紀州犬物語【紀州犬メス犬シロ(白)の物語】(29)(執筆 横田俊英)

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第29章 愛犬がごそごそクーンと鳴くと飼い主は身支度をして散歩のために外に飛び出すのだ

(日本犬保存会の創立者の斎藤広吉氏が長野県川上村梓山で生まれた柴犬を隣の地域の群馬県でみつけて東京に連れてきたのが日本犬を都市部で飼うようになったその始まりである)


紀州犬メス犬 1歳過ぎ、前からの姿。


紀州犬のメス犬  1歳過ぎ、ちょっと向こうを向いております。

紀州犬メス犬シロ(白)物語(29)(執筆 横田俊英)

第29章 愛犬がごそごそクーンと鳴くと飼い主は身支度をして散歩のために外に飛び出すのだ

(日本犬保存会の創立者の斎藤弘氏が長野県川上村梓山で生まれた柴犬を隣の地域の群馬県でみつけて東京に連れてきたのが日本犬を都市部で飼うようになったその始まりである)


1、日本犬に大きな価値をみいだしたのは日本犬保存会創立時の先達の偉業である

 日本犬を都市部などで飼うようになったのはそんなに古いことではない。日本犬保存会の創立者の斎藤弘吉氏が長野県川上村梓山で生まれた柴犬を隣の地域の群馬県でみつけて東京に連れてきたのがその始まりである。斎藤弘吉氏は日本犬ですぐれたものを交通不便な山の中に探しにいってみつけたもので、紀州犬や四国犬そして甲斐犬などもそのようにして見つけ出されて都市部で飼われるようになったのである。それはせいぜい昭和初期のことである。斎藤弘吉氏が昭和3年秋に群馬県上野村中沢集落で柴犬「十国号」(じゅっこくごう)を東京の家に連れ帰って、昭和6年8月に10歳で病死するまで愛育したのであった。
 農村部や山岳部以外で猟機能を保有することから飼われていた日本犬に非常な美を感じて、その全体に大きな価値をみいだしたのは日本犬保存会創立時の先達の偉業である。


2、日本犬の姿態やその精神性に美を感じるようになるのは大変な文化的変革である

 紀州犬を都市部で飼うようになったのも柴犬同様に新しいことであり、せいぜい昭和初期からのことだ。日本犬の姿態やその精神性に美を感じるようになるのは大変な文化的変革である。
 斎藤弘氏が都市部で飼うようになった日本犬の柴犬であり、猟機能から分離されて飼われるようになった日本犬と人のとかかわりがここから始まった。
 猟機能は日本犬に基本的に備わった性能ではあるものの、この性能を引き出すには訓練を一応は要する。紀州犬の場合には都市部で飼う場合でもあるていど猟機能を意識して飼われてきており、人によっては猟機能を最重要視して紀州犬を飼いまた繁殖している。そのようなことだから紀州犬は他の日本犬に比べると猟性能がずっと強く保存されている。
 私のところで生まれた梅ちゃんの子供のマルちゃんというメス犬は生後2歳過ぎに猪(いのしし)を追わせたところ目の色を変えて猪に突進していった。マルちゃんは大泉富森さんが飼っていてこうしたマル(マルちゃん)の行動を大いに喜んでいるのである。
 凄いな紀州犬はと思いつつ、普段はその如何にも日本犬そのものという姿態や精神性や立ち振る舞いに満足して、斎藤弘氏と同じような気持ちになって愛犬を慈しみ、そして一緒に暮らしているのである。


3、犬の速歩走行の美しさに満足して、日本犬は素晴らしいと心でつぶやくのだ

 紀州犬の飼い方というか紀州犬との付き合い方は人によってさまざまである。知人の大熊哲三さんは私の愛犬の梅ちゃんを一頃飼育していた人であり、梅ちゃんの子供のマルちゃんもあずけて訓練した。70歳を過ぎた年齢になってもまだまだ50代の風貌の大隈哲三さん一頭の紀州犬のメス犬を飼って夫婦で暮らしている。
 郊外で暮らしているこの人は朝と晩に二度この犬を連れて散歩にでる。歩いての散歩のほかに自転車も用いて犬を走らせる。犬を速歩で走らせるのに人がジョギングのように走る人もいるもののそれをつづけるのは余程のスポーツ心を持っている人でないと難しい。歳がいってくるとジョギングの代わりに自転車をもちいることになり、犬の速歩走行の美しさに満足して、日本犬は素晴らしいと心でつぶやくのだ。夕食前か夕食後か朝食前か朝食後か、好きな時間帯に愛犬を連れて歩いて散歩にでると気分はいい。
 大隈哲三さんはだんだんと愛犬を甘やかすようになっているものだから、犬は朝になるとごそごそと音をたてて散歩を催促するし、夕方も同じだ。ごそごそ、そしてクーンと愛犬が鳴くとこの人は身支度をして外に飛び出すのである。
 私のところの飼い犬は散歩に連れだせと要求することはないが、引き綱をもって犬舎に行くとガバッ起きて喜びの表情を見せる。お腹の調子が悪かったり、うっかりして散歩を忘れた場合には「もうオシッコとウンチは我慢の限界ですよ」とクーンと鳴いてごそごそと音をたてて知らせるのである。そのことに対してウルサイナーと放っておくと犬舎の中でシャーとやってモッコリと大きいのを落とす。以前に飼っていた四国犬メス犬のクロちゃんは尻の潔癖性が強いので犬舎の上に空いた20センチメートルほどの隙間からでて更にフェンスを跳び越えて外の草むらで用を足して、その後は玄関の前に座って飼い主の帰りを待っている。


(掲載前に十分に読み返しておりません。変換ミスその他のことご容赦のほどよろしくお願いします)


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紀州犬物語【紀州犬を連れて散歩し紀州犬と暮らす日々】(38)(執筆 横田俊英)
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紀州犬物語【紀州犬を連れて散歩し紀州犬と暮らす日々】(40)(執筆 横田俊英)
紀州犬物語【紀州犬を連れて散歩し紀州犬と暮らす日々】(41)(執筆 横田俊英)
紀州犬物語【紀州犬を連れて散歩し紀州犬と暮らす日々】(42)(執筆 横田俊英)
紀州犬物語【紀州犬を連れて散歩し紀州犬と暮らす日々】(43)(執筆 横田俊英)
紀州犬物語【紀州犬を連れて散歩し紀州犬と暮らす日々】(44)(執筆 横田俊英)
紀州犬物語【紀州犬を連れて散歩し紀州犬と暮らす日々】(45)(執筆 横田俊英)
紀州犬物語【紀州犬メス犬シロの出産と子育て物語(1)】(46)(執筆 横田俊英)
紀州犬物語【紀州犬メス犬シロの出産と子育て物語(2)】(47)(執筆 横田俊英)
紀州犬物語【紀州犬メス犬シロの出産と子育て物語(3)】(48)(執筆 横田俊英)
紀州犬物語【紀州犬メス犬シロの出産と子育て物語(4)】(49)(執筆 横田俊英)
紀州犬物語【紀州犬メス犬シロの出産と子育て物語(5)】(50)(執筆 横田俊英)
紀州犬物語【紀州犬オス ぽち(ポチ)の物語(1)】(51)(執筆 横田俊英)
紀州犬物語【紀州犬オス ぽち(ポチ)の物語(2)】(52)(執筆 横田俊英)
紀州犬物語【紀州犬オス ぽち(ポチ)の物語(3)】(53)(執筆 横田俊英)
紀州犬物語【紀州犬メス犬シロの出産と子育て物語(6)】(54)(執筆 横田俊英)
紀州犬物語【紀州犬オス ぽち(ポチ)の物語(4)】(55)(執筆 横田俊英)
紀州犬物語【シロの学校とその生徒のポチとミーの物語(1)】(56)(執筆 横田俊英)
紀州犬物語【シロの学校とその生徒のポチとミーの物語(2)】(57)(執筆 横田俊英)
紀州犬物語【シロの学校とその生徒のポチとミーの物語(3)】(58)(執筆 横田俊英)
紀州犬物語【シロの学校とその生徒のポチとミーとブンの物語(4)】(59)(執筆 横田俊英)
紀州犬物語【シロの学校とその生徒のポチとブンの物語(5)】(60)(執筆 横田俊英)
紀州犬物語(61)【日本在来犬と紀州犬(その1)】(執筆横田俊英)
紀州犬物語(62)【日本在来犬と紀州犬(その2)】(執筆横田俊英)
紀州犬物語(63)【日本在来犬と紀州犬(その3)】(執筆横田俊英)





紀州犬物語(63)【日本在来犬と紀州犬(その3)】(執筆横田俊英)
日本列島に古くからいた犬たちと縄文遺跡の犬骨
(純粋日本犬という言い方をする犬たちのこと)
(縄文期は犬は人の友だち、だった)


紀州犬物語(62)【日本在来犬と紀州犬(その2)】(執筆横田俊英)
縄文遺跡から犬の骨は出ており、旧石器時代の遺跡から犬の骨は出ていない
野尻湖で犬は人と伴にナウマン象を追ったか
(野尻湖のナウマン象の発掘調査では犬の骨は出ていない)


紀州犬物語(61)【日本在来犬と紀州犬(その1)】(執筆横田俊英)
遺跡からでてきた犬の骨とそのもっとも古い年代
(人と犬は利用し利用される共存関係にあった)


紀州犬物語【シロの学校とその生徒のポチとブンの物語(5)】(60)(執筆 横田俊英)
第60章 紀州犬メスシロの学校とその生徒のポチとブンの物語(5)
(紀州犬の大人のメス犬のシロの学校で、生後5カ月の紀州犬のオス犬のポチと生後6カ月の紀州犬のオス犬のブンが教育を受け、訓練を積んでいるのです。ポチもブンも散歩を楽しみにしていて、綺麗な姿態と歩様で散歩ができるのです。)


紀州犬物語【シロの学校とその生徒のポチとミーとブンの物語(4)】(59)(執筆 横田俊英)
第59章 紀州犬メス シロの学校とその生徒のポチとミーとブンの物語(4)
(詫びや寂などまだ先のことですから、対象外です。しかしブンより一月遅く産まれている紀州犬オス犬の「ポチ」のほうにそれを感じることがあります。三つ子の魂百まで、ということが言えるのでしょうか。)


紀州犬物語【シロの学校とその生徒のポチとミーの物語(3)】(58)(執筆 横田俊英)
第58章 紀州犬メス シロの学校とその生徒のポチとミーの物語(3)
(私は紀州犬のメス犬のシロの学校と題してお伽の国のような話しをしております。書いていることはすべて事実ですが、すべての紀州犬がこのようにできる訳ではありません。たまたま性質のよいシロというメス犬の大人がいて、たまたま、或いはこの時期に限って喧嘩をしない2匹の子犬がいて、それにもう1頭加わったということであります。子犬同士の折り合いがあって、幼児組と小学生組の2クラスに分けての学校運営になりました。)


紀州犬物語【シロの学校とその生徒のポチとミーの物語(2)】(57)(執筆 横田俊英)
第57章 紀州犬メス シロの学校とその生徒のポチとミーの物語(2)
(今で飼い主が寛いでいるときに、また夜にテレビを見ながらビールを飲んでいるときにポチとミーはその気配を全身で受けとめていて、声を掛けると犬舎の格子に顔を挟んで応えます。)


紀州犬物語【シロの学校とその生徒のポチとミーの物語(1)】(56)(執筆 横田俊英)
第56章 紀州犬メス シロの学校とその生徒のポチとミーの物語(1)
(子育てを終えたシロ(白)には生後3カ月ほどのオスとメスの子犬の学校の先生の新しい役目が与えられ、シロはこの仕事を喜んでしております。シロが先生を勤める学校の生徒はオスの子犬が「ポチ」で、メスの子犬が「ミー」です。シロとポチとミーの3頭は喧嘩とも見えるレスリング風の遊技を嬉々として演じております。)


紀州犬物語【紀州犬オス ぽち(ポチ)の物語(4)】(55)(執筆 横田俊英)
第55章 紀州犬オス ぽち(ポチ)の物語(4)
(ポチは生後76日に子育てを終えた白を母親代わりに暮らすことになりました。白は不思議なことにポチを自分の子犬と同じように遊技をしてやります。ポチもまた実の母親と思っているようです。あるいはただの犬の仲間と思っているのかも知れません。)


紀州犬物語【紀州犬メス犬シロの出産と子育て物語(6)】(54)(執筆 横田俊英)
第54章 紀州犬メス犬シロの出産と子育て物語(6)
(子犬は母親に徹底的に遊んでもらって、身体をうんと使い、手も足も腰も胴も身体を鍛えることになるのです。その遊びたるや人間の子どもが身体を動かすのを厭わないのと同じです。)


紀州犬物語【紀州犬オス ぽち(ポチ)の物語(3)】(53)(執筆 横田俊英)
第53章 紀州犬オス ぽち(ポチ)の物語(3)
(生後70日ころのポチは乗車訓練に取り組み、またリードをつけて60メートルほどの散歩の練習もします。家の向こうの畑で遊ぶポチはモンシロチョウやツバメを眼で追いかけて外界の様子を知っていくのです。)


紀州犬物語【紀州犬オス ぽち(ポチ)の物語(2)】(52)(執筆 横田俊英)
第52章 紀州犬オス ぽち(ポチ)の物語(2)
(子犬の喉につかえないことを前提に生後70日の頃にはパピーのほかに、ラン・ミールも少しだけ与えます。生後5カ月、6カ月、7カ月、8カ月になるに従ってラン・ミールの割合を増やして、生後8カ月過ぎにはラン・ミールを中心にします。一家の主人が紀州犬に惚れていないのなら紀州犬を飼ってはなりません。一家の主人と思いを同じにする家族のもとで飼われる紀州犬は仕合わせであり、その一家も仕合わせであることになります。)


紀州犬物語【紀州犬オス ぽち(ポチ)の物語(1)】(51)(執筆 横田俊英)
第51章 紀州犬オス ぽち(ポチ)の物語(1)
(チビの子どもの白と黒は母親と別れ、母親と別れてきた紀州犬オス犬のポチはこの家でずっと過ごしてきたように振る舞います。)


紀州犬物語【紀州犬メス犬シロの出産と子育て物語(5)】(50)(執筆 横田俊英)
第50章 紀州犬メス犬シロの出産と子育て物語(5)
(生後30日ころから母親は子犬が乳を吸いにくるとグワーと吠えて拒絶することがしばしばです。夜中にもこの声が聞こえます。犬の親と子の自然がここにあるのです。)


紀州犬物語【紀州犬メス犬シロの出産と子育て物語(4)】(49)(執筆 横田俊英)
第49章 紀州犬メス犬シロの出産と子育て物語(4)
(駐車場横の畑では菜の花が黄色い色を見事に周囲に放っております。この先一週間して春が進むと新緑の美しい季節になります。もう雑草むしりを余儀なくされました。)

紀州犬物語【紀州犬メス犬シロの出産と子育て物語(3)】(48)(執筆 横田俊英)
第48章 紀州犬メス犬シロの出産と子育て物語(3)
(子犬たちが生後三週間を迎えたこの日、遅れていた春が進んで、この地は梅の花とサクラの花と水仙とツツジに似た花が一斉に咲きました。)

紀州犬物語【紀州犬メス犬シロの出産と子育て物語(2)】(47)(執筆 横田俊英)
第47章 紀州犬メス犬シロの出産と子育て物語(2)
(子犬を身体をまるめて抱いて、お尻をなめて排泄を促してそれをなめてやってと健気な子育てがつづきます。)

紀州犬物語【紀州犬メス犬シロの出産と子育て物語(1)】(46)(執筆 横田俊英)
第46章 紀州犬メス犬シロの出産と子育て物語(1)
(シロが2匹の子犬を産んだその夜、空には金星が燦然と輝いておりました。)






紀州犬物語【紀州犬を連れて散歩し紀州犬と暮らす】(39)(執筆 横田俊英)
第39章 子犬のさまざまな行動への対応(紀州犬の躾け(シツケ)に関する考察)

(子犬は飼い主が思うようにはしつからない)


紀州犬物語【紀州犬を連れて散歩し紀州犬と暮らす】(40)(執筆 横田俊英)
第40章 安岡章太郎さんは紀州犬の気性の美しさを物語にした
(近藤啓太郎さんは飼い犬の健康美あるいは紀州犬特有の美しさに魅せられた)

紀州犬物語【紀州犬を連れて散歩し紀州犬と暮らす】(41)(執筆 横田俊英)
第41章 紀州犬が内に秘めている特性
(紀州犬の正しい理解のために近藤啓太郎さんと安岡章太郎の小説を読むことをお奨めします)

紀州犬物語【紀州犬を連れて散歩し紀州犬と暮らす】(42)(執筆 横田俊英)
第42章 泣かない騒がいのが紀州犬が美徳

(安岡章太郎さんのコンタは家に来た夜に、「ウォー」と一声あげただけでした)

紀州犬物語【紀州犬を連れて散歩し紀州犬と暮らす】(43)(執筆 横田俊英)
第43章 犬を飼うときに人の側の力量は何時でも不測しております

(紀州犬は歩く速度があるいはリズムが波長が人の散歩に調和しております)

紀州犬物語【紀州犬を連れて散歩し紀州犬と暮らす】(44)(執筆 横田俊英)
第44章 素直な、素朴な、賢い、格好いい紀州犬に育てたい
(藤井聡さんの『シツケの仕方で犬がどんどん賢くなる』を読めば人も犬も賢くなる)

紀州犬物語【紀州犬を連れて散歩し紀州犬と暮らす】(45)(執筆 横田俊英)
第45章 子犬を怪我させないことが一番大事
(子犬は親から離されるとしばらく夜泣きを含めてなくものだと考えていたらよいでしょう)


紀州犬物語【紀州犬メス犬シロ(白)の物語】(37) (執筆 横田俊英)

紀州犬物語【紀州犬を連れて散歩し紀州犬と暮らす日々】(38)(執筆 横田俊英)
紀州犬物語 第38章 紀州犬に主従関係を教える、そして犬の性質を知る
(その問題は子犬の問題ではなく飼い主がつくっている問題なのです)



 

 

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