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紀州犬物語 「千代と小春と梅の3匹の紀州の子犬たち」(2)(執筆 横田俊英)

(副題)日本犬もキツネも1本の毛が3段に色が違っている(白の紀州犬、有色の紀州犬と日本犬の被毛のこと)

(本文)

1、千代は生後4カ月になると立ち耳になることを確信させた
 千代という紀州犬のメスの子犬は生後4カ月ころから急に大きくなりだした。遅れていた耳の立ち方も4カ月ころには間違いなく立ち耳になることを確信させるほどに寝ていた耳が立ってきたのである。

2、白毛の紀州犬は真っ白ではないことを知っていて欲しい
 千代の白毛は全くの白というのではなく、耳の先には茶色の毛が混じっている。背中にもうっすらと茶が走っているのである。梅は耳の先が茶色になっている。小春はこうした茶色が耳にも背中にもあまりみえない。
 白毛の紀州犬といってもその白の状態は真っ白ではない。千代の耳の先には茶色の毛が生えており、背中にも薄く茶が一筋走っている。後ろ足のかかとの上部にも茶色がみえる。

3、紀州犬には耳の先や背中などに茶色の毛があることが普通である
 紀州の白毛というのはこの程度は当たり前であり、あまりにも真っ白なのは訳知りのベテランからは敬遠される。しかし紀州犬のことを知らない人は、白の紀州犬にどんなにちょっぴりでも茶色が混じっていると犬のできが悪いとか血筋か何かに問題があると考えがちである。白毛の紀州犬に茶色があまりにも混じりすぎているのはどうかと思うことはあるとしても、少しくらいの茶色はあっても不思議ではないと考えているべきだ。

4、知らない人は茶色が混じっていると困惑する
 先日も「茶が少し混じっている」という言い方を聞いてその犬を見たら、とんでもない紀州犬としては白すぎるくらいの犬であった。白毛の紀州犬とは大概はどんな形かで茶色が背中や耳の先や足の裏側に映えているのだ。

5、子犬が成長するに従って茶色が増えることが多い
 このことは幾ら説明しても聞く人は上の空であり、子犬が成長するに従って茶色の度合いが増すので「白ではない」という気持ちが沸き立ってきて不安を抱くようになる。紀州犬の白というのは真っ白ではない。茶色の毛が混じっているのが普通であり、これを汚れ白と言い、紀州をよく知る人はこの方を好むのである。紀州犬のことを何も知らない人が真っ白な紀州犬を望むからといってこれに対応した繁殖の方向を取り続けると紀州犬が変わってしまうことになると心配するのである。

6、紀州犬の白は茶色が混じりあっていてできがった白である
 同じ白でも全くの真っ白ではなくそこに少しの茶色が混じっている汚れ白でもあり、これが紀州犬の白毛の渋さをつくりだしている。渋さは葉味わいでもある。紀州犬の白の毛色とは、白の毛色のなかに背中、耳の先、かかとの上、他に幾分か茶色が混じっていて、この茶色と白が折り合った全体としては白に見えるものなのだ。

7、紀州の白毛は白の絵の具を塗ったような純白ではない
 紀州犬の白毛は絵の具の白の色ではない。絵の具の白はそれこそ何の混ざり気もないない真っ白である。紀州犬の白毛は決して絵の具の白の色のような純白の白ではない。紀州の白毛は汚れ白のような白であることが普通である。

8、自然界の色は単純ではない
 自然の世界でも赤や青や黄や緑といった色は、子細に観察するといろんな色が混じり合ってできあがっている赤や青や黄や緑など色なのである。

9、キツネやタヌキの体の色は茶と黒と白の毛が混じり合ってできあがっている
 キツネの体毛にしても黄色や茶という単純な1色の色でできあがっているものではない。キツネの被毛は1本の毛にしても根本部分から白と黒と茶に分かれていたり、これの組み合わせであったりしてできあがっているのである。キツネやタヌキなどの自然界の動物は背中の部分に茶色などの色が付いているものの、腹など体の内側は白く見える毛になっている。これはオオカミにしても同じである。

10、紀州犬は戦前は7割方が有色犬であった
 日本犬の毛もキツネやタヌキやオオカミと同じように1本の毛でも白と黒と茶で構成されており、体の内側の部分は白い。
 紀州犬の場合も基本的な色はキツネやタヌキやオオカミなどと同様に色が付いているものであり、胡麻毛なのである。戦前の紀州犬の毛色の7割方は有色犬であったのだ。有色犬と白の紀州犬を交配すると白毛の子犬と有色の子犬が大体は半々で産まれる。このうちの白毛の紀州犬だけが全くの白、純白の白と考えるのであってはならない。

11、紀州の1本の白毛も根本と毛先では色彩が違う
 紀州犬の白の毛を細かくみると、1本の白い毛でも根元から毛先まで同じ白の色ではない。微妙に白い色に変化があるのだ。こうした白の毛の中に耳や背中などには茶色の毛が混じる。これが紀州犬の白である。

12、日本犬もキツネも1本の毛が3段に色が違っている
 胡麻毛などの紀州犬の場合には1本の毛は根元から白、黒、茶などと変化している。これはキツネやタヌキやオオカミと同様であり、3色被毛などという。そして3色被毛うち黒が多かったり、茶が多かったり、白が多かったりということで、体全体としては茶色をべったりと塗ったような色ではなく、陰影が付いた色となって、これら動物の体の色ができあがっているのである。自然界の生き物の色の渋さはこうした色のの組み合わせによってできあがっているものであり、日本犬の被毛が黒毛の犬の場合でも墨をべったり塗ったように真っ黒ではなく、そこに茶や白などが混じり合ってできあがった黒であり、その色は鉄錆色といわれる黒なのである。赤毛(茶色)にしても似たような理屈である。

13、剛毛と綿毛から成り立っている日本犬の被毛
 日本犬の被毛ということで紀州犬の被毛は基本的に表毛の剛毛と内毛としての綿毛とから成り立っている。剛毛も同じ長さでそろっているのではなく、長い毛と中ぐらいの毛と短い毛で構成されている。剛毛の間には綿毛が密生しているのが望ましい。綿毛が不足すると剛毛の毛が寝てしまう。綿毛が密生していることによって剛毛は生える角度を適度に立てることができるのである。

14、私のところの紀州犬の子犬の白毛のどれが良いかとは一概には言えない
 紀州犬の白毛のことを少しだけ述べた。私のところの千代と小春と梅という3匹の紀州犬の白毛の子犬であっても、その白の度合いというか状態は違う。どれが良いかということは一概には言えない。それぞれに味わいがあり、それぞれその白の状態がその紀州犬である。

15、紀州犬の被毛の望ましい在り方を求めて
 日本犬の被毛のことで、あるいは紀州犬の被毛の望ましい在り方に対して現在の犬は十分でないと考えている人は少なくない。バリバリとした針金のような剛毛と剛毛を支えるように密生する綿毛を理想として、こうした被毛に憧れ追い求めてもこれがなかなか得ることができない。私のところにいる四国犬のメスの被毛はこの理想に近く、被毛をより分けても皮膚が露出しない。特におしりの部分の綿毛といったらそれこそびっしりと生えていて天然のクッションになると思えるほどである。この四国犬は胡麻毛である。

(文章読み返ししていないので不都合の部分はご容赦のほどを)

(横田俊英 Shunei Yokota)

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