韓国で食べた中国料理は横浜や神戸の中華街の料理よりもずっと上等な味がした 旅行家 甲斐鉄太郎
写真はソウル中心街の中国料理店。日本の中華街の料理よりはるかに上等な味がするお店であった。
韓国で何を食べるか。食べ物屋の並ぶ地域へ行くと繭(まゆ)を煮た匂いが充満している。これを食べるのかと驚く。好きな人がいるから売っているのだ。信州のハチの子だってもらったまま10年もどこかにしまってある。
韓国に滞在していた5月24日ににソウル中心街で中国料理をふるまわれた。昼食のコース料理はそれを超えてはならない韓国の規則をふまえた接待料金であった。幾つもの皿がでてきた。横浜中華街や神戸の中華街の料理よりはるかに味の良いものだった。しまいに出てきたのがジャジャ麺であった。盛岡の名物のジャジャ麺は何度も食べている。名物だというので食べている。安いだけの料理だ。韓国で食べた中国料理のジャジャ麺は美味かった。ほかの料理の分量が多かったので残したのは今となっては残念だ。
話が跳んで中国のハルビンでジャコ料理を食べた。日本がハルビンを自分のものにしていた時代に帝大出の父親がハルビンでジャコを食べた話を聞かされていた知り合いの案内で食べた。ジャコのフルコースを食べろというのである。海老ならよいが船虫のような姿のジャコには閉口する。それでも食べた。皿に山盛りになったジャコの殻を剥いて食べた。甘いとか美味いとかいう味ではない。
それで韓国料理である。日本では焼肉などさまざまな韓国料理が人気だ。甘だれに付けて食べる焼肉を食べる。プロ野球選手は夜に食べる。ニュースをみているとそのようになっている。横浜中華街では横浜ベイスターズの選手のたまり場になっている店に足を運んだ。味に感動することはなかった。裏道にあるから行きやすいのだろう。韓国料理だがチジミと聞くとモツのことを思い出してしまう。日本ではそのように連想される。言葉の響きのためにお好み焼きであるチジミは迷惑する。
ソールガーデンホテルに5月下旬に3泊する旅行であった。朝の食事はバイキング形式であった。味の付かないお粥だけを食べていた。それしか口にあわない。振る舞われた中国料理と焼肉には満足したた。ありがたい接待を受けた。
(写真と文章は旅行家甲斐鐵太郎)
韓国で食べた中国料理は横浜や神戸の中華街の料理よりもずっと上等な味がした 旅行家 甲斐鉄太郎