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紀州犬物語【シロの学校とその生徒のポチとミーの物語(1)】(56)(執筆 横田俊英)
第56章 紀州犬メス シロの学校とその生徒のポチとミーの物語(1)
(子育てを終えたシロ(白)には生後3カ月ほどのオスとメスの子犬の学校の先生の新しい役目が与えられ、シロはこの仕事を喜んでしております。シロが先生を勤める学校の生徒はオスの子犬が「ポチ」で、メスの子犬が「ミー」です。シロとポチとミーの3頭は喧嘩とも見えるレスリング風の遊技を嬉々として演じております。)
(本文)
私のところの飼い犬の「白」(シロ、しろ)は「千代」という登録名の愛称であり、「千代」にはもう一つの愛称として「チビ」という名があります。徳永家康の幼いころの名前は「竹千代」でした。同じように私の飼い犬の名前はいろいろと変わるのです。「白」が生んだ子どもは生後45日ほどで新しい飼い主に渡りました。急に子犬がいなくなっても「白」は何も変わらなかったように過ごすので飼い主の私はいろいろと考えてしまいます。野生の動物は子どもが大きくなると追い出します。「白」は子犬を追い出したのではないのですが、子犬がいなくなっても感傷のような素振りはみせません。「大したものだ、これで良いのだ」と母犬と子犬の別れに思いを振り切るのでした。
「白」が子育て中に私のところには、白の子どもと31日、つまり一月ほど先に生まれた紀州犬白毛のオスの子犬「ポチ」(ぽち)を預かっておりました。白の子育て中には白とポチは遊ばせませんでしたが、白の子どもが出ていったその日にポチを遊ばせ始めました。人をも犬をも攻撃しないということでこの方面の性質が抜群に良い「白」ですから、ポチと遊ばせてもきっと上手くいくと判断して2頭を遊ばせたのです。この日ポチは生後76日でした。ポチが白の犬舎の扉に顔を入れて舌をペロペロのばすと、シロ(白)はこれに同じように対応するので、シロ(白)がポチを攻撃することはないという予備的な確認ができていたのです。シロ(白)とポチはその後は親子であるように庭に出すと追いかけっこをして、レスリングにも似た遊技をたっぷりします。
そうしたシロ(白)とポチの間にもう1頭の紀州犬の子犬が加わりました。新しく加わった子犬は紀州犬の白毛のメスで、ポチより14日先に生まれている。ポチが生後84日の日に生後98日の紀州犬のメスの子犬が仲間に加わったのです。このメスの子犬は良い犬だからしばらく「預かっていてくれ」ということで引き受けたのです。ポチも同じような経緯で預かっているのです。仲間に加わったメスの子犬はパッと見た瞬間に耳が大きいと万人が思うほどに、耳の大きな子犬です。耳が大きいことから「ミミー」と愛称を名付けようと思いましたが、言葉を縮めて「ミー」にしきました。シロ(白)とチビに新しい遊び仲間として「ミー」が加わったのは5月15日のことでした。
この日からシロ(白)とポチとミーの白毛の3頭の紀州犬の遊園地が始まるのです。性質のよい生後1歳半のメスのシロ(白)と生後84日のオスの子犬のポチと生後98日のミーの大遊園地であり、シロ(白)が主宰(しゅさい)する紀州犬の学校です。生後84日のポチは体重6,450グラム、生後98日のミーの体重は7,450グラムです。シロ(白)がオスの紀州犬の大人であったならばこの遊園地はつくりません。シロ(白)の性質が非常に良いことと、シロ(白)がメスであり、つい先日まで母親の仕事をしていたことと連動させてつくった保育園であり、学校です。すべての紀州犬の大人がこのようにできるということではなく、シロ(白)にはたまたまそれができたということです。子犬の心身を鍛練するのには親子や兄弟姉妹による遊技のような自由運動である、ことを感想として私に語った人がおりますので、できることならそうしたい、そしてそうする、ことによって、飼い犬を育てております。ポチとミーの心身の鍛練をシロ(白)の学校に依頼しているのです。
紀州犬のメスの子犬のミーは、ポチより14日、つまり2週間、あるいは半月ほど先に生まれているのですが、この2頭の子犬の体格差はそれ以上に感じられるほどの違いがあります。ミーの成長度は背丈も体重もポチよりはるかさきにいっているようです。ミーを連れて歩いていると近所の知り合いはそれをポチと思って随分大きくなりましたね、と驚きの様子を示しました。「ハハハ」笑ってその種明かしの説明をしました。それほどのミーはポチより大きいのですが、それはミーがポチより大きいというのではなく、ミーが特別に大きいのです。ミーの姿にはもう1歳半の大人のメス犬のシロ(白)と遜色ない様子が見えているのです。
子犬の成長を食事の促進の面から促すということで1歳半の大人のメス犬のシロ(白)とオスの子犬のポチ、メスの子犬のミーを一緒の桶(おけ)に入れたドッグフードを食べさせると、大人と子どもたちの3頭で競うようにガツガツとよく食べます。生徒84日に6,450グラムだったポチの体重は5日後の生後89日には6,900グラムになり、550グラム増えました。ミーは生後98日に7,450グラムだったのが同様に5日後の生後103日には8,550グラムになり、1,100グラム増えました。子犬は体格が大きくなるとき或いは体重が増えるときには、どんどん食べさせてどんどん大きくしろ、ということでそれ食えそれ運動しろということで、ポチとミーを育てているのです。ポチとミーの学校の先生のシロ(白)もまた庭を子犬たちとよく駆けてよく食べて、産後の体力回復に役立てているのです。その運動はまた思わぬ事故によって怪我をした四肢の機能回復のためにもなるのです。子犬にも大人の犬のシロ(白)にも良いということで、この学校があるのです。
生後103日になる紀州犬白毛のメスの子犬「ミー」およびオスの子犬の「ポチ」の状態や様子は次のようなことです。
ミーは生後98日に私のところにやってきました。知り合いから良い犬であると思うから、しばらく預かっていてくれ、ということでこれを引き受けたのです。紀州犬白毛のオス犬の子犬ポチも同じような経緯で私のところで飼われております。
ミーはこの日齢(月齢)にしては大柄な犬であり、成長度合いは早いようです。
子犬のむく毛はすでに大人の犬と同じような状態に換毛していて、下毛の綿毛を覆うように剛毛が生えそろっております。毛の色はというとよく言われる汚れ白の多い少し茶色がかった毛が耳と背筋と尾と後ろ足などに生えており、前両足は鹿の子模様の斑(まだら)があります。身体を前から見るよりも背後から見る方が茶色がかっているのは被毛の角度によるものでしょうか。睫毛(まつげ)の色が茶色がかっているのはこれまでの経験ではミーが初めてです。
被毛の状態をミーとポチで比較すると、この状態で14日遅れのポチは大人の毛に生え換わっているのは、額から下の顔の部分が主です。これは随分早くに生え換わりました。その他の身体の毛は綿毛だけのむく毛のむくむくであり、小さな身体にむくむくのむく毛で如何にも子犬然としております。それでも子細にみると、四肢の第2間接から下が大人の毛に換わっております。尾の中ほどに白い剛い毛が早くに出ておりましたが、その剛毛が尾全体にぱらぱらと広がっております。またお尻の周りも同じような状態です。身体もほんのわずかそのような毛が生えてきておりますが、それはよく見ればという状態です。
紀州犬白毛メスの子犬のミーの名はその耳が特別に大きいことからきております。生後100日には既に大人の犬と同じほどの大きさになっております。小さな耳の大人のメス犬より大きい状態です。かたや半月遅れのオスの子犬のポチの耳は小さいといってよい状態です。ポチは目が小さいことから、目がポチ、そのポチとは小さいことを意味しているので、ポチの愛称が付けられました。身体も小さいし耳と小さいから、ポチの名は付けられるべくして付いたといってよいのかも知れません。ポチはまた豆でもあり、「ポチ」は場合によっては「マメ」(まめ、豆)と呼ばれることもあります。小さいからチビとなり、そうするとチビの名前に溢れてしまうことになるので、大人と2頭の子犬の学校では、先生が「白」(シロ、しろ)」、オスの子犬が「ポチ」、メスの子犬が「ミー」になるのです。
メスの子犬のミーの耳はとにかく大きい。そして身体も大きい。被毛は赤茶色の毛が背筋などに生えている汚れの強い色をしている。身体全体のつくりはよい。胸は舟形をしていて、嫌われる丸太ん棒のような胴にはならないようだ。耳の形は外側が円弧状になっていて内側は直線模様であるから、これは好ましい。耳の前への傾きは良いようであるものの少し傾きがきついような気もする。これに対してオスの子犬のポチの耳は小さく、形は外側と内側が似たような円弧形でこの形の三角形である。耳の傾き、つまり前傾が不足していて不満である。空を向いた耳は格好良くない。ハスキー犬のなかには耳の内側が全くの直線で、外側が完全な円弧をしていて、耳を寄せるとお月さまのような半円になるのがいる。ハスキー犬のある犬はその耳を頭の上で90度回転させて喜びを表現する。人がつくった是非が定かでない評価基準にとらわれすぎるとどのような飼い犬も欠陥項目の多い駄目犬になってしまう。耳の形とあわせてその厚みも適度にあるのが良い。耳が薄い犬がおり、また耳の毛の少ない犬もいる。耳の肉厚がありすぎるのも見苦しい。
子犬が急に成長して四肢が長く伸びるときに、その四肢の長さに筋肉が対応しないことが多く、そのため特に後肢に先が外に開いてX状になることが少なくない。ミーは散歩しているときに後肢をサッサと運ぶのではなく、一歩ごとにグニャグニャとした歩き方になっている。これは骨と筋腱の未発達によるための考える。生後6カ月ころにこのようなX状の脚形をしていても大人になるころには真っ直ぐになることが多い。ポチのほうは身体全体のまとまりがよく、骨が太く筋腱も良く発達しているので、子犬ながらにスッと立ったその姿は張り子の虎のように美しい。子犬は大人の犬の完全なミニチュアではない。大人の犬のようではない、大人の犬と違うといってあまり考えすぎないことが大事である。耳が大きすぎるように見えても、耳が頭部の発達の前に大きくなっていて、その後に頭部が大きくなれば釣り合いが取れることもあり、大概の場合にはそのようになる。また耳が小さく見える犬でもその耳が徐々に大きくなって普通の見栄えの頭部の構成になることを知っている。
目の色というか、虹彩といって日本犬の眼の色はそこそこに濃いのがよいとされる。それは葡萄色(ぶどういろ)などと表現されることがあるものの、葡萄色もさまざまだから簡単にこれだという言い方はしにくい。しかし、ミーもポチも目の色は濃く、このことに不満は持ち得ない。虹彩が真ちゅう色をした犬もおり、これよりは濃い色になることはミーもポチも間違いない。目の色が淡いのは好きになれない、目の形の良くないのも好きになれない。目の吊り上がりの状態は紀州犬の場合はその先端を延ばすと耳の下あたりになるのが良いとされる。それより上になると目がきつくなる。目の形にも望ましい状態がある。丸目は西洋の小型犬に多い目形であり、ともするとこのような状態が可愛くて良いという嗜好も生まれるかも知れない。それは日本犬とは別の目形であり、良くできた日本犬の目形は何にも勝って美しいと思う。目の下側はわずかに湾曲し、目の上は大まかには角を除いた三角形の様子となり、その三角形の頂点が後側になると泣き目となるので、頂点より少し前になるのがよい。目の開きといって上下の大きさがそれなりにあるのがよい。頭部の大きさが増すと同じ大きさの目であっても、目が小さい様相となり、見栄えが落ちる。目ぶちの色素が黒いと目も大きく見えがちである。また目ぶちの色素が肌色のようで薄いとその目は貧相になる。目形のことそのほか犬の姿と形の有り様は言葉で表現してもその言葉からの解釈はばらけてくる。
何だかんだと言い出すと長い長い話になって、語り尽きない。たとえば尾の形もその一つである。紀州犬メスの子犬のミーの尾形は生後98日にして差し尾である。かなりはっきりとしたした差し尾であり、この差し尾がこの子犬の特徴といってよい。対してオスの子犬のポチの尾は背中に届くか届かないかといった状態で、歩くと背中をとんとんと叩く状態のタタキ尾という尾形である。緊張すれば尾は背中から離れるから差し尾といってよい。子犬のころに巻尾である犬が成長すると差し尾になることも珍しくない。生後3カ月ころには普通の巻尾の犬が、その後尾がクルクルと2重に巻いたりすることがあり、2重に巻いた上に横にチョコンとはしょるような形になるものもある。育ってみなければわからないのが紀州犬の尾形である。尾の形、尾の毛の質、尾の緊張度とその表現力をとって、尾千両という言葉がある。クルクルの2重巻きで横にチョンという尾形の犬がいて、普通の巻尾のその犬の姉妹犬が生んだ子犬がそのような尾の形になっているのを見て、血液というか遺伝の凄さを知らされた。尾の毛の生え方が前後に長くなっていて手を合わせて拝んだ状態になることがあり、こうした尾毛を拝み尾という。また尾を前後に割ったように半円で、後部が板状なっているのを私は好まない。尾毛はそのままその犬の毛質を現すことが多い。質の良い毛が沢山生えて太い尾であって形が良いのが好ましい。
何だかんだということのついでに気にかかる子犬たちの幾つかを書きだす。
紀州犬メスの子犬のミーの後肢の足の部分には狼爪(ろうそう)を処理した跡がある。左足はその処理が不完全であるため、表面には爪が出ていないが、皮膚の内側には骨が残っていて、その狼爪(ろうそう)が影響してその部分の毛が醜く毛羽立っている。狼爪(ろうそう)は生後数日の間に獣医師に頼んで処理するのであるが、根元から切除しないとその後に残された骨が皮膚の内側で成長していいることがある。ミーの後肢の狼爪(ろうそう)の跡はそのような状態になっている。
子犬は育ってみないとどのような犬になるかわからない。生後89日の紀州犬のオスの子犬のポチには睾丸が触れば分かるほど大きさになった陰嚢部分にプチンとある。丁寧に探ってみても睾丸の数が一つなのである。二つあるべきなのが一つであるのはどうしたことか。睾丸があっても陰嚢に下がって収まらない犬がいる。このような状態は癌の原因になるから睾丸切除を勧める獣医師が多い。ポチの片金には困った。望ましい状態ではないので私は悩む。生後3カ月ではまだまだ睾丸が発達していないからであろうか。ある時期にホルモン注射をして対処する方法がある。
ポチはオス犬であり、ミーはメス犬である。紀州犬のオス犬はメス犬に対して二回りほど大きい身体に育つのが普通である。今はミーよりずっと小さいがそのうち追い抜いて逆転することになる予定ではあるとはいえ、ポチの父犬は決して大きな犬ではないのではたしてどの程度の体格になるのだろうか。
言い出すと切りがないほど悩みはある。幸いにして、紀州犬の子犬のオスのポチもメスのミーも散歩に出ることを嫌がらず、人を怖がらず、犬を恐れない。
以上、紀州犬の子犬のことを述べました。ですます体(調)で書いていたのを、急にである体(調)になったのは、力んだためのようです。
さて犬の身体などのことを述べたついでに、私が考える良い犬とは、良い紀州犬とはということで、三つの項目を取り上げます。
1、性格が良いこと。
1、健康であること。
1、紀州犬らしいこと。
あえてもう一項目追加すると、
1、よい子を生み育てることができること。
そのようなことですが、紀州犬らしいこととはこれを述べると長くなりますから、簡単に言えば、紀州犬らしい姿形をしており、気性も日本犬らしく凜(りん)としていること
です。性格が良いことは、散歩を嫌がらないことにもつながります。余所の犬に矢鱈に喧嘩をふっかけないことでもあります。自動車に乗ったりすることでもあります。健康であることは人でも同じ事ですから、言葉通りです。
よい子を生み育てること、については仮にその犬が望ましい姿形ではなくても、子犬を良く生んで、上手に育てることがそうです。それからまた性格が良い子を生むこと、健康な子を生むこと、紀州犬らしい子を生むこと、よい子を生み育てることができる子を生むこと、が含まれます。良い遺伝子を伝えることができる犬とそうでない犬がおります。交配しても子を生まない犬もおります。交配できない犬もおります。子犬を生んでも生んだ先から食べてしまう犬もおります。
そのようなことで犬とは紀州犬とは望ましい条件を挙げてこれを満足させようとするとなかなか難しいことでもあります。普通のことが普通であって、難しいことを考えさせない犬は良い犬であるといえるでしょう。犬を良い犬とそうでない犬とに区別するようなことで、比べっこをするようになると、自分の飼い犬に不満をもつようになります。そのような比べっこをするようになったために、自分の飼い犬に愛想を尽かしてしまう人もおります。
そのようなことでありますが、犬というのは或いはまた紀州犬というのは性格が良いことに関しては、六割方は持って生まれたもの、といって良いように思います。臆病な犬は飼っていくのに労力を要します。健康でない犬は手間も治療費もかかります。紀州犬らしくない犬には不満が募ります。良い犬に巡り会うのは運であるから、巡り会いということが言えそうです。良い犬に巡り会うことができた人は仕合わせです。
紀州犬オス犬の子犬「ポチ」の成長にともなう体重の変化は次のとおりです。
生後62日 4,100グラム
生後66日 4,500グラム
生後67日 4,350グラム
生後68日 4,450グラム
生後70日 4,700グラム
生後75日 5,250グラム
生後76日 5,370グラム
生後77日 5,650グラム
生後79日 5,930グラム(午前10時の計測)
生後79日 6,050グラム(午後1時の計測)
生後80日 5,930グラム(午前10時の計測)
生後80日 6,010グラム(午後1時の計測)
生後82日 6,500グラム
生徒83日 6,350グラム
生後84日 6,450グラム
生後88日 7,250グラム
生後89日 6,900グラム
紀州犬オス犬の子犬「ミー」の成長にともなう体重の変化は次のとおりです。
生後98日 7,450グラム
生後102日 8,380グラム
生後103日 8,550グラム
子育てを終えた1歳半のメス犬のシロ(白)は子犬たちの学校を一生懸命に運営しております。怪我しても痛いとも言わず、何事もなかったように普通に過ごし、子育てをちゃんとして、また平然としてその子たちと分かれました。そして飼い主から押しつけられた生後90日ほどのオスとメスの子犬の飼育を何気ない風情でしているのです。オスの子犬は今は小さいけれども間もなく自分を追い越して二回りほど大きな体格の犬に育ちます。メスの子犬もシロ(白)よりは大きくなりそうです。そのようなことにシロ(白)は頓着しません。放された庭で三頭して追いかけて追い越して、引き返してと嬉々として遊んで過ごしております。
生後89日になる紀州犬のオスの子犬のポチと生後103日になる紀州犬メスの子犬のミーの散歩道の横の畑では「絹さや」の花が良く咲いて、茂みのなかには人差し指ほどの実がなっています。道路の向こうにある駐車場に張り出している照葉樹の椎の木には新しい葉が沢山出ていて、花が咲き始めているのでしょう、強烈な匂いが漂ってきます。同じような匂いを出す栗の葉は緑が濃くなってきたのでむうすぐ花がをつけることでしょう。立葵は背丈が1メートルほどになっていて赤い花がぽつりぽつりと咲き始めました。早植えのジャガイモは紫や薄紫や白い花を咲かせております。私が耕す畑に植えてあったネギは帽子を破ってその中から花を見せました。その横のラッキョウはスーと延びた茎に鞠(まり)の形をした薄紫の花をつけました。
(読み返しが不十分斜めに変換ミスなどによる誤字、脱字などについてはご容赦ください)
紀州犬物語【紀州犬メス犬シロ(白)の物語】(1) (執筆 横田俊英)
紀州犬物語【紀州犬メス犬シロ(白)の物語】(2) (執筆 横田俊英)
紀州犬物語【紀州犬メス犬シロ(白)の物語】(3) (執筆 横田俊英)
紀州犬物語【紀州犬メス犬シロ(白)の物語】(4) (執筆 横田俊英)
紀州犬物語【紀州犬メス犬シロ(白)の物語】(5) (執筆 横田俊英)
紀州犬物語【紀州犬メス犬シロ(白)の物語】(6) (執筆 横田俊英)
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紀州犬物語【紀州犬メス犬シロ(白)の物語】(8) (執筆 横田俊英)
紀州犬物語【紀州犬メス犬シロ(白)の物語】(9) (執筆 横田俊英)
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紀州犬物語【紀州犬メス犬シロ(白)の物語】(16) (執筆 横田俊英)
紀州犬物語【紀州犬メス犬シロ(白)の物語】(17) (執筆 横田俊英)
紀州犬物語【紀州犬メス犬シロ(白)の物語】(18) (執筆 横田俊英)
紀州犬物語【紀州犬メス犬シロ(白)の物語】(19) (執筆 横田俊英)
紀州犬物語【紀州犬メス犬シロ(白)の物語】(20) (執筆 横田俊英)
紀州犬物語【紀州犬メス犬シロ(白)の物語】(21) (執筆 横田俊英)
紀州犬物語【紀州犬メス犬シロ(白)の物語】(22) (執筆 横田俊英)
紀州犬物語【紀州犬メス犬シロ(白)の物語】(23) (執筆 横田俊英)
紀州犬物語【紀州犬メス犬シロ(白)の物語】(24) (執筆 横田俊英)
紀州犬物語【紀州犬メス犬シロ(白)の物語】(25) (執筆 横田俊英)
紀州犬物語【紀州犬メス犬シロ(白)の物語】(26) (執筆 横田俊英)
紀州犬物語【紀州犬メス犬シロ(白)の物語】(27) (執筆 横田俊英)
紀州犬物語【紀州犬メス犬シロ(白)の物語】(28) (執筆 横田俊英)
紀州犬物語【紀州犬メス犬シロ(白)の物語】(29) (執筆 横田俊英)
紀州犬物語【紀州犬メス犬シロ(白)の物語】(30) (執筆 横田俊英)
紀州犬物語【紀州犬メス犬シロ(白)の物語】(31) (執筆 横田俊英)
紀州犬物語【紀州犬メス犬シロ(白)の物語】(32) (執筆 横田俊英)
紀州犬物語【紀州犬メス犬シロ(白)の物語】(33) (執筆 横田俊英)
紀州犬物語【紀州犬メス犬シロ(白)の物語】(34) (執筆 横田俊英)
紀州犬物語【紀州犬メス犬シロ(白)の物語】(35) (執筆 横田俊英)
紀州犬物語【紀州犬メス犬シロ(白)の物語】(36) (執筆 横田俊英)
紀州犬物語【紀州犬メス犬シロ(白)の物語】(37) (執筆 横田俊英)
紀州犬物語【紀州犬を連れて散歩し紀州犬と暮らす日々】(38)(執筆 横田俊英)
紀州犬物語【紀州犬を連れて散歩し紀州犬と暮らす日々】(39)(執筆 横田俊英)
紀州犬物語【紀州犬を連れて散歩し紀州犬と暮らす日々】(40)(執筆 横田俊英)
紀州犬物語【紀州犬を連れて散歩し紀州犬と暮らす日々】(41)(執筆 横田俊英)
紀州犬物語【紀州犬を連れて散歩し紀州犬と暮らす日々】(42)(執筆 横田俊英)
紀州犬物語【紀州犬を連れて散歩し紀州犬と暮らす日々】(43)(執筆 横田俊英)
紀州犬物語【紀州犬を連れて散歩し紀州犬と暮らす日々】(44)(執筆 横田俊英)
紀州犬物語【紀州犬を連れて散歩し紀州犬と暮らす日々】(45)(執筆 横田俊英)
紀州犬物語【紀州犬メス犬シロの出産と子育て物語(1)】(46)(執筆 横田俊英)
紀州犬物語【紀州犬メス犬シロの出産と子育て物語(2)】(47)(執筆 横田俊英)
紀州犬物語【紀州犬メス犬シロの出産と子育て物語(3)】(48)(執筆 横田俊英)
紀州犬物語【紀州犬メス犬シロの出産と子育て物語(4)】(49)(執筆 横田俊英)
紀州犬物語【紀州犬メス犬シロの出産と子育て物語(5)】(50)(執筆 横田俊英)
紀州犬物語【紀州犬オス ぽち(ポチ)の物語(1)】(51)(執筆 横田俊英)
紀州犬物語【紀州犬オス ぽち(ポチ)の物語(2)】(52)(執筆 横田俊英)
紀州犬物語【紀州犬オス ぽち(ポチ)の物語(3)】(53)(執筆 横田俊英)
紀州犬物語【紀州犬メス犬シロの出産と子育て物語(6)】(54)(執筆 横田俊英)
紀州犬物語【紀州犬オス ぽち(ポチ)の物語(4)】(55)(執筆 横田俊英)
紀州犬物語【シロの学校とその生徒のポチとミーの物語(1)】(56)(執筆 横田俊英)
紀州犬物語【シロの学校とその生徒のポチとミーの物語(2)】(57)(執筆 横田俊英)
紀州犬物語【シロの学校とその生徒のポチとミーの物語(3)】(58)(執筆 横田俊英)
紀州犬物語【シロの学校とその生徒のポチとミーとブンの物語(4)】(59)(執筆 横田俊英)
紀州犬物語【シロの学校とその生徒のポチとブンの物語(5)】(60)(執筆 横田俊英)
紀州犬物語(61)【日本在来犬と紀州犬(その1)】(執筆横田俊英)
紀州犬物語(62)【日本在来犬と紀州犬(その2)】(執筆横田俊英)
紀州犬物語(63)【日本在来犬と紀州犬(その3)】(執筆横田俊英)
紀州犬物語(125)「沈着怜悧にして大人しくあって猪猟では勇猛果敢」な紀州犬。(横田俊英)
紀州犬物語153 気迫と威厳、忠実と従順、飾り気のない気品と風格、これが齋藤弘吉氏の日本犬観である。(横田俊英)
紀州犬物語153 気迫と威厳、忠実と従順、飾り気のない気品と風格、これが齋藤弘吉氏の日本犬観である。(横田俊英)
(タイトル)
人の肌は柔らかい、だから甲冑(かっちゅう)で防護する。)
(サブタイトル)
巷(ちまた)に流れる犬(イヌ)という言葉の意味と起源。
第153章 巷(ちまた)に流れる犬(イヌ)という言葉の意味と起源。執筆 横田俊
紀州犬物語(125)「沈着怜悧にして大人しくあって猪猟では勇猛果敢」な紀州犬。(横田俊英)
(タイトル)
「沈着怜悧にして大人しくあって猪猟では勇猛果敢」な紀州犬。
和歌山県日高郡旧美山村村長の有色紀州犬復活のための取り組み。
(サブタイトル)
「姿芸両全」(しげいりょうぜん)の紀州犬を育てるために狩猟を始める。このときに鉄砲を持つようになった。狩猟に出かけるのは犬を鍛錬するためである。
第125章 「沈着怜悧にして大人しくあって猪猟では勇猛果敢」な紀州犬。 執筆 横田俊英
紀州犬物語(63)【日本在来犬と紀州犬(その3)】(執筆横田俊英)
日本列島に古くからいた犬たちと縄文遺跡の犬骨
(純粋日本犬という言い方をする犬たちのこと)
(縄文期は犬は人の友だち、だった)
紀州犬物語(62)【日本在来犬と紀州犬(その2)】(執筆横田俊英)
縄文遺跡から犬の骨は出ており、旧石器時代の遺跡から犬の骨は出ていない
野尻湖で犬は人と伴にナウマン象を追ったか
(野尻湖のナウマン象の発掘調査では犬の骨は出ていない)
紀州犬物語(61)【日本在来犬と紀州犬(その1)】(執筆横田俊英)
遺跡からでてきた犬の骨とそのもっとも古い年代
(人と犬は利用し利用される共存関係にあった)
紀州犬物語【シロの学校とその生徒のポチとブンの物語(5)】(60)(執筆 横田俊英)
第60章 紀州犬メスシロの学校とその生徒のポチとブンの物語(5)
(紀州犬の大人のメス犬のシロの学校で、生後5カ月の紀州犬のオス犬のポチと生後6カ月の紀州犬のオス犬のブンが教育を受け、訓練を積んでいるのです。ポチもブンも散歩を楽しみにしていて、綺麗な姿態と歩様で散歩ができるのです。)
紀州犬物語【シロの学校とその生徒のポチとミーとブンの物語(4)】(59)(執筆 横田俊英)
第59章 紀州犬メス シロの学校とその生徒のポチとミーとブンの物語(4)
(詫びや寂などまだ先のことですから、対象外です。しかしブンより一月遅く産まれている紀州犬オス犬の「ポチ」のほうにそれを感じることがあります。三つ子の魂百まで、ということが言えるのでしょうか。)
紀州犬物語【シロの学校とその生徒のポチとミーの物語(3)】(58)(執筆 横田俊英)
第58章 紀州犬メス シロの学校とその生徒のポチとミーの物語(3)
(私は紀州犬のメス犬のシロの学校と題してお伽の国のような話しをしております。書いていることはすべて事実ですが、すべての紀州犬がこのようにできる訳ではありません。たまたま性質のよいシロというメス犬の大人がいて、たまたま、或いはこの時期に限って喧嘩をしない2匹の子犬がいて、それにもう1頭加わったということであります。子犬同士の折り合いがあって、幼児組と小学生組の2クラスに分けての学校運営になりました。)
紀州犬物語【シロの学校とその生徒のポチとミーの物語(2)】(57)(執筆 横田俊英)
第57章 紀州犬メス シロの学校とその生徒のポチとミーの物語(2)
(今で飼い主が寛いでいるときに、また夜にテレビを見ながらビールを飲んでいるときにポチとミーはその気配を全身で受けとめていて、声を掛けると犬舎の格子に顔を挟んで応えます。)
紀州犬物語【シロの学校とその生徒のポチとミーの物語(1)】(56)(執筆 横田俊英)
第56章 紀州犬メス シロの学校とその生徒のポチとミーの物語(1)
(子育てを終えたシロ(白)には生後3カ月ほどのオスとメスの子犬の学校の先生の新しい役目が与えられ、シロはこの仕事を喜んでしております。シロが先生を勤める学校の生徒はオスの子犬が「ポチ」で、メスの子犬が「ミー」です。シロとポチとミーの3頭は喧嘩とも見えるレスリング風の遊技を嬉々として演じております。)
紀州犬物語【紀州犬オス ぽち(ポチ)の物語(4)】(55)(執筆 横田俊英)
第55章 紀州犬オス ぽち(ポチ)の物語(4)
(ポチは生後76日に子育てを終えた白を母親代わりに暮らすことになりました。白は不思議なことにポチを自分の子犬と同じように遊技をしてやります。ポチもまた実の母親と思っているようです。あるいはただの犬の仲間と思っているのかも知れません。)
紀州犬物語【紀州犬メス犬シロの出産と子育て物語(6)】(54)(執筆 横田俊英)
第54章 紀州犬メス犬シロの出産と子育て物語(6)
(子犬は母親に徹底的に遊んでもらって、身体をうんと使い、手も足も腰も胴も身体を鍛えることになるのです。その遊びたるや人間の子どもが身体を動かすのを厭わないのと同じです。)
紀州犬物語【紀州犬オス ぽち(ポチ)の物語(3)】(53)(執筆 横田俊英)
第53章 紀州犬オス ぽち(ポチ)の物語(3)
(生後70日ころのポチは乗車訓練に取り組み、またリードをつけて60メートルほどの散歩の練習もします。家の向こうの畑で遊ぶポチはモンシロチョウやツバメを眼で追いかけて外界の様子を知っていくのです。)
紀州犬物語【紀州犬オス ぽち(ポチ)の物語(2)】(52)(執筆 横田俊英)
第52章 紀州犬オス ぽち(ポチ)の物語(2)
(子犬の喉につかえないことを前提に生後70日の頃にはパピーのほかに、ラン・ミールも少しだけ与えます。生後5カ月、6カ月、7カ月、8カ月になるに従ってラン・ミールの割合を増やして、生後8カ月過ぎにはラン・ミールを中心にします。一家の主人が紀州犬に惚れていないのなら紀州犬を飼ってはなりません。一家の主人と思いを同じにする家族のもとで飼われる紀州犬は仕合わせであり、その一家も仕合わせであることになります。)
紀州犬物語【紀州犬オス ぽち(ポチ)の物語(1)】(51)(執筆 横田俊英)
第51章 紀州犬オス ぽち(ポチ)の物語(1)
(チビの子どもの白と黒は母親と別れ、母親と別れてきた紀州犬オス犬のポチはこの家でずっと過ごしてきたように振る舞います。)
紀州犬物語【紀州犬メス犬シロの出産と子育て物語(5)】(50)(執筆 横田俊英)
第50章 紀州犬メス犬シロの出産と子育て物語(5)
(生後30日ころから母親は子犬が乳を吸いにくるとグワーと吠えて拒絶することがしばしばです。夜中にもこの声が聞こえます。犬の親と子の自然がここにあるのです。)
紀州犬物語【紀州犬メス犬シロの出産と子育て物語(4)】(49)(執筆 横田俊英)
第49章 紀州犬メス犬シロの出産と子育て物語(4)
(駐車場横の畑では菜の花が黄色い色を見事に周囲に放っております。この先一週間して春が進むと新緑の美しい季節になります。もう雑草むしりを余儀なくされました。)
紀州犬物語【紀州犬メス犬シロの出産と子育て物語(3)】(48)(執筆 横田俊英)
第48章 紀州犬メス犬シロの出産と子育て物語(3)
(子犬たちが生後三週間を迎えたこの日、遅れていた春が進んで、この地は梅の花とサクラの花と水仙とツツジに似た花が一斉に咲きました。)
紀州犬物語【紀州犬メス犬シロの出産と子育て物語(2)】(47)(執筆 横田俊英)
第47章 紀州犬メス犬シロの出産と子育て物語(2)
(子犬を身体をまるめて抱いて、お尻をなめて排泄を促してそれをなめてやってと健気な子育てがつづきます。)
紀州犬物語【紀州犬メス犬シロの出産と子育て物語(1)】(46)(執筆 横田俊英)
第46章 紀州犬メス犬シロの出産と子育て物語(1)
(シロが2匹の子犬を産んだその夜、空には金星が燦然と輝いておりました。)
紀州犬物語【紀州犬を連れて散歩し紀州犬と暮らす】(39)(執筆 横田俊英)
第39章 子犬のさまざまな行動への対応(紀州犬の躾け(シツケ)に関する考察)
(子犬は飼い主が思うようにはしつからない)
紀州犬物語【紀州犬を連れて散歩し紀州犬と暮らす】(40)(執筆 横田俊英)
第40章 安岡章太郎さんは紀州犬の気性の美しさを物語にした
(近藤啓太郎さんは飼い犬の健康美あるいは紀州犬特有の美しさに魅せられた)
紀州犬物語【紀州犬を連れて散歩し紀州犬と暮らす】(41)(執筆 横田俊英)
第41章 紀州犬が内に秘めている特性
(紀州犬の正しい理解のために近藤啓太郎さんと安岡章太郎の小説を読むことをお奨めします)
紀州犬物語【紀州犬を連れて散歩し紀州犬と暮らす】(42)(執筆 横田俊英)
第42章 泣かない騒がいのが紀州犬が美徳
(安岡章太郎さんのコンタは家に来た夜に、「ウォー」と一声あげただけでした)
紀州犬物語【紀州犬を連れて散歩し紀州犬と暮らす】(43)(執筆 横田俊英)
第43章 犬を飼うときに人の側の力量は何時でも不測しております
(紀州犬は歩く速度があるいはリズムが波長が人の散歩に調和しております)
紀州犬物語【紀州犬を連れて散歩し紀州犬と暮らす】(44)(執筆 横田俊英)
第44章 素直な、素朴な、賢い、格好いい紀州犬に育てたい
(藤井聡さんの『シツケの仕方で犬がどんどん賢くなる』を読めば人も犬も賢くなる)
紀州犬物語【紀州犬を連れて散歩し紀州犬と暮らす】(45)(執筆 横田俊英)
第45章 子犬を怪我させないことが一番大事
(子犬は親から離されるとしばらく夜泣きを含めてなくものだと考えていたらよいでしょう)
紀州犬物語【紀州犬メス犬シロ(白)の物語】(37) (執筆 横田俊英)
紀州犬物語【紀州犬を連れて散歩し紀州犬と暮らす日々】(38)(執筆 横田俊英)
紀州犬物語 第38章 紀州犬に主従関係を教える、そして犬の性質を知る
(その問題は子犬の問題ではなく飼い主がつくっている問題なのです)