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韓国でのセミナー講師を通じて感じた韓国の計量事情-その2- 執筆 横田俊英

「日本の計量器産業論-その1-」 序論

日本の計量器産業の生産高は1兆円

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韓国でのセミナー講師を通じて感じた韓国の計量事情-その2- 執筆 横田俊英


(はじめに 「日本の計量器産業論-その1-」序論)

 セミナーの概要を質疑応答編の内容としては「韓国でのセミナー講師を通じて感じた韓国の計量事情-その1-」で述べた。本項はその続きでありセミナーのために用意した文章に加筆して「日本の計量器産業論-その1-」とした。その1は序論である。


KASTO(Korea Association of Standards and Testing Organizations)
を訪問する。KASTOが一括入居するビル。

(日本の計量器産業の生産高は1兆円)


 日本の計量器産業の生産高は産業統計や工業会統計から単純に推計すると8,000億円ほどである。ほかに計量器の保守整備を含める費用が2,000億円ほどがある。これを寄せると1兆円である。計量器企業の計量器についての売り上げ割合は7割ほどである、5割以下という企業もある。計量器を内蔵したシステムに対する計量器の構成比は3割というのあが妥当だろう。半導体関連の計測器と半導体製造装置の生産高は1兆円である。それを含めると2兆円だ。含めない場合でも計量計測機器関連企業の生産額合計は2兆円になる。

(広義の計量器企業の売上高は3兆円と推計できる)

 日本のGDPはおおよそ500兆円である。それを超えている統計もある。大まかに考えると場合には日本のGDPは500兆円とするとよい。対する計量計測機器産業の規模は産業統計の数値を集めると1兆円。半導体計測装置や半導体製造装置の1兆円を加えると2兆円。計量計測機器企業の純粋な計量器生産割合を5割とした場合に計量器企業の総生産額は2兆円になる。そうすると広義の計量器生産額は3兆円という様子が出現する。ある半導体製造の有力企業は計量標準の役所からでて創業して精密計測器を製造していた。一般には日本の計量器産業の総生産高は1兆円と説いている。

(計量器生産高はGDP対比0.2%あるいは0.6%)

 日本の計量器生産高を1兆円とすると日本のGDPの500兆円に対する割合は0.2%である。計量器生産高を2兆円とすると0.4%。3兆円とすると0.6%になる。GDPと日本の計量器生産額と構成比は何を物語るか。産業として動向だけを取り出すと計量器産業の推移は産業機械の動向と重なる。工作機械産業が伸びれているときには計量器産業も同じ動きをしている。計量器産業は生産財産業と概括することができる。ハカリの生産額の7割は工業用ハカリであるから生産動向はそのようになる。計量器産業は産業機械産業だと言いうことになるがうわべだけを見てのことだ。

(新しい計測方法ができることがはてしなく続く)

 空気の状態をはかる計測器がある。雰囲気をはかる計測器といってよい。水の状態をはかる計測器がある。水臭さをはかる計測器だ。震(振)えている常態をはかる計測器がある。体温をはかり、血圧をはかる計測器がある。血液の成分をつうじて身体の状態を推しはかる計測器がある。塩水や砂糖の濃さは浮きガラスが知らせる。はかることを列記するととどまるところがない。明日には今はやられていない新しいことがなされる。つぎつぎに新しい計測方法ができることがはてしなく続く。これが計測の世界である。

(計測センサーは神経系の各部の神経と同じ働きをする)

 計測とは人が神経系を働かせて皮膚で知覚し眼でみて様子を知って行動する働きと同じことをしている。神経系は脳と連動して働く。計測センサーは神経系の各部の神経と同じ働きをする。結果をだすつまりわかる仕組みが計測器にはつけられている。計測器を集めたコンピュータにつなぐこともなされる。コンピューターと計測器でつくられたシステムは人の判断機能に似る。このようなことがどの程度まで進んでいくか。その予測は人それぞれに委ねよう。

(人の神経組織は数千あるいは数万以上、これに未来の計測器をかさねる)

 繰り返すと人の身体と神経の機能に計測器と計測システムは重なる。人の神経組織とその機能を解剖学的に細分すると数千あるいは数万いやそれ以上になる。同じ位に計測器が存在する。まだその数に至っていなければ新しい計測分野と計測器のことを人の神経組織は数千あるいは数万以上に分類される。これに未来の計測器をかさねたらいい。行き詰まった計測器市場の拡大の道を見いだすことができる。

(人の脳の質量は成人で体重の2%だが脳の働きは質量と連動しない)

 脳と神経の余談として次を追加する。人の脳の質量は成人で体重の2%ほどである。男は女より少し重い。一般に人の脳の質量は1.2kgから1.6kgである。ある有名な外国の作家の脳は2,012であった。物理学に革命をもたらした物理学者の脳は1,230gである。別の有名な物理学者では1,375gであった。脳の質量と偉人ぶりは直結しない。脳の働きは重さと連動しない。脳の働きを解き明かす研究がつづけられている。

(神経の質量は脳の質量の1000分の1ほどか)

 神経系の質量はわからないが脳の質量の2%の10分の1とするとGDPと計量器産業の比率の0.2%はうまく当てはまる。1000分の1ほどのような気もする。この手法で物事を説くことがまともなのかどうかはわからない。
 神経の総延長は血管の総延長に似ているだろうから、人の身長との対比ではとてつもなく大きい。血管の総延長は推計値としてだされており、神経系は血管の総延長と同じくらいであろう。人の身体と神経の機能との対比に計量器産業の規模とGDPをかさねた。これによって計量器産業と計測の役割を求めた。

(経済と社会を対象に痛い痒いを知るのが計測器だ)

 計測と計量器の働きをさらに考究する。空気や水やさまざまな常態を知るために計測がなされる。物象の状態の量をはかることが計量と呼ばれる。状態を感知する。痛い痒い、ちょっと痒い、ひどく痛いといった量の状態を人の神経は知らせる。同じことを計測器は経済と社会にという大きな器を相手に行っている。計測器と計測システムは人の神経の末端と神経からなる神経機能と同じ働きをしている。

(取引の公正を実現する計測器)

 つづいて別の計測の働きである。経済機能としての商品の取引については金10グラムは幾らということにハカリが公正中立な立場でかかわる。金1gが5,000円の価格のときに金10グラムは50,000円である。ここでは1gが誤差あっては大きすぎる。計量器の誤差は許されず、手違いやごまかしもあってはならない。計量における売り側と買う側の双方に公正であることが求まられる。石油でもガスでも水道でも電気でもその量と料金の関係式を計量器の目盛りが決める。消費生活に緊密に結びついた計量器は特定計量器と決めて計量法は検定制度をつうじて特別に強くかかわる。計測の役割のもう一つを説いた。

韓国でのセミナー講師を通じて感じた韓国の計量事情-その2- 「日本の計量器産業論-その1-」序論) 執筆 横田俊英

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国土地理が日本の重力値の基準を40年ぶりに更新2017年3月15日に公表 (「日本重力基準網2016(JGSN2016)」)

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