容量表記の意味をもつ「容量線入りグラス推進」のための委員会報告
(委員長 小野威・計量士
計量計測の様々なこと、エッセーとニュースなど 
容量表記の意味をもつ「容量線入りグラス推進」のための委員会報告(委員長 小野威・計量士)

容量表記の意味をもつ「容量線入りグラス推進」
のための委員会報告(委員長 小野威・計量士)


黒坂氏撮影の容量線入りグラス。0.25Lのジョッキ。

容量表記の意味をもつ「容量線入りグラス推進」
のための委員会報告(委員長 小野威・計量士)


黒坂氏撮影の容量線入りグラス。0.5Lのジョッキ。

容量表記の意味をもつ「容量線入りグラス推進」
のための委員会報告(委員長 小野威・計量士)


黒坂氏撮影の容量線入りグラス。
富士桜高原ビールの300mlのグラス。

容量表記の意味をもつ「容量線入りグラス推進」
のための委員会報告(委員長 小野威・計量士)


黒坂氏撮影の容量線入りグラス。
富士桜高原ビールの300mlのグラス。

(タイトル)
容量表記の意味をもつ「容量線入りグラス推進」のための委員会報告(委員長 小野威・計量士)

(本文)

 第9回関東甲信越地区計量団体連絡協議会に組織されている:容量線入りグラス推進委員会が下記の要領で開催されましたので報告いたします。

日時 2018年11月12日(月)14時~
場所 東京都千代田区にある計機健保会館 5階 第2会議室
議題 各委員の今年7月からの活動報告
今後の活動方針と活動内容
次回開催日
参加者 佐藤孝、大岡紀美子、黒坂篤志、栗原良一、荒川邦夫、北野芳男、小野威の各委員。なお、金井喜久雄、佐藤竹一郎、清水健次、森克己の各委員は欠席。

 11名の委員のうち7名の委員の参加で委員会が始まりました。
各委員から2018年7月から今日までの調査結果の報告が行われました。

1、小野委員長:計量新報社へ掲載した第8回委員会の記事の説明
1、11月1日の神奈川県計量フェアにおける
1、容量線入りグラスの展示について
黒坂委員 東洋佐々木ガラス(株)について。ロイヤルホストのワインデキャンタについて。いきなりステーキの量り売りに関して(テレビ番組)。
栗原委員 11月1日の埼玉県計量フェアにおける容量線入りグラスの展示に関して。
佐藤委員 11月1日の神奈川県計量フェアにおける容量線入りグラスの展示について。
大岡委員 東京都計量フェアに関して。
荒川委員 東京都計量フェアに関して。

A、各委員からの報告の要約を下記に示します。
1、小野委員長からは第8回容量線入りグラス推進委員会報告の原稿を日本計量新報社に送り記事として掲載されたとの事でした。今回初めての試みとして11月1日に開催された神奈川県計量フェアにおいて容量線入りグラスを展示する場所を確保し東京都計量検定所から借りた容量線入りグラスと容量線入りグラス推進委員会のポスターを展示しました。来場者に容量線入りグラスの説明を行いアンケートに答えてもらいました。今まで容量線入りグラスを一般の皆様が目にする機会が全く無かったので良い機会でありアンケートの実施により参考になる意見等を集めることが出来たことは容量線入りグラス推進委員会にとって非常に有意義でありました。
 今回の展示で感じたことですが、ほとんど対面販売における計量に関心が無く、店等を信じている信頼関係で成り立っており、消費者の目線で考えることがない傾向が強く、居酒屋やレストランにおいては雰囲気重視で楽しく飲めればよいとの認識で、容量線入りグラスはあればよいがそれ程必要性は無いとの事でした。容量等を確認することは“けち”と思われるとの意見もありました。積極的に容量線入りグラスの導入に賛同する意見が無かったことは残念であり、また、行政が計量法の適用によって積極的に動くことが重要であるとの意見もありました。

B、アンケート結果の主な意見。
1、メニューの容量表示やグラスの導入は店の信用度が上がる。
1、メニューに容量表示があれば容量は気にしない(店の信用の問題)。
1、メニューに容量表示はあったほうがよいが特に気にならない。
1、容量線入りグラスがあるのは非常に良い(1名)。
1、容量線入りグラスの必要性は感じるが無くても問題ない。
1、容量は気にしない。楽しく飲めればよい。店の雰囲気重視。
1、新しいグラスの導入でビール等の価格が上がるので必要ない。
1、容量線入りはかっこよくない。マークであれば良いかも。
1、容量を気にするのは“けち”みたいでいやだ。
1、酒量がわかるグラス等は飲んだ量がわかるので自分のためには良い。
1、EU等と日本では考え方が違う。(計量に対する考え方)
1、容量や品物も重さは気にすることが無い。(価格主体)
 
C、黒坂委員からは佐々木硝子のホームページには容量線入りジョッキの表示はなく酒グラスのみであったとの事でした。

 ロイヤルホストのワインのデキャンタについての説明がありメニューには容量は表示されておらずグラスワイン約4杯分との表示があり500mlの容量線が入っているデキャンタの容量線までワインが入っていたとの事でした。また、テレビ番組のいきなりステーキの量り売りについての説明がありました。

D、栗原委員からは今回初めての試みとして11月1日に開催された埼玉県の“県民計量ひろば”において荒川氏から提供された容量線入りグラスを展示したとの説明がありました。

 展示したときの状況としてはほとんどの人達が興味を示さず、容量線入りグラスに関しては否定的な意見が多かったとの事でしたが、一人だけ大いに賛成してくれたとの事でした。

D、佐藤委員からは神奈川県の計量フェアでの容量線入りグラスの展示を行なった結果について説明がありました。

 カガミクリスタルや東洋佐々木ガラス(株)のホームページに容量線入りグラスの写真や情報がありそれらのグラスが市販されていたが、最近はそれらのホームページに容量線入りグラスの写真や情報なくなっているとの事について確認して結果、両社のホームページから容量線入りグラスの情報が消えており、その原因は不明であるとの事でした。

E、大岡委員及び荒川委員からは昨年同様東京都の計量フェアで容量線入りグラスの展示を行った結果についての説明がありました。

 来場者から意見としては昨年同様否定的に意見が多かったが、EU訪問の経験がある一人から大いに賛成との意見があったとの事でした。

F、感想。

 今後の活動方針としては、今までの調査結果および今回の計量フェアにおける消費者の感想や意見から容量線入りグラスの導入は日本の風土には合わない傾向が強く感じられており、約20年前にもこのような試みは消滅している現状から消費者の意識が変わらない限りメニューの容量表示や容量線入りグラスの導入は非常にハードルが高いと思われます。
 次回の委員会では今後の委員会の活動の方向性を検討していくことにしています。今後の委員会の活動について各委員の意見の確認。

G、第10回の委員会は2019年2月8日(金)の14時から計機会館で開催予定です。

H、ラ・カシェット(神楽坂)訪問記

 黒坂氏の情報で神楽坂にエチゴビールを提供しているところがあるとのことで委員会終了後、佐藤氏、大岡氏、黒坂氏、北野氏、小野の5名で神楽坂にあるラ・カシェットに行きました。

 この店には様々な世界のビールや地ビールがあり数種類のエチゴビールもありました。ほとんどがビンビールでメニューにはビンビールの容量の表示がありました。また、EUからの輸入ビールにはメーカから提供されている容量線入りグラスが使用されておりましたが、容量線は関係なくメーカから提供されているグラスとし使用しているとの事でした。

 今回の大きな発見として日本の地ビールメーカのグラスで容量線が入っているグラスが在りました。そのメーカからはビンビールで提供されておりましたが日本のメーカから提供されているグラスに容量線が入っているのは非常に珍しいことでした。

 そのグラスを確認したところ地ビールメーカの富士桜高原ビールであることがわかりましたので今後機会があればどうして容量線入りグラスの提供を行っているのか等の話を聞きたいと思っております。

 エチゴビールをはじめ様々な国のビールや地ビールを楽しみましたが、全く予想していなかった日本の地ビールメーカが容量線入りグラスを提供していることが発見できた事は非常に有意義な訪問であったと思っております。

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計量計測の様々なこと、エッセーとニュースなど 
計量計測の様々なこと、エッセーとニュースなど 

容量表記の意味をもつ「容量線入りグラス推進」のための委員会報告(委員長 小野威・計量士)
自動はかりを検定制度「生まれてよかった」にしたい(メジャーテックツルミ会長 横須賀健治)
計測技術の発展と予測(応用計測研究所(株) 鴨下隆志)
漢詩 小さな幸せ(作詞 岡 千風 計量士)
三重県亀山市関町にあった東海道関宿を歩く(三重県計量士会 計量士 児玉功)
NHK紅白出場歌手の詩吟教室での70の手習い(兵庫県計量協会 計量士 松本幸三)

計量計測のエッセー


計量計測のエッセー ( 2018年1月22日から日本計量新報の社説と同じ内容の論説です)

キログラムは新定義を満足させたうえ50 µgから10 µgに精度向上
質量と重量の違い及び質量の単位キログラムの定義変更
規則に照らせば不正でも総合性能としては問題ない事柄
バベルの塔とノアの箱舟の伝説と旧カヤバ工業の免震性能偽装
計量と計測は人の間にどのようにかかわるか
自動ハカリの検定実施は日本の計量制度に大きな転換をもたらす
2018年11月16日開催の国際度量衡総会で質量の単位キログラム(kg)を定義変更
日本人の頭骨の変化を計測値が示す副題(鎌倉時代の日本人の頭は前後に長い形をしていた)
優良事業所が適正計量管理事業所の指定を受ける社会的責任
計測の目的と求められる確かを考える
地方計量行政の模範県を躊躇なく真似たい
自動ハカリの指定検定機関制度と行政組織の関わり方
1%の検定で計量の安全を実現している日本の計量制度
自動ハカリの指定定期検査機関の動向を観察する
計測の在り方と計測値の表示をめぐる諸事情
計量協会webサイトから日本の計量行政の未来が見える
光波干渉測定システムはアインシュタインの理論を事実として確認した
収賄で終身刑になる中国要人と首相をかばい罪に問われる日本の官僚

ウィキペディアによる計量の世界の説明は1割ほど
時代の波と計量器産業の浮き沈み
世界でも範たる状態を築いている日本の計量行政
中国では日本以上の人口減少状態が出現している
ハカリの定期検査実施漏れは計量憲法である計量法違反だ
城下町の鍛冶屋が日本の産業の元になった
山口高志投手の球がベース通過時点で一番速かった
福島産の農産物と海産物と放射線測定器
通信と自己診断機能は計量器の法制度を変える
計れと人を管理したQC運動に対比される品質工学
モノの数量表現と性質表現の仕組みである国際単位系(SI)
計量法の実質の内容を変える政省令の理解と解釈
ハンドルで曲がらずブレーキで車は止まらない
計量計測のエッセー

学校は記憶容量とアプリケーションを確認するところ
計量検定所長の仕事は検査機関運営費をたっぷりと確保すること
社会の計量の安全の確保は住民サービスの基礎
神鋼素材は計測器性能に影響がない
田中舘愛橘の志賀潔と中村清二への教え方





自動ハカリの検定実施は日本の計量制度に大きな転換をもたらす
2018年11月16日開催の国際度量衡総会で質量の単位キログラム(kg)を定義変更
事実は小説よりも奇なり 二つの事件
計測システムがわかることが計測における教養だ
世の中は計測でできている
計測の目的と精密さの実現の整合
日本人の頭骨の変化を計測値が示す副題(鎌倉時代の日本人の頭は前後に長い形をしていた)
優良事業所が適正計量管理事業所の指定を受ける社会的責任
計測の目的と求められる確かを考える
地方計量行政の模範県を躊躇なく真似たい
自動ハカリの指定検定機関制度と行政組織の関わり方
1%の検定で計量の安全を実現している日本の計量制度

学校は記憶容量とアプリケーションを確認するところ
計量検定所長の仕事は検査機関運営費をたっぷりと確保すること
社会の計量の安全の確保は住民サービスの基礎
神鋼素材は計測器性能に影響がない
田中舘愛橘の志賀潔と中村清二への教え方

 
旅のエッセー集 essay and journey(essay of journey) 

滋賀県・草津市の宿で王将の餃子をたべた

京都三条の街は気詰まりで滅入る

神戸は港町だが山の街でもあり大都市だ


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霧ヶ峰 雪景色

秩父札所二十四番 光智山法泉寺

6月24日の霧ヶ峰高原道路だ。強清水から車山・肩駐車場に向かって走る

正月の下呂温泉は一夜にして白銀の世界になった

上高地 晩夏

風の子の子供たちですが人は風邪を引いてはなりません

川崎大師平間寺で願い事をする

霧ヶ峰高原の八島湿原の周りに出現する景色(2)
薄く積もった雪道を踏みしめる。クロカン四駆の世界だ。

霧ヶ峰高原の八島湿原の周りに出現する景色

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霧ヶ峰高原 晩秋

和歌山市加太港の浜に立つ

山梨県牧丘村で秋の風景に出会った。今は新しい市になっているがその名は知らない。

ダイヤモンド富士

酉の市(おとりさま)

浅草の浅草寺界隈に足を向けた 外人がいて蜘蛛の巣の鉄塔が見えた

旧塩山の恵林寺界隈を見物した

仙台藩と青葉城

カラスウリが赤くなって秋です

スズランが赤い実を付ける秋の始まりです
 
 
 
旅のエッセー集 essay and journey(essay of journey) 

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