鮎釣りの部屋 山渓クラブ会員、日本野鳥の会会員 横田俊英

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相模川2017年  鮎の友釣り 釣果情報 

鮎釣りの部屋   山渓クラブ会員、日本野鳥の会会員 横田俊英
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2001年 横田俊英の鮎の友釣りの記録
上大島友鮎販売所前のいわゆる「売店前」の景色

小倉橋下流、串川合流付近、この下手が松の木前

2001年7月1日に23.5cmが出、2001年は8月10日時点での最高サイズは26.5cmです。数の上での最高は6月27日の43尾(相模原市のH氏)。30cm超は何時でるか。

2001年8月15日の酒匂川の景色


22、8月17日(金) 曇り時々晴れ、17:00〜18:30の1.5時間 2尾(20〜23.5cm)
相模川、上大島の売店前を向う岸から(タイツをはかないアンチョコ釣りです)


 辺地釣りを心がけての入川です。売店前の岸辺は入る余地がありません。向こう岸には空いている場所があるので、そこで辺地釣りをしようとサンダル履きでの入川です。釣り上がってくる人に釣果を聞きますと、「ゼロ」と投げ捨てるように言う人が二人。もう一人は「小さいのが2尾だった」ということ。釣り終わってから最後まで粘っていた地元の自転車釣行の人が話しかけてきて、クーラーの中に納めた16尾の釣れた鮎を見せてくれました。
 今日は辺地釣りと決めても、辺地にハミ後が見えないものですから、どうしても深場の流芯にオトリを入れてしまいます。出そうで出ない。困ってしまいましたが、やっとのことで23.5cmのが掛かりました。この鮎で直ぐに20cmのが掛かり、入れ掛かり態勢だ、と思いましたがここまででした。23.5cmの鮎は120gありました。
(相模川の釣況は別欄に掲載しています)
 竿は9m、穂先1.8mm。掛けバリは3本イカリ。


【感想・雑記「鮎の体長測定」】

鮎のサイズを正確に計っているか、実際よりも大きく見てしまう傾向がある

 釣り人は自分が釣り上げた鮎のサイズを大きく測ってしまうのです。物差しを当てて測れば計ればまずは間違いないのですが、手のサイズからの推量はあてになりません。
 相模川での2001年8月16日、に私が釣り上げた鮎は、上大島のオトリ販売店の専用スケールで計測しましたところ23cmちょうどでした。家に持ち帰って目方を測定したところ116gでした。私の後に売店に来た人の大きな鮎を同じ方法で測定しましたら26cmでした。この鮎は瀬で釣り上げたと言うことですが、楽しい釣りになったでしょうね。2001年8月16日現在の相模川のオトリ店の測定器にのった最高サイズは26.5cmです。
 神奈川県の酒匂川の杉山オトリ店の主人の杉山さんは鮎釣りの達人で神様の様な方ですが、鮎のサイズを見るのも神様のような正確さです。川から上がってきた釣り人が××cmですと伝えてきた場合でも、鮎を見てその正確なサイズをピタリと当ててしまいます。
 友釣り連盟とかなんとかいう会の役員が、××cmのが釣れたと豪語して川から上がってきたので、鮎を見ると言っているのりははるかに小さいサイズだったので、測ってみましょうかといって、専用の測定器にのせたところ杉山さんが言ったとおりのサイズだったそうです。何とか連盟の役員の方は、どこどこの川では××cmの鮎が釣れたと新聞などに記事を書くのでしょうが、この人のスケールといいますか、基準が違っていますから実際より大きな鮎として報告されてしまいます。釣れた鮎は物差しを当てて測ることを習慣づけて、ご自身のスケール感を養ってもらいたいものです。

 ところで魚(鮎等)の体長を測定するのに、頭の先の方はハッキリしているのですが、尾鰭(おびれ)の先の方をどこにするかで問題が発生します。尾鰭を後に伸ばした状態と、上下に開いた状態では差が出てしまいます。23cmクラスの鮎ですと2cm程度の差が出てしまいます。普通に泳いでいる姿での尾鰭の状態で測定するのがいいと思うのですが、このように決めましても鮎のサイズが26cmクラスになりますと、尾鰭の開き方で軽々と5mmの差が出てしまいます。
 どうしたらいいのでしょうか。

 郡上八幡の漁協では鮎を買い取るときに目方を使います。目方は質量のことですが、質量を測定するのにはかりを使います。長くても痩せた鮎よりも、食べるとなると身の付き具合は目方に依拠します。郡上の漁協の鮎買い取りとランク分けに用いる質量を用いる方法は、合理性があります。
  鮎はコケ(アカ、珪藻)を食べている訳ですが、釣り上げた直後とコケを全部排出した後の鮎では目方が違っています。郡上の鮎の値段の中にはコケの値段も含まれているのですね。
 鮎は水によって、はむコケによって味が違ってきます。鮎がうまい川、そうではない川というのが厳然としてあります。美味い川の鮎ならよだれが出ますが、そうでない川の鮎ですと、食べ付けた人はそっぽを向きます。郡上の鮎は美味い部類だと思います。絶品の鮎は別の川の鮎ということになっているようです。みなさんが行く川の鮎は美味いでしょうか。
 コケだって鮎の味のうちです。水とコケのいい川の鮎の腹の中にあるコケは美味いのです。鮎の身よりもそのコケの方に魅力があるという人もいます。また鮎の臓物の苦みのある味もまた格別なものがあります。
 郡上の鮎の値段にはコケの値段も含まれているのですね。
(2001/08/18、横田俊英)


21、8月16日(木) 曇り時々晴れ、16:30〜18:00の1.5時間 1尾(23cm)
相模川、上大島の売店前を岸から(タイツをはかないオカ釣りです)



 昨日はゼロ尾だったので、1尾取って鮎の感触を確かめておきたかったのです。
 上大島売店前を岸から釣る横着なオカ釣りです。根掛かりをしたらオトリはパーですから楽な代わりにオトリをいくつ使うか分からない危ない釣りです。私の上手にいた常連が入れ掛かりを始めましたので、仕掛けを聞きました。ナイロン0,25号、ノーマル仕掛け、掛け針は3本イカリ7.5号。真似て攻めましたら23cmのが1尾掛かりました。
(相模川の釣況は別欄に掲載しています)
 竿は9m、穂先1.8mm。掛けバリは3本イカリ。


20、8月15日(水) 大体晴れ 14:15〜18:45 0尾
   酒匂川 杉山オトリ店前



 酒匂川は春先から渇水状況が続いており、今はアカぐされ状態。杉山さんに辺地を釣れとアドバイスされているのに、どうしても水色のいい流芯にオトリを入れてしまいます。結果は0尾。
 夕方、17:00から杉山さんがサンダル履きで対岸の辺地を釣り出しました。中州に5mほど下がって、人が立つ位置の辺地にオトリを入れますと入れ掛かりが始まりました。1時間ほどで10数尾です。釣り終わってオトリ小屋に立ち寄り20時まで杉山さんに釣りの話をしてもらいました。
 竿は9m。穂先1.8mm。


19、8月14日(火) 晴れ時々曇り、15:00〜18:00の3時間 3尾(19〜22cm)
相模川、上大島の売店前を対岸から



 盆休暇にはいりましたが雑用を終えて、やっと竿を出せるようになりました。夕方3時間の釣りでした。上大島売店前を対岸から攻めることにしましたが、ここでは2時間に2尾。入れ掛かりさせていた人が去った後、同じ場所で釣ったのですが、わずかに2尾。下流に下がって瀬をせめ、ここで1尾手にして納竿。
(相模川の釣況は別欄に掲載しています)
 竿は9.5m、穂先1.8mm。掛けバリは3本イカリ。

18、8月5日(日) 晴れ時々曇り、10:00〜12:00の2時間 2尾(20〜22cm)←ホームへ
閉伊川(岩手県) 発電所下



 小本川はまずは平水というところでしたが、閉伊川は増水後で、この日はまだ10cm増水状態でした。発電所下がいいと、宮古市のお釣具屋の有限会社釣研の菊地社長に教わって、発電所前にはいりましたが、駄目でした。思い直して少し下流部の段々瀬に移り2尾何とか釣ることができました。

 釣れたの場所は、段々瀬でも水深があり、少し長い瀬になっているところで、水の色も良いところでした。やはりなあ、と思うのでしたが、時間切れです。

 以下に記した釣り竿では少し弱いなと思うほど鮎のサイズが大きくなってきています。

  竿は9m、穂先1.8mm。掛けバリは3本イカリ。topへ

 

17、8月4日(土) 晴れたり曇ったり、14:00〜16:00の2時間 8尾(18〜22cm)

 小本川(岩手県) 下流部堰堤下



 今日は秋田の阿仁川で釣りをしようとしたのですが、雨で増水と濁り。太平洋側の岩手県の小本川、閉伊川、甲子川な釣りが出きる川でした。小本川はアメダスで観測した人によると、唯一、雨がなかった川だと言うことで、この日好釣果を残したようです。私より遅れて入川した人は、盛岡の人でしたが、ホームグランドにしている阿仁川が釣りにならないので、小本川に足を運んだとといって、日釣り券を帽子に付けていました。

 橋の下にある堰堤の水たまりに何本かの流れができていた、ここでずっと粘っている人が2人いました。堰堤から少し下がったトロ場で竿を出しましたら、4尾ほどパッパときました。

 当たりが遠のいたので、上流部の瀬でポツリポツリと4尾掛けることができました。

 この日はトロ場で手じりを長く取っていたこともあって、1尾キャッチミスをして泣きました。また瀬ではゴミが引っかかってパーマになった金属糸を、「まあ大丈夫だろう」といって使いましたら、ハリ掛かりしてシメシメと思ったところでプツンです。

 無理は駄目、大丈夫だろうは駄目。ハリと糸は万全を期さなくては鮎釣りが楽しくなくなるのです。

  竿は9m、穂先1.8mm。掛けバリは3本イカリ。topへ

 

16、8月1日(水) 雨、10:〜12:00の2時間 4尾(19〜22cm)←ホームへ

 白石川(宮城県) 公園前の瀬



 今日は青森市の宿に入らなくてはならないのです。岩手以北は雨、秋田の川もこのところの雨で濁りが出て釣りならない状態です。そこで白石川で2時間遊ぶことにしました。入選場所は鮎釣り大会会場になる公園前。今年の白石川は好調ということであり、私の上流にいた2人は浅い瀬で入れ掛かりをしていました。私は2時間で4尾でした。最初の1尾が22cmの鮎だったものですから、2尾目を手持ちの養殖オトリで取ろうとしたのがいけなかったと思います。失敗です。でもこのようなことはよくするんですよね。雨が時に強く降ってきました。時間の経過とともに濁りが入ってきました。上流で入れ掛かりをしていた人の「でっかい」という声が耳に残っています。

 この鮎は青森市の飲み屋で塩焼きにしてもらって、当地で合流した蓑輪善蔵さんと食べました。また後ろで飲んでいた青森市議会議員のご夫婦に分けて差し上げました。topへ

 竿は9m、穂先1.8mm。掛けバリは3本イカリ。topへ

15、7月29日(日) 晴れ、夏日、9:45〜10:15の30分間 3尾(19〜24cm)

 相模川(神奈川県) 上大島 売店の下の瀬の頭



 あるテレビ局の番組でビデオ撮影。釣り場風景と私が鮎を掛けた所を撮影できればよかったので、30分だけの釣りとなる。私がゲストでリポーターは金ドコの西山としおさん。オトリを放して1分で19cmの鮎が掛かかりました。掛けると西山さんに呼びかけられて、鮎を釣っているのだと説明します。次にオトリを放しますと2分ほどで掛かります。3尾目も3分ほどで掛かりました。3尾めは24cmを超える鮎でトロ場だったものですから、ニゴイではないかと疑ったほどです。今年の相模川の鮎は背盛りがしていてよく肥えています。 

 3尾釣れれば番組には十分なので納竿です。後は西山さんに家で鮎の炭火焼を振舞場面の撮影です。

  竿は超硬8.1m、穂先1.8mm。掛けバリは3本イカリ。topへ

 【感想・雑記】 

 今日はビデオ撮影のため正味10分ほどの釣りでした。一緒に釣っていた大学生の子供が撮影のため釣れたふりをしていると思ったほど、簡単に3尾釣れてしまいました。釣れていることから混み合っている釣り場で空いている所は背頭のトロ場のわずかばかりの所でした。そこで暇つぶしをする積もりでしたが、竿を出してみたら入れ掛りです。驚きました。ビデオ撮りするというので、ギャラリーがいましたのでこちらも下手な釣りができません。少し深いトロ場でしたので手尻を長くとっていたのもですから、抜き上げることができませんでした。また最初の1尾は腹掛りです。3尾目の24cm超の良型をタモ網に収めた後、金属糸を点検しましたら1m以上もの区間がカールしていました。D社のピンク色の007です。何故このようになったか私には分かりません。(横田俊英)topへ

鮎釣りの部屋 山渓クラブ会員、日本野鳥の会会員 横田俊英 

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14、7月22日(日) 晴れ 6:15〜14:00 2尾(17cm〜19cm)、←ホームへ 

 中道志川(神奈川県) 此の間沢キャンプ場前(6:15〜8:15) 1尾 17cm  

 相模川(神奈川県) 松の木上流の緩い瀬(10:30〜14:00) 1尾 19cm



 昨日の貧果に泣いたリベンジを中道志川に託すことにしました。午前6:15。朝一番に川に入りました。人が来る前にいいとこを全て探ってしまおうと焦る気持ちで竿を出します。一番に居場所にオトリを入れましたら10分ほどで17cmの黄色い鮎が飛んできました。以後、上流に場所を移して午前8:00まで竿を出しますが、チビ鮎が空中ばれした以外は当たりなし。鮎は時々はねているのですが掛かりません。

 場所を相模川の松の木に移すことにしました。

  松の木は昨日24尾の釣果が出た場所です、期待を掛けての入川でしたが、ここでも10分ほどで19cmを1尾手にしただけで後が続きませんでした。周囲は10m間隔で両岸から竿が出ていますが、釣果あ私と似たようなものです。私が引き上げる頃に入川する人が結構な数おりました。上大島の売店で松の木の釣りの様子を聞いてみましたら、知っている人は夕方入るのだそうです。トロ場で入れ掛かりがあると20尾を超えるのです。

 竿は9m、穂先1.8mmのものです。チラシバリと3本イカリ。topへ

【感想・雑記】  中道志川でみた カワガラス



○カワガラス 直っすぐに飛ぶ 渓の夏    虚心

 渓流を棲みかにする野鳥ではカワセミが有名ですが、私はカワガラスが好きです。スズメよりもうんと小さなミソサザイは日本で一番小さな野鳥です。カワガラスはスズメよりずっと大きく、ムクドリに近い大きさです。ミソサザイは渓流の茂みに隠れながら、また尾羽をピョンピョンとせわしく動かして行動しますが、カワガラスはいたって鷹揚で、河原の石から木陰や別の石に長い距離を直線的に飛行します。飛んでいった先を目で追えば次の行動を続けて観察できます。逃げも隠れもしませんよ、といった雰囲気がいいですね。カワガラスは雌雄同色です。

  カワガラスは越後湯沢の魚野川で、岩魚や山女魚の渓流釣りをしているときに雪の消える前から見ることができるのですが、私が鮎釣りに出かける道志川での記憶が不確かでした。しかし、2001年7月22日の日曜日、神奈川県津久井町の此の間沢キャンプ場前で見ることができました。キャンプ場の下流には奥相模ダムがあって、そこの崖ではカワセミが営巣しているのです。カワセミとカワガラスが棲む道志川の自然です。

  この道志川の鮎が今年は育ちません。竿をだして10分ほどで1尾捕れましたが、その後が続きませんでした。そういえば何時もは大勢の釣り人がいるのに午前8時を過ぎても広い河原に3人ほどでした。釣れないと釣り人は川に姿を現しません。鮎が釣れないということは、鮎が育っていないということであり、それはいつもの自然に何らかの変化があるということであり、短絡的な三段論法にたった帰結は、釣り人は自然環境のセンサーであるということです。30年来、この釣り場に通っているという元気な73歳は、鮎がこんなに育たないことはかつて無かった、と言っておりました。この人は山女魚を3尾ほど釣り上げていました。 

 カワガラスは川底の石を足でつかんで、地上にいる姿勢のまま川虫をついばみます。山女魚は川虫が石から離れて流下するのを待ち受けて捕食します。川虫が流下する道筋は流れが決めますから、その流れに餌をお送り込むと山女魚が釣れるのです。アマゴも同じです。岩魚は少し違います。

  鮎も川虫を食べますが、少し成長して歯がコケを食むのに適したように独特の形状に変化すると、コケと呼ばれている珪藻類を主食にします。川虫もまた珪藻類があって育つのです。自然の連鎖の妙ではありますが、何かの異変で鮎が育たないと私の夏の楽しみは減るのです。  釣れない鮎釣りに空疎な時間をもてあましたいましたらに、カワガラスが目の前を過(よぎ)りました。魚野川で見慣れたあの茶褐色のワガラスを道志川で目撃できたので、うれしくなってしまいました。目を川から上げて周りを見ますとそこは素晴らしい景観でした。偏光サングラスを通しますと木立や山の陰影、そして空の青さと雲の白さが冴えわたります。こんなに綺麗な自然のなかにいたことをカワガラスが教えてくれたのです。topへ

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13、7月21日(日) 晴れ 14:00〜18:00 1尾(17cm)、

   相模川(神奈川県) 上大島 下の瀬



 暑過ぎる夏が続いています。仕事をしているときは鮎釣りに出かけたい気持ちで一杯なのですが、休日になると身体はへとへとで、これに暑さが加わり、犬との散歩を済ませてからの出漁となると行動が鈍るのです。

  久しぶりに相模川に出かけることにしました。上大島付近の釣り場は「釣れない」という相模川の評判を覆すように、ひとによってはそこそこの釣果になっており、解禁以後に43尾を上げた人もおり、20尾台の釣果がたびたび出ていることを、上大島の売店で確認できました。この付近は、クジラさんのホームグランドで(くじらの限定ホームページ)で釣果が紹介されている通りです。

  晴れた日、夕方午後4時から竿を出しましたが、このとき既に海からの強い風で竿操作は思うに任せない状態でした。竿を出して10分ほどで17cmをタモに入れることができましたが、あとは瀬の良い場所にオトリをいれても反応なし、一度だけ水中でのバラシがありました。 

 売店に戻ってその日の釣果を確認していましたら、小倉橋の下、串川が合流する本流の松の木で24尾の釣果がでたと言うことです。また高田橋上流の堰堤当たりで13尾の釣果でした。私が入った下の瀬では日中1時間に10尾の入れ掛かりがあったといいます。 

 今日は涙の出るような情けない釣りでした。  竿は9m、穂先1.8mmのものです。3本イカリ。topへ

 

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12、7月9日(月) 晴れ 8:30〜11:30 5尾(16cmから19.5cm)、5尾

  長良川 郡上八幡のドウマンの瀬

白滝釣具店。オトリを置いていて釣り場を教えてくれる。郡上大橋を過ぎて間もなく右手に見える。店の前の線路を渡った所がドウマンの瀬の好釣り場。仕掛け、道具を忘れてもここで手に入れられる。
 
村田満氏がビデオで入れ掛かりを演じたドウマンの瀬。大水が出ると瀬の様子が変わります。私は写真の右手前と左側の瀬で釣りました。
  
郡上漁業況同組合。郡上八幡駅の直ぐそばにある。釣り人からの鮎の集荷は午後5時から午後8時の間。支払いは翌日昼頃になる。
 
郡上漁協の鮎集荷場。午後5時から集荷が始まる。休業日があるので釣具店などで確認するとよい。
 
入荷した鮎。目方で等級分けされる。100グラム以上が特大で、7月8日には99グラムに1800円の値が付いた。漁協のおじさんは今年は入荷が少ないといっていた。この日は特大はなかった模様。
 
私がセリに出した鮎。話の種に小さな鮎を3尾出しました。漁協では少なくても遠慮なく出して欲しいと言っています。日曜日の釣り人は、久しぶりの釣果ということもあって、家に持ち帰って食べたいようで、入荷量は少なかったとおじさんが話していました。吉田川からきた鮎は大きかったですよ。99グラムの鮎も吉田川で釣れたものです。これが4尾あると6800円の民宿代が賄えます。
 
私がセリに出した鮎に値が付き支払いを翌日の昼に受けました。ビリ1尾、小2尾で漁協の手数料を差し引くと528円でした。鮎を目方(厳密には質量)で取引すると言うことはチビ鮎よりも大鮎に値打ちがあるということで、考えようによっては良いことですね。


 昨日の釣りに満足しなたいところがあったのでしょう。前日までは釣りをしないでドライブを楽しみながら帰るつもりでいたのですが、目覚めるなり、「今日も竿を出してみよう」と思ったのです。

  「昨日のリベンジだ」ということで、ドウマンに足を運びました。月曜日は人が少ないですね。ドウマンの瀬を上流から下流に気ままに釣り下がることができました。

 竿は使い慣れたがまかつの8.1m、穂先1.8mmのものです。これは昨日の竿より軟らかい竿です。軽くて使い良いのです。

 今日も3尾目まではパッパッパと掛けることができました。ものの30分の出来事です。その後1尾を追加した後は、昨日と同じ現象です。

 高切れのダブル放流、根掛かり放流で釣果が伸びません。午前11:30に根掛かり放流したところで、これが区切りと竿をたたみました。

 竿は8.1m。穂先1.8mm。市販のカツイチの3本イカリを使用。ハリスは1号のものです。これでいけるのです。

 

【感想・雑記】

 長良川はいい川です。下から上までずっといい流れがつづきます。大きな石、大きな流れ、両岸には道路がついて、山が迫ります。民家も川沿いに続きます。郡上八幡など良いところです。民宿は奥美濃荘がいいですよ。「奥美濃荘」のキーワードを入れると案内が出てきます。2食付きで夏場は6800円です。食事は質・量とも文句の付けようがありません。風呂も小さいですが2つあり、24時間入れます。夏場は裏の林でヒグラシがカナカナと朝晩に鳴きます。五町から直ぐ、郡上八幡町のほぼ真ん中にあります。

 7月7日(土)、8日(日)と2泊しましたが、8日は私のほかに、山梨県上野原町のS氏、青梅市の青年2人でした。青年たちは1週間滞在するのです。1尾1000円の鮎を7尾釣れば宿代がでます。7日には一人は1尾99グラム1800円の鮎を含めて8尾の鮎を釣りました。もう一人は4尾でした。18cmクラスが釣れていた吉田川に入りましたから稼ぎにはなったでしょう。上野原のS氏は60歳に足を掛けていますが、気が向けば2〜3週間滞在するのです。ランクル60を長良川に頃がしてくるベテラン、名人です。

 8日(日)夜は泊まり客と宿のオーナーで夕食を近くの日本レストランでしたものですから、話は釣り談義になりました。ほとんどS氏の演説でしたが、地元のアマゴ名人が加わっており、大変に面白い話を聞くことができました。 

 この人が高校を卒業して就職したときの初任給が13000円だったそうですが、夏場に日曜の休日に鮎を捕ると月に30000円にはなったということです。勤め先からもらう月給とは何であるのか、不思議であったそうです。30年前にあったことです。

 この人はアマゴ釣りの大名人を自称し、奥美濃荘の主人もそれを認めているのですが、鮎釣りが始まる前のアマゴ釣りでは、アマゴが自分の所に寄ってくると話しており、40尾〜60尾は確実に釣るといっていました。これはホントのことだそうです。 

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11、7月8日(日) 晴れ 8:30〜17:00 9尾(14cmから19.5cm)、9尾

  長良川 郡上八幡のドウマンの瀬



 久しぶりに長良川に出かけました。

 どこを釣るか、2日間の釣りでは迷ってしまいます。週始めは雨の後の高水が続いておりましたが、週中から釣れ始め、週末には40尾以上の釣果がでる状態になりました。

 土曜日の晩には奥美濃荘に泊まりました。朝飯は腹一杯食べての釣りです。入選場所は、白滝釣具店前のドウマンの瀬にしました。前日お店に立ち寄って釣況等を訪ねた結果の入川です。どこでも釣れているということですから、経験のある釣り場に入ることにしました。

 竿は大きな鮎を想定して穂先が2.0mmの超硬8.5mのがまかつの竿です。竿を入れてすぐに3尾が掛かり難なくタモ網に納めました。

 当たりが遠のいたので場所を流れの強い瀬に移しましたところ、立て続けに良い当たりで3尾をものにしました。

 同じ場所でとんでもない当たりがあって、オトリもろともあっさりと上流にさらわれる事態が発生しました。金属糸0.15号です。今までに経験があるニゴイの当たりとは違います。すごく大きな鮎だと思っていましたが、それにしてもすごいホンの一瞬の衝撃です。この正体は翌日に見ました。瀬の中を2匹の40pを超える黒い陰が走って行きました。鯉のように見えましたが、人はサツキマスだといいます。

 この場所ではその後高切れのダブル放流を連発して釣果が伸びません。興奮だけは十分します。満足とは行きませんがね。何くそと焦って釣りをしておりましたら、いつの間にか午後5時になっておりました。

 長良川の鮎を見て思いました。「久しぶりの黄色い鮎だ」と。今年の関東の鮎はみんな白い鮎か小さな鮎です。面白くありませんでした。

 この日、同じドウマンの瀬を釣っていた人たちは多い人で20尾にはなっていたようです。平均すると10尾ということでしょうか。

 白滝釣具店の70歳のお父ちゃん(村田満のビデオにも出演した名人)は、午後1時過ぎから竿抜けポイントの白い泡の中を釣って7尾をものにしていました。

 竿は8.5m。穂先2.0mm。掛けバリはチラシバリと3本イカリを使用。

【感想・雑記】

 いいですね、長良川は。それにこの日は水況きょうが最高に近い状態でありました。高水後の照り混みがあったものですから、どの場所でも釣れるという状況。地元に詳しい人はある場所では60尾でるといっていました。その場所は聞きましたが出かけませんでした。

 竿の出し始めはオトリを大事にしようと考え、また安全な好場所にオトリを入れるものですから2尾、3尾は直ぐ捕れるのです。その後は荒い場所にオトリを入れたり、欲を出すので事故が増えます。上手く当たればパッパと10尾に届いてしまうのですが、高切れのダブル放流などのトラブルを起こすと一進一退で数が伸びなくなります。

 オトリを入れるとき慎重を期すと2本チラシ待ちの釣りをします。自信があれば3本イカリ。4本イカリ根掛かりが気にかかります。流れが速い瀬では3本チラシを使うこともあります。

 ダイワ鮎マスターズはチラシバリは2本までの規定になっています。尾の先に長いハリを出して、群鮎をからめる釣りをさせないためのものと思われます。根掛かりに関しましては3本チラシよりも2本チラシの方が格段に少ないのは事実です。

 またチラシバリは流れの抵抗が少ないのです。元気のいいオトリなら別ですが、少し弱ったオトリなどの場合にはこれが歴然と出ます。

 白滝釣具店の白滝のお父さんに相談しましたら、チラシバリは掛かりは遅いけれど確実でいいですよ、といっていました。ここでは3本イカリでも十分いけます。

 深みを釣る場合には根掛かりしたらアウトと思わなくてはなりません。深みに木の枝が引っかかっている場合も多いので、こうした木にオトリが引っかかりましたら泣けてしまいます。そこ石が大きいとどこに根掛かりするか分かりません。この日は随分泣きました。冷静さを失うと根掛かりの怖さを忘れてしまうのです。

 家に持ち帰った長良川の鮎にツマは「シルキー」といい、大学3年生は「臭くない、うまい」といいました。

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10、6月29日(金) 晴れ 6:00〜10:00 2尾(14cmから15cm)、オトリ込み4尾

   相模川 高田橋下流 ダイワ鮎マスターズ南関東地区大会

会場のもよう (左の人は永井茂大会委員長 )


 ダイワ鮎マスターズ南関東地区大会に出場。参加者は300名。平水。上流のダムは満水状態のまま。相模川の釣況はまだ不調が続いており最高釣果はオトリ込み16尾であった。出場者の3分の1は釣果0尾で、オトリ鮎を放流してしまったマイナスが相当数出た。流心をねらって深みにオトリを入れると根掛かりすることが多く、根掛かりを外せないとマイナスになる。検量しに来ない参加者が少なからずいた。

 大会になるとどうしてもヘチや弛みを釣る人が多い。ダイワ鮎マスターズは予選の試合時間が4時間だから場所が悪くても熟達者はきちんと補いをつけて、全国大会へと駒を進める。オトリ配布場所の近くの好場所の両岸には7m間隔で釣り人が並ぶ。1時間ほどして釣果が思わしくないと人が散る。この間合いで自分の得意な場所に入るのも作戦の一つ。釣れないから場所移動したのだが、移動した先もまた釣れない。困ったものだ。

大会本部テント内の小寺太氏(右)と
相模川第一漁協組合長(左)


 予選突破、決勝進出はオトリ込み8尾。予選1位16尾、2位15尾、3位〜6位13尾、7位〜9位12尾、10位〜11位11尾、12位〜19位10尾、20位〜26位9尾(以上、オトリ込み)。以下略。小生オトリ込み4尾で108位。家の居候の大学3年生の横田一寿はオトリ込み4尾で、136位。

 気温、水温とも高めで状況は悪くないのに釣果が出ない。釣れる場所は流れの強い場所。流心寄り。河原の人がにぎわう場所よりもその対岸が良く釣れていた。こちら岸が2尾程度なのに向こう岸は8尾程度と差が出た。決勝進出組は対岸で釣った人ばかり。この傾向は顕著なものである。

 試合終了後このことに気付いたのは遅かった。向こう岸で釣れるのを見て何故だろうと考えていたが、原因は河原の川は人がガサガサとキャンプなどをするので、鮎は向こう岸に寄るのだろう。

 決勝を見ずに仕事に出るため会場を後にする。リポーターとして小寺太氏が顔を見せていた。永井茂大会委員長の元気一杯で、その奮闘ぶりは相変わらず。

 決勝の結果ほかはダイワ精工のホームページに掲載されています。

 竿は9m。穂先1.8mm。チラシバリをテスト中。

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9、6月27日(水) 晴れ 13:00〜15:00 4尾(13.5cmから22.5cm)

   河津川 中学校下 踊り子温泉会館上流



 土・日には仕事で動けなかったのでイライラが募っていました。この日は熱海で会議があったので、河津川に足をのばすことにしました。宿を普通に解散して河津川に着いたのは11:30です。ウナギ屋があったので今年初めてのウナギを食べることにしました。

 川に降りて竿を出したのは13:00になりました。漁協でどこがいいか聞いたら中学校の下当たりというので、そこに入りましたが2時間経ってもおとりを交換できませんでした。

 思い直して上流へ。踊り子温泉会館を右にみて少しは走ったところで再度竿を出しました。3尾目に22.5cmが出たのには驚きました。他の3尾は14cm程度ですから面白くありません。

 ヨシノボリを10尾も掛けました。根掛かりだと思って外しに行きましたら大きなヨシノボリが吸盤を岩に付けて踏ん張っていました。ことしは何とヨシノボリの多いことか。あきれるほどです。

 竿9m。穂先1.8mm。釣果があったハリは三本イカリ。チラシバリをテスト中。

踊り子温泉会館でさっぱりと汗を流せます



 河津川に出かけたら帰りは踊り子会館温泉で汗を流すといいでしょう。海から天城峠に向かう道の右手にあります。

 踊り子会館温泉の概要は次のとおりです。

 所在地=静岡県賀茂郡河津町峰457-1、電話0558-32-2626。利用時間は10:00から21:00。火曜日定休。

 利用料金は大人3時間まで1000円、子供500円。長時間入浴割引あり。

 泉質はナトリウム−塩化物温泉(弱食塩水)。泉温は62℃。無色・無味・無臭。

 効能は、神経痛、筋肉痛、関節痛、五十肩、運動麻痺、冷え性、慢性皮膚病他。私の場合には家ダニにかまれたのに対してよく効きました。

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8、6月17日(日) 大体晴れ 14:30〜18:45 4尾(13.5cmから18cm)

   酒匂川 杉山オトリ店前



 休日前の雨で、酒匂川は金曜日の15日には30cm増水であったことを事前にインターネットで確認しています。自宅付近の相模湖は満水だから相模川と中津川のダム放流量は多いと判断しました。この日の釣り場は釣況に確信がもてないというか具合が悪いだろう決めて、1週間の疲労を癒す意味から、土曜日は本を読んで過ごしました。夕方には犬と長時間の散歩をして楽しみました。

  日曜日の朝もゆっくり行動することになりました。犬との散歩もすることにしました。朝のうち8:30まで釣り場情報をインターネットでみて、出かける河川を酒匂川に決めました。途中に相模川水系の中津川の状況を確認することはします。酒匂川に着いたのは午後になり、13:30。

  杉山オトリ店で釣況を聞きます。この時点で松田駅より上の大きな石のある場所の残りアカについている鮎を拾い釣りをした人で20尾になっているということです。オトリ店前は5〜6尾程度、悪い人はゼロだといいます。今日は出遅れているので上流部に足を運ぶのもおっくうなので、ここで竿を出すことにしました。でも慌てないあわてない。杉山順一さん夫妻と30分ほど話した後、入川です。この間に釣れている場所はチェックします。

  オトリ店前の少し下の速い流れにオトリを送り込むと、すぐに17cmの元気な鮎が掛かりました。続いてすぐ下の対岸寄りで連続していい当たり。流れから手前に鮎を寄せているうちにプツン。セットばらしです。痛い。これでこの日の釣果にかなりのハンデになります。糸切れの後で、0.08の金属糸がバリバスの大会で草が絡んでねじれていたのを思い出しました。前回(バリバスの大会)に続いて今日もゼロ尾か、とあせりが出ます。「ゼロの連発はまずいよ」と思いながら、焦る気持ちのまま、瀬を探ってずっと下流のS字カーブのたるみまで慌ただしく釣り下がりましたが、オトリは交換はできないままです。topへ戻る

  杉山さんの小屋から、入川前にながめていると短時間に2尾掛けていた人がいたところが、このS字カーブのたるみです。水深30cmのゆるい流れでは鮎が跳ねていおります。3日前の30cm増水後に多少ともアカが残る場所こんな所かな、と考えつつしゃがんでオトリを送り出しましたら直ぐに18cmの鮎が掛かりました。しゃがんだままで引き抜きましたが、釣れた鮎はどうした訳か腹が赤くこすれていました。続いて16cmが掛かりました。これでゼロ尾を免れたか、とほっとします。その後は当たりが止まってしまいました。そおで、先程セットばらしをした上流の瀬に移動することにしました。ここでは先ほどと同じパターンで2尾を取ることができました。これが18:00。以後、もう一度釣り下がりましたが、当たりは無し。18:45にこの日の納竿。 

 川から上がったのは私が最後でありました。杉山オトリ店に顔を出しますと、寒いだろうから寄っていけ、と声を掛けられ、ご夫妻と1時間ほどの談笑。

  杉山さんは私の紀州犬仲間の二宮町のMさんを知っていて、ほかに伝書鳩のことなどで面白い話が聞けました。ここの上空には伝書鳩を追ってオオタカが飛来するのだそうです。topへ戻る

  なお、下流のS字カーブのブロックにのってチンチン釣りをしていた二人の釣り人は16:00〜17:00で7尾ほどを釣り上げて(直接聞いて確認)いました。このうちの一人は「友釣りより効率がいいね」とチンチン釣りの人は素直に話していました 

 私はこの日もチラシバリをテストしました。2本チラシと3本チラシ。根掛かりのトラブルが少ないのは2本チラシの方。イカリバリに比べればチラシバリは根掛かりは格段に少なく、オトリの泳ぎもいいことは確かです。

  竿は9m。穂先1.8mm。

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鮎とコケ(アカ、珪藻)について



 2001年6月17日(日)、神奈川県の酒匂川で鮎釣りをしました。先週なかばには梅雨時の雨が3日ほど降り、酒匂川は金曜日には30cm増水、土曜日も10cm増水でありました。増水はそれまでの水位に対してのことです。

  松本釣具店はインターネットのホームページで、上流部の大石の裏を釣るとよいと予報し、その釣りで予報通りの釣果があがっておりました。また下流部の石の小さな流れではヘチを除くとアカは流れたと予報されていました。 

 この日の午後1時(13:00)の時点で足柄橋から報徳橋にかけての、下流部の平均釣果は5〜6尾でありました。私の釣果は、この二つの橋の中間の杉山オトリ店前で4時間で4尾。水深30cmの小石底の緩い流れで掛けた18cmの鮎は増水の影響か腹がこすれて赤くなっており、この鮎のお腹にはコケは入っていませんでした。ここで掛けたもう1尾の15cmはわずかにコケが入っておりました。ここより上流部の比較的石の大きな瀬で掛けた、14cmの1尾の腹にはコケが腹に満杯で、釣り上げたそのときに直ぐ分かりました。 

 オトリ屋で顔をあわせた地元のベテラン釣り師はこの日1尾も取れなかったっそうです。その人の私に対する弁は「全然アカがついていない」でありました。topへ戻る

  岸辺からみると黒い石が点在しています。川を歩きますと滑るのです。釣り上げた鮎のなかにはコケを腹満杯に食べているものがいるのです。それでも釣れないベテラン風の釣り師は「コケが全然ない」と言うのです。真実はどちらにあるのでしょうか、それは明らかです。普通の釣り師に見受けられる人でも5尾位は掛けていて、その半数にはコケが腹にあるのです。

  この日夕方、毛針と浮きを使ったチンチン釣りをしていた釣り師は16:00〜17:00に7尾ほどの釣果をあげていました。地元のチンチン釣り師は「ハリにはペンキを塗っている」「オトリになるサイズが半分以上混じっていいる」「オトリ代がいらないからいいよ」「友釣りより効率がいい」と私に話していました。

  今年の酒匂川は毛針釣りが好調であるということです。出水後、この日の友釣りと、毛針釣りの釣果の因果関係はあるのでしょうか。水アカ(コケ、珪藻)と毛針釣りの釣果は関係するのしょうか。 

 出水後、ないはずのコケがあるところにはあって、友釣りでいい思いをする人、ほどほどに満足をする人、泣く人がでるのです。 

 私はコケのことは全然知りませんし、釣れるのか釣れないのかはその日の最低釣果を基準にして判断することにしています。新聞情報で0尾〜28尾とあれば自分は0尾の可能性大と考えます。2尾から35尾であれば、私にも2尾は可能かなと考えるのです。

 (2001/06/18、横田俊英)

鮎釣りの部屋 山渓クラブ会員、日本野鳥の会会員 横田俊英

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7、6月12日(火) 曇り 7:30〜11:00 0尾(大会オトリ込み2尾)

   相模川水系の中津川 八菅橋上流



 バリバスの鮎釣り大会に出る。250名近い参加者。同じ時間帯の最高釣果はオトリ込み10尾、私と同じエリア(Aブロック)ではオトリ込み7尾、次いで6尾、4尾までが決勝進出。私はオトリ込み2尾。3割の人は釣果なし。マイナスの人が1割。1尾掛けて取れば上等といった状態。  決勝は30分ほど見ていたが1尾あがっただけ。最終結果は知らない。室田正氏が来ていて、決勝は10尾で優勝と語っていた。

  中津川の状況が悪いことは、挨拶に来ていた相模川第一漁協組合長さんの言葉の中に鮮明であった。宮ガ瀬ダムの放流が続いており、このため水温が低く鮎の活性が悪い。遡上は例年になく多いので7月過ぎてからの大転換があるかも。平日ということもあるが、中津川に鮎師の姿はなし。水流は白泡を吹いて流れるすごさ。それほどダムからの放流量が多い。今後1週間この状態がつづくという。

  中津川のバリバスの大会参加者は、この足でダイワ鮎マスターズの会場となっている相模川の高田橋付近(ほとんどの人が同大会決勝会場になる高田橋上流に入川)で下見をしていいた。 

 竿は9m。穂先は1.6mm、途中で1.8mmに付け替える。(1.8mmで最後の30分に瀬にオモリをかまして沈めてみたが駄目)緩い流れで2尾拾うの作戦がよかったと思う。

 カケバリ試合中でもあるに関わらずチラシバリをテスト。topへ戻る

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6、6月10日(日) 曇り時々晴れ 14:00〜17:00 2尾(18cm〜20cm)

   相模川水系の道志川(中道志) 此の間沢キャンプ場付近



 解禁後2日目の中道志川の此の間沢キャンプ場付近への釣行です。解禁日の釣果はオトリ屋さんの耳に届いたのでは2尾〜8尾程度ということでした。橋の上から様子を眺めておりましたら一人だけほとんど入れ掛かりをしている人がいました。支度をして川に降りたら入れ掛かり場所の下が空いたので、そこで竿を出しましたが(14:00〜15:00)、駄目でした。この間に鮎を掛けた人は私の下で竿を出した人一人だけでした。この人は解禁日を釣ったあとキャンプして釣っているのですが、この鮎が今日の1尾目だそうです。解禁日は8尾だったといってました。 

 場所を此の間沢のキャンプ場前に移すことにしました。広い釣り場に7名ほどしかいません。釣れないので皆が早々に退散したもののようです。移動中にキャンプ中の人に釣れ具合をたずねますとある場所を釣っていた人が5尾ほどになっているといいます。私もあちこちさぐって、2尾の鮎を手にしたのは5尾になったという人が去った後で同じところを釣ってのことです。長い瀬のある場所です。チラシばりをテスト中です。

  竿9m。穂先1.6mm。

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5、6月8日(金) 曇り時々晴れ 15:30〜17:00 1尾(12cm)

   相模川 高田橋上流



 不調のつづく相模川であることは知っているのですが、一度竿をだして見ようと高田橋上流に入川したのです。30分ほどで12cmの鮎が1尾掛かりましたが、その後は駄目でした。私の上手で釣っていた人が大きなニゴイを掛けて悪戦苦闘していました。私が玉編みですくってオトリは無事でした。下手で釣っていた人は私と同じ時間帯に1尾掛けただけでしたが、納竿時には4尾の鮎がありました。何時もこの当たりを釣況を観察している鮎師さんは不調の極みであると述べていた。監視員さんがきたので周りの人たちと釣況談義になりましたが、相模川および水系の中津川は不調が続いているとことを確認することになりました。それでも監視員さんからは相模川のいい場所を教えてもらうことができました。 

 さきほどの釣況ウォチャーさんからはいい話が聞くことができました。昨年7月末、三面川でいい釣りをしたということです。国道のかかる下流で100尾にとどかんとする大釣りを経験したということです。うらやましいですね。 

 釣況談義を通じても、今の状況では相模川より酒匂川の方がづっといいことが確認できました。 

 竿は9m。穂先1.6mm。2本チラシ。3本チラシを試しました。

(ここから下は日付順に記載しましたが、これからは新しい釣行記録を上に重ねていきます)

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1、5月24日(木) 小雨 11:00〜12:30 興津川 3尾(12cmから16cm)

 初釣行。釣り場は漁協前。向かいのおとりや兼食堂の「ささぶろ」で休憩し釣況を聞く。竿は9m、中硬硬、穂先1,4mm 。糸タングステン0.07、はりはガマカツの4本いかり。

 焼津で14:00から会議のため、1時間30分竿を出す。釣りの前吊り橋の上から30分ほど様子ながめ。ポツポツと釣れているのは黒い石のまわりと、そこから少し下がった場所。ささぶろのおばさんは、雨が少ないため、「興津川ではなく興津沢の様子です」と電話での問い合わせには答えているとのこと。昨日からの雨で少し増水、ほんのわずかに濁りはいる。

 仕掛けはノーマルで探ってみて、追いがない場合には背ばりを打つというパターン。最初の2尾は連続して空中でのバラシ。小さい鮎でありましたが、この年はじめての鮎を手にしたいという焦りで、竿をたてるのが早すぎた。3度目の正直で16cmの鮎を手にする。ちょうど地元テレビが取材にきていて、私の釣り上げた鮎を撮影させてくれといって、靴を脱いで川に入ろうとするのでこちらが岸辺に移動してタモ網のなかの鮎をみせました。16cmの鮎をみたカメラマンさんは「小さいですね」。私は「今ごろの鮎はこんなものです。でも姿は綺麗ですよ」と会話。カメラマンさんたちはその後、川の中の鮎を撮影していた。その方法はなかなかのアイデアもので、大きめの水槽を川につけて、ビデオカメラをそのなかに入れて撮影していました。

 みなさんも同じ方法で川のなかのビデオ撮影をしてみてはいかがでしょう。 ビデオ撮影はNHKで、地元静岡県の9:00少し前の地元限定で放送されたのを見てびっくり。私の釣り姿もテレビで放映されました。

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2、5月25日(金) 晴れと曇りの繰り返し 12:00〜15:00 興津川 6尾(11cmから15cm)

 釣り場は昨日と同じ漁協前。昨夜の雨で少し強い濁り。前日20尾釣った東京からきていた人は午前中は車の中で寝ているということです。監視員さんは30cmの増水のため、知らない人は昨日までオカだったところを釣っていたといっていました。ささぶろうで早い昼食をとって居たときの話でみんなで大笑い。実は釣り師には笑えない話なのですよね。

 釣りを始めたときにはまだ濁り強かったのですがが、こちらの釣りたい欲求は十分で、川には朝から釣り人が大勢いるので、あまりへそ曲がりもよろしくないと思って正午から竿を出す。納竿時の午後3時には濁りがとれていました。入れ掛かりは2時からの30分。14cmが中心であったが、11cmがきたあとは当たりがとまったので納竿。topへ戻る

 竿は9m、穂先1.8mm。14cmの鮎には強過ぎる状況で、鮎はまるでジャコつりの雰囲気でひらひら飛んできます。0.1号ナイロン糸、4本いかりで掛からないので、形状記憶の金属糸0.08に3本いかりで掛かり出す。今日もまたノーマルでは駄 目で背ばりを使い出す。石についた大きな鮎がギラギラしているにも関わらずこれを掛けることができませんでした。しつこく狙っておとりをいれたのですが、掛かりませんでした。こういう鮎は掛からない鮎と早めに判断する方が得策であったとおもいます。しかし、大きな鮎が石についてギラッ、ギラッと反転していますと、ついついそこで時間を費やしてしまいます。
 15cm、16cm程度のサイズの鮎ですと、何とか鮎釣りをしているような気にはなりますが、掛かったときの引きには不満足です。

 鮎の姿をみましたら明るいうちに家に帰りたくなったのです。4時にささぶろを出て、6時半には家に着きました。明日は狩野川の解禁ですが、土曜日の狩野川の解禁の込み合いを考えたら「止め止め」という気持ちになって帰ることにしたのです。ささぶうろに来ていたおばさんの話だと、鮎の味は興津川が狩野川よりずっと上ということであった。ささぶろには、鮎釣り名人たちの解禁祝いの酒が沢山陳列されていました。
 帰りがけ地元の釣り師に釣果を聞かれて答えたら、その人は昨日は半日で10尾だったと言っていました。初釣行の2日間、まずは鮎の顔をみて満足です。

 ささぶろうでは名物のおばさんが笑顔で迎えてくれました。定食のアジの塩焼きはうまいし、ラーメンもよくでたダシが効いていて結構でした。帰りにはダイヤアイスを安く売ってくれる。平日だとささぶろ横お無料の駐車場にいれられます。他の川が釣れないときの逃げ場として興津川は貴重な存在であるように思います。

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3、6月1日(金) 大体晴れ 11:00〜17:00 酒匂川 2尾(15cm〜16cm

 解禁前から相模川の様子をながめておりましたが、ダムの放流量が多いことで水温が上昇していないようでした。相模川水系の中津川の日向橋の下にはいつもならみえる魚影がありません。解禁の朝、一番にこの日向橋に足を運びましたが、川につかっている人の表情は冴えません。ここはパスすることにしましたが、翌日同じ場所にきて釣果を聞きましたら多い人は27尾釣り上げたそうです。ゼロの人もまた多かったようで、橋の上から川をながめていたら昨日のゼロ経験者に話しかけられました。

 その後川見のため下流に移動、馬渡橋付近も表情が冴えません。釣り大会会場予定地の釣れ具合をみておかなければなりませんから、中津川の八菅橋下に足を運びました。ここも水量が多く朝のうちは竿が立っていませんでした。その足でダイワ鮎マスターズの会場になっている相模川の高田橋に顔をだしましたが、ここも竿が立ちません。しかし、翌日に耳に入った情報では30尾ほど出た人もいたということです。 相模川水系は水況悪し、という判断で酒匂川に移動しました。

 酒匂川は御殿場線の松田駅付近から松田地区を下流に移動して釣況をながめて歩きました。木村おとり店前は9:00時点で10尾を超えている人が何人もいると、おとり店のおばさんが話していました。まあまあの釣況です。川全体を見ておくことが大事と思い、竿を出したいのをこらえて足柄橋と報徳橋の中間点にある杉山おとり店前に足を運びました。ここは水色はいいけれど、掛かるのはポツリホツリです。ところがこのポツリポツリが曲者で、一日釣ると20尾に届くのです。6月1日の解禁日は平均して15尾、翌2日の土曜日は20尾ほどになっていました。ここの一番下の流れがゆるくなった場所では1日の解禁日に60尾を越える釣果が出ました。同じ場所で翌日も30尾を超える釣果が出ました。

 私が竿を出したのは11:00から。17:00まで竿をだしてやっと2尾。付近では最低の釣果に悲しくなりました。

 竿は9m。穂先1.8mm。ハリは4本いかりと3本いかり。掛かったのは3本いかり。topへ戻る

 

4、6月2日(土) 晴れ 12:00〜18:00 酒匂川 7尾(12cm〜18cm)

 今日も相模川水系の中津川の日向橋と馬渡橋付近の釣果を確認(あまり数が出ていない)して上で、酒匂川に移動。お供は紀州犬メス犬のコマチです。酒匂川の様子は昨日で大体つかめました。足柄橋上流付近の様子を30分ほどながめました。ポツンポツンという掛かり具合で、楽しむには不十分です。足柄橋下流の杉山おとり店前に移動して様子ながめ。こちらの方が橋上流よりは掛かりがいいようで、相変わらずポツリポツリという掛かり。流れの強いところにオモリをつけて沈めるとよく掛かるというのが昨日のパターンだと杉山おとり店のおばさんが教えてくれたのですが、この釣りを私は昨日も今日もしませんでした。川から上がったら「オモリをかまして沈めたら入れ係でした」と話しかけてきた人がいました。17尾ほどになったそうです。

 16:00〜18:00にはおとり店前を探ってみることにしました。日中あまり人がいなかった浅瀬です。そこは駄目で、そこから人が少なくなったのでつり下がり、5尾を掛けました。この5尾は18cmのとっておきのオトリを使って掛けたものですが、掛かってきた鮎が小さかったり、腹掛かりだったものですからオトリ交換なしで使いました。 この間にカジカが1尾掛かりました。ヨシノボリ1尾もありました。

 釣り終わって杉山オトリ店に顔を出しましたら、車の中で泊まるという人たち3人ほどが居て、杉山さんが出前をまとめてくれたので、ニラレバ定食で夕食にしました。2人は20尾ほどになったといってました。ビールとウイスキーを飲んで鮎釣り談義が盛り上がりました。杉山順一さんとその奥さんの貴重な鮎釣りの話が聞けて楽しい一時でした。

 竿は9m。穂先1.8mm。topへ戻る

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 (その他、6月3日(日))

 翌6月3日(土)は、相模川の釣り大会会場の下見に出かけました。竿を出すべきなのですが、疲れるの午後も2時をまわってから現場に到着したので、人の釣りを見ておりました。中津川の八菅橋上流での釣りを見ておりましたが、オトリが変わるとパラパラと釣れておりました。大会で自分が入ろうと思っている場所では誰も竿を出していませんでした。

 相模川の高田橋付近は、ダイヤ鮎マスターズの会場です。夕方の4時をまわりますと釣り人はうんと減っていました。高田橋上流に入る計画でいるので、そこに車を停めて3人ほどいる釣り人の様子をながめていましたが、川には行っている見覚えのある青年は左利きの強者でした。川岸には名手のK氏がおりました。

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鮎の友釣りと夏は夕暮れ←ホームへ
 「犬をつれての散歩はいいものだ」と、多摩川の支流の秋川べりを夕方に犬を散歩に連れ出している人々の姿を見かけてつくづくそう思いました。景色がよくて自動車道と分離されている道での散歩はそれ自体気持ちがよいものですが、散歩のお供に犬がいればそれは最高です。

 私はその姿を鮎釣りをしながら眺めておりました。鮎の友釣りは、鮎が縄張りをもつ習性のうえになりたっておりまして、鮎の夕食時のことを「夕ばみ」といいますが、この夕ばみの行動にでるときに鮎は釣りばりによくかかります。ですから私のように家から釣り場までが至近の鮎師は、夏の休日の夕暮れには川のなかにいることが多いのです。遠来の友釣りの人々が帰ったあとの静かな楽しい一時でもあります。

 散歩のことです。炎天の夏の陽も夕方にはその威力を弱めますから散歩しどきです。「夏は夕暮れ」とはどんなことを言っているのか忘れましたが、夏の河原の夕暮れ時は風情があるものです。

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2000鮎釣り  釣行と釣果←ホームへ

1、5月21日(日) 興津川 10尾 12p〜17p。



 10:00~16:00,12:00~13:00休憩、がまかつアルステイジ超硬8.1m。

2、6月1日(木) 中津川 10尾 10p〜17p。  



 9:00~15:30,12:00~14:00休憩、晴れ、がまかつ早瀬スペシャル9.5m。

3、6月4日(日) 桂川 5尾 12p〜18p、他に山女魚19pが1尾。  



 12:00~14:00、晴れ、ダイワ銀影センサー中硬硬9m。

4、6月12日(日) 秋川 12尾 13p〜18p。  



 9:00~16:00、館屋前、小雨、ダイワ旧レジェンド中硬硬9m、ダイワ村雨中硬9.5m。  

 漁協関係者が館屋前にて11:00に釣果 を聞いて回っていたので訪ねたところその数は、40、30、20、15、13、10、7、6、6、5、5、4、4、3、3、2、2、1、0といったところ。40尾の竿頭の人はその後10尾ほど追加して納竿したようです。前日夕刻に川見を兼ねて年券を求めに館屋に出かけました。ここは恒例によって前日泊の車で河原は混雑しておりました。解禁日の館屋前には有名人が顔を見せますが、午後になってから私の横に何とか結びのY名人が入って竿を出しておりました。名人の釣果 は時あいの悪さもあって大して伸びていませんでしたが、隣の人に接近したりして不要のプレッシャーをかけないところは流石に一流の釣り師であると感心しました。解禁日の館屋前は名人達の釣が間近に見られる絶好の機会です。ここで地元のK名人の見事なチャラ瀬釣を見ましたし、別 のK名人の8.1m竿での鮮やかな瀬釣りも見ました。また日本一の荒瀬釣師のN名人は9mの竿でチャラ瀬を釣っておりました。『月刊つり人』のリポーターの賑やかな釣姿を見たのもここでした。

5、6月17日(土) 中道志川 13尾 12p〜18p。  



 2:00~17:00、雨のち小雨、がまかつアルステイジ超硬8.1m。

6、6月18日(日) 中道志川 7尾 13p〜19p、35pを優に超す虹鱒に糸切られる。  



 16:00~15:30、晴れ、がまかつアルステイジ超硬8.1m。

7、6月22日(木) 中津川 4尾 13p〜16p。  



 8:00~10:00、晴れ。

 マミヤOPのジムニーカップ南関東大会。予選通過は6尾。開始早々の根掛かり放流(金属糸0.03)の編み越み部分がすっぽ抜ける。マミヤOPインストラクター渓本流抜き8m。

8、6月25日(日) 中津川 1尾、中道志川 11尾 、合計12尾。  



 中津川 10:00~11:30、がまかつ早瀬スペシャル9.5m。中道志川 15:00~19:00、がまかつアルステイジ超硬8.1m。

9、6月28日(水) 中津川 3尾  



 16:45~19:00、がまかつアルステイジ超硬8.1m。

 梅雨全線の動きが活発で伊豆半島の河津川、狩野川には濁りが入って釣にならず。酒匂川も同様。道志川の上流部も濁りが入り、釣ができるかできないかの際どい状況。中津川と相模川は上流にダムがあるため濁りはなし。強い雨が降った場合の各河川の状況を見るいい機会となった。  中津川の八菅橋付近を見て回り、河原の上流部の瀞場で鮎が飛び跳ねているのでたまらず竿を出す。目印付近で跳ねているのに掛からず。後で瀞場に踏み込むと底はずぶずぶと沈む泥でわずかに小石がある程度。浅場は泥がないのでそこに囮(おとり)を送って15pの痩せた鮎を掛ける。雨上がりの夕日がきれいだなと思いながら瀞場の上下の瀬を探り、17p、18pの元気な鮎を手にする。初めての釣場であった。 10、以後9月中旬まで家の近くの川で鮎釣り。9月初旬の異例の暑さには閉口した。 11、秋になって日本犬の展覧会が始まったので、川から足が遠のく。相模川は漁期が遅くまであると思っていたが、10月中旬には囮(おとり)屋さんはもう囮(おとり)を置いていなかった。相模川の上流部の道志川の今年の鮎は成熟が早く始まり、8月末には胞卵しサビも出ていた。道志橋直下で掛けた鮎は腹が赤いのでウグイと思って取り寄せたらサビた鮎であった。

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1999年鮎釣り−その1− ←ホームへ

 6月1日解禁に初釣行、相模川へ

 7:00家を出る。川の様子、釣場の様子、釣れ具合の様子、今年釣るべき場所の観察を先にやるべく、上手から見て回る。どこも大した釣果 はなし。特に上大島のキャンプ場の囮屋前は最悪。どこも釣れない、瀬にはだれも入っていないので、ここで試し釣りをする。10時から一時間竿を出す。25センチの腹の赤い鮠が飛んできた。竿はガマ8・1mのアルステイジ超硬の1・8mm穂先。糸はダイワのナイロン0・1号。掛け針に三本ちらしを使ってみる。強い流れでくる。

 保育園裏の釣場でちらりほらりと釣れているので、この場所を経験しておくために竿を出す。30分ほどしたところで小さな鮠が飛んできたのと、周りも皆駄 目なのでやめにする。竿と仕掛けは前と同じ。   

 日向橋の食道で日本酒とラーメンで休息。

 15:00から18:00、橋の上流で竿を出す。4:15−5:15に11尾。最初の一尾はいい引きをしたが溜めているうちにバレる。以後、13センチ程度のものが入れ掛かり。3本いかり。ノーマル仕掛けで当たりが遠のけば背鈎を打つ。ゆるい平瀬の流れ、石の頭、石の脇で出る。石裏は駄 目。竿はガマ9・5m早瀬スペシャル、1・8mm穂先。糸は0・03号。送り出して根掛かりしたら、切れた。先端部がカール。囮(おとり)は回収。糸は電車結びで応急修理。以後トラブルはなし。

{この日の反省、考えたこと}

@11尾を釣った場所は調子の良さそうな場所ではなかったが、場所を移動しながら釣ることができること事、初めての釣場を経験するという観点で、日向橋の上流に入川する。

A16:15−17:00に私ひとりが入れ掛かり。周囲は人は時間がきたためうんと減っていた。

B釣れなくても希望を最後まで捨てないで粘り抜くと最後は微笑むこともある。

C自分で良く考えて、自分の納得のゆく釣りをすること。

D竿は短いものでも釣りになるし、操作性がよい。また楽である。沖出しに難があるが、ぶん投げで対応するとよい。

E8・1mの竿は使える。9mに始まって、10mに延長し、9・5mに縮まった竿がさらに縮まって9mになるべく、ガマカツ・アルステイジ早瀬抜き9mを買おうとしたらなし、9mプロもなし、仕方なく8・1mアルステイジ超硬(定価十一万一千円)を買う。昨年ガマカツの超硬スペシャル8・5mを15%OFFで買い、一応の納得できる竿だったので、8.1mにもが動く。買ってから竿を振り比べて分かったことであるが、8・5m超硬スペシャルに比べて8・1mアルステイジ超硬はしなりがある。このしなり具合がいいので使えると判断。瀬でもよいし、道志川、秋川などの小河川で使えるとも考えた。  

  

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1999年私の鮎釣ーその2ー←ホームへ



 
1999・6・5 中津川     

     15:00から18:00 10尾(12センチから17センチ)     

     山女魚 12センチ、21センチ各1。

1999・6・6 桂川          

     10:30から15:30 10尾(15センチから20センチ)¥

1999・6・13 笛吹川    

     9:30から12:00   

     3尾(15センチから17センチ)

1999・6・13 秋川     

     3:00から17:30  

     2尾(14センチ、15センチ)

1999・6・17 酒匂川     

     11:00から12:40 2尾(12センチ)、囮にならず。45センチほどの虹鱒に糸を切られる。手もとまで来たがメタル0.1号をあっさり切られる。時間がきたのでこれで止める。杉山囮店下の小さな瀬に続く長いたるみでよく釣れていた。サイズは21センチ級も。    

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98私の鮎釣りの記憶←ホームへ

 一九九八年二月下旬に東京の下町、亀戸から湖の街、神奈川県相模湖町に引っ越した。昨年6月下旬から引っ越しまでの九カ月間は、急な住まいの建築に精力を裂かれる結果 となり、好きな川釣りはほとんど放棄状態であった。

  相模湖町が好きで十年以上前に小さな中古住宅を買い求めていたのであるが、子育てや通 勤等さまざまな理由により、利用が難しいことから、幸いこの家の借り手があったので、人に貸したまま、都心の下町暮らしを続けてきた。

 それが最近になって共働きの妻が相模湖町に越したいと強く主張するようになったので泣く子と地頭には勝てないということで、現地の畑地の安い土地を世話してもらって小さな家を建てることになった。

 川釣りの好きな私は、車で遠出することなく、手近に釣りができることになるので、妻の主張には渋々を装って越すことにしたのである。資金の手当て、間取りの設計など人任せにできない事項が多く、また引っ越しという大事件に対して心の準備をするということもあって、一連の仕事に打ち込んできた。そのためエントリーしていた四つほどの鮎釣り大会をキャンセルした。

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'97鮎釣の記録←ホームへ

 6月1日、一時間半0尾。

 那珂川解禁釣行。

 妻の伸子をドライブがてらに連れ出した。茂木町のグリーンホテルに泊まる。ツインで一人一万五千円。土曜日は釣具屋「めだか」で用具を三〇〇〇円ほど買って、釣り場情報を仕入れる。日曜は二時から三時半までの一時間半、町裏のおとり小屋の前で釣る。釣果 なし。ホテルの温泉で三〇分。竿は9.5m、村雨。

 6月7日、3時間4尾。

 秋川解禁釣行。

 長男のカズと出かける。昼近くの11:30に首都高の船堀にのる。一時間で滝山街道に、ここから30分でガスト。遅い昼食をとる。

 グランド前の対岸のおとり小屋でカズと二人分の年券六千五百円を求める。ここでは一時間で一尾。館屋前で五時から七時までの二時間で3尾。

 竿は9.5m、村雨。

 感想 @養殖あゆの肌のざらつきを強く意識する、感触として意識したのははじめてのこと。A9.5m竿は竿を左手だけで何とか操作できる。軽い竿は竿操作が楽。従っておとりのコントロールがしやすい。B

藤野ナイロンの0.07ターボはちゃら瀬でおばせは効かない。そのまま瀬に移動するにはいいだろう。Cちゃら瀬でおとりを意のままに操作するといった芸は私とは縁遠いこと。

 私の1997年の鮎釣りはここまでしか記録がありません。忙しい用事ができたことと台風の影響もあったのでしょう。

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鮎の釣り竿 がまかつ 早瀬スペシャル9.5m←ホームへ

 ( 定価17万5千円の15%引き15万6千円)

1998年6月18日、相模原市のT店で。

 275gの表示どおりの目方でピタリ、ダイワの270g表示の村雨は273gであった。

 買った動機は



@9・5mの竿が今の私の釣りに合っており、9・5m村雨中硬273gより強い竿が欲しかったこと。

Aハタ銃砲釣り具店の展示でがまかつの安くて優れた竿があるのを手にとって確かめたこと。その竿は持って軽く、張りがあり、振ると穂先の収まりの良い素晴らしい竿であり、ダイワの35万円の競技(赤竿)にひけをとらなかった。

BT店で4度ほど他の竿と比べっこをして五度目で買う。

Cこの間に比較したがまかつの竿は競技スペシャル、シムカで、シムカの引き抜き早瀬MH9・5、280g、21万円。持った時の軽さを優先した。9・0mの竿は私の釣りスタイルに合わないものとして外した。また9・0であればレジェンド10・0中硬硬に袴、センサー9・0と10・0中硬硬のマルチレングスで対応する。

 使用感(98/6・22)



 6月20日、6月21日に使用。6・20には20センチ70グラム含み七尾、6月21日には17・8cm含み四尾。

 「村雨中硬」に比べおとりを引くのが楽、村雨は瀬では引けない。ポイント移動が楽。持ち重り感は同等もしくは少し軽い。抜きはこちらがずっと楽、浮かしも楽。村雨では17センチの鮎に翻弄される。鮎を引き上げる操作感というか引くときのパワーはレジェンドには劣る。

 しかし、レジェンドでは瀬の引きが9mではゴトゴツした感じであるのがソフト。村雨ではグニャグニャという感じ。早瀬スペシャルは細かい操作が楽にできる。竿の対応域の広さを感じさせる。もう少しの竿の張りと胴の強さがあってもよいと思うが、それを求めるなら一クラス上のモデルを買いなさいということになるのだろう。

 竿の重さというか、持ち重り感ということになると9・5mではこれが限界。これ以上重くなると持ち姿が崩れてしまう。

 がまかつの営業員さんの説明では9・5mは胴にのっている。9mは店頭調子が素晴らしい。9・5mは使ってみれば素晴らしさが分かる竿だという。

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鮎釣り出動のチェックリスト←ホームへ

 鮎用具類



@竿=二本、他

A仕掛け=道糸、天井糸、仕掛け入れ、糸巻き、鋏、掛け針、鉛、他

Bウエーダー、タイツ、シュウズ、たび、ベルト、ベスト

C衣類=アンダーシャツ3枚、長袖シャツ2枚、アンダータイツ、ショウトパンツ、ソックス、帽子、雨具、他

D装備=タモ、引き船、おとり缶、エアーポンプ、電池クーラー、氷、サングラス、固着外し、塗れ用具入れバッグ、カメラ、フィルム、他

E他    

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鮎釣りの部屋 山渓クラブ会員、日本野鳥の会会員 横田俊英