A、犬の気性
1、子犬が散歩を上手くするとホッとします。
子犬が散歩を上手くするとホッとします。
子犬を育てていて、生後2カ月ほどで散歩に出て、素直に歩いて「くれる」と
ホッとします。
外に出るのを嫌がる子犬がおりますし、外に出ても歩かない子犬がおります。
B、道路の溝に掛けた格子を子犬は渡れない。
子犬がリードを嫌がらずに、飼い主にまつわりつきながらも歩くことが出来ると、本当にホッとします。
リードを嫌がり、リードをつけて歩くことを嫌がる子犬がいるからです。
犬は同じ犬種だからといっても行動はすべて一緒ということはありません。
ある犬など生後6カ月になっても、30メートル先の道の角にいくとそこから先には足を墓場なかったのです。
道の角とか、道路の溝を覆う鉄の格子が怖くて跨ぐことができない子犬は多いのです。
何度も何度もこの鉄の格子で躊躇して、うろうろするのです。
飼い主はだましだましこれを跨がせ、このことを繰り返しているうちに、子犬は最初の躊躇と恐怖心などなかったようにすたすた格子を跨いでその先に歩いて行きます。
子犬によっては格子など全く気にせずに、すいすいと渡っていくのがおります。
何故そうなのだろうと思っても、仕方ありません。
渡れない子犬には我慢強く格子は怖くない、ということを教えてやならければならないのです。
それにしても、ということで申し上げますが子細に観察すると世の中の犬の多くがまともに道を歩くことが出来ません。
すれ違う犬に対してワンワン、キャンキャンと吠え、吠えないと思うと相手に飛びかかる行動をします。
このことは不思議でありますが、その不思議な行動という問題を解く鍵を私は知っております。
子犬可愛い可愛いということで、犬が育っても家の中にいれば、家の中のどこでも歩き回るようにしているからです。
外におけばポチの家の横に杭を打ち、そこから鉄の鎖をのばして首輪に止めているからです。
家の中でも、家の外でも犬は人と遊ぶとき以外にはケージの中、檻の中で休ませておくようにしなければならないのです。
ケージの中こそ犬の心が一番安らぐ場所なのです。
その理由は犬の祖先が狼であり、その狼は小さな巣穴にこもっているときが、一番の安らぎだからです。
ケージや檻は、そのような言い方は適切ではないかも知れません。ケージや檻は犬のお家です。
犬はお家で過ごすのがよいのです。
ある西洋犬の大きな犬が日中住まいにしている部屋で、酷暑のときにこの冷房の効いた部屋で過ごさせていたら、部屋から出てしまったので熱中症で死にました。
性質が穏やかだといわれるこの西洋犬ですが、私は決して穏やかな性質の犬だとは思っておりません。どのような理解によってこの飼い主がこの犬を部屋に放ってあったのか、大体は推察できます。犬を飼うための考え方に甘さがあり、そして大きな間違を宿しているのです。
私は車の中に飼い犬を入れて置く場合でも、冷房を入れるかたわら、冷房が故障した場合でも決定的な問題が生じないように、窓を開けておきます。犬はケージの中に入れておきます。
冷房がない場所へ移動して、部屋に戻れなくなった犬が熱中症に陥って死亡した事例であれば、このような場合でも部屋の中にケージを設置してそこで休ませておけば良かったのです。
冷房機は故障するかも知れません。また停電があって冷房機が再起動しないかも知れません。
そのようなことを想定して、冷房機をかけ、ついでに扇風機をかけ、窓をいくらか開けておくのです。
犬の安全のためにすることであれば、冷房効率など考えなくて良いのです。
冷房機が故障したら、と考えないのが根本的問題です。
同じように犬が冷房の効いた部屋の外に出ることもあると考えなくてはならないのです。
身体の大きな西洋犬を性質が良いと思って飼っていて、そのように勝手に思っている人々多くがあまりにも犬の性質を知らないのには驚かされます。
飼い主は犬に癒されると思っているのでしょうが、その犬とすれ違う道路で私は吠えかかられることの繰り返しで、幻滅し世の中が嫌になってしまうのです。
猫より小さな犬か、猫ほどの犬もキャンキャン吠えて、飛びかかろうとするのがほとんどです。
何故そうなるのか、道路でのこのような状況を見ていると、飼っている様子が推しはかられます。
その犬の飼い主の家を訪れると、決まって想像した通りのことになっております。
(誤字、脱字、変換ミスなどを含めて表現に不十分なことがある場合はご判読ください。2015年6月29日に一部加筆。)
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