日本犬   日本犬保存会会員 横田俊英 


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紀州犬物語【紀州犬メス犬シロ(白)の物語】(37) (執筆 横田俊英)
紀州犬物語【紀州犬を連れて散歩し紀州犬と暮らす日々】(38)(執筆 横田俊英)
紀州犬物語【紀州犬を連れて散歩し紀州犬と暮らす日々】(39)(執筆 横田俊英)
紀州犬物語【紀州犬を連れて散歩し紀州犬と暮らす日々】(40)(執筆 横田俊英)
紀州犬物語【紀州犬を連れて散歩し紀州犬と暮らす日々】(41)(執筆 横田俊英)
紀州犬物語【紀州犬を連れて散歩し紀州犬と暮らす日々】(42)(執筆 横田俊英)
紀州犬物語【紀州犬を連れて散歩し紀州犬と暮らす日々】(43)(執筆 横田俊英)
紀州犬物語【紀州犬を連れて散歩し紀州犬と暮らす日々】(44)(執筆 横田俊英)
紀州犬物語【紀州犬を連れて散歩し紀州犬と暮らす日々】(45)(執筆 横田俊英)
紀州犬物語【紀州犬メス犬シロの出産と子育て物語(1)】(46)(執筆 横田俊英)
紀州犬物語【紀州犬メス犬シロの出産と子育て物語(2)】(47)(執筆 横田俊英)
紀州犬物語【紀州犬メス犬シロの出産と子育て物語(3)】(48)(執筆 横田俊英)
紀州犬物語【紀州犬メス犬シロの出産と子育て物語(4)】(49)(執筆 横田俊英)
紀州犬物語【紀州犬メス犬シロの出産と子育て物語(5)】(50)(執筆 横田俊英)
紀州犬物語【紀州犬オス ぽち(ポチ)の物語(1)】(51)(執筆 横田俊英)
紀州犬物語【紀州犬オス ぽち(ポチ)の物語(2)】(52)(執筆 横田俊英)
紀州犬物語【紀州犬オス ぽち(ポチ)の物語(3)】(53)(執筆 横田俊英)
紀州犬物語【紀州犬メス犬シロの出産と子育て物語(6)】(54)(執筆 横田俊英)
紀州犬物語【紀州犬オス ぽち(ポチ)の物語(4)】(55)(執筆 横田俊英)
紀州犬物語【シロの学校とその生徒のポチとミーの物語(1)】(56)(執筆 横田俊英)
紀州犬物語【シロの学校とその生徒のポチとミーの物語(2)】(57)(執筆 横田俊英)
紀州犬物語【シロの学校とその生徒のポチとミーの物語(3)】(58)(執筆 横田俊英)
紀州犬物語【シロの学校とその生徒のポチとミーとブンの物語(4)】(59)(執筆 横田俊英)
紀州犬物語【シロの学校とその生徒のポチとブンの物語(5)】(60)(執筆 横田俊英)
紀州犬物語(61)【日本在来犬と紀州犬(その1)】(執筆横田俊英)
紀州犬物語(62)【日本在来犬と紀州犬(その2)】(執筆横田俊英)
紀州犬物語(63)【日本在来犬と紀州犬(その3)】(執筆横田俊英)
紀州犬物語(64)【紀州犬と柴犬の飼い方と子犬の育て方(その1)】(執筆横田俊英)
紀州犬物語(65)【紀州犬と柴犬の飼い方と子犬の育て方(その2)】(執筆横田俊英)
紀州犬物語(66) 犬の性質を知る、犬を躾ける。 執筆 横田俊英
紀州犬物語(67) 犬の安らぎ、犬の楽しみ、そして飼い主の幸福。 執筆 横田俊英
紀州犬物語(68) 大事なのは飼い主の心の在り方 執筆 横田俊英
紀州犬物語(69) 人の仕合わせ、犬の仕合わせ 執筆 横田俊英
紀州犬物語(70) 日本犬には桜の花が似合う 執筆 横田俊英
紀州犬物語(71) よい犬とは、性格が良いこと、健康であること 執筆 横田俊英
紀州犬物語(72)紀州犬は「気がやさしくて、力持ち」です。 執筆 横田俊英。
紀州犬物語(73)自分が飼っている柴犬が噛むが、紀州犬は噛まないか。 執筆 横田俊英。
紀州犬物語(74)子犬の甘噛みと興奮時の唸り行為への解釈とその対処方法 執筆 横田俊英。
紀州犬物語(75)よい犬に育っているのに基準を間違えると駄目な犬に思えてしまいます。 執筆 横田俊英。

紀州犬物語(82) 紀州犬の理解のための私なりの説明とその飼い方など。 執筆 横田俊英。


紀州犬物語(82) 紀州犬の理解のための私なりの説明とその飼い方など。 執筆 横田俊英。
(タイトル)
紀州犬の理解のための私なりの説明とその飼い方など。
(紀州犬は犬である、その紀州犬を少しだけ理解する)
第82章 紀州犬の理解のための私なりの説明とその飼い方など。 執筆 横田俊英



紀州犬物語152  犬と共に散歩ができる人は幸せである(横田俊英)
(タイトル)
紀州犬好きの芥川賞作家の近藤啓太郎さんは「犬の幸せは1にも2にも散歩」と言い切る。
(サブタイトル)
犬を訓練し鍛え上げ展覧会に出て成績を上げることを無上の喜びとする人がいる。
第152章 犬と共に散歩ができる人は幸せである 執筆 横田俊英



紀州犬物語155 紀州犬を飼うための犬舎のこと、鉄製の犬舎の一事例。(横田俊英)
(タイトル)
太い丸棒の格子は頑丈そのものであり床下を時々塗装すると20年を超える耐用年数があります。
(サブタイトル)
犬舎の上をカーポートで覆い扇風機を回して暑い夏を少しでも涼しく過ごします。犬の避暑地であります。
第155章 紀州犬を飼うための犬舎のこと、鉄製の犬舎の一事例。執筆 横田俊英



紀州犬物語154 紀州犬を飼うための犬舎のこと、ヒノキ造りの犬舎の一事例。(横田俊英)
(タイトル)
正倉院の高床式を模した犬舎は日本の伝統ともいえる優れた犬舎です。
(サブタイトル)
犬は暑いのも寒いのも嫌いであり、冬場に勝手にさせると居間にあがってストーブのそばで寝ころびます。
第154章 紀州犬を飼うための犬舎のこと、ヒノキ造りの犬舎の一事例。執筆 横田俊英


【直ぐお渡しできる紀州犬の子犬たちです。お気軽にお問い合わせください。】




紀州犬物語(114)日本の犬、紀州犬および柴犬の祖犬と縄文・弥生期の犬について。  執筆 横田俊英。
(タイトル)
日本の犬、紀州犬および柴犬の祖犬と縄文・弥生期の犬について。
(サブタイトル)
犬は日本最古でまた人類最古の家畜。釈迦堂遺跡博物館にある縄文期の犬笛と犬の骨。
第114章 日本の犬、紀州犬および柴犬の祖犬と縄文・弥生期の犬について。 執筆 横田俊英



紀州犬物語(111)山の中で暮らす老人世帯で飼われる紀州犬。  執筆 横田俊英。
紀州犬物語(112)日本犬を飼う、紀州犬の子犬を育てる、そして犬と暮らす。  執筆 横田俊英。
紀州犬物語(113)紀州犬、柴犬のシツケ(躾け)を考える。そのシツケの方法と裏技。  執筆 横田俊英。
紀州犬物語(114)日本の犬、紀州犬および柴犬の祖犬と縄文・弥生期の犬について。  執筆 横田俊英。

 
 

四国犬 胡麻毛 メス 1歳半




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syokota@peach.ocn.ne.jp



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〒252−0175
神奈川県相模原市緑区若柳641-6
携帯電話別掲
電子メールアドレス syokota@peach.ocn.ne.jp

紀州犬物語(82) 紀州犬の理解のための私なりの説明とその飼い方など。 執筆 横田俊英。


紀州犬物語(82) 紀州犬の理解のための私なりの説明とその飼い方など。 執筆 横田俊英。
(タイトル)
紀州犬の理解のための私なりの説明とその飼い方など。
(紀州犬は犬である、その紀州犬を少しだけ理解する)
第82章 紀州犬の理解のための私なりの説明とその飼い方など。 執筆 横田俊英


紀州犬物語(75)よい犬に育っているのに基準を間違えると駄目な犬に思えてしまいます。 執筆 横田俊英。
よい犬に育っているのに基準を間違えると駄目な犬に思えてしまいます。
(吠えない犬に悩む人、躾けられないといってできないシツケごとに悩む人、自分の言うことを聞かない我がまま犬に悩む人、などがおります。)
第75章 よい犬に育っているのに基準を間違えると駄目な犬に思えてしまいます。


紀州犬物語(74)子犬の甘噛みと興奮時の唸り行為への解釈とその対処方法 執筆 横田俊英。
自分が飼っている柴犬が噛むが、紀州犬は噛まないか。
(安岡章太郎さんは紀州犬のオスを連れて散歩しているその様子は、ヤクザを引き連れて街を歩いているようなものだと、文章に書いております。)
第74章 自分が飼っている柴犬が噛むが、紀州犬は噛まないか。


紀州犬物語(73)自分が飼っている柴犬が噛むが、紀州犬は噛まないか。 執筆 横田俊英。
自分が飼っている柴犬が噛むが、紀州犬は噛まないか。
(安岡章太郎さんは紀州犬のオスを連れて散歩しているその様子は、ヤクザを引き連れて街を歩いているようなものだと、文章に書いております。)
第73章 自分が飼っている柴犬が噛むが、紀州犬は噛まないか。


紀州犬物語(72)紀州犬は「気がやさしくて、力持ち」です。 執筆 横田俊英。
紀州犬は「気がやさしくて、力持ち」です。
(「気がやさしくて、力持ち」な紀州犬ではありますが、歯のある犬はその歯を防御と攻撃に使うことがないようにするために、どんなときでも他の犬と接触させないことが大事です。また人とも接しさせないことです。)
第72章 紀州犬は「気がやさしくて、力持ち」です。


紀州犬物語(71) よい犬とは、性格が良いこと、健康であること 執筆 横田俊英
(犬を飼っている人の悩みがすべて私の悩みになるので困ります。ですから犬を飼うにあたってあまり悩まないで欲しいと思います。)
第71章 よい犬とは、性格が良いこと、健康であること


紀州犬物語(70) 日本犬には桜の花が似合う 執筆 横田俊英
(犬を飼っているうちに犬に飼われるようになった私です。)
第70章 日本犬には桜の花が似合う


紀州犬物語(69) 人の仕合わせ、犬の仕合わせ 執筆 横田俊英
人の仕合わせ、犬の仕合わせ
(犬を飼うことは犬がいて楽しいという精神の状況を楽しむことです。そして犬の楽しみは飼い主とともに散歩をすることです。)
第69章 人の仕合わせ、犬の仕合わせ


紀州犬物語(68) 大事なのは飼い主の心の在り方 執筆 横田俊英
醜い犬をみたら、誠に済まない、自分の努力が足りなくて、そのような姿の犬ができてしまった、と謝らなくてはなりません。
(人に一目されることもなく、褒められもせず、苦にもされないで、生きているその姿は美しいと思います。)
第68章 大事なのは飼い主の心の在り方


紀州犬物語(67) 犬の安らぎ、犬の楽しみ、そして飼い主の幸福。 執筆 横田俊英
(飼い犬もまた飼い主のところで暮らすことに大きな安らぎを覚え、散歩に出れば最高に嬉しいという関係こそ最高の状態です。)
第66章 犬の安らぎ、犬の楽しみ、そして飼い主の幸福。


紀州犬物語(66) 犬の性質を知る、犬を躾ける。 執筆 横田俊英
(犬の心の有り様は人とは違います。人の心の有り様を犬の心の有り様だと思うことが犬を飼うときの間違いの大元になります。)
第66章 犬の性質を知る、犬を躾ける






紀州犬物語(71) よい犬とは、性格が良いこと、健康であること 執筆 横田俊英
(犬を飼っている人の悩みがすべて私の悩みになるので困ります。ですから犬を飼うにあたってあまり悩まないで欲しいと思います。)
第71章 よい犬とは、性格が良いこと、健康であること


紀州犬物語(70) 日本犬には桜の花が似合う 執筆 横田俊英
(犬を飼っているうちに犬に飼われるようになった私です。)
第70章 日本犬には桜の花が似合う






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人と犬とは心によってつながっている(執筆 横田俊英)
日本犬の避妊手術の状況と避妊手術に対する考え方(執筆 横田俊英)
紀州犬も柴犬もよい犬です、犬の幸せ、人の仕合わせ、よい犬とは、そして犬の飼い方(執筆 横田俊英)
●赤毛の柴犬メスと訓練とために付き合う(副題)柴犬の名称の由来と柴犬の大きさについて(執筆横田俊英)
犬のシツケ考(1) よい家庭犬は飼い主に都合がよい性質を伸ばして育てられる
日本の犬、紀州犬および柴犬などの祖犬と縄文・弥生期の犬について
紀州犬と日本在来犬の保存
紀州犬および柴犬を飼うことの楽しみ
紀州犬の雌の子犬を迎え入れる

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犬は人を咬んではいけないが人を咬むこともある 

咬まない柴犬紀州犬もいるが全てではない

絶対に人に危害を加えない柴犬・紀州犬が望ましい


 犬には歯があるので、犬が人を咬む事故が起きます。土佐犬が飼い主を咬んで死なせた事件がありましたが、闘犬を含めて犬が人を咬む事故はなくなりそうもありません。ですから犬は人を咬むという認識を消去するわけにはいかないのが現状です。

 犬が人を咬んだ場合の事故の大きさは、犬のサイズに比例するといってよいでしょう。顎(あご)の発達した犬ほど咬む力が強いからです。赤子や幼児などが相手であれば、小さな犬が攻撃した場合でも死亡事故につながることがあります。従って犬と赤子や幼児を人の監視のない状態にして置いてはいけません。

  普段はおとなしく、人に危害を加えることがない犬でも、何かの弾みで人を咬むことが考えられるからです。犬は目の前をパッと動くものにとっさに反応することがよくあります。犬と赤子あるいは幼児の間での事故はどのような場面で発生するか予測困難です。

  犬の咬む力、あるいは歯の強さというのは一般の人の想像以上のものです。馬の骨を与えますと、これをあっさりとかみ砕いて食べ尽くしてしまいます。骨をかじるときの音は迫力があります。牛のひずめなども顎を発達させるために与えることがありますが、石より硬いと思われるひずめを犬はあっさり食べてしまいます。

 その昔、つまり石器時代に犬は人の住居の周りにたむろして、人が捨てた骨や残飯を食べていたものと考えられています。

  そして、紀州犬の歯と顎の強さは尋常ではありませんよ。

  イノシシの後肢に咬み付いてその骨を簡単に砕いてしまいます。こうした狩りの仕方ですと、鉄砲を使わなくてもイノシシを捕ることができるのです。これを咬みどめ、といいますが、この方式の狩りをしますと紀州犬の傷みもまた激しいのです。ある方は咬みどめをさせると犬の治療代が大変だ、といっています。

  利口な、あるは経験をつんだイノシシは狭い場所に紀州犬をおびき寄せて、前進後退しかできない場所で逆襲をするのです。これをやられたら大概の紀州犬はひとたまりもありません。大怪我を負わせれること必定です。イノシシの牙は剃刀のようでもあり、角のようでもあるのです。牙を顔にあてられますと穴が空きますし、腹部にあてられますと刃物で切ったように裂かれてしまいます。このような狩りをしますと紀州犬の消耗度は激しいのです。

  横道に逸れましたが、先の説明により紀州犬の歯牙や顎の機能がお分かりいただけると思います。

  そうした歯牙を使って、咬みにでる犬の攻撃力の前には、人の皮膚は弱過ぎます。そしてまた犬同士が咬み合いをしている時には絶対に手を出してはいけません。骨まで咬み砕かれてしまうほど危険なのです。

  それで犬が人を咬む話です。  ある犬は雷が鳴りだすと動転してそこいらじゅうに居る人々を手当たり次第に咬むのだと、ラジオが飼い主の話を伝えていました。似たようなことですが、私の知り合いの紀州犬は、雷が鳴ったり、花火のドーンという大きな音がすると、網戸を破って家の中に飛び込むのだそうです。普段は泰然自若とした名犬なのですが、そのような犬でも雷などに怯えるのです。これは犬の先祖が狼であったことに由来する習性であると言われております。

  犬の祖先が狼であり、犬には歯があるとすれば、犬は人を咬むこともある、ということになります。それは人が人を傷つけたり、殺したりすることと同じようなものです。人はその昔狩猟をしていたので、人間の意識の深層に攻撃性が潜んでいるという説をとなえる心理学者がいます。

  先日、紀州犬を飼う仲間で懇談していたときに、あるご婦人が「散歩のときに、あの犬は紀州犬だから危険だ」といわれたのが悔しいと涙を流していました。

  紀州犬に限らず犬は出会いがしらに何かの弾み咬み合うことがあるものです。柴犬だって咬み合いますし、シェバードだってそうです。ラブラドールやゴールデンだって変わりません。どんな犬だって犬は何かの弾みで犬同士咬み合いますし、時には人を咬みます。ラブラドールやゴールデンはおとなしいと飼い主が決めてかかっていることが多いものですから、引き綱から離して呑気に散歩している者がいます。事故が起きないのは単なる偶然の産物に過ぎません。わたしは、ラブやゴールデンの事故の多さを耳にしています。

  若い女性を咬んだ犬がいるのですが、飼い主はお詫びと深い反省から、その犬の歯を歯茎のところまで削ってしまいました。当然、犬歯はありませんし、他の歯も尖って居ません。歯牙は上部を削られて板のようになっていました。飼い主の立場からは、偶然にしても犬が人を咬むことがあってはなりません。

  犬が咬んだ時の事故の大きさは、先ほども触れましたように、犬の大きさに比例しますし、また顎の強さに比例します。   このこととは別にして、犬には穏やかな性質の犬種がありますし、同じ犬種でも穏やかな性質のものと、そうでないものとがあります。ラブラドールは穏やかな性質ですし、土佐犬は闘犬ですから、なかなかのきかん気での犬です。このことは事実ですが、だからといってラブラドールのすべてが咬まないかといいますとこれは否です。咬む犬がいるのです。それも少なからずですよ。 

 犬は環境次第で性格が変わります。人に危害を加え続けられた犬は人を避けますし、人を敵だと思っています。こうした犬は犬種に関係なく、状況によっては人に攻撃を加えるようになります。

  すべての犬は何かの条件があると人を咬みます。これが前提ですが、矛盾した言い方になりますけれど、犬種は別にして咬まない犬だってあります。咬む犬は咬みますし、咬まない犬は咬まないのです。まあ、これは程度の問題なのですがね。  いろいろ述べてきましたが、人に危害を加える犬はコンパニオンドッグとしては絶対に好ましくないのです。人を咬む犬はコンパニオンドッグとしては子孫を残したくないことになります。

  人を、あるいは相手の犬を咬まない犬を、手に入れようとすると、両親犬の系統を調査しなくてはなりません。咬まない犬を探そうとすると、これはなかなか難しいことになるのです。一般の人がそうした犬を手に入れようとすると、信頼できる人をつてに子犬を捜すことになります。そうして探した犬でも絶対に咬まないとは言い切れないのが現実でもあるのです。

  紀州犬は凶暴だといわれて涙を流していたご婦人の話をしましたが、紀州犬が人を咬まないかと問われると、その返事は紀州犬を含めて犬は人を咬むこともあるというしかありません。

  私の所の紀州犬の雌犬は3歳近くになりますが、人に歯をたてたことがありません。一緒に育った柴犬の雌とは飼い主の愛情の奪い合いその他で子犬時代にときどきどドンパチやりましたが、人やよその犬に歯をむき出したり、うなり声を発したことはありません。

  紀州犬の中には、あるいは柴犬でも、洋犬でも人を咬む犬がいることは事実です。このような事実がある以上、紀州犬や柴犬は人を咬まないとは言い切れないのです。

  明確に言えることは、私のところの紀州犬の雌は、人にもよその犬にも敵意をむき出しにしたことがないということです。それから二頭の紀州犬の雄犬も人を咬んだことがありません。また柴犬の雌も人を咬む行動にでたことがありませんし、人にうなり声をあげたこともありません。 

 そのような飼い犬たちですが、紀州犬の雄犬たちは、警戒体勢にはいりますと背中の毛を逆立てます。そのようにして相手の犬が向かってくると心中では身構えてるのです、しかし実際に咬み合ったことはありません。

  これら紀州犬の雄犬たちは、人のいないところでも引き綱を離したことがありません。離しても何ともない、という自信などないからです。警戒して毛を逆立てる犬が、他の犬とやり合わない保証などないからです。そしてどんな犬でも何かの弾みで人を咬むことだってあるからです。

  私の所の紀州犬の雄犬は、イノシシとのやり合いを経験しております。雄犬はイノシシを見るなり、声も発せずに正面から突撃して行きました。イノシシの反撃で後退したところで犬を回収しましたが、後で身体を調べたら脇腹に20cmほどのかすり傷が付いていました。イノシシの牙で腹を裂かれる犬は多いのです。TOPへ戻る

  裂かれた腹から腸が出て引きずるようになると、これが行動の妨げになるものですから、その犬ははみ出した腸を食いちぎってイノシシに立ち向かった、という話を作家の戸川幸夫氏が小説に書いています。この犬は薩摩犬という日本犬でしたが、獲物に立ち向かう時の日本犬の精神の有り用は、神そのものと言ってよいほど神々しいのです。戦いのためにはわが命を惜しまず、という武士道に精神を薩摩犬は宿していたのです。 

 話が変わりますが、町中でも、どこででも引き綱から離して扱える紀州犬の雄犬がいたとしたら、それは素晴らしいことです。姿・形がよい上にそのような性質の紀州犬がいればそれは本当に素晴らしい。そして、その紀州犬がイノシシにはちゃんと立ち向かうのであれば尚更素晴らしいことです。

  人に危害を加えず、挑んでくる犬を無視して、飼い主に寄り添い、飼い主を守るという紀州犬を夢見て、繁殖を続けている紀州犬飼育家がおります。まだまだ理想を実現してはいないようですが、よい犬を育てています。

(2001年7月13日 横田俊英)

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日本犬(犬)の飼育上の注意 

その1 犬用ケージはバリケンネルにつきます

その2 犬は何でもかじる 床柱のども無惨です

その3 庭の芝生は直ぐ無くなる 穴も掘られます

その4 紀州犬用のケージの適正サイズは 

その5 犬が落ち着くケージとは 

その6 紀州犬、柴犬を家の中で飼うと抜け毛の掃除に手間がかかります

 その7 フィラリア対策は定期的な投薬につきます



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1、犬用ケージはバリケンネルにつきます



 紀州犬用の室内ケージおよび移送ケージにつきましては、経験上次のことが言えます。  ケージは前面だけが空いたプラスチックケージで、左右の上部に金網の格子をはめ込んだものがいいようです。具体的には米国製のバリケンネル。スカイケンネルの名で流通しているものもありますが、バリケンネルと同じものです。このバリケンネルあるいはスカイケンネルは実績から見て一番の信頼性、安全性を備えていると思います。

  犬は歯がたつ部分にはガリガリとやりたいようでちょとした出っ張りや、開口部にプラスチックなどが着いていますと、そこには歯をたてられると考えていいでしょう。バリケンネルでないケージのそのような部分をガリガリやられて大いに困りました。木製の犬小屋を家の中に置いて前に金網の格子を付けておきましたが、ちょっとした隙間から歯をたててガリガリやられました。また屋外の犬小屋の中にバリケンネルをセットしておきますと、外部のプラスチックはむき出しですから、そこをガリガリやられます。

2、犬は何でもかじる 床柱のども無惨です



 余談になりますが、犬を家の中に離しておきますと何でもガリガリやるものと考えておいてください。玄関の靴、床の間の柱、イスの足、テーブルの足、ソファーの角、ブラインドの金属の羽根、フローリングへの爪たて(家に入れたときに喜んで走りますが、ブレーキを掛けると転ぶのですが、そのときに爪がたちます)、畳ひっかきなど、私はすべて「被害」を受けています。とくに子犬で訓練されていない時期にこの傾向が顕著ですから注意してほしいものです。

3、庭の芝生は直ぐ無くなる 穴も掘られます



 また、庭に離しておいても同じことで手当たり次第何でもかじるものと考えておかなくてはなりません。庭の芝生は爪ではがされますし、穴も掘られます。植木もかじられます。自動車のバンパーなど犬の好物です。歯をカリと当てたときの手応えがいいんでしょうね。東京都足立区のYさんは同じ失敗を2度もしております。

  そのようなことですから余程安全が確認されていない以上、家や庭に犬を放しておきましたら何か事件を起こされても犬に文句を言ってはなりません。とくに子犬はなんでもかじってみてそのものの性質を理解しようとしているのですから。

4、紀州犬用のケージの適正サイズは



犬用のケージに関しては犬のサイズに応じてケージのサイズが決まってきます。日本犬の中型犬の紀州犬用のケージに関しては3サイズ用意しておくと便利です。柴犬はこのサイズから一つ下のサイズですし、秋田犬は一つないし二つ上のサイズです。(オス、メスとも)  小さいものから順にサイズを書き出しますと TOPへ戻る

 @510mm×690mm×480mm(H)  このサイズは獣医への行き帰り、旅行に連れて行くときに便利で、紀州犬を飼っている多くの人がそのような使い方をしております。またメス犬ですと夜間家に入れておくときにはこのサイズでも間に合います。 

 A560mm×800mm×570mm(H)  このサイズは家の中に設置してもそれほど大きくなく、夜間犬を家の中に入れるときに仕様するのに便利です。私の所では玄関の中に置いて、紀州犬の雄犬を夜間にはここに入れています。家に紀州犬を置いておく場合は、このサイズで用を足すことができます。

  B650mm×930mm×680mm(H)  このサイズは家の中に置きますとかなり大きいですよ。紀州犬のオス犬がケージの中で立っていられるほどのサイズですから、頭がつかえてかわいそうと思われるようでしたらこのサイズを用意しておくのもいいでしょう。私の父親の所では紀州犬メス犬の屋外用のケージにしています。

 ここで屋外というのは屋根付きのサンルームのことですが、このケージで用が足ります。また私の所から足立区のYさんの所に行った紀州犬メス犬の犬舎として玄関横に設置されています。私はこのケージで紀州犬のお産をさせています。(柴犬は紀州犬のサイズからワンサイズ引いたものと考えていいでしょう) 

 以上のようなことで、@は獣医への行き来の用途に、また旅行等に連れて行くときの用途に絶対必要なものです。家の中にセットするケージのサイズとしてはAで間に合うと思います。犬に余裕を与えたいという考え方を採用すればBという選択もあるでしょう。しかしBは、家に設置しますとかなり大きいですよ。TOPへ戻る

5、犬が落ち着くケージとは



 犬はオオカミと同じ習性をもっているといわれておりますし、実際にかなりの部分そのとおりだと思います。ですからケージも4面が素通しのものよりも前面だけが空いているものの方が落ち着くようです。オオカミの巣穴に近いような小さめのサイズで用が足りるのはここからきていると考えます。

  私は@よりワンサイズ下の柴犬の移送用のケージに紀州犬オスの成犬をいれたことがありますが、これには無理があります。メスなら何とかなりますが@は柴犬用と考えるべきかもしれません。

6、紀州犬、柴犬を家の中で飼うと抜け毛の掃除に手間がかかります



 紀州犬や柴犬等日本犬を犬を家の中で飼う場合の最大の悩み事は抜け毛です。1日、2日ならいいのですが、それがずっととなると家の方々に抜け毛が目立ちます。部屋の隅にいつの間にか一かたまりになっているのです。私たちは悩みは多いのですが玄関に紀州犬の雄(おす)犬をいれています。また居間には紀州犬の雌(めす)と柴犬の雌(めす)をいれています。

  別居している私の父親はほとんど犬(紀州犬の雌)を家にいれて犬と楽しく暮らしています。当然、掃除は頻繁に行っています。

  「紀州犬を家の中で飼いたかった」と麻布獣医大学の増井光子先生はある本で述べています。そうすることで紀州犬との心の交流がもっと密になったろうと残念がっているのです。柴犬もそうですが紀州犬も人の心を随分と読みます。家族の性格まで読んでいます。

7、フィラリア対策は定期的な投薬につきます



 フィラリヤ対策に私の所では蚊避け用のネットのついた犬小屋を犬の数だけ用意していますが、夜にここに入れておいてもそれは気休めのように思われます。蚊に刺されないようにすることが何よりですが、絶対に刺されないようにすることは不可能です。フィラリア対策ということでは定期的な投薬が絶対条件です。

  家に入れていれば蚊には刺されにくいでしょうが、散歩のときには無防備になっているのです。外においたときの蚊対策の蚊取線香にしましても、線香の毒性とフィラリア対策とで功罪半ばという感じもないではありません。また24時間蚊取線香を焚いておくことは絶対的に困難です。仮にそうしたとしても風の向きで効果が大きく変わります。フィラリア対策の絶対条件は定期的な投薬です。まあ、あまり刺されないようにとの気遣いはしてやらなくてはなりませんが。

 (2001年5月29日、6月15日一部訂正)TOPへ戻る

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日本犬 とくに紀州犬および柴犬の吠え声について

紀州犬オス犬のキヨシ君に 「貴方っていい声ね」



 
 

「いい声ね」と誉められたキヨシ君



 犬の声のことを意識したことがあるでしょうか。紀州犬の「ワン」という吠え声に「いい声ね」と初めて顔をあわすご婦人に話しかけられたときには少々面食らいました。

   「いい声ね」といわれたのは紀州犬の雄犬で2歳前のキヨシ君です。(社)天然記念物紀州犬保存会の展覧会に参加していたときのことでした。たまたまそこに居合わせた見ず知らずのご婦人に誉められたのです。ご婦人はキヨシ君の「ワン、ワン」と叫ぶ声がとてもいい声だというのです。

身体の大きさの順に声が太くなる



 キヨシ君の「ワン、ワン」は少し野太い声で、人間でいえばテノールに相当するのでしょうか。犬は身体の大きさに比例して声が太くなるようです。小さな身体の犬ほどキャンキャンと泣き、大きくなるにしたがってワンワンからウォンウォンとなり、さらにバァウバァウとなるのです。そうした犬の吠え声なのですが、紀州犬の雄犬のキヨシ君の声はちょうどいい太さの声だと思います。 

 日本犬の場合には小さいものが小型犬に属する柴犬で、中型犬が紀州犬、四国犬、甲斐犬、北海道犬で、大型犬とした秋田犬があります。これは日本犬保存会が定めた分類です。犬のサイズの分類の仕方はさまざまで、洋犬を含めた分類の仕方の中では柴犬を中型犬として扱っている事例がよく見られます。洋犬には柴犬に比べるとはるかに小さい犬がいますから、そうした犬種を含めて犬のサイズを分類していきますと、柴犬は中型犬にされてしまうことがあります。日本犬の場合は日本犬保存会が定めたサイズの分類でものを考えるのがよいと思います。紀州犬の体高等の規定は日本犬保存会と紀州犬保存会ではわずかに異なります。topへ戻る

柴犬と紀州犬では声の太さが違う



 さきに述べましたが日本犬の場合には身体の大きさに従って声が太くなります。小型犬である柴犬の雌、同雄、紀州犬等中型犬の雌、同雄、大型犬である秋田犬の雌、同雄の順です。

  私は柴犬の雌1頭、紀州犬の雌1頭、紀州犬の雄2頭を飼っていますので、その声の違いはよく分かります。飼い犬のうち紀州犬の雄犬のキヨシ君が「いい声ね」といわれたのです。犬の吠え声を泣き声といったりしますが、キヨシ君は展覧会場で、「ワン、ワン」と声を発して自己主張をしていたのです。展覧会場では騒いではいけないのですがキヨシ君はわきまえてくれません。家でだってワンワンやっては欲しくないのです。

  散歩のときに行き交うゴールデン・レトリーバーやラブラドール・レトリーバーなどは紀州犬より身体が大きいですので、紀州犬よりも野太い声をだします。白く大きくて穏やかな性格のグレート・ピレニーズなどはもっともっと大きいですから、その吠え声は「バウ、バウ」という感じになります。秋田犬の声は野太いですが、グレート・ピレニーズほどは太くなく、文字で表現すれば「ワン、ワン」というものです。 topへ戻る

 私のところの雌の柴犬のサクラは知らない人がくると「ワン、ワン」とよく吠えます。紀州犬雄犬のキヨシ君もこれがまたよく吠えるのです。柴犬の「ワン、ワン」に、紀州犬の「ワン、ワン」でにぎやかなものです。混声合唱ですね。紀州犬雄犬のテツと紀州犬雌犬のコマチは滅多に吠えませんが、それでもテツは初めて人や珍奇なる来訪者があると「ワン、ワン」とやります。これにコマチが加わりましたら大概の人は怖じ気付きますね。わが家の裏の林の中には狐や狸やハクビシンがいますので、そうした連中が庭先に出てくるとテツが「ワン、ワン」と騒ぎます。

展覧会場で「キャン、キャン」している柴犬



 柴犬のなかには「キャン、キャン」と神経質に騒ぐものがいます。展覧会の会場で「キャン、キャン」と大騒ぎしてしまい、審査を受けられな柴犬をよくみかけます。「キャン、キャン」やるのは雄、雌ともですが、私の目には雄の柴犬に多いよに映ります。何に怖じ気付いて「キャン、キャン」騒ぐのか知りませんが、みっともない姿ですね。topへ戻る

中型犬の雄犬は「ウー」とやって怖い



 紀州犬、四国犬の雄犬の場合は展覧会場で雄犬同士を近づけますと「ウー」と唸りあいます。一触即発の雰囲気でこれは怖いものです。実猟をしている市川市のKさんのところの紀州犬は他の犬がいても、相手を意に介さずという態度で悠然としています。唸りあっているのは怖いですが、なかには「ワン、ワン」と吠えだす犬がいます。「ワン、ワン」ならいいんですが、場合には「キャン、キャン」に近い泣き声をだす犬もいます。 

 たがいに睨み合っていているときに「ワン、ワン」と騒いではいけないことになっております。私のところのテツは何かのはずみに「ワン、ワン」やりだします。キヨシ君を展覧会場の立木につないでおいたらずっと「ワン、ワン」騒いでいました。六本木のSさんは「御坊の犬はよく吠える」といって笑いますが、その昔、テツの父犬やキヨシ君の祖父犬がSさんの飼い犬のよきライバルだったのです。topへ戻る

テツに睨まれて「ワン、ワン」吠えだす犬も



 テツは気まぐれな犬でときどき「ワン、ワン」吠えだしますが、ときにはテツの睨みに後込みしてしまう犬もいます。テツの睨み付けに後ずさりしたり、怖じ気づいて滅多に吠えない犬が「ワン、ワン」吠えだす場合があるのです。これは相性というものでしょうね。普段は泰然自若としている犬でもテツが前に立つと「ワン、ワン」騒ぎ出したり、後込みするから面白いものです。  テツは睨み合っても「ワン、ワン」やることはまれですが、他にもテツに睨まれると決まって「ワン、ワン」、「キャン、キャン」と騒ぎだす犬が何頭かいます。

  キヨシ君はまだほかの犬に慣れしていないものですから、対面した犬に敵対するよりも、興味が優先して無造作に近ずくので困ります。キヨシ君はまだまだ若く、経験が足りないのです。私の紀州犬飼育の先生であるTさんは、「キヨシ君は他の犬との接触が少ないせいか、距離がとれていない」といいます。対策としては紀州犬雌犬のコマチとくんずほぐれずのグチャグチャの遊ばせ方をさせるといいとアドバイスしてくれました。キヨシ君とコマチは一度「ワン」といってやりあったことがあるものですから、近づけることを避けていたのです。アドバイスにしたがって仲良くさせることに成功しました。topへ戻る

  いまではキヨシ君とコマチ、キヨシ君と柴犬のサクラを一緒に、また3頭一緒に散歩させることができるようになりました。それでも何時、「ワン」とやるかわからないので、警戒は怠れません。

やはり紀州犬雄犬は「いい声」している



 紀州犬雄犬の声がとてもいいと述べました。声がいいといわれたのはキヨシ君です。テツも同じ紀州犬雄犬ですからテツの声を聞けばご婦人は同じ感想を述べたことでしょう。テツの声はキヨシ君の声よりは渋いというか年輪が感じられます。キヨシ君は二歳前の若犬でしたから、若い男のいい声だったのでしょうね。紀州犬は大体はいい声をしているのですが、個体によっては雄犬でも「キャンキャン」系の声を発するものがいます。犬の「ワン、ワン」という吠え声は人に飼われるようになってからのもののようで、狼も人に飼われだすと「ワン、ワン」という声を出すようになるという事例が報告されています。犬の「ワン、ワン」は、人間との関わりのなかで形成されたもので、犬と人間の関係の下に成立する文化であり、それは人間に対する感情表現の一つであるのでしょう。

吠え声も犬選択の一つ



 犬を選ぶ、あるいは犬種の選定に際して、吠え声が選択肢の一つになることの意識が希薄でした。紀州犬の吠え声は日本の山野で猟をするときにちょうどいいのかも知れません。あるいは日本人の耳になじんだ音色であるのかもしれません。紀州犬より大きな犬の声を日本人は聞いたことがなかったのです。少なくとも日本人の心の基盤や文化を形成する前に聞いたことがなかったのです。犬の声の発声も日本犬には独特のものがあるのかも知れません。日本人は虫の声を聞く脳の位置が欧米人と違います。日本人とその風土で暮らしてきた日本犬とりわけ紀州犬は日本人の耳になじむ発声方法をしているのかも知れません。  このような仮説を立ててみましても、声の太さは基本的に身体の大きさに比例するものなのですから、それは勝手な思いこみ、あるいはこじつけということになるのでしょう。  紀州犬に始終「ワン、ワン」やられては困りますが、ときにはよろこび、うれしさの表現として美しく気持ちいい声で「ワン」と吠えてもらうのもいいものだと思うのです。topへ戻る

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柴犬、紀州犬と犬を飼う楽しみ

(四匹の日本犬と心和む生活)

日本犬を四匹を飼う

 日本犬を飼い始めて何年か経ちますが、日本犬はなかなかいいものだと思います。

 私が飼っているのは柴犬の雌一匹、紀州犬の雄二匹、雌一匹です。柴犬と紀州犬の雌犬二匹から始まった日本犬の飼育ですが、紀州犬の雄犬二匹との縁があって全部で四匹の犬を飼うことになったのです。

 紀州犬を一八匹(頭)飼っている市川市のKさんは、「多頭飼いというのは一〇頭、二〇頭をさしていうものであり、一けたの段階はそれほど苦になるものではない」と軽く言い飛ばします。そのKさんは自転車で一度に四匹散歩に連れ出します。

 紀州犬仲間の六本木のSさんは、「六本木純情派」いわれる純粋無垢の紀州犬好きで有名な人ですが、一番多く飼ったときが紀州犬四匹だそうです。

 四匹の日本犬を飼い始めた私ですが、玄関横に柴犬の小さな犬舎を一つ、庭に紀州犬用の犬舎を三つ造って設置してあります。topへ戻る

気のおけない犬四匹と暮らす

 柴犬一匹、紀州犬三匹を飼うということはどんなことかというお話をします。日本犬四匹と暮らすということは、個性の違う気のおけない奴が四人増えたようなものです。人によってはそれを家族と呼ぶかも知れません。正しくは気のおけない犬が四匹いるということです。

 犬たちは柴犬・雌のサクラが二歳、紀州犬・雌のコマチが一歳八カ月、紀州犬・雄のテツが六歳二カ月、紀州犬・雄のキヨシが一歳です。私の家族は四人ですので、みんなで一緒に散歩に出れば一人一匹でうまくいくのですが、そんなに都合よく家族が散歩の時間に揃うことはありません。ですから二人で四匹ということになります。それでも家族四人が平均して散歩に連れ出していますから、ならすと一人一匹を面 倒見るということになります。

 四匹の犬を飼うということは、気のおけない犬四匹と一緒に暮らすということです。私のところではスポーツとしても猟はしませんから、犬は暮らしを豊かにするために心を通 わせる対象の一つということです。

 暮らしの実用ということでは散歩のこれ以上ない恰好のお供ということです。番犬目的はありませんが、玄関横に犬舎を設置している柴犬のサクラは、見かけない人がくるとワンワン吠えています。

四匹の犬の個性

 犬には犬種によってそして個体それ自体に個性がありますから、その個性をもった犬とのコミュニケーションのある暮らしが楽しいのです。私のところにいる四匹の犬の個性などを次に紹介します。topへ戻る

1、柴犬・雌のサクラ



 

 サクラは柴犬・雌、二歳の壮犬です。古典的な赤毛で体躯構成はしっかりしており、後足の筋肉のつきかたなど理想的なものです。顔立ちもなかなかのものです。少し内気な性格ですが、雷にも打ち上げ花火の音にもビクつくことはありません。小さな移送用ケージに静かに収まっていますから旅行に連れて行くのにも楽なものです。尾の巻きは二重巻きであるため嬉しいときにも巻いた尾全体を左右にピクピクさせるだけですので、感情表現は押さえ気味に見えます。尾が二重にクルクルと巻いているものですらから横か見た姿などは狛犬(こまいぬ )そっくりです。日本犬保存会の全国展にも出陳し平成一二年には壮犬B組で二〇席でした。

近所のホームセンターへ出かける
ペットのお供OKのJマート   

2、紀州犬・雌のコマチ

 コマチは紀州犬・雌、一歳八カ月で、白毛のとても性格のよい犬です。展覧会には若1組時代まで出陳、幼犬賞のほか三多摩支部展で七席でした。家で一番にかわいがられている犬で冬などは家に入れてしまいます。サクラは家の中でわざと阻喪をしますが、コマチはそれがありません。石油ストーブに顔をひっつけて暖をとるものですから、立派なひげが焦げています。人に会うと嬉しくて長いしっぽを左右に勢いよく振るのですが、夏などはこれが団扇(うちわ)代わりになるのではないかと思えるほどで、実際涼しい風が起きます。人にあうとコマチは大喜びするのでみんなに可愛がられます。topへ戻る

3、紀州犬・雄のテツ

 テツは紀州犬・雄、六歳二カ月の白毛の成犬です。犬としては一番油がのっているころです。テツは中肉・中背でカチンとした体躯の犬です。同じ雄犬のキヨシは一歳になったところですが、六歳のテツと比較すると犬としての完成度が違い、テツには美しさを感じます。テツは紀州犬・雄犬の凛々しさ、厳しさ、精悍さに満ちあふれており、触れれば凍る刃という表現が大袈裟であるとは思えないときがあります。テツは一歳のキヨシを飼育していく上で、紀州犬の体躯・構成の見本となると思っております。テツは胴から腰へかけてギュッと引き締っており、腰のくびれは横から見ても上から見ても美しといえるほど見事なものです。これはテツが素晴らしいということもありますが、成熟した紀州犬雄犬が持っている体躯・構成のなせる技ともえるものでしょう。一歳、二歳、三歳程度の犬ではなかなかそこまでは行きません。誰かが「紀州犬は六歳過ぎてからが本物で、この頃から紀州犬本来の味わいが出てくるのだ」と言っていました。テツは若2時代に日本犬保存会の全国展で一席でした。

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4、紀州犬・雄のキヨシ

 キヨシは紀州犬・雄、一歳の白毛の若犬です。キヨシはまだまだあどけない犬です。テツが体型その他紀州犬の標準に沿っているのに対して、キヨシは資質は十分ですがまだまだ途上の犬です。体高、体躯構成等は立派に標準に近いものを備えておりますので、今後どのように成長して行くか楽しみです。体高はテツより一p上です。若犬ですから見た目に腰高で、胴の長さはもう少し欲しい感じがしますが、今後どのように変化していくか楽しみでもあり不安でもあります。知り合いの審査員のNさんは「これからどう化けるかだ」といっています。キヨシはテツと比較しながら飼育できるので、二匹(頭)の犬の個性をゆっくり見比べることができるという楽しさがあります。比較してみることによって物事がよく分かるということがありますから、テツとキヨシを一緒に飼うことは本当に楽しいことです。キヨシは平成一二年の日本犬保存会の全国展で若1で八席でした。  

四匹の個性と暮らすのは楽しい

 四匹の犬はそれぞれに個性があり、どれもが可愛いのです。四匹の犬とコミュニケーションすることは楽しいことです。犬と人間のコミニュケーションとは生きている生物の魂の交流でもあります。topへ戻る

1、テツとの会話  
(「」内は主人の言葉、()内は紀州犬・雄、六歳二カ月のテツの言葉)

 「テツよ、キヨシと一緒になってあまり騒ぐなよ、近所に迷惑だぞ」(テツ=だって、キヨシばかり可愛がっているからくやしんですよ)

 「テツ、お前いい体しているな。餌を変えたから少し痩せたかな。でもいいぞ。六本木のSさんがほめていたぞ」(テツ=私は先祖伝来の堅い体質ということになていて、筋肉質なんです)

 「そういえば、審査員のNさんがお前を名犬だとほめていたぞ。側望などは最高だとよ」(テツ=僕は自分でもいいスタイルをしていると思っているんですよ。適度な運動をつけてくれないと困るんですけどね)

 「テツ、お前はアレルギーがあるんだなー、餌は脂肪分の少ないものにしなくてはならないし」(テツ=その点は粗食でも何とか生きてきた日本犬の伝統を受け継いでいるんだと思います。洋犬向きのドッグフードではどうしても脂肪過多になってしまいます。僕は玄米食で通 していた時期もあるんですから、ドッグフードの選定は慎重にお願いします。体質にあわないドッグフードだと皮膚病などが出てくると思いますから、よく観察していくださいね。お願いしますよ)

 「テツ、お前は少し気まぐれではないか。それに愛想もちょっと足りないんじゃないか」(テツ=お言葉ですが少しぐらいの気まぐれは許してください。これでも精一杯やっているんですから。愛想を振りまかないのは男の意地ですよ。ダンディズムでもあるんですよ。そこんところを分かってください。同じ紀州犬でも雌のコマチちゃんと比較されては困るんです。柴犬で雌のサクラちゃんだってそんなに愛想はいいわけではないでしょ。何事にも泰然自若としているのが男というものです。チャラチャラして欲しいなら別 の犬種を選んだらどうですか)

 「テツ、お前は強情な奴だな。生き難いんじゃないのかそんな態度では」(テツ=大きなお世話です。私は私の道を行くんです。弟分のキヨシの教育の手前もありますから僕に変な愛想など要求しないで欲しいですね。キヨシは僕が立派な紀州犬にしてみせますから)

 「テツ、お前は何が楽しいんだ」(テツ=それは主人たちが僕を可愛がってくれることです。その中には散歩に連れ出してもらうことも含まれていますけどね。なんと言っても僕は主人と一緒に何かをしている時が一番幸せでなんです)topへ戻る

2、キヨシとの会話  
(「」内は主人の言葉、()内は紀州犬・雄、一歳キヨシの言葉)  

「キヨシ、お前は一日に二〇kmは走りたいな。毎日となると大変だけどお前はよく走るからなー」(キヨシ=エヘン、僕走るの好きだもん。オオカミは毎夜七〇kmは移動するんですから僕の二〇kmなんてチョロいものです)

 「キヨシ、お前は少し調子者だぞ。ピョンピョン飛び跳ねるし、走っているときも俺に愛情を要求するんだから」(キヨシ=僕の主人なんだからそのぐらいは許して下さいよ。僕は紀州犬といっても、まだ一歳になったばかりだし、今は遊びたい盛りなんですから。とてもテツ兄のようにすまして暮らすことはできないんです)

 「キヨシ、コマチたちが先に散歩に出かけると何故そんなに騒ぐんだ。近所迷惑で困っているぞ」(キヨシ=だって、そうなっちゃうんだもん。騒ぐのは僕のわがままなんだけどね。それは僕の主人が甘いからそうしているんですけどね。甘い主人をいいことに僕しばらくはだだっ子をやる積もりだもんね。ヘ、ヘ、ヘ、ヘ、のへーんだ)

 「キヨシ、お前は図体だけはテツより大きくなっているけど、あどけないし子供だよな。赤ちゃんだよ」(キヨシ=紀州犬は八カ月ほどで体のサイズなどは出来上がるものなんです。僕がテツ兄より背が高いとはいっても今後更に伸びるわけではないんですよ。野生では何年もかけて生きて行く術を学ぶんだけど、僕らは人間に食事の世話をしてもらっているから馬鹿でも生きていけるですよ)topへ戻る

 「キヨシ、お前少し精神が甘いんではないか。気性は悪くないと思うけれども、紀州犬らしい精神の芯を持たなくてはならんぞ。もっともその精神を植え付けるのは俺の役割かも知れないけどな。とにかくしっかりガンバロウや」(キヨシ=精神は遺伝の影響が大きいと思います。それと主人とのつき合い方や主人の躾にもよると思います。だから僕自身、まだまだ海のものとも山のものとも分からないところがあると思っていますよ。だけど、主人の精神の甘さは僕に染るんではないですか。僕は主人を疑っているんですよ。生意気かも知れませんが、互いにしっかりしましょうよ)

 「キヨシ、お前の姿を見ていると生命の躍動、若さの素晴らしさをつくづく感じるよ」(キヨシ=僕は社会経験を含めてまだまだ赤ちゃんなんですよ。だけどね、これでも僕はお父さんになるんですからね。僕ら犬の世界は人間の世界とは違うんです。人間を基準に僕らのことを考えてもらっては困るんですよ。僕は精神は赤ちゃんかも知れませんが、体は一応は大人と同じサイズになっていますからね。僕に若さの躍動を感じてもらうことは有り難いことです。お願いですから散歩に連れて行ってくださいよ)

 「キヨシ、お前との散歩も面白いな。バイクを使えば三〇q位 お茶の子だし、歩いて散歩してもよく歩くし気分いいもんな」(キヨシ=散歩は犬も人間も楽しいものだと思いますよ。僕は散歩大好き犬ですし、走るのも大好きですから)

 「キヨシ、お前とのつき合いは長くなるんだからうまくやろうぜ」(キヨシ=お願いします。犬の僕が立派に犬なみの生活ができるように面 倒を見てください。犬が犬になるこということはなかなか大変なんですよ。世の中には犬になれない犬が沢山いるでしょ。ですから犬なみの生活で十分ですからよろしくお願いします。そうしたら僕は犬らしい犬になって主人を喜ばせますから)topへ戻る

3、コマチとの会話  
(「」内は主人の言葉、()内は紀州犬・雌、一歳八カ月のコマチの言葉)

 「コマチ、お前はいつも何を考えているんだ」(コマチ=私は食いしん坊だからご飯のことが頭にあるけど、主人たちが何をしてくれるのかなと考えているんですよ。庭で遊んでいても主人が食事をもって犬舎の方に歩き出したら、私は犬舎に走って戻るもんね)

 「コマチ、お前は少し芸を覚えた方がいいと思うんだけどな」(コマチ=私は芸など覚えたくないな。ご飯の前の「待て」ならしているでしょ。主人は「呼び戻し」をしようとしたけれど、途中で止めてしまったでしょ。だから私もそんなことどうでもいいように思うようになってしまったんですよ。訓練は実際のところ主人の気持ち次第ということでしょ)

 「コマチ、お前はサクラと時々噛み合うような喧嘩をするけど、どうしてなんだ」(コマチ=お互いにライバルだと思っているからでしょ。私が二カ月半の時にサクラちゃんと噛み合いをして、柴犬のサクラちゃんの左前足の人差し指を骨折させたことは覚えてますよ。強く噛んだ積もりはなかったんですどね。レントゲンを撮ったり主人は大変だったでしょうけど、私だけが悪いとは思っていません。どちらにしても片方がウーとやるとすぐドンパチが始まってしまうんだよね。そこんところをよく知っていてください。相性ということもあるとは思いますがね)

 「コマチ、お前がこの前サクラとやり合ったときに目の横に3pもの噛み傷ができたので俺が縫ってやったんだぞ。夜だったし何時も見てもらっているE先生は学会の会議で出張中だったからな」(コマチ=ヘイ、有り難うございました。でも私、縫ってもらっている間は身動きしないでじっとしていたでしょ。お陰様で化膿もせずにうまく直りました)

 「コマチ、お前はサクラとたびたびやりあうものだから傷ができて展覧会への出陳だって困ることが多いんだぞ」(コマチ=そうはいいますけどね、それは主人の管理が悪いというべきではないですか。私とサクラちゃんは主人の愛情を少しでも多く注いでもらおうと張り合っているんだし、食事の時もわれ先にという気持ちでいるんですから。サクラちゃんを噛んだ時の傷後が全国展のときにも残っていて残念でした。でもそれは私の責任ではないもんね。私の顔だって大きくぱっくり傷口が開いたんだから。それだけで展覧会に出れないんですよ。おあいこよ)

 「コマチ、お前は人を噛みに行かないから安心して人混みに連れ出せるけど、今後も大丈夫か」(コマチ=私は一度も人に牙をかけたことがないのよ。でも紀州犬は二歳前後で豹変するというから、そういう兆候が見えたら教育をお願いしますね)

 「コマチ、お前の一番の特徴は人なつっこいことだぞ。性格がいいというかな。その方面 をもっと伸ばしてやろうと思っているんだけど、どうだ」(コマチ=私はそれほど性格がいいとは思っていませんよ。私を教育しようということでしたらいろんなことを経験させて欲しいですね)topへ戻る

4、サクラとの会話  
(「」内は主人の言葉、()内は柴犬・雌二歳のサクラの言葉)

 「サクラ、お前に番犬能力があることには驚いたぞ」(サクラ=私との会話の最初はそういうことですか。紀州犬のみんなは人が来ても滅多なことでは吠えないから私が代表して番犬をしたいるんです。紀州のみんなの声は太くて大きいでしょ。私の吠え声ならあまり近所迷惑にならないでしょ。キヨシ君の吠え声はずいぶん遠くまで届いているのを知っていますか)

 「サクラ、お前は苦にならない奴だな。ホームセンターのペット用ワゴンの上で大人しくしているし」(サクラ=私は基本的に頭がいいんです。何がどうなっているかよく分かるんです)

 「サクラ、お前はリードから離れると勝手にどこかへ行って遊んでくるよな」(サクラ=私の家の周りは畑ですし、近くには放し飼いのミックスちゃんがいるでしょ。そちらにも遊びに行きたいし、思い切り駆けるのも楽しみですからね)

 「サクラ、お前この前リードから離して公園で遊んでいたら、車に戻ろうとして道路を横切るときに車にひかれそうになったよな」(サクラ=私の経験不足ですね。車社会のことが分かっていなかったんです。車にひかれると死ぬ ということが分かっていなかったんです。このことはまだ分かっていないから、どんな方法かで訓練して下さい)

 「サクラ、先日は夜遅く庭に出したら、そのまま遁走したろ。どこに行っていたんだ」(サクラ=どこに行っていたというわけではありません。門扉のところに戻っても閉ったままだし、私はまたその辺の友達の所へ行っていたんですよ。ああ、わがまま放題で楽しかった。昔の日本の犬はそうした放し飼いだったんですよ)

 「サクラ、お前は頭がいいよ。先日はリードから離れたらある雄犬の前に行って腹を見せていたもんな。お前の本能の発揮はすばらしいよ」(サクラ=交通 社会には弱いですけれど、犬の本能に従った行動と言うことでは遺憾なく発揮できるということで、野生の本能はしっかりもっているんですよ)

 「サクラ、お前の楽しみは何だ」(サクラ=それは決まっているでしょ。主人と一緒にいる時や遊んでもらっている時がとても楽しいんです。散歩だって楽しいですよ。私の生き甲斐とはそういうことです。だからよろしくお願いしますね)

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紀州犬の雄犬とつき合う

「煙樹の鉄号」との交流の記録

 

愛称はテツ

 紀州犬の雄犬「煙樹の鉄号」(愛称はテツ)は、天然記念物紀州犬保存会会員のHさんを介して私のところにやってきました。

 和歌山生まれの「煙樹の鉄号」は、飼い主に事情があってわが家にやってきたのです。Hさんの犬舎で生まれた「煙樹の鉄号」の直子の雌犬「萩姫号」(愛称はハギ)が父の所に行っていて七十五歳の父と暮らしているものですから、テツは私との縁も遠からぬ ものがあると思っていました。

「横田さんは身体の大きさに見合った雄犬を引かなきゃ」

 紀州犬雄犬に関する私との抜き差しならない縁はOさんの一言に始まります。

 天然記念物紀州犬保存会の展覧会に紀州犬の雌犬「相模小町号」(愛称はコマチまたはコマ)を出陳していましたら、Oさんが「横田さんは身体の大きさに見合った雄犬を引かなきゃ」と話かけてきました。何気ない一言ですが私は少々戸惑いました。「そういうものなのかなー」とその時は考えておりました。これが紀州の雄犬「煙樹の鉄号」と巡り合う暗示にも遠因になっていたように思います。  

テツという紀州犬・雄犬

 「煙樹の鉄号」(愛称はテツ)は、日本犬保存会平成4年の紀州犬雄犬1席の「日高の鉄号」と「福号」の子で平成6年9月の生まれ。展覧会では日本犬保存会全国展で若2時代に1席。壮犬時代には大阪支部展で1席、本部賞の経歴をもっており、成犬になってからは神奈川支部展で2席が二度、埼玉 支部展では3席に入るなどしております。  

雄犬の散歩はなかなかの迫力物

 成犬の紀州犬の雄犬とはどういう性質の犬なのか、テツを飼って経験したことをもとに少しお話させていただこうと思います。

 紀州犬雄犬の散歩はなかなかの迫力物です。わが家の先輩犬で紀州犬の雌犬「相模小町号」に較べたら2倍の力は優にあることは確かです。ベテランのKさんなどは4倍の力があるといいます。

 テツは散歩の途中に草むらのような出っ張りを見つけると、オシッコをするために飼い主の意志にお構いなしにグイッと引っ張りますから、不意を衝かれた場合にはオットトとなります。前進するときの引く力を受け止めて1時間も散歩すると結構な運動になります。犬の散歩のさせ方には、訓練することによってリーダーウォークといって引き綱に力を掛けさせないように歩かせる方法があります。展覧会に出陳する犬の場合には筋肉を適度に付けることが求められますからリーダーウォークはしないようです。紀州犬や柴犬は飼っているうちに飼い主の意向を察知してか、散歩の時に無理にぐいぐい引かないものもいるようですし、飼い主が一声掛けるとグイグイ引くこともあります。 topへ戻る 

リーダーウォークと展覧会のための飼い方は別

 展覧会に出陳するための犬の飼い方について私は詳しくないので、もしその方面 での飼い方を勉強なさりたい方がありましたら、しかるべく人にじっくりと教わって下さい。

 リーダーウォークを覚えさせて大体は慣れたといたしましても、猫などを見ますと突進することがありますから、防御態勢がありませんと引き綱を離したり、人が倒されてしまうことがあります。そのようなことを考えましたら紀州犬雄犬は少々手強い犬といってよいでしょう。

 犬にリードを張らせて三十分も散歩させましたら心地好い疲労感を覚えます。心して紀州犬雄犬とつき合うとそれは結構楽しいものです。

「紀州犬の雄犬はカッコいいですからね」

 また「紀州犬の雄犬はカッコいいですからね」との言葉は、天然記念物紀州犬保存会役員のSさんがよく発するものです。ほんとにね、状態がいいときの紀州犬の雄犬の姿はほれぼれするほどカッコいいんですよ。

 日本犬の筋骨は「岩肌に和紙を貼り付けたようだ」といわれるように、鍛えた雄犬の肉体は素晴らしいものです。

 もちろん雌犬には雌犬なりの美しさがあります。作家の近藤啓太郎氏は飼っていたい紀州犬雌犬の姿の美しさに、銀座のクラブ通 いを忘れたほどだと述べています。

 幸いにして「煙樹の鉄号」ことテツは、「岩肌に和紙を貼り付けたようだ」というこうした紀州犬雄犬の素晴らしさを持っております。馴染みがない方には紀州犬はみな同じに見えてしまうでしょうが、少し事情に通 じてきますと紀州犬の中でも好きな系統というものが出てまいります。  

紀州犬のあるべき姿・形と気性

 体の大きさでも標準ぴったりのものから上限に近いものまであり、たくましさを追求すると標準より大きな体格の犬が好きという人もいます。

 尾の形にしましても基本的には巻き尾と差し尾の二通 りですが、差し尾でもほとんど直立したものから歩く時に背中をわずかにたたくものまで連続的に続いております。また尾の太さや長さもまちまちです。尾の短い犬がときどき見かけられますが、短い場合には走って猟をするときのバランスや方向転換にも影響するということで欠点とされます。断尾する洋犬の猟犬もいるのですから実際には大きな影響はないものと考えますが、血統としては尾の短い犬や長すぎる犬は残さない方向で繁殖されています。topへ戻る

一頭一頭違う紀州犬と個性

 毛につきましても、長さ、硬さ、艶、綿毛のはえ具合、剛毛の角度、毛の色なども一頭一頭に個性があります。ですから初心者にはみな同じに見える紀州犬や柴犬やその他の日本犬も犬種ごとにその中で大きな幅があり、大げさにいえば千差万別 とも思えるほどです。

 そのようなことで紀州犬には性格を含めて一頭一頭に立派に個性があるのです。紀州犬にはその系統ごとに歴史があるのです。明らかに紀州犬には系統というものがあり、その系統の歴史は、それ自体が現代の紀州犬文化であるのです。同様に日本犬文化であると考えます。  

考古学的発見の時代と犬のルーツ

 展覧会でよい成績をとる日本犬はそれは素晴らしいと思います。そのこととは別 に、日本犬の歴史をいま以上に考古学的な視点で捉え直すこともまた必要なことと思っております。

 現代は考古学的発見の時代であり、この中には日本に古くから生息した犬の骨や化石その他が含まれていると思います。

 この前ハワイにある調査で出かけましたら、ハワイ土着の犬と野豚と鶏の写 真がハワイ島のカメハメハホテルに掲げてありました。オーストラリの野犬「ディンゴ」とも似ておりましたからそのルーツを知りたいと思いました。
 

紀州犬物語【紀州犬メス犬シロ(白)の物語】(1) (執筆 横田俊英)
紀州犬物語【紀州犬メス犬シロ(白)の物語】(2) (執筆 横田俊英)
紀州犬物語【紀州犬メス犬シロ(白)の物語】(3) (執筆 横田俊英)
紀州犬物語【紀州犬メス犬シロ(白)の物語】(4) (執筆 横田俊英)
紀州犬物語【紀州犬メス犬シロ(白)の物語】(5) (執筆 横田俊英)
紀州犬物語【紀州犬メス犬シロ(白)の物語】(6) (執筆 横田俊英)
紀州犬物語【紀州犬メス犬シロ(白)の物語】(7) (執筆 横田俊英)
紀州犬物語【紀州犬メス犬シロ(白)の物語】(8) (執筆 横田俊英)
紀州犬物語【紀州犬メス犬シロ(白)の物語】(9) (執筆 横田俊英)
紀州犬物語【紀州犬メス犬シロ(白)の物語】(10) (執筆 横田俊英)
紀州犬物語【紀州犬メス犬シロ(白)の物語】(11) (執筆 横田俊英)
紀州犬物語【紀州犬メス犬シロ(白)の物語】(12) (執筆 横田俊英)
紀州犬物語【紀州犬メス犬シロ(白)の物語】(13) (執筆 横田俊英)
紀州犬物語【紀州犬メス犬シロ(白)の物語】(14) (執筆 横田俊英)
紀州犬物語【紀州犬メス犬シロ(白)の物語】(15) (執筆 横田俊英)
紀州犬物語【紀州犬メス犬シロ(白)の物語】(16) (執筆 横田俊英)
紀州犬物語【紀州犬メス犬シロ(白)の物語】(17) (執筆 横田俊英)
紀州犬物語【紀州犬メス犬シロ(白)の物語】(18) (執筆 横田俊英)
紀州犬物語【紀州犬メス犬シロ(白)の物語】(19) (執筆 横田俊英)
紀州犬物語【紀州犬メス犬シロ(白)の物語】(20) (執筆 横田俊英)
紀州犬物語【紀州犬メス犬シロ(白)の物語】(21) (執筆 横田俊英)
紀州犬物語【紀州犬メス犬シロ(白)の物語】(22) (執筆 横田俊英)
紀州犬物語【紀州犬メス犬シロ(白)の物語】(23) (執筆 横田俊英)
紀州犬物語【紀州犬メス犬シロ(白)の物語】(24) (執筆 横田俊英)
紀州犬物語【紀州犬メス犬シロ(白)の物語】(25) (執筆 横田俊英)
紀州犬物語【紀州犬メス犬シロ(白)の物語】(26) (執筆 横田俊英)
紀州犬物語【紀州犬メス犬シロ(白)の物語】(27) (執筆 横田俊英)
紀州犬物語【紀州犬メス犬シロ(白)の物語】(28) (執筆 横田俊英)
紀州犬物語【紀州犬メス犬シロ(白)の物語】(29) (執筆 横田俊英)
紀州犬物語【紀州犬メス犬シロ(白)の物語】(30) (執筆 横田俊英)
紀州犬物語【紀州犬メス犬シロ(白)の物語】(31) (執筆 横田俊英)
紀州犬物語【紀州犬メス犬シロ(白)の物語】(32) (執筆 横田俊英)
紀州犬物語【紀州犬メス犬シロ(白)の物語】(33) (執筆 横田俊英)
紀州犬物語【紀州犬メス犬シロ(白)の物語】(34) (執筆 横田俊英)
紀州犬物語【紀州犬メス犬シロ(白)の物語】(35) (執筆 横田俊英)
紀州犬物語【紀州犬メス犬シロ(白)の物語】(36) (執筆 横田俊英)
紀州犬物語【紀州犬メス犬シロ(白)の物語】(37) (執筆 横田俊英)
紀州犬物語【紀州犬を連れて散歩し紀州犬と暮らす日々】(38)(執筆 横田俊英)
紀州犬物語【紀州犬を連れて散歩し紀州犬と暮らす日々】(39)(執筆 横田俊英)
紀州犬物語【紀州犬を連れて散歩し紀州犬と暮らす日々】(40)(執筆 横田俊英)
紀州犬物語【紀州犬を連れて散歩し紀州犬と暮らす日々】(41)(執筆 横田俊英)
紀州犬物語【紀州犬を連れて散歩し紀州犬と暮らす日々】(42)(執筆 横田俊英)
紀州犬物語【紀州犬を連れて散歩し紀州犬と暮らす日々】(43)(執筆 横田俊英)
紀州犬物語【紀州犬を連れて散歩し紀州犬と暮らす日々】(44)(執筆 横田俊英)
紀州犬物語【紀州犬を連れて散歩し紀州犬と暮らす日々】(45)(執筆 横田俊英)
紀州犬物語【紀州犬メス犬シロの出産と子育て物語(1)】(46)(執筆 横田俊英)
紀州犬物語【紀州犬メス犬シロの出産と子育て物語(2)】(47)(執筆 横田俊英)
紀州犬物語【紀州犬メス犬シロの出産と子育て物語(3)】(48)(執筆 横田俊英)
紀州犬物語【紀州犬メス犬シロの出産と子育て物語(4)】(49)(執筆 横田俊英)
紀州犬物語【紀州犬メス犬シロの出産と子育て物語(5)】(50)(執筆 横田俊英)
紀州犬物語【紀州犬オス ぽち(ポチ)の物語(1)】(51)(執筆 横田俊英)
紀州犬物語【紀州犬オス ぽち(ポチ)の物語(2)】(52)(執筆 横田俊英)
紀州犬物語【紀州犬オス ぽち(ポチ)の物語(3)】(53)(執筆 横田俊英)
紀州犬物語【紀州犬メス犬シロの出産と子育て物語(6)】(54)(執筆 横田俊英)
紀州犬物語【紀州犬オス ぽち(ポチ)の物語(4)】(55)(執筆 横田俊英)
紀州犬物語【シロの学校とその生徒のポチとミーの物語(1)】(56)(執筆 横田俊英)
紀州犬物語【シロの学校とその生徒のポチとミーの物語(2)】(57)(執筆 横田俊英)
紀州犬物語【シロの学校とその生徒のポチとミーの物語(3)】(58)(執筆 横田俊英)
紀州犬物語【シロの学校とその生徒のポチとミーとブンの物語(4)】(59)(執筆 横田俊英)
紀州犬物語【シロの学校とその生徒のポチとブンの物語(5)】(60)(執筆 横田俊英)
紀州犬物語(61)【日本在来犬と紀州犬(その1)】(執筆横田俊英)
紀州犬物語(62)【日本在来犬と紀州犬(その2)】(執筆横田俊英)
紀州犬物語(63)【日本在来犬と紀州犬(その3)】(執筆横田俊英)
紀州犬物語(64)【紀州犬と柴犬の飼い方と子犬の育て方(その1)】(執筆横田俊英)
紀州犬物語(65)【紀州犬と柴犬の飼い方と子犬の育て方(その2)】(執筆横田俊英)
紀州犬物語(66) 犬の性質を知る、犬を躾ける。 執筆 横田俊英
紀州犬物語(67) 犬の安らぎ、犬の楽しみ、そして飼い主の幸福。 執筆 横田俊英
紀州犬物語(68) 大事なのは飼い主の心の在り方 執筆 横田俊英
紀州犬物語(69) 人の仕合わせ、犬の仕合わせ 執筆 横田俊英





紀州犬物語(69) 人の仕合わせ、犬の仕合わせ 執筆 横田俊英
人の仕合わせ、犬の仕合わせ
(犬を飼うことは犬がいて楽しいという精神の状況を楽しむことです。そして犬の楽しみは飼い主とともに散歩をすることです。)
第69章 人の仕合わせ、犬の仕合わせ


紀州犬物語(68) 大事なのは飼い主の心の在り方 執筆 横田俊英
醜い犬をみたら、誠に済まない、自分の努力が足りなくて、そのような姿の犬ができてしまった、と謝らなくてはなりません。
(人に一目されることもなく、褒められもせず、苦にもされないで、生きているその姿は美しいと思います。)
第68章 大事なのは飼い主の心の在り方


紀州犬物語(67) 犬の安らぎ、犬の楽しみ、そして飼い主の幸福。 執筆 横田俊英
(飼い犬もまた飼い主のところで暮らすことに大きな安らぎを覚え、散歩に出れば最高に嬉しいという関係こそ最高の状態です。)
第66章 犬の安らぎ、犬の楽しみ、そして飼い主の幸福。


紀州犬物語(66) 犬の性質を知る、犬を躾ける。 執筆 横田俊英
(犬の心の有り様は人とは違います。人の心の有り様を犬の心の有り様だと思うことが犬を飼うときの間違いの大元になります。)
第66章 犬の性質を知る、犬を躾ける



紀州犬物語(63)【日本在来犬と紀州犬(その3)】(執筆横田俊英)
日本列島に古くからいた犬たちと縄文遺跡の犬骨
(純粋日本犬という言い方をする犬たちのこと)
(縄文期は犬は人の友だち、だった)


紀州犬物語(62)【日本在来犬と紀州犬(その2)】(執筆横田俊英)
縄文遺跡から犬の骨は出ており、旧石器時代の遺跡から犬の骨は出ていない
野尻湖で犬は人と伴にナウマン象を追ったか
(野尻湖のナウマン象の発掘調査では犬の骨は出ていない)


紀州犬物語(61)【日本在来犬と紀州犬(その1)】(執筆横田俊英)
遺跡からでてきた犬の骨とそのもっとも古い年代
(人と犬は利用し利用される共存関係にあった)


紀州犬物語【シロの学校とその生徒のポチとブンの物語(5)】(60)(執筆 横田俊英)
第60章 紀州犬メスシロの学校とその生徒のポチとブンの物語(5)
(紀州犬の大人のメス犬のシロの学校で、生後5カ月の紀州犬のオス犬のポチと生後6カ月の紀州犬のオス犬のブンが教育を受け、訓練を積んでいるのです。ポチもブンも散歩を楽しみにしていて、綺麗な姿態と歩様で散歩ができるのです。)


紀州犬物語【シロの学校とその生徒のポチとミーとブンの物語(4)】(59)(執筆 横田俊英)
第59章 紀州犬メス シロの学校とその生徒のポチとミーとブンの物語(4)
(詫びや寂などまだ先のことですから、対象外です。しかしブンより一月遅く産まれている紀州犬オス犬の「ポチ」のほうにそれを感じることがあります。三つ子の魂百まで、ということが言えるのでしょうか。)


紀州犬物語【シロの学校とその生徒のポチとミーの物語(3)】(58)(執筆 横田俊英)
第58章 紀州犬メス シロの学校とその生徒のポチとミーの物語(3)
(私は紀州犬のメス犬のシロの学校と題してお伽の国のような話しをしております。書いていることはすべて事実ですが、すべての紀州犬がこのようにできる訳ではありません。たまたま性質のよいシロというメス犬の大人がいて、たまたま、或いはこの時期に限って喧嘩をしない2匹の子犬がいて、それにもう1頭加わったということであります。子犬同士の折り合いがあって、幼児組と小学生組の2クラスに分けての学校運営になりました。)


紀州犬物語【シロの学校とその生徒のポチとミーの物語(2)】(57)(執筆 横田俊英)
第57章 紀州犬メス シロの学校とその生徒のポチとミーの物語(2)
(今で飼い主が寛いでいるときに、また夜にテレビを見ながらビールを飲んでいるときにポチとミーはその気配を全身で受けとめていて、声を掛けると犬舎の格子に顔を挟んで応えます。)


紀州犬物語【シロの学校とその生徒のポチとミーの物語(1)】(56)(執筆 横田俊英)
第56章 紀州犬メス シロの学校とその生徒のポチとミーの物語(1)
(子育てを終えたシロ(白)には生後3カ月ほどのオスとメスの子犬の学校の先生の新しい役目が与えられ、シロはこの仕事を喜んでしております。シロが先生を勤める学校の生徒はオスの子犬が「ポチ」で、メスの子犬が「ミー」です。シロとポチとミーの3頭は喧嘩とも見えるレスリング風の遊技を嬉々として演じております。)


紀州犬物語【紀州犬オス ぽち(ポチ)の物語(4)】(55)(執筆 横田俊英)
第55章 紀州犬オス ぽち(ポチ)の物語(4)
(ポチは生後76日に子育てを終えた白を母親代わりに暮らすことになりました。白は不思議なことにポチを自分の子犬と同じように遊技をしてやります。ポチもまた実の母親と思っているようです。あるいはただの犬の仲間と思っているのかも知れません。)


紀州犬物語【紀州犬メス犬シロの出産と子育て物語(6)】(54)(執筆 横田俊英)
第54章 紀州犬メス犬シロの出産と子育て物語(6)
(子犬は母親に徹底的に遊んでもらって、身体をうんと使い、手も足も腰も胴も身体を鍛えることになるのです。その遊びたるや人間の子どもが身体を動かすのを厭わないのと同じです。)


紀州犬物語【紀州犬オス ぽち(ポチ)の物語(3)】(53)(執筆 横田俊英)
第53章 紀州犬オス ぽち(ポチ)の物語(3)
(生後70日ころのポチは乗車訓練に取り組み、またリードをつけて60メートルほどの散歩の練習もします。家の向こうの畑で遊ぶポチはモンシロチョウやツバメを眼で追いかけて外界の様子を知っていくのです。)


紀州犬物語【紀州犬オス ぽち(ポチ)の物語(2)】(52)(執筆 横田俊英)
第52章 紀州犬オス ぽち(ポチ)の物語(2)
(子犬の喉につかえないことを前提に生後70日の頃にはパピーのほかに、ラン・ミールも少しだけ与えます。生後5カ月、6カ月、7カ月、8カ月になるに従ってラン・ミールの割合を増やして、生後8カ月過ぎにはラン・ミールを中心にします。一家の主人が紀州犬に惚れていないのなら紀州犬を飼ってはなりません。一家の主人と思いを同じにする家族のもとで飼われる紀州犬は仕合わせであり、その一家も仕合わせであることになります。)


紀州犬物語【紀州犬オス ぽち(ポチ)の物語(1)】(51)(執筆 横田俊英)
第51章 紀州犬オス ぽち(ポチ)の物語(1)
(チビの子どもの白と黒は母親と別れ、母親と別れてきた紀州犬オス犬のポチはこの家でずっと過ごしてきたように振る舞います。)


紀州犬物語【紀州犬メス犬シロの出産と子育て物語(5)】(50)(執筆 横田俊英)
第50章 紀州犬メス犬シロの出産と子育て物語(5)
(生後30日ころから母親は子犬が乳を吸いにくるとグワーと吠えて拒絶することがしばしばです。夜中にもこの声が聞こえます。犬の親と子の自然がここにあるのです。)


紀州犬物語【紀州犬メス犬シロの出産と子育て物語(4)】(49)(執筆 横田俊英)
第49章 紀州犬メス犬シロの出産と子育て物語(4)
(駐車場横の畑では菜の花が黄色い色を見事に周囲に放っております。この先一週間して春が進むと新緑の美しい季節になります。もう雑草むしりを余儀なくされました。)

紀州犬物語【紀州犬メス犬シロの出産と子育て物語(3)】(48)(執筆 横田俊英)
第48章 紀州犬メス犬シロの出産と子育て物語(3)
(子犬たちが生後三週間を迎えたこの日、遅れていた春が進んで、この地は梅の花とサクラの花と水仙とツツジに似た花が一斉に咲きました。)

紀州犬物語【紀州犬メス犬シロの出産と子育て物語(2)】(47)(執筆 横田俊英)
第47章 紀州犬メス犬シロの出産と子育て物語(2)
(子犬を身体をまるめて抱いて、お尻をなめて排泄を促してそれをなめてやってと健気な子育てがつづきます。)

紀州犬物語【紀州犬メス犬シロの出産と子育て物語(1)】(46)(執筆 横田俊英)
第46章 紀州犬メス犬シロの出産と子育て物語(1)
(シロが2匹の子犬を産んだその夜、空には金星が燦然と輝いておりました。)






紀州犬物語【紀州犬を連れて散歩し紀州犬と暮らす】(39)(執筆 横田俊英)
第39章 子犬のさまざまな行動への対応(紀州犬の躾け(シツケ)に関する考察)

(子犬は飼い主が思うようにはしつからない)


紀州犬物語【紀州犬を連れて散歩し紀州犬と暮らす】(40)(執筆 横田俊英)
第40章 安岡章太郎さんは紀州犬の気性の美しさを物語にした
(近藤啓太郎さんは飼い犬の健康美あるいは紀州犬特有の美しさに魅せられた)

紀州犬物語【紀州犬を連れて散歩し紀州犬と暮らす】(41)(執筆 横田俊英)
第41章 紀州犬が内に秘めている特性
(紀州犬の正しい理解のために近藤啓太郎さんと安岡章太郎の小説を読むことをお奨めします)

紀州犬物語【紀州犬を連れて散歩し紀州犬と暮らす】(42)(執筆 横田俊英)
第42章 泣かない騒がいのが紀州犬が美徳

(安岡章太郎さんのコンタは家に来た夜に、「ウォー」と一声あげただけでした)

紀州犬物語【紀州犬を連れて散歩し紀州犬と暮らす】(43)(執筆 横田俊英)
第43章 犬を飼うときに人の側の力量は何時でも不測しております

(紀州犬は歩く速度があるいはリズムが波長が人の散歩に調和しております)

紀州犬物語【紀州犬を連れて散歩し紀州犬と暮らす】(44)(執筆 横田俊英)
第44章 素直な、素朴な、賢い、格好いい紀州犬に育てたい
(藤井聡さんの『シツケの仕方で犬がどんどん賢くなる』を読めば人も犬も賢くなる)

紀州犬物語【紀州犬を連れて散歩し紀州犬と暮らす】(45)(執筆 横田俊英)
第45章 子犬を怪我させないことが一番大事
(子犬は親から離されるとしばらく夜泣きを含めてなくものだと考えていたらよいでしょう)


紀州犬物語【紀州犬メス犬シロ(白)の物語】(37) (執筆 横田俊英)

紀州犬物語【紀州犬を連れて散歩し紀州犬と暮らす日々】(38)(執筆 横田俊英)
紀州犬物語 第38章 紀州犬に主従関係を教える、そして犬の性質を知る
(その問題は子犬の問題ではなく飼い主がつくっている問題なのです)
 


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