。

第139章　後10カ月になったタケゾウは毎日8キロメートルのランニングをする。　執筆　横田俊英

紀州犬物語138　成長が2カ月遅れている「土用の一つ子」の紀州犬白のオス犬「タケゾウ」（横田俊英）
（タイトル）
紀州犬物語138　成長が2カ月遅れている「土用の一つ子」の紀州犬白のオス犬「タケゾウ」
（サブタイトル）
生後8カ月に対して2カ月遅れて生後6カ月の状態にある紀州犬のオス犬「タケゾウ」
第138章　成長が2カ月遅れている「土用の一つ子」の紀州犬白のオス犬「タケゾウ」　執筆　横田俊英

紀州犬物語137　生後9カ月直前に記念撮影をした「土用の一つ子」の紀州犬白のオス犬。（横田俊英）
（タイトル）
紀州犬物語137　生後9カ月直前に記念撮影をした「土用の一つ子」の紀州犬白のオス犬。
（サブタイトル）
なかなか大きくならないタケゾウの背丈は50センチメートルだって怪しい。
第137章　生後9カ月直前に記念撮影をした「土用の一つ子」の紀州犬白のオス犬。　執筆　横田俊英

紀州犬物語136　生後8カ月になっても車酔いがひどい「土用の一つ子」の紀州犬白のオス犬。（横田俊英）
（タイトル）
生後8カ月になっても車酔いがひどい「土用の一つ子」の紀州犬白のオス犬。
（サブタイトル）
生後8カ月になった「タケゾウ」の背丈は49センチメートルだ。
第136章　生後8カ月になっても車酔いがひどい「土用の一つ子」の紀州犬白のオス犬。　執筆　横田俊英

紀州犬物語135「土用の一つ子」の紀州犬白のオス犬の生後7カ月。（横田俊英）
（タイトル）
「土用の一つ子」の紀州犬白のオス犬の生後7カ月。
（サブタイトル）
生後7カ月になっても背丈が44センチメートルというチビの紀州犬のオス犬の「タケゾウ」
第135章　「土用の一つ子」の紀州犬白のオス犬の生後7カ月。　執筆　横田俊英

紀州犬物語134「土用の一つ子」の紀州犬白のオス犬の生後６カ月と15日。（横田俊英）
（タイトル）
「土用の一つ子」の紀州犬白のオス犬の生後6カ月と15日。
（サブタイトル）
素朴さは美しさである。8歳になるメスの紀州犬をみた人が「美しい犬だ」といった。
第134章　「土用の一つ子」の紀州犬白のオス犬の生後6カ月と15日。　執筆　横田俊英

紀州犬物語133「土用の一つ子」の紀州犬白のオス犬の生後６カ月。（横田俊英）
（タイトル）
「土用の一つ子」の紀州犬白のオス犬の生後６カ月。
（サブタイトル）
紀州犬（日本犬）の望ましい歯の在り方。
第133章　「土用の一つ子」の紀州犬白のオス犬の生後６カ月。　執筆　横田俊英

紀州犬物語（114）日本の犬、紀州犬および柴犬の祖犬と縄文・弥生期の犬について。　執筆　横田俊英。

（タイトル）
日本の犬、紀州犬および柴犬の祖犬と縄文・弥生期の犬について。

（サブタイトル）
犬は日本最古でまた人類最古の家畜。釈迦堂遺跡博物館にある縄文期の犬笛と犬の骨。

第114章　日本の犬、紀州犬および柴犬の祖犬と縄文・弥生期の犬について。　執筆　横田俊英

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