カメラの撮影枚数にみる技術開発とリチウムイオン電池
2015年のリチウムイオン電池の世界市場は2兆1502億円である。
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カメラの撮影枚数にみる技術開発とリチウムイオン電池

計量計測のエッセー 
カメラの撮影枚数にみる技術開発とリチウムイオン電池
写真は本文とは直接連動しない挿絵です。

ヤマモミジの紅葉に見とれた。紅葉の当たり年がある。

(タイトル)
カメラの撮影枚数にみる技術開発とリチウムイオン電池

(本文)
 発電した電力は貯めておけない。昼夜とおして運転するしかない原子力発電は夜間の余剰電力を揚水機を回して小さなダムに水をためるために使う。夏場の真昼の2時間ほどの電力需要沸騰時刻に小さなダムから小さな発電機に水を落として少しの発電をする。この発電効率は使う電力の3割にしかならない。真昼の需要頂点時刻に企業などの自家発電機を回すようにするか、供給を超える電力分を昼の休業時間にすればやり過ごせる。日本の電力需要は休業中の火力発電所を再稼働させるなどして原子力発電をしなくてもまかなうことができる。原子力発電の意義と意味となどのようなことなのかを問うための材料だ。

 電池は電気を貯めるための器具である。自動車に蓄電池を装備していなかった時代にはクランク型のハンドルをエンジンに差し込んでこれをぐるぐる回して始動していた。モーターと発電機が取り付けられスイッチを入れてエンジンを始動するようになった。モーターを逆回転させると発電機になる。原子力発電は水を熱して水蒸気にして発電機のタービンを回す。水を熱するのが発電における原子力の機能だ。

 電気を異例に多く貯めることができるのがリチウムイオン電池である。リチウムイオン電池は軽量で再充電可能であり高い能力をもつ。ラップトップコンピューターや携帯電話の電力は長くもつようになった。自動車のもう一つの動力源は石油を利用する内燃機関と並行してリチウムイオン電池による電気自動車(ハイブリッド車を含む)に動いている。燃料電池車が影を潜めているのは装置の複雑さと効率性にあり、リチウムイオン電池の発達も作用している。

 リチウムイオン電池は、正極活性物質としてリチウムイオン含有金属酸化物、負極活性物質としてリチウムイオンを吸蔵・離脱し得る炭素質材料を用いた充電可能な二次電池である。1979年に英国オクスフォード大学教授のジョン・グッドイナフ氏と同大学に留学していた東京大学の水島公一氏が、電極活物質としてリチウムコバルト酸化物が利用できることが発見されたことがリチウムイオン電池開発の大きな一歩であった。旭化成工業(現・旭化成)の吉野彰氏(2019年ノーベル化学賞受賞)は、リチウムコバルト酸化物を正極活物質とし、白川英樹氏が発見したポリアセチレンを負極活物質とした二次電池を試作し、リチウム二次電池としての効果を確認。ポリアセチレンに代えて特定の結晶構造を持つ炭素材料を負極活物質とする二次電池を開発し、現在のリチウム二次電池の基礎を確立した。

 リチウムイオン電池は従来の二次電池の起電力を大きく上回って4V以上を持っている。エネルギー密度が高いので小型・軽量になり、ニッカド電池やニッケル水素電池に代わって小型二次電池の需要を引き受けるようになった。2015年のリチウムイオン電池の世界市場は2兆1502億円である。

 一つの技術開発が従来の製品需要を一新する例がカメラだ。フィルムカメラはフィルムの供給が止まったに等しく現像とプリントが簡単にはできない。コンビニでもスーパーでも扱っていたフィルムの現像・プリントがなくなった。一枚のサービスサイズの写真の値段はフィルムカメラではデジカメによるものの10倍である。手間暇も10倍だからフィルムカメラの市場は趣味趣向の世界の人々のためのか細い状態だ。

 デジタルカメラは旧来のフィルムカメラの中判のほどのきめ細かな映像を実現している。やがて大判カメラの領域に達する。デジタルカメラに使われるリチウムイオン電池は一日の撮影工程を軽々とこなす。撮影枚数はフィルム時代には想像できないほどだ。プロカメラマンは一枚の良い写真を撮るために100カット撮影していたものだが、デジカメでは1万カットを撮影する。カメラのシャッターの耐久はすぐれたカメラでは15万回というのは普通であり、これを超えても動作に不具合はない。ニコンのフルサイズ(35mmフィルムと同等の撮像素子サイズ)デジタルカメラのNikon D700という2008年7月25日発売に発売されたカメラがそのようである。オリンパスとして最初に発売した一眼レフカメラは単3乾電池を何本もいれていて撮影枚数は8枚ていどであった。映像処理に電力を消費するなどのためである。この二つの事例で技術の日進月歩がみてとれる。

2019-11-27-technical-development-and-lithium-ion-battery-see-the-number-of-shots-taken-by-the camera-article-editorial-

(不適切な表現などについては意に反するものですのでご容赦ください)
 
計量計測のエッセー

計量計測のエッセー ( 2018年1月22日から日本計量新報の社説と同じ内容の論説です)

素直でない人は嘘をつく 素直とは正直者のことだ

法人とその構成員の意欲と能力を映し出しているwebサイト

数値や言葉を翻訳変換して診断する

大手情報媒体が低俗化しフェイク情報が充満する

人は他の人を映し鏡として生きる意義を成立されている

カメラの撮影枚数にみる技術開発とリチウムイオン電池


地が裂け山が崩れ洪水が人を襲う日本の自然(ハザードマップは人が住んではならない場所を示す地図だ

球速表示160kmは確かか(球速表示160kmは信ずるに値するものなのか)

内需依存型産業社会日本と人口減少社会の在り方

(タイトル)
控えめな計量法が適用されて実現する平和な社会
(サブタイトル)キログラムの単位記号はkgでありKGではない。メートルの単位記号はmでありMではない。

計量の教養こそ身に付けるべき課題だ

0.1%の計量器の検定・検査が世のなかに適正計量を実現をもたらす

地が裂け山が崩れ洪水が人を襲う日本の自然(ハザードマップは人が住んではならない場所を示す地図だ
見えないモノを見えるようにする計測技術
強い欲求をもっているとニーズは自ずと分かるものらしい
すべては丈夫な身体と丈夫な心あってこそ
消費は人口減少の度合いで減りGDPも同様に推移する
キログラムは新定義を満足させたうえ50 µgから10 µgに精度向上
質量と重量の違い及び質量の単位キログラムの定義変更
規則に照らせば不正でも総合性能としては問題ない事柄
バベルの塔とノアの箱舟の伝説と旧カヤバ工業の免震性能偽装
計量と計測は人の間にどのようにかかわるか
自動ハカリの検定実施は日本の計量制度に大きな転換をもたらす
2018年11月16日開催の国際度量衡総会で質量の単位キログラム(kg)を定義変更
日本人の頭骨の変化を計測値が示す副題(鎌倉時代の日本人の頭は前後に長い形をしていた)
優良事業所が適正計量管理事業所の指定を受ける社会的責任
計測の目的と求められる確かを考える
地方計量行政の模範県を躊躇なく真似たい
自動ハカリの指定検定機関制度と行政組織の関わり方
1%の検定で計量の安全を実現している日本の計量制度
自動ハカリの指定定期検査機関の動向を観察する
計測の在り方と計測値の表示をめぐる諸事情
計量協会webサイトから日本の計量行政の未来が見える
光波干渉測定システムはアインシュタインの理論を事実として確認した
収賄で終身刑になる中国要人と首相をかばい罪に問われる日本の官僚

ウィキペディアによる計量の世界の説明は1割ほど
時代の波と計量器産業の浮き沈み
世界でも範たる状態を築いている日本の計量行政
中国では日本以上の人口減少状態が出現している
ハカリの定期検査実施漏れは計量憲法である計量法違反だ
城下町の鍛冶屋が日本の産業の元になった
山口高志投手の球がベース通過時点で一番速かった
福島産の農産物と海産物と放射線測定器
通信と自己診断機能は計量器の法制度を変える
計れと人を管理したQC運動に対比される品質工学
モノの数量表現と性質表現の仕組みである国際単位系(SI)
計量法の実質の内容を変える政省令の理解と解釈
ハンドルで曲がらずブレーキで車は止まらない
計量計測のエッセー

学校は記憶容量とアプリケーションを確認するところ
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神鋼素材は計測器性能に影響がない
田中舘愛橘の志賀潔と中村清二への教え方

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事実は小説よりも奇なり 二つの事件
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計測の目的と精密さの実現の整合
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優良事業所が適正計量管理事業所の指定を受ける社会的責任
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旅のエッセー集 essay and journey(essay of journey) 

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京都三条の街は気詰まりで滅入る

神戸は港町だが山の街でもあり大都市だ


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霧ヶ峰 雪景色

秩父札所二十四番 光智山法泉寺

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正月の下呂温泉は一夜にして白銀の世界になった

上高地 晩夏

風の子の子供たちですが人は風邪を引いてはなりません

川崎大師平間寺で願い事をする

霧ヶ峰高原の八島湿原の周りに出現する景色(2)
薄く積もった雪道を踏みしめる。クロカン四駆の世界だ。

霧ヶ峰高原の八島湿原の周りに出現する景色

霧ヶ峰高原 晩秋の八島湿原

霧ヶ峰高原 晩秋

和歌山市加太港の浜に立つ

山梨県牧丘村で秋の風景に出会った。今は新しい市になっているがその名は知らない。

ダイヤモンド富士

酉の市(おとりさま)

浅草の浅草寺界隈に足を向けた 外人がいて蜘蛛の巣の鉄塔が見えた

旧塩山の恵林寺界隈を見物した

仙台藩と青葉城

カラスウリが赤くなって秋です

スズランが赤い実を付ける秋の始まりです
 
 
 
旅のエッセー集 essay and journey(essay of journey) 

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