日本計量新報」今週の話題と重要ニュース(速報版) 2017年9月30日号
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日本計量新報週報デジタル版フ目次
1、私の履歴書 鍋島綾雄(14)未熟な経営者としての成功と失敗
1、計量計測データバンク フェイスブックニュース(ニュースを週ごとに10本ほど掲載しております)
1、計量計測データバンク ツイートニュース(ニュースを週ごとに10本ほど掲載しております)
1、今週の日本計量新報全紙面 webサイトに掲載されている新聞のデジタル版です。全紙面を更新 (6月25日号(3154)を掲載)
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「日本計量新報」今週の話題と重要ニュース(速報版)
私の履歴書 「陸軍航空士官学校で終戦を迎えハカリ屋になった男の記録」 鍋島綾雄(15) トラックスケールを東北地区に拡販 目次 |
目次 私の履歴書 「陸軍航空士官学校で終戦を迎えハカリ屋になった男の記録」(15) トラックスケールを東北地区に拡販 目次 |
私の履歴書 鍋島 綾雄(15) トラックスケールを東北地区に拡販 日東イシダ(株)会長、(社)日本計量振興協会顧問、前(社)宮城県計量協会会長 |
目次
15 トラックスケールを東北地区に拡販 2744号私は不思議にこの「タダノ」とも縁がある。「タダノ」は戦前小さな鉄工所で空襲で戦災に遭い私の実家の近くにある、親類の家の別棟に疎開してきていた。 戦後は高松の焼け跡に小さな鉄工所を再開したが、クレーンを手がけて急速に大きくなった。トラックスケールは事業所に一台あれば間に合うが、クレーンはトラック一台一台に取り付ける。トラックスケールとは台数が2桁違う。 従って「タダノ」の方が鎌長よりはるかに大きくなったが、同じ高松から似たようで違う業界の二社が伸びたことに私は感慨を覚える。 トラックスケールは製鉄所を初め大規模の工場から導入が始まったが、そこは大和・クボタが先行していた。後発メーカーである鎌長は大工場への売込みでは先行2社に適わないので、全国に多数あるスクラップ業者に的を絞って営業を展開することにした。 この営業政策は功を奏して鎌長のトラックスケールの販売は急激に伸び、大和・クボタに迫るようになった。 昭和36年古巣の鎌長と代理店契約を結んで鎌長のトラックスケールを東北地区に拡販することにした。 私は東北のスクラップ屋さんと魚市場を鎌長の大藤さんと二人で隈なく歩いた。中古の車を私が運転して1週間くらいの行程で東北を廻る。高速道路はまだ無く、国道も舗装されていないでこぼこ道の町々を運転してスクラップ屋を一軒一軒訪ねて歩いた。飛び込み訪問をして初対面で社長から注文をもらった時の喜びは未だに忘れられない。 一出張で25トンのトラックスケールが2~3台売れたこともあった。そのお陰で東北のスクラップ業界では知名度が上がり、スクラップ業界では鎌長は日本一のハカリ屋だと信じられるようになった。 代理店になってから46年の間にトラックスケールはメカ式から電子式に変わったが東北地区に1000台超える実績を誇り、新品の販売のみでなく、納入したトラックスケールの点検整備が日東の業績を支える大きな柱となっている。 |
(つづく) |
6月25日、日曜日の高山を訪れる。古い町並みと朝市を見物する。旅行家 甲斐鐵太郎
黒須茂のエッセー 「人間万事塞翁が馬」天下り校長の悪行を地元紙で
あばくことで書くことに快感をもつようになった(くろす・しげる(元国立高等専門学校教授)