「計量計測データバンク」サイトマップ
measure and measurement data bank of saite map

国家公務員の定年60歳から65歳への引き上げ法案国会提出
2021年4月13日に閣議決定の運び
Submission of bill to raise the retirement age of national civil servants from 60 to 65
国家公務員の定年60歳から65歳への引き上げ法案国会提出

国家公務員の定年60歳から65歳への引き上げ法案国会提出
Submission of bill to raise the retirement age of national civil servants from 60 to 65

国家公務員の定年60歳から65歳への引き上げ法案国会提出

国家公務員の定年60歳から65歳への引き上げ法案国会提出

写真は国家議事堂


写真は衆議院本会議場


(タイトル)
国家公務員の定年60歳から65歳への引き上げ法案国会提出
2021年4月13日に閣議決定の運び

(本文)
 菅義偉首相は2021年4月5日の参院決算委員会で、国家公務員の定年を延ばす国家公務員法改正案を今国会に再び提出する方針を表明した。「早期提出に向けて政府として準備を進めている」と述べた。4月13日に閣議決定する。

 「豊富な知識、技術、経験などをもつ高齢期の職員に最大限活躍してもらい、複雑・高度化する行政課題に的確に対応していくためには定年を引き上げることが必要だ」と菅義偉首相は説明する。同改正案は一般職の国家公務員の定年を現在の60歳から65歳へ段階的に引き上げるもの。政府が2020年の通常国会に提出したものの、検察庁幹部の定年延長を定めた特例規定が問題となったために廃案になっていた。政府・与党は同法案では特例規定を外す方向で検討している。関連法案は、約10本の個別法案を一括した「束ね法案」になる見通しである。

 検察庁法改正案を含む関連法案は、世論の批判を招き2020年の通常国会で廃案となっていた。廃案前の検察庁法改正案には、内閣や法相の判断で検事総長や検事長らの定年を「最大3年間延長」できるとした特例規定が盛り込まれていた。安倍政権は20年1月、官邸に近いとされた黒川弘務・東京高検検事長(当時)の定年を半年延長する異例の閣議決定をしていた。野党は「政権による恣意(しい)的な検察人事を、後付けで正当化する特例規定だ」と法案を批判。インターネット上や法曹界にも反対論が広がり、廃案となった。

 政府は、2020年秋の臨時国会での再提出を見送り特例規定の扱いを慎重に検討してきた。「特例規定を維持すべきだ」との意見もあったが「野党や世論の理解を得るには削除しかない」(政権幹部)との判断に傾き黒川氏問題への反発も薄れたとみて提出を決めた。

 政府は今国会で関連法案を成立させ、国家公務員全体の定年延長を予定通り22年度から始めることを目指している。少子高齢化が進むなか成長力を維持するため労働力を確保する考えである。公務員の働き方を変えることで、民間企業にも定年延長を促す。

 再提出する改正案では、現在60歳の国家公務員の定年を2023年度から2年ごとに1歳ずつ引き上げ2031年度に65歳にする。

【解説】
 年金は平成 25 年度から段階的に年金支給年齢が引き上げられ、平成 38 年度には 65 歳からの支給となる。国家公務員制度改革基本法には、雇用と年金の接続の重要性に留意し、定年を段階的に 65 歳に引き上げる検討することを民主党政権時代に決めていた。人事院は平成 25 年度から国家公務員の定年を段階的に 65 歳に引き上げるための制度設計をしてきており、定年延長後の給与については、職員の職務と責任を考慮しつつ民間企業の雇用・所得の実態を踏まえて60歳代前半の給与水準を相当程度引き下げなければならないことが提示されている。

 国家公務員の外部部局の定員は平成23年ころから極度に引き下げられている。厚生労働省などの外部部局では非正規、期間雇用が常態化している。2019年末に始まったコロナ災害への対応の主力となる厚生労働省の機動力の不足と政府首脳の意欲のなさのために日本では欧米に比べるとワクチン接種が大幅に遅れている。またワクチンの自国開発も進んでいない。こうした一連のコロナウイルス感染症対策の不始末が国を危うくする要因になっている。

 公務員の数をむやみに減らしたがことが大事なときに国民生活のための行政が機能しない事態を招いている。全体の奉仕者としての公務員本来の働き方と使命感が問われている。退職後の天下り、渡りといった特権的な公務員の様式と定年延長とを融合させることが広く議論されることが望まれる。

 民主党政権時代には菅直人氏ならびに野田佳彦氏が財務大臣のときに財務省の官僚に国家予算と税制などのことで洗脳され籠絡された結果、その後に総理大臣になると思考方式は財務省と同じになっていた。安倍晋三自民党総裁に国会の党首討論で消費税を引き上げることを迫られ野田佳彦首相は引き上げの大見得を切った。安倍晋三氏は第二次安倍政権を率いていたときに伊勢志摩サミットで世界経済は危機に直面しているという書面を配布して消費税を10%に引き上げることを辞めようとした。ドイツのメルケル首相は世界経済は安定成長していると安倍晋三氏の考えを否定した。消費税引き上げが政争に使われたのだが、同じように公務員改革も取り扱われている。

 財務省が説いてきた財政規律の視点に立つとコロナ災害に持ち出される旅行と飲食促進はもってのほかであり、その他の諸事業もしてはならないものなのである。コロナ災害は日本の財政構造をひっくり返してしまったがその後始末をどのように付けようとするのか。

(計量計測データバンク編集部)

2021-04-06-submission-of-bill-to-raise-the-retirement-age-of-national-civil-servants-from-60-to-65-

旅のエッセー集 essay and journey(essay of journey) 旅行家 甲斐鐵太郎
essay and journey(essay of journey) by kai tetutaro

←ホームへ


a
(計量計測データバンク 編集部)

パソコンが直ぐに使えるようになっていることを望む
学校歴は人の仕事能力の表現形式ではない
私たちにできるコロナ感染症COVID-19への対応
COVID-19児玉龍彦×金子勝 早期発見 早期治療で重症化は防げる 動画 ユーチューブ
公務員定年 31年度に65歳 国家公務員法改正案2021年4月27日衆院通過
高邁気取りの週刊新潮体と100語で会話を済ます日本人 横田俊英
能力不適合者2割を抱える自然災害満載の国・日本 執筆 横田俊英
無辜(むこ)の人を罪人にする検察官の社会構造 執筆 横田俊英
トリチウム汚染水と自然エネルギーによる発電の現状 執筆 横田俊英
国家公務員ではなくなったと嘆(なげ)く独立行政法人職員
日本の経済現象と韓国若者の下級公務員への殺到の意味するもの
国家公務員の定年60歳から65歳への引き上げ法案国会提出

国家公務員の定年60歳から65歳への引き上げ法案国会提出
安倍内閣 国会不召集憲法の訴え請求棄却―東京地裁
酒類 厚労省がアルコール度数と含有アルコール質量のグラム(g)を併記を要請
日本の有名企業の採用内容を国家公務員一般職(旧Ⅱ種)試験が映し出す
日本国内でアストラゼネカ製ワクチンの委託生産が始まる
アストラゼネカ製ワクチン 日本国内で生産開始
2021年日本の雇用状況の調査(計量計測データバンク)
計量計測データバンクニュース(2021年2月24日から1週間のまとめ)

人と職業(計量計測データバンク 編集部)
コロナ災害で求人悪化 新卒は第三次就職氷河期世代になりそう(計量計測データバンク 編集部)
コロナ災害 感染症の出口と経済社会問題
ハカリの定期検査実施の実働部隊として仕事をする地方計量協会など
国際単位系(SI)のお話し(国際単位系(SI)解説資料集)(計量計測データバンク 編集部)
web記事とブログ記事とアクセス記録の相関関係 文章は横田俊英
日刊ゲンダイと報知新聞の記事内容とその性質
計量の世界は社会的共通資本に概念に属する
1984年の神戸IMEKOでTC-3の委員長のヘルマーウィエリンガ氏2020年10月2日逝去 96歳
選挙資金1億5千万円と安倍晋三氏後援会の桜前夜祭5千円の会費
2021年計量団体新年会日程(2020年11月28日集計)
宣伝カー乗車のアナウンサーへの倍額報酬による公選法違反に隠された真実
数学と物理 人類の知識としての学問は積み重ねによって発達した
奥飛騨の新芽の背景は北アルプス穂高連峰の山肌であった
松本駅前の昭和横丁でホルモンを食べる 松本山雅FCファンがやかましい店だ
金曜日、思いついて新宿から松本に向かう。塩尻駅で降りた。
東京の桜は散って新緑の季節になりました
武田信玄の北条との決戦地の三増峠近くの枝垂れ桜
(季節は2カ月と半分ほどで夏至になる)
北杜市実相寺の山高神代桜は甲府盆地の桃の花と開花時期が同じです
(関東地方の春分の日は雪が舞い河口湖では28㎝も雪が積もりました)

陽だまりでは梅の花が土手にはスミレが咲く
5月になれば水田に映える常念岳を見に安曇野にでかけよう
埼玉県吉見町の栽培農家で買ったイチゴは甘かった美味かった
富士山の雨を集めた山中湖は忍野をへて津久井湖で道志村に降った雨と合流する
槍ヶ岳 霧ヶ峰からの遠望(高原の秋の始まりのころ)
山みちで老いたキツネにであう 旅行家 甲斐鐵太郎
数学者も物理学者も現在持つ知識は写し取って得たものである
インターネットで拾った文章を繋げて出来上がるニュース報道
数学と物理学者が事実として構想することと実験によって確かめられる事実

TOPへ

「計量計測データバンク」サイトマップ
measure and measurement data bank of saite map

計量計測データバンク 目次 サイト
計量計測データバンク 目次 サイト(一括閲覧サイト)
社会の統計と計量計測の統計
一括表示版「社会の統計と計量計測の統計」
「計量計測データバンク」小論、評論、随筆、論文、エッセー、文芸ほか(目次版)
計量計測データバンク 目次 サイト(一括閲覧サイト) 
計量計測データバンク「計量計測辞書」 measure and measurement dictionary
「計量計測データバンク」







「計量計測データバンク」サイトマップ
measure and measurement data bank of saite map