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夏の緑の濃さが心にしみた
The deep green of summer touched my heart
夏の緑の濃さが心にしみた
森夏之
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夏の緑の濃さが心にしみた 森夏之
夏の緑の濃さが心にしみた 森夏之
八島湿原。2025年７月11日撮影。湖面の標高は1,630ｍ。1939年(昭和14年)に国の天然記念物に指定。湿原のミズゴケの種類は18種。八島ヶ原湿原の約490倍の釧路湿原とほぼ同じ数。面積は43.2ヘクタール、泥炭層は8.05ｍの深さ。ヨシ、アゼスゲ、カサスゲなどで成立しているヨシ・スゲ泥炭。中間はオオミズゴケ、ワラミズゴケなどで成立しているヌマガヤ湿原。高層部分はイボミズゴケ、チャミズゴケ、ムラサキミズゴケ/ワタスゲ、ミカヅキグサ/ツルコケモモ、ヒメシャクナゲなどで構成されているミズゴケ湿原。八島ヶ原湿原は周辺の森林化や降雨量の減少などに伴い乾燥化が進んでいる。
夏の緑の濃さが心にしみた 森夏之
2025年７月11日撮影。アザミにはエゾアザミとわざわざ説明の札が添えてあった。ヒョウモンチョウはアザミにこだわって蜜を吸っていた。
同じ標高にある近くの山荘の二階のバルコニーで子育てをするシジュウカラは芋虫を運び、雛の糞を咥えて外に出て、また芋虫を忙しく運ぶ。夏が弾けて全ての命が輝いている。
夏の緑の濃さが心にしみた 森夏之
2025年７月11日撮影。ヨツバシオガマにシジミチョウがとまる。八島湿原で。芋虫から蝶になったのか、成虫のまま冬を越えたのか。
夏の緑の濃さが心にしみた 森夏之
信州ビーナスライン車山高原。2025年７月11日撮影。６月にはレンゲツツジ、７月からはニッコウキスゲの花が咲く。この日はニッコーキスゲの最盛期であったが花は鹿よけの電気柵の中だけで咲いていた。車山(1925m)を主峰とする車山高原は霧ヶ峰、蝶々深山、白樺湖によって囲まれた火山高原。火山活動によって緩い形状のアスピーテ型に。
夏の緑の濃さが心にしみた 森夏之
富山市と奥飛騨を結ぶ幹線道路。細入に道の駅に続くダム近くの景色。2025年７月11日撮影。晴れていて緑の濃さが日本の夏であると思われて心が動く。
（タイトル）
夏の緑の濃さが心にしみた 森夏之
（本文）
2025年7月17日（木）、雨。昨日からの雨が続いている。二日間か、二日半の雨。湿気が強い。室内の気温は20℃。
湿気が強いので喫茶室から二階のベッドわきにパソコンを移して作業。
二階のバルコニーのシジュウカラの姿を何日か見ないので育雛を放棄したのではないかと昨日に判断していた。この日はベッドの上でスマホで調べものをして午後１時まで過ごしていているとバルコニーに据えた巣箱にシジュウカラが出入りするのが見えた。二匹が芋虫を運び雛の白い糞を運び出した。諦めていたのに雛を育てていたのだ。嬉しくなった。芋虫を運ぶのを何度も見て、二匹で巣箱に入るのを見て、やはり子育てをしていたと確かめる。
週間ほど前に何もいないだろうと巣箱を家に入れて光を当てて覗いた時に一羽のシジュウカラがじっとこちらを見ていたのは錯覚だったのか、あるいは途中で子育てを放棄したのか、あるいは産卵しなかったのかと、寂しく思ていたのであった。
ベッドのそばで子育てをする野鳥の暮らしがあることをうれしく思う。
今日一日で一番の喜びである。
同じ木曜日の先週に富山市に用足しにでかけたのであったがその関係の区切りが一週間して付いた。ほっとしてひと休みということになった。
帰りに八島湿原、霧ケ峰、車山高原を通った。久しぶりの景色に感激する。それよりも安房峠と富山市の行き来では何度も通った道の夏の景色が心にしみた。日本の夏と山の緑とその濃さに。写真はその時に撮影した。この日のあとに雨がつづいていて梅雨明けは2025年7月17日（木）現在はまだ持ち越されたままだ。
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2025-07-17-the-deep-green-of-summer-touched-my-heart-
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