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紀州犬物語【シロの学校とその生徒のポチとミーとブンの物語(4)】(59)(執筆 横田俊英)

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紀州犬物語【シロの学校とその生徒のポチとミーとブンの物語(4)】(59)(執筆 横田俊英)

第59章 紀州犬メス シロの学校とその生徒のポチとミーブンの物語(4)

(詫びや寂などまだ先のことですから、対象外です。しかしブンより一月遅く産まれている紀州犬オス犬の「ポチ」のほうにそれを感じることがあります。三つ子の魂百まで、ということが言えるのでしょうか。)

 
【写真】下は、間もなく生後5カ月になる紀州犬のオス犬の「ポチ」 の立ち姿。
一段下の写真の左がポチで、一月経過すると上の写真のような凛々しい姿をすることがあります。 
 
【写真】上は、左からポチ、ミー、シロ。この3頭が庭を疾駆して遊びます。
 
 
【写真】上は、ポチとミーとシロ、そして転校生のブンがが暮らす家。トウモロコシがのびて、ひまわりの背が高くなり、夏になります。  
 
 
(タイトル)
紀州犬物語【シロの学校とその生徒のポチとミーとブンの物語(4)】(59)(執筆 横田俊英)

第59章 紀州犬メス シロの学校とその生徒のポチとミーとブンの物語(4)

(詫びや寂などまだ先のことですから、対象外です。しかしブンより一月遅く産まれている紀州犬オス犬の「ポチ」のほうにそれを感じることがあります。三つ子の魂百まで、ということが言えるのでしょうか。)



(本文)

 ミーは紀州犬の白のメスで間もなく5カ月になります。汚れ白(よごれじろ)といって紀州犬では当たり前の毛の状態なのですが、耳の縁に背中に尾の先に茶色の毛が混じっている犬です。この状態を当然と考えていないと紀州犬はそのうちに真っ白でなくてはならないということになってしまいます。サモエドやスピッツは真っ白な毛になっておりますが、世の中の俗(ぞく)な欲求に迎合してしまうと紀州犬の毛の状態はそのようになってしまいます。毛足が長く風にゆらゆらとなびく真っ白の毛色の紀州犬ができあがってしまうことなどあってはなりません。

 日本犬については、次のような言い方があります。「一に気魄で、二に眼、三に毛質、四に骨、五六は深き侘びと寂。」

 これは紀州犬にそのまま当てはまり、紀州犬の飼育と繁殖はそのような理念で行います。簡単に言えば、現代を生きる「侍」(さむらい)のような犬として紀州犬を育てていくのです。ですから紀州犬の尊厳を絶対におかさないようにします。犬の自主性を重んじること、そして自然にうまれる気魄を養うことにも通じます。眼のことはここでは詳しく述べませんがまん丸く大きな眼は紀州犬の眼の在り方ではありまません。毛質は針金を連想させる剛毛と真綿のような綿毛の二重被毛をもって理想とします。骨とはしっかりした骨格と身体の構成をいいます。身体の構成と筋肉の付き方でいいますと、ボディービルダーとか100メートルランナーとかマラソンランナーなどではなく、400メートルランナーの体つきをもって紀州犬の身体の望ましい状態と考えます。深き侘びと寂(ふかきわびとさび)とは抽象的な表現ですが、ここには多くの理解の仕方がありそうなので、この程度にしますが、飼い主が飼い犬との暮らしのなかで考えて行くことでしょうか。

 紀州犬には芸など教えて仕込むものではありません。ですからお手だのお座りだのチンチンだの、といった世間一般が犬に教え込むことはしません。犬の性質を学ぶ本として藤井聡さんの著書『シツケの仕方で犬はどんどん賢くなる』(青春出版社、税抜きで1,200円)を推奨します。藤井聡さんはオス犬でもメス犬でも避妊手術をすることを勧めておりますが、私は紀州犬の場合には性に関係する病気がないのであれば避妊手術はしないことを原則にしております。紀州犬愛好家の間でも紀州犬には避妊手術はしないことが共通理解になっております。

 紀州犬を説明するために少し回り道をしました。そのようなことですから黒い紙に白い絵の具を塗ったようなことを考えて、それを紀州犬だと思われては困ります。しかし多くの人はそのように考えております。その一方で私が飼っている汚れ白(よごれじろ)の度合いの強い紀州犬のメス犬のミーをみて、多くの人は白い犬だといいます。白に対する人々の観念とか概念とはそのようなことのようです。それでも自分が勝手に思い描いた白い犬でないと駄目だと思っている人がおりますが、そのような人と付き合っていくことはできないので友好関係を結ぶことはありません。

 白い百合の花でもよく見ると緑の筋が入っておりますし、山百合(ヤマユリ)などは白い花びらに朱の斑点がありますし、黄色い色も混じっております。自然の色というのは眼を凝らすと単純な一色の色でできているのではないようです。白クマだって白い毛は黄色に汚れております。そのような事として紀州犬の白毛の犬を理解しなければならないのです。紀州犬は汚れなどない真っ白な毛色の犬でなければならないというのは間違った考えです。そのような人と紀州犬のその白さについて議論するつもりはありません。紀州犬の白毛とは茶色の混じった汚れ白(よごれじろ)のことなのです。

 紀州犬のメス犬のミーの汚れ白(よごれじろ)のことを説明しようとするとこの程度の文字数を要します。このミーは性格が良くて、散歩好きで、人と仲良くできて、犬とも仲良くできます。そのミーの尾は紀州犬によくある差し尾です。差し尾は差し尾でも見事な差し尾の紀州犬です。

知人が良い犬がいるからということで紹介してきたので、私が飼うことに決めた犬が紀州犬のメス犬のミーです。私が飼っている紀州犬のすべてが差し尾であり、私が差し尾の紀州犬が好きなことを知っている知人は、ミーが私が飼うのに適していると考えて推奨してきたのです。

 ミーは先輩のメス犬のシロと遊技をすることで犬としての性質を学び身につけます。シロは私のところでは別の名を「チビ」ともいいます。私のところで一番若い犬であり、ついこのまえまで小っちゃな犬であったから、そのような愛称なのです。このシロ(チビ)は私が飼ってきた紀州犬の血筋にのった犬であります。性格が抜群によく、子育ても上手であり、ほかの犬とよく遊び、人と仲良くできる犬です。

 私のところの犬の学校の先生のシロ(チビ)の学校で紀州犬のメス犬のミーはたっぷりと学んで育ちました。そのミーが私のところを訪れた人が気に入って家庭犬として飼うことになったのです。犬を生後42日から育てるよりも、性格が良いことがはっきりしていて、散歩もでき、人になつく犬が何より、という人の希望に叶うということで、そうした人のところで飼われることになりました。

 差し尾で、如何にも紀州犬らしい汚れ白(よごれじろ)のメス犬のミーを私の愛犬にしようと考え、ミーに子を産ませようと考えていたのですが、ミーを指名して家庭の愛犬にしたいという人が登場すると、ミーにとってはそれが仕合わせなことなのだろうと、考えました。

 ミーはそのようなことで2カ月ほどの訓練の末に新しい飼い主のところに行き、良い関係を築いております。

 シロ(チビ)の学校を卒業したメス犬のミーの後には生後5カ月のオス犬のポチと生後6カ月のオス犬のブンが残りました。頭の大きな紀州犬のオス犬のブンは、とても性質のよい犬です。この犬は我の強い犬ではないので叱ってはならない、ということを飼育の基本にしております。ミーが新しい飼い主のところに行ったあと、ブンはシロの学校で存分に遊び回っております。ポチは気性の激しさがありますので、積極的に制御をかけております。少々手厳しい対応をしておりますが、そのようなことにお構いなしといった状態です。

 飼い主が朝起きて庭にでて、ブンとシロの扉をあけると2頭は腰を落としてオシッコをして、次に追いかけっこをして遊びます。ブンの後にポチとシロを遊ばせます。ブンもポチもシロも遊びの途中で庭の後の犬走に行ってウンチをします。ブンが腰を落としてオシッコをするのは生後6カ月という若いオス犬であるからです。このころは幼犬と言います。大人の犬になるとオスは足を上げてオシッコをしますが、生後6ヶ月ではまだメス犬と同じように腰を落としてオシッコをするのです。紀州犬のオス犬は生後8カ月ほどになると紀州犬のオス犬は生殖能力を発揮できるようになります。メス犬も同様です。メス犬の場合には陰部から出血で生殖能力の状態を示すことになります。メス犬のこの発情によってを示す出血は生後6カ月に始まることもあります。犬の成長は早いのです。

頭の大きなブンはただ単に「頭」(あたま)と呼ぶこともあります。ブンとシロ(チビ)を車に載せて2泊3日の旅行をしました。車酔いで嘔吐(おうと)したブンの嘔吐物に長さ10センチメートルほどの回虫が這い回っておりました。駆虫はしてあるのに、と驚きましたが、ブンのお腹に回虫がいることは間違いないので出先の薬屋で人用の虫下し薬を買ってブンに投与しました。その薬には回虫への薬効が書いてありませんでしたが、体重比の適量を投与したところ、回虫が便に混じって出てきました。2、3日それをして、1週間後に同じ事をしたところ、回虫は出てこなくなりましたが、この後は月に1度投与するフィラリア薬によって(この薬に含まれる回虫駆除効果)回虫対策とします。

 薬は飲ませているから回虫はいないはずだ、という、ああすればこうなる、ということの思い込みは、ブンから回虫が出たということで、打ち砕かれました。

 そのブンは背丈に比べて胴の長さが足りない状態がつづいていたので、飼い主には気がかりなことでした。回虫を駆除した後の半月ほどで胴の長さが少し伸びたのですが、これは回虫とは無関係だと思います。生後4カ月から5カ月ほどのブンは食事をするとお腹が大きく膨らんで不格好でありました。それが生後6カ月ほどになるとお腹は食後でも大して大きく膨らみません。これが何故だかはわかりません。そのようになったというだけのことです。

 飼い主とは身勝手なものです。紀州犬のオス犬の生後6カ月の幼犬のブンに紀州犬の理想を求めようとするのです。すなわち「一に気魄で、二に眼、三に毛質、四に骨、五六は深き侘びと寂。」
 ところがブンは骨ということで、体格の面でこのころの犬としては成長が遅れがちであり、体高が望ましい状態にないのです。毛質が良いのはわかっております。眼もほどほどです。気魄ということでは少し甘いような気がします。詫びや寂などまだ先のことですから、対象外です。しかしブンより一月遅く産まれている紀州犬オス犬の「ポチ」のほうにそれを感じることがあります。三つ子の魂百まで、ということが言えるのでしょうか。「ポチ」とは、眼が小さいことから、小さいという意味で「ポチ」であり、眼が小さいので「マメ」(小眼)でもあります。眼の大きなブンと眼の小さなポチです。

 紀州犬の学校の先生のシロ(チビ)と、その生徒の生後6カ月のオス犬のブンと生後5カ月のポチの生活は、ミーが新しい飼い主のところに行ったあともつづきます。7月の15日になると屋根の付いた庭の気温が上昇するので扇風機を回して温度を下げます。炎天下の散歩は熱射病の原因になりますので、これを避けます。真夏の犬の散歩は涼しい時間帯を選んで、無理をしないことが肝要です。日課だからと天候を無視して散歩に出るなどということをしてはならないのです。

 飼い主が富山県と長野県の県境の北アルプスの3,000メートルを超える山に出かけている間に、置いて行かれて留守番となったシロとブンとポチは犬舎で過ごしました。近所の知り合いの世話に助けられているのです。ありがたいことです。そしてまた近所の人が世話できるという性質のよい犬たちであることは幸運でもあります。

 山は小雨の日の登りと強風の雨のなかの下山でありました。山から下りた里では白い雪をつけたその山が見えておりました。温泉で疲れを癒して、馬刺しを食べて、胃袋を満足させました。雨上がりの山の緑の鮮やかさが眼にしみ、山の途中では黒百合(くろゆり)やニッコウキスゲが咲いておりました。ナナカマドは白い花をつけているのもありましたし、雪渓から顔をだしたそれは緑が眼に鮮やかでした。チングルマ、ハクサンイチゲ、イワカガミ、そして岩の影に咲く黄色や桃色や白の小さな花がありました。

 里は摂氏30度を超える猛暑にうだって飼い犬は扇風機で涼をとり、飼い主は雪渓の脇の山小屋でお酒を飲んで山小屋の主人と世界のあれこれを語るのでした。



(読み返しが不十分斜めに変換ミスなどによる誤字、脱字などについてはご容赦ください)





虫を見つけてつかまえようとしております。紀州犬オス犬の子犬 生後5カ月少し前の状態です。
 
生後4カ月のときの紀州犬のオス犬です。



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紀州犬物語【紀州犬を連れて散歩し紀州犬と暮らす日々】(39)(執筆 横田俊英)
紀州犬物語【紀州犬を連れて散歩し紀州犬と暮らす日々】(40)(執筆 横田俊英)
紀州犬物語【紀州犬を連れて散歩し紀州犬と暮らす日々】(41)(執筆 横田俊英)
紀州犬物語【紀州犬を連れて散歩し紀州犬と暮らす日々】(42)(執筆 横田俊英)
紀州犬物語【紀州犬を連れて散歩し紀州犬と暮らす日々】(43)(執筆 横田俊英)
紀州犬物語【紀州犬を連れて散歩し紀州犬と暮らす日々】(44)(執筆 横田俊英)
紀州犬物語【紀州犬を連れて散歩し紀州犬と暮らす日々】(45)(執筆 横田俊英)
紀州犬物語【紀州犬メス犬シロの出産と子育て物語(1)】(46)(執筆 横田俊英)
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紀州犬物語【紀州犬メス犬シロの出産と子育て物語(3)】(48)(執筆 横田俊英)
紀州犬物語【紀州犬メス犬シロの出産と子育て物語(4)】(49)(執筆 横田俊英)
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紀州犬物語【シロの学校とその生徒のポチとミーの物語(1)】(56)(執筆 横田俊英)
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紀州犬物語(62)【日本在来犬と紀州犬(その2)】(執筆横田俊英)
紀州犬物語(63)【日本在来犬と紀州犬(その3)】(執筆横田俊英)


紀州犬物語(125)「沈着怜悧にして大人しくあって猪猟では勇猛果敢」な紀州犬。(横田俊英)


紀州犬物語(125)「沈着怜悧にして大人しくあって猪猟では勇猛果敢」な紀州犬。(横田俊英)
(タイトル)
「沈着怜悧にして大人しくあって猪猟では勇猛果敢」な紀州犬。
和歌山県日高郡旧美山村村長の有色紀州犬復活のための取り組み。
(サブタイトル)
「姿芸両全」(しげいりょうぜん)の紀州犬を育てるために狩猟を始める。このときに鉄砲を持つようになった。狩猟に出かけるのは犬を鍛錬するためである。
第125章 「沈着怜悧にして大人しくあって猪猟では勇猛果敢」な紀州犬。 執筆 横田俊英



紀州犬物語153 気迫と威厳、忠実と従順、飾り気のない気品と風格、これが齋藤弘吉氏の日本犬観である。(横田俊英)


紀州犬物語153 気迫と威厳、忠実と従順、飾り気のない気品と風格、これが齋藤弘吉氏の日本犬観である。(横田俊英)
(タイトル)
人の肌は柔らかい、だから甲冑(かっちゅう)で防護する。)
(サブタイトル)
巷(ちまた)に流れる犬(イヌ)という言葉の意味と起源。
第153章 巷(ちまた)に流れる犬(イヌ)という言葉の意味と起源。執筆 横田俊


紀州犬物語(63)【日本在来犬と紀州犬(その3)】(執筆横田俊英)
日本列島に古くからいた犬たちと縄文遺跡の犬骨
(純粋日本犬という言い方をする犬たちのこと)
(縄文期は犬は人の友だち、だった)


紀州犬物語(62)【日本在来犬と紀州犬(その2)】(執筆横田俊英)
縄文遺跡から犬の骨は出ており、旧石器時代の遺跡から犬の骨は出ていない
野尻湖で犬は人と伴にナウマン象を追ったか
(野尻湖のナウマン象の発掘調査では犬の骨は出ていない)
 

紀州犬物語(61)【日本在来犬と紀州犬(その1)】(執筆横田俊英)
遺跡からでてきた犬の骨とそのもっとも古い年代
(人と犬は利用し利用される共存関係にあった)


紀州犬物語【シロの学校とその生徒のポチとブンの物語(5)】(60)(執筆 横田俊英)
第60章 紀州犬メスシロの学校とその生徒のポチとブンの物語(5)
(紀州犬の大人のメス犬のシロの学校で、生後5カ月の紀州犬のオス犬のポチと生後6カ月の紀州犬のオス犬のブンが教育を受け、訓練を積んでいるのです。ポチもブンも散歩を楽しみにしていて、綺麗な姿態と歩様で散歩ができるのです。)


紀州犬物語【シロの学校とその生徒のポチとミーとブンの物語(4)】(59)(執筆 横田俊英)
第59章 紀州犬メス シロの学校とその生徒のポチとミーとブンの物語(4)
(詫びや寂などまだ先のことですから、対象外です。しかしブンより一月遅く産まれている紀州犬オス犬の「ポチ」のほうにそれを感じることがあります。三つ子の魂百まで、ということが言えるのでしょうか。)


生後5カ月前の紀州犬オス犬の「ポチ」です。



紀州犬物語【シロの学校とその生徒のポチとミーの物語(3)】(58)(執筆 横田俊英)
第58章 紀州犬メス シロの学校とその生徒のポチとミーの物語(3)
(私は紀州犬のメス犬のシロの学校と題してお伽の国のような話しをしております。書いていることはすべて事実ですが、すべての紀州犬がこのようにできる訳ではありません。たまたま性質のよいシロというメス犬の大人がいて、たまたま、或いはこの時期に限って喧嘩をしない2匹の子犬がいて、それにもう1頭加わったということであります。子犬同士の折り合いがあって、幼児組と小学生組の2クラスに分けての学校運営になりました。)


紀州犬物語【シロの学校とその生徒のポチとミーの物語(2)】(57)(執筆 横田俊英)
第57章 紀州犬メス シロの学校とその生徒のポチとミーの物語(2)
(今で飼い主が寛いでいるときに、また夜にテレビを見ながらビールを飲んでいるときにポチとミーはその気配を全身で受けとめていて、声を掛けると犬舎の格子に顔を挟んで応えます。)


紀州犬物語【シロの学校とその生徒のポチとミーの物語(1)】(56)(執筆 横田俊英)
第56章 紀州犬メス シロの学校とその生徒のポチとミーの物語(1)
(子育てを終えたシロ(白)には生後3カ月ほどのオスとメスの子犬の学校の先生の新しい役目が与えられ、シロはこの仕事を喜んでしております。シロが先生を勤める学校の生徒はオスの子犬が「ポチ」で、メスの子犬が「ミー」です。シロとポチとミーの3頭は喧嘩とも見えるレスリング風の遊技を嬉々として演じております。)


紀州犬物語【紀州犬オス ぽち(ポチ)の物語(4)】(55)(執筆 横田俊英)
第55章 紀州犬オス ぽち(ポチ)の物語(4)
(ポチは生後76日に子育てを終えた白を母親代わりに暮らすことになりました。白は不思議なことにポチを自分の子犬と同じように遊技をしてやります。ポチもまた実の母親と思っているようです。あるいはただの犬の仲間と思っているのかも知れません。)


紀州犬物語【紀州犬メス犬シロの出産と子育て物語(6)】(54)(執筆 横田俊英)
第54章 紀州犬メス犬シロの出産と子育て物語(6)
(子犬は母親に徹底的に遊んでもらって、身体をうんと使い、手も足も腰も胴も身体を鍛えることになるのです。その遊びたるや人間の子どもが身体を動かすのを厭わないのと同じです。)


紀州犬物語【紀州犬オス ぽち(ポチ)の物語(3)】(53)(執筆 横田俊英)
第53章 紀州犬オス ぽち(ポチ)の物語(3)
(生後70日ころのポチは乗車訓練に取り組み、またリードをつけて60メートルほどの散歩の練習もします。家の向こうの畑で遊ぶポチはモンシロチョウやツバメを眼で追いかけて外界の様子を知っていくのです。)


紀州犬物語【紀州犬オス ぽち(ポチ)の物語(2)】(52)(執筆 横田俊英)
第52章 紀州犬オス ぽち(ポチ)の物語(2)
(子犬の喉につかえないことを前提に生後70日の頃にはパピーのほかに、ラン・ミールも少しだけ与えます。生後5カ月、6カ月、7カ月、8カ月になるに従ってラン・ミールの割合を増やして、生後8カ月過ぎにはラン・ミールを中心にします。一家の主人が紀州犬に惚れていないのなら紀州犬を飼ってはなりません。一家の主人と思いを同じにする家族のもとで飼われる紀州犬は仕合わせであり、その一家も仕合わせであることになります。)


紀州犬物語【紀州犬オス ぽち(ポチ)の物語(1)】(51)(執筆 横田俊英)
第51章 紀州犬オス ぽち(ポチ)の物語(1)
(チビの子どもの白と黒は母親と別れ、母親と別れてきた紀州犬オス犬のポチはこの家でずっと過ごしてきたように振る舞います。)


紀州犬物語【紀州犬メス犬シロの出産と子育て物語(5)】(50)(執筆 横田俊英)
第50章 紀州犬メス犬シロの出産と子育て物語(5)
(生後30日ころから母親は子犬が乳を吸いにくるとグワーと吠えて拒絶することがしばしばです。夜中にもこの声が聞こえます。犬の親と子の自然がここにあるのです。)


紀州犬物語【紀州犬メス犬シロの出産と子育て物語(4)】(49)(執筆 横田俊英)
第49章 紀州犬メス犬シロの出産と子育て物語(4)
(駐車場横の畑では菜の花が黄色い色を見事に周囲に放っております。この先一週間して春が進むと新緑の美しい季節になります。もう雑草むしりを余儀なくされました。)

紀州犬物語【紀州犬メス犬シロの出産と子育て物語(3)】(48)(執筆 横田俊英)
第48章 紀州犬メス犬シロの出産と子育て物語(3)
(子犬たちが生後三週間を迎えたこの日、遅れていた春が進んで、この地は梅の花とサクラの花と水仙とツツジに似た花が一斉に咲きました。)

紀州犬物語【紀州犬メス犬シロの出産と子育て物語(2)】(47)(執筆 横田俊英)
第47章 紀州犬メス犬シロの出産と子育て物語(2)
(子犬を身体をまるめて抱いて、お尻をなめて排泄を促してそれをなめてやってと健気な子育てがつづきます。)

紀州犬物語【紀州犬メス犬シロの出産と子育て物語(1)】(46)(執筆 横田俊英)
第46章 紀州犬メス犬シロの出産と子育て物語(1)
(シロが2匹の子犬を産んだその夜、空には金星が燦然と輝いておりました。)






紀州犬物語【紀州犬を連れて散歩し紀州犬と暮らす】(39)(執筆 横田俊英)
第39章 子犬のさまざまな行動への対応(紀州犬の躾け(シツケ)に関する考察)

(子犬は飼い主が思うようにはしつからない)


紀州犬物語【紀州犬を連れて散歩し紀州犬と暮らす】(40)(執筆 横田俊英)
第40章 安岡章太郎さんは紀州犬の気性の美しさを物語にした
(近藤啓太郎さんは飼い犬の健康美あるいは紀州犬特有の美しさに魅せられた)

紀州犬物語【紀州犬を連れて散歩し紀州犬と暮らす】(41)(執筆 横田俊英)
第41章 紀州犬が内に秘めている特性
(紀州犬の正しい理解のために近藤啓太郎さんと安岡章太郎の小説を読むことをお奨めします)

紀州犬物語【紀州犬を連れて散歩し紀州犬と暮らす】(42)(執筆 横田俊英)
第42章 泣かない騒がいのが紀州犬が美徳

(安岡章太郎さんのコンタは家に来た夜に、「ウォー」と一声あげただけでした)

紀州犬物語【紀州犬を連れて散歩し紀州犬と暮らす】(43)(執筆 横田俊英)
第43章 犬を飼うときに人の側の力量は何時でも不測しております
(紀州犬は歩く速度があるいはリズムが波長が人の散歩に調和しております)

紀州犬物語【紀州犬を連れて散歩し紀州犬と暮らす】(44)(執筆 横田俊英)
第44章 素直な、素朴な、賢い、格好いい紀州犬に育てたい
(藤井聡さんの『シツケの仕方で犬がどんどん賢くなる』を読めば人も犬も賢くなる)

紀州犬物語【紀州犬を連れて散歩し紀州犬と暮らす】(45)(執筆 横田俊英)
第45章 子犬を怪我させないことが一番大事
(子犬は親から離されるとしばらく夜泣きを含めてなくものだと考えていたらよいでしょう)


紀州犬物語【紀州犬メス犬シロ(白)の物語】(37) (執筆 横田俊英)

紀州犬物語【紀州犬を連れて散歩し紀州犬と暮らす日々】(38)(執筆 横田俊英)
紀州犬物語 第38章 紀州犬に主従関係を教える、そして犬の性質を知る
(その問題は子犬の問題ではなく飼い主がつくっている問題なのです)




 
お渡しできる 紀州犬の 子犬

○紀州犬の子犬 白、オス 2012年1月初旬生まれ オス犬 その1。血統書込み 17万円 直ぐお渡しできます。
この子をお連れになれば、直ぐに散歩を楽しむことができます。格好のいい素晴らしい紀州犬が家庭にいることは楽しいことです。
オスですが、性格がよくて、優しいので、家庭犬として飼うにはとても良いと思います。良い縁があるとよいですね。
散歩ができて、夜泣きせず、必要に応じて家の護衛のための警報の行動をします。
 (この子は生後8カ月になりますが、めでたく完全歯になりました。感染症予防8種混合ワクチン3度接種済み。
  フィラリア薬も投与済み。虫下し薬投与済み。ダニ除けのフロントライン液滴下済み。狂犬病予防接種は新しい飼い主がしてください。)


○紀州犬の子犬 白、オス その1 2012年6月14生まれ (オス犬 その1です)血統書込み。ワクチン1回接種済み。10万円。直ぐお渡しできます。

○紀州犬の子犬 白、オス その2 2012年6月14生まれ (オス犬 その2です)血統書込み。ワクチン1回接種済み。10万円。直ぐお渡しできます。

○紀州犬の子犬 白、オス 2012年7月21日生まれ オス犬 その1。血統書込10万円。お渡しは9月初旬です。(メスの子犬ともおりますのでお問い合わせください。電話(携帯090−5580−8226))。兄弟犬で胡麻毛のオスの子犬も生まれていますのでお問い合わせください。携帯090−5580−8226 横田俊英(よこたしゅんえい)  

○紀州犬の子犬、胡麻毛 2012年7月21日生まれ オス犬 その1。血統書込10万円。お渡しは9月初旬です。(白のオスおよびメスの子犬もおりますのでお問い合わせください。電話(携帯090−5580−8226))。兄弟犬で白毛のオスの子犬も生まれていますのでお問い合わせください。携帯090−5580−8226 横田俊英(よこたしゅんえい)

○紀州犬の子犬 白、メス 2012年7月21日生まれ メス犬 その1。血統書込10万円。お渡しは9月初旬です。(オスの子犬ともおりますのでお問い合わせください。電話(携帯090−5580−8226))。白と胡麻毛のオスの子犬も生まれていますのでお問い合わせください。携帯090−5580−8226 横田俊英(よこたしゅんえい) 

○紀州犬の子犬、白、オス、2012年8月26日生まれ(出産予定)(オスその1) 血統書込10万円 予約受付中、お渡しは10月初旬 (携帯090-5580-8226横田俊英)

○紀州犬の子犬、白、オス、2012年8月26日生まれ(出産予定)(オスその2) 血統書込10万円 予約受付中、お渡しは10月初旬 (携帯090-5580-8226横田俊英)

○紀州犬の子犬、白、メス、2012年8月26日生まれ(出産予定)(メスその1) 血統書込10万円 予約受付中、お渡しは10月初旬 (携帯090-5580-8226横田俊英)

○紀州犬の子犬、白、メス、2012年8月26日生まれ(出産予定)(メスその2) 血統書込10万円 予約受付中、お渡しは10月初旬 (携帯090-5580-8226横田俊英)  
 
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