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紀州犬物語 日本犬の飼育上の注意)(3) (執筆 横田俊英)

(副題)日本犬の飼育上の注意)


その1 犬用ケージはバリケンネルにつきます
その2 犬は何でもかじる 床柱のども無惨です
その3 庭の芝生は直ぐ無くなる 穴も掘られます
その4 紀州犬用のケージの適正サイズは
その5 犬が落ち着くケージとは
その6 紀州犬、柴犬を家の中で飼うと抜け毛の掃除に手間がかかります
その7 フィラリア対策は定期的な投薬につきます

1、犬用ケージはバリケンネルにつきます
 紀州犬用の室内ケージおよび移送ケージにつきましては、経験上次のことが言えます。  ケージは前面だけが空いたプラスチックケージで、左右の上部に金網の格子をはめ込んだものがいいようです。具体的には米国製のバリケンネル。スカイケンネルの名で流通しているものもありますが、バリケンネルと同じものです。このバリケンネルあるいはスカイケンネルは実績から見て一番の信頼性、安全性を備えていると思います。

 犬は歯がたつ部分にはガリガリとやりたいようでちょとした出っ張りや、開口部にプラスチックなどが着いていますと、そこには歯をたてられると考えていいでしょう。バリケンネルでないケージのそのような部分をガリガリやられて大いに困りました。木製の犬小屋を家の中に置いて前に金網の格子を付けておきましたが、ちょっとした隙間から歯をたててガリガリやられました。また屋外の犬小屋の中にバリケンネルをセットしておきますと、外部のプラスチックはむき出しですから、そこをガリガリやられます。

2、犬は何でもかじる 床柱のども無惨ですTOPへ戻る
 余談になりますが、犬を家の中に離しておきますと何でもガリガリやるものと考えておいてください。玄関の靴、床の間の柱、イスの足、テーブルの足、ソファーの角、ブラインドの金属の羽根、フローリングへの爪たて(家に入れたときに喜んで走りますが、ブレーキを掛けると転ぶのですが、そのときに爪がたちます)、畳ひっかきなど、私はすべて「被害」を受けています。とくに子犬で訓練されていない時期にこの傾向が顕著ですから注意してほしいものです。

3、庭の芝生は直ぐ無くなる 穴も掘られます
 また、庭に離しておいても同じことで手当たり次第何でもかじるものと考えておかなくてはなりません。庭の芝生は爪ではがされますし、穴も掘られます。植木もかじられます。自動車のバンパーなど犬の好物です。歯をカリと当てたときの手応えがいいんでしょうね。東京都足立区のYさんは同じ失敗を2度もしております。

 そのようなことですから余程安全が確認されていない以上、家や庭に犬を放しておきましたら何か事件を起こされても犬に文句を言ってはなりません。とくに子犬はなんでもかじってみてそのものの性質を理解しようとしているのですから。

4、紀州犬用のケージの適正サイズは
犬用のケージに関しては犬のサイズに応じてケージのサイズが決まってきます。日本犬の中型犬の紀州犬用のケージに関しては3サイズ用意しておくと便利です。柴犬はこのサイズから一つ下のサイズですし、秋田犬は一つないし二つ上のサイズです。(オス、メスとも)  小さいものから順にサイズを書き出しますと TOPへ戻る

 @510mm×690mm×480mm(H)  このサイズは獣医への行き帰り、旅行に連れて行くときに便利で、紀州犬を飼っている多くの人がそのような使い方をしております。またメス犬ですと夜間家に入れておくときにはこのサイズでも間に合います。

 A560mm×800mm×570mm(H)  このサイズは家の中に設置してもそれほど大きくなく、夜間犬を家の中に入れるときに仕様するのに便利です。私の所では玄関の中に置いて、紀州犬の雄犬を夜間にはここに入れています。家に紀州犬を置いておく場合は、このサイズで用を足すことができます。

 B650mm×930mm×680mm(H)  このサイズは家の中に置きますとかなり大きいですよ。紀州犬のオス犬がケージの中で立っていられるほどのサイズですから、頭がつかえてかわいそうと思われるようでしたらこのサイズを用意しておくのもいいでしょう。私の父親の所では紀州犬メス犬の屋外用のケージにしています。

 ここで屋外というのは屋根付きのサンルームのことですが、このケージで用が足ります。また私の所から足立区のYさんの所に行った紀州犬メス犬の犬舎として玄関横に設置されています。私はこのケージで紀州犬のお産をさせています。(柴犬は紀州犬のサイズからワンサイズ引いたものと考えていいでしょう)

 以上のようなことで、@は獣医への行き来の用途に、また旅行等に連れて行くときの用途に絶対必要なものです。家の中にセットするケージのサイズとしてはAで間に合うと思います。犬に余裕を与えたいという考え方を採用すればBという選択もあるでしょう。しかしBは、家に設置しますとかなり大きいですよ。TOPへ戻る

5、犬が落ち着くケージとは
 犬はオオカミと同じ習性をもっているといわれておりますし、実際にかなりの部分そのとおりだと思います。ですからケージも4面が素通しのものよりも前面だけが空いているものの方が落ち着くようです。オオカミの巣穴に近いような小さめのサイズで用が足りるのはここからきていると考えます。

 私は@よりワンサイズ下の柴犬の移送用のケージに紀州犬オスの成犬をいれたことがありますが、これには無理があります。メスなら何とかなりますが@は柴犬用と考えるべきかもしれません。

6、紀州犬、柴犬を家の中で飼うと抜け毛の掃除に手間がかかります
 紀州犬や柴犬等日本犬を犬を家の中で飼う場合の最大の悩み事は抜け毛です。1日、2日ならいいのですが、それがずっととなると家の方々に抜け毛が目立ちます。部屋の隅にいつの間にか一かたまりになっているのです。私たちは悩みは多いのですが玄関に紀州犬の雄(おす)犬をいれています。また居間には紀州犬の雌(めす)と柴犬の雌(めす)をいれています。

 別居している私の父親はほとんど犬(紀州犬の雌)を家にいれて犬と楽しく暮らしています。当然、掃除は頻繁に行っています。

 「紀州犬を家の中で飼いたかった」と麻布獣医大学の増井光子先生はある本で述べています。そうすることで紀州犬との心の交流がもっと密になったろうと残念がっているのです。柴犬もそうですが紀州犬も人の心を随分と読みます。家族の性格まで読んでいます。

7、フィラリア対策は定期的な投薬につきます
 フィラリヤ対策に私の所では蚊避け用のネットのついた犬小屋を犬の数だけ用意していますが、夜にここに入れておいてもそれは気休めのように思われます。蚊に刺されないようにすることが何よりですが、絶対に刺されないようにすることは不可能です。フィラリア対策ということでは定期的な投薬が絶対条件です。

 家に入れていれば蚊には刺されにくいでしょうが、散歩のときには無防備になっているのです。外においたときの蚊対策の蚊取線香にしましても、線香の毒性とフィラリア対策とで功罪半ばという感じもないではありません。また24時間蚊取線香を焚いておくことは絶対的に困難です。仮にそうしたとしても風の向きで効果が大きく変わります。フィラリア対策の絶対条件は定期的な投薬です。まあ、あまり刺されないようにとの気遣いはしてやらなくてはなりませんが。

(2001年5月29日、6月15日一部訂正)

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紀州犬物語【シロの学校とその生徒のポチとブンの物語(5)】(60)(執筆 横田俊英)
紀州犬物語(61)【日本在来犬と紀州犬(その1)】(執筆横田俊英)
紀州犬物語(62)【日本在来犬と紀州犬(その2)】(執筆横田俊英)
紀州犬物語(63)【日本在来犬と紀州犬(その3)】(執筆横田俊英)





紀州犬物語(63)【日本在来犬と紀州犬(その3)】(執筆横田俊英)
日本列島に古くからいた犬たちと縄文遺跡の犬骨
(純粋日本犬という言い方をする犬たちのこと)
(縄文期は犬は人の友だち、だった)


紀州犬物語(62)【日本在来犬と紀州犬(その2)】(執筆横田俊英)
縄文遺跡から犬の骨は出ており、旧石器時代の遺跡から犬の骨は出ていない
野尻湖で犬は人と伴にナウマン象を追ったか
(野尻湖のナウマン象の発掘調査では犬の骨は出ていない)


紀州犬物語(61)【日本在来犬と紀州犬(その1)】(執筆横田俊英)
遺跡からでてきた犬の骨とそのもっとも古い年代
(人と犬は利用し利用される共存関係にあった)


紀州犬物語【シロの学校とその生徒のポチとブンの物語(5)】(60)(執筆 横田俊英)
第60章 紀州犬メスシロの学校とその生徒のポチとブンの物語(5)
(紀州犬の大人のメス犬のシロの学校で、生後5カ月の紀州犬のオス犬のポチと生後6カ月の紀州犬のオス犬のブンが教育を受け、訓練を積んでいるのです。ポチもブンも散歩を楽しみにしていて、綺麗な姿態と歩様で散歩ができるのです。)


紀州犬物語【シロの学校とその生徒のポチとミーとブンの物語(4)】(59)(執筆 横田俊英)
第59章 紀州犬メス シロの学校とその生徒のポチとミーとブンの物語(4)
(詫びや寂などまだ先のことですから、対象外です。しかしブンより一月遅く産まれている紀州犬オス犬の「ポチ」のほうにそれを感じることがあります。三つ子の魂百まで、ということが言えるのでしょうか。)


紀州犬物語【シロの学校とその生徒のポチとミーの物語(3)】(58)(執筆 横田俊英)
第58章 紀州犬メス シロの学校とその生徒のポチとミーの物語(3)
(私は紀州犬のメス犬のシロの学校と題してお伽の国のような話しをしております。書いていることはすべて事実ですが、すべての紀州犬がこのようにできる訳ではありません。たまたま性質のよいシロというメス犬の大人がいて、たまたま、或いはこの時期に限って喧嘩をしない2匹の子犬がいて、それにもう1頭加わったということであります。子犬同士の折り合いがあって、幼児組と小学生組の2クラスに分けての学校運営になりました。)


紀州犬物語【シロの学校とその生徒のポチとミーの物語(2)】(57)(執筆 横田俊英)
第57章 紀州犬メス シロの学校とその生徒のポチとミーの物語(2)
(今で飼い主が寛いでいるときに、また夜にテレビを見ながらビールを飲んでいるときにポチとミーはその気配を全身で受けとめていて、声を掛けると犬舎の格子に顔を挟んで応えます。)


紀州犬物語【シロの学校とその生徒のポチとミーの物語(1)】(56)(執筆 横田俊英)
第56章 紀州犬メス シロの学校とその生徒のポチとミーの物語(1)
(子育てを終えたシロ(白)には生後3カ月ほどのオスとメスの子犬の学校の先生の新しい役目が与えられ、シロはこの仕事を喜んでしております。シロが先生を勤める学校の生徒はオスの子犬が「ポチ」で、メスの子犬が「ミー」です。シロとポチとミーの3頭は喧嘩とも見えるレスリング風の遊技を嬉々として演じております。)


紀州犬物語【紀州犬オス ぽち(ポチ)の物語(4)】(55)(執筆 横田俊英)
第55章 紀州犬オス ぽち(ポチ)の物語(4)
(ポチは生後76日に子育てを終えた白を母親代わりに暮らすことになりました。白は不思議なことにポチを自分の子犬と同じように遊技をしてやります。ポチもまた実の母親と思っているようです。あるいはただの犬の仲間と思っているのかも知れません。)


紀州犬物語【紀州犬メス犬シロの出産と子育て物語(6)】(54)(執筆 横田俊英)
第54章 紀州犬メス犬シロの出産と子育て物語(6)
(子犬は母親に徹底的に遊んでもらって、身体をうんと使い、手も足も腰も胴も身体を鍛えることになるのです。その遊びたるや人間の子どもが身体を動かすのを厭わないのと同じです。)


紀州犬物語【紀州犬オス ぽち(ポチ)の物語(3)】(53)(執筆 横田俊英)
第53章 紀州犬オス ぽち(ポチ)の物語(3)
(生後70日ころのポチは乗車訓練に取り組み、またリードをつけて60メートルほどの散歩の練習もします。家の向こうの畑で遊ぶポチはモンシロチョウやツバメを眼で追いかけて外界の様子を知っていくのです。)


紀州犬物語【紀州犬オス ぽち(ポチ)の物語(2)】(52)(執筆 横田俊英)
第52章 紀州犬オス ぽち(ポチ)の物語(2)
(子犬の喉につかえないことを前提に生後70日の頃にはパピーのほかに、ラン・ミールも少しだけ与えます。生後5カ月、6カ月、7カ月、8カ月になるに従ってラン・ミールの割合を増やして、生後8カ月過ぎにはラン・ミールを中心にします。一家の主人が紀州犬に惚れていないのなら紀州犬を飼ってはなりません。一家の主人と思いを同じにする家族のもとで飼われる紀州犬は仕合わせであり、その一家も仕合わせであることになります。)


紀州犬物語【紀州犬オス ぽち(ポチ)の物語(1)】(51)(執筆 横田俊英)
第51章 紀州犬オス ぽち(ポチ)の物語(1)
(チビの子どもの白と黒は母親と別れ、母親と別れてきた紀州犬オス犬のポチはこの家でずっと過ごしてきたように振る舞います。)


紀州犬物語【紀州犬メス犬シロの出産と子育て物語(5)】(50)(執筆 横田俊英)
第50章 紀州犬メス犬シロの出産と子育て物語(5)
(生後30日ころから母親は子犬が乳を吸いにくるとグワーと吠えて拒絶することがしばしばです。夜中にもこの声が聞こえます。犬の親と子の自然がここにあるのです。)


紀州犬物語【紀州犬メス犬シロの出産と子育て物語(4)】(49)(執筆 横田俊英)
第49章 紀州犬メス犬シロの出産と子育て物語(4)
(駐車場横の畑では菜の花が黄色い色を見事に周囲に放っております。この先一週間して春が進むと新緑の美しい季節になります。もう雑草むしりを余儀なくされました。)

紀州犬物語【紀州犬メス犬シロの出産と子育て物語(3)】(48)(執筆 横田俊英)
第48章 紀州犬メス犬シロの出産と子育て物語(3)
(子犬たちが生後三週間を迎えたこの日、遅れていた春が進んで、この地は梅の花とサクラの花と水仙とツツジに似た花が一斉に咲きました。)

紀州犬物語【紀州犬メス犬シロの出産と子育て物語(2)】(47)(執筆 横田俊英)
第47章 紀州犬メス犬シロの出産と子育て物語(2)
(子犬を身体をまるめて抱いて、お尻をなめて排泄を促してそれをなめてやってと健気な子育てがつづきます。)

紀州犬物語【紀州犬メス犬シロの出産と子育て物語(1)】(46)(執筆 横田俊英)
第46章 紀州犬メス犬シロの出産と子育て物語(1)
(シロが2匹の子犬を産んだその夜、空には金星が燦然と輝いておりました。)






紀州犬物語【紀州犬を連れて散歩し紀州犬と暮らす】(39)(執筆 横田俊英)
第39章 子犬のさまざまな行動への対応(紀州犬の躾け(シツケ)に関する考察)

(子犬は飼い主が思うようにはしつからない)


紀州犬物語【紀州犬を連れて散歩し紀州犬と暮らす】(40)(執筆 横田俊英)
第40章 安岡章太郎さんは紀州犬の気性の美しさを物語にした
(近藤啓太郎さんは飼い犬の健康美あるいは紀州犬特有の美しさに魅せられた)

紀州犬物語【紀州犬を連れて散歩し紀州犬と暮らす】(41)(執筆 横田俊英)
第41章 紀州犬が内に秘めている特性
(紀州犬の正しい理解のために近藤啓太郎さんと安岡章太郎の小説を読むことをお奨めします)

紀州犬物語【紀州犬を連れて散歩し紀州犬と暮らす】(42)(執筆 横田俊英)
第42章 泣かない騒がいのが紀州犬が美徳

(安岡章太郎さんのコンタは家に来た夜に、「ウォー」と一声あげただけでした)

紀州犬物語【紀州犬を連れて散歩し紀州犬と暮らす】(43)(執筆 横田俊英)
第43章 犬を飼うときに人の側の力量は何時でも不測しております

(紀州犬は歩く速度があるいはリズムが波長が人の散歩に調和しております)

紀州犬物語【紀州犬を連れて散歩し紀州犬と暮らす】(44)(執筆 横田俊英)
第44章 素直な、素朴な、賢い、格好いい紀州犬に育てたい
(藤井聡さんの『シツケの仕方で犬がどんどん賢くなる』を読めば人も犬も賢くなる)

紀州犬物語【紀州犬を連れて散歩し紀州犬と暮らす】(45)(執筆 横田俊英)
第45章 子犬を怪我させないことが一番大事
(子犬は親から離されるとしばらく夜泣きを含めてなくものだと考えていたらよいでしょう)


紀州犬物語【紀州犬メス犬シロ(白)の物語】(37) (執筆 横田俊英)

紀州犬物語【紀州犬を連れて散歩し紀州犬と暮らす日々】(38)(執筆 横田俊英)
紀州犬物語 第38章 紀州犬に主従関係を教える、そして犬の性質を知る
(その問題は子犬の問題ではなく飼い主がつくっている問題なのです)



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