西湘バイパス 海と空の青い色が白い並になって溶けてゆく 旅行家 甲斐鐵太郎
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西湘バイパス 海と空の青い色が白い並になって溶けてゆく
湘南の青い空海の道をオープンカーで駈ける
マツダの古いオープン・ツーシーターで西湘バイパスを熱海から鎌倉まで走った。6月の空はよいぐあい晴れていて少し波立っている。真鶴港のまだ大きくならないスルメイカであるムギイカがあれば仕入れる。葉山の真蛸(まだこ)は美味い。
鎌倉の海で水浴びしたら波にざぶんと洗われたら眼鏡が消えた。バタフライが上手な奴がいてうらやましかった。フルートで演奏をする人がいた。夏の日の鎌倉での学習合宿である。
葉山には東京の九段から自転車でぶらりとでかけてその日のうちに帰った。パンクしたらどうするかを考えない向こう見ずなことであった。
湘南の海岸に建つ家は綺麗にできている。住む人が言った。洗濯物が乾かない、と。2011、3、11の後には津波がどこまで上がるのかという目つきに私はなった。
昨日は海辺のホテルかで海を見ていた。そして鎌倉に向かって車を走らせる。海の青さ、空の青さが若かったころを思い出させる土曜日の午後である。
2018-09-14-shonan's-blue-sky-and-sea-tetutaro-kai-essay-measurement-
西湘バイパス 海と空の青い色が白い並になって溶けてゆく 旅行家 甲斐鐵太郎