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紀州犬物語「紀州犬とは日本の犬で素朴で賢い犬である」(7)(執筆 横田俊英)

(副題)
「紀州犬とは日本の犬で素朴で賢い犬である」

 紀州犬とはどんな犬でしょうか。学術的な表現による説明もありますが私が紀州犬を飼って紀州犬と生活している様子をいくつも文章にしておりますからそれによってかなりの程度概要をつかむことができます。また紀州犬のオスやメスを飼っていた作家の安岡章太郎さんや近藤啓太郎さんの本が幾つかありますから、それを紀州犬理解のよすがにするといいでしょう。
 紀州犬とはどんな犬かということの説明は簡単なようでいて難しいことです。
 体の大きさの説明をします。体格ということでは中型犬とされます。柴犬を中型犬にしている分類をめにしますから、そうした基準からすると紀州犬は大型犬になります。通常は柴犬を小型犬、紀州犬を中型犬、秋田県を大型犬としております。日本犬保存会の規定はもこのようになっております。
 日本犬保存会の規定による紀州犬の標準体高はオス52cm、メスは49cmです。体重は犬によって異なりますが13〜23kg。被毛は長毛でも短毛でもない長さです。ダブルコートといって硬い剛毛と柔らかい綿毛で構成されています。毛色は白がほとんどですが、赤毛、ごま毛など有色犬もおりますが、紀州犬全体に占める割合は10%に満たいないと思われます。戦前は紀州犬といえば有色犬であったようです。白もいましたが戦前は有色犬の割合は紀州犬全体70%ほどあったとされております。
 戦後に繁殖に適した性能の犬が白毛であったことなどから白が多くなったということになっております。実際に紀州犬は白ということで世の中のイメージができておりますので、紀州犬といえば白ということで、白が好まれております。
 紀州犬は日本犬の雑化が進むなかで純粋性を保持して和歌山県、三重県、奈良県などで猟犬と飼われてきました。紀伊半島は交通の面でも隔絶性が高かったた雑化されなかったようであり紀伊山脈の一帯で古くからイノシシなどの大型獣の猟犬として用いられていたのです。紀州犬の猟能の優秀性は伝説的でもあり、現代においてもイノシシやシカを追う能力は抜群です。
 紀伊半島では高野山があることなどから白い犬は神の使いとされております。昭和9年、天然記念物に指定されました。この当時の日本犬の天然記念物指定は国威発揚の意図が含まれていたようであります。紀州犬にしてもその他の日本犬にしても戦中を含めて国の保護的政策は微弱であったためその保護育成は日本犬保存会とその関係者などの努力に続けられ、今日の紀州犬の姿として残されているのです。
 紀州犬は中型日本犬に特有の均整のとれた体をしております。これは中型日本犬でなくては実現不可能と思われるます。骨格も大きく筋肉もよく発達していて、頭部は大きめで頬もよく発達しているので口吻も太いのです。大型獣と渡り合うのにふさわしい体型と体の仕組みをもっております。耳は内側が直で外側がカーブした小さな三角形で、袋状をしたやや前傾して立っております。尾は差し尾と巻き尾とがありますが、差し尾は巻き尾よりもすっと少ないのが現状です。差し尾、巻き尾をはじめから子犬に求めるということには無理があります。同じように白といっても紀州犬の白は真っ白ではなく、茶色が背中や尾や耳に出ます。これを汚れ白といいますが、紀州の白は汚れ白ということで理解しておくことです。紀州犬の白は茶色が混じった汚れ白ということと考えていませんと、飼いだした自分の犬はおかしいと勘違いします。汚れ白でも普通の人から見れば白に見えるのですが、飼い主は茶色に汚れているので白ではないと思いがちです。
 同じように鼻の色も紀州犬の場合には真っ黒ではありません。白毛の犬の鼻の色は茶褐色程度がせいぜいで、黒くはならないと思っていたらいいでしょう。そのようにできているものに体毛の純白を求めて、鼻の黒を求めるのには無理がり、ほとんど実現困難なことです。もちろん純白といえる白毛の紀州犬もおりますし、鼻(鼻きょう)の真っ黒な紀州犬もおります。これはきわめて希な特殊な事例です。柴犬の白毛の犬は紀州犬よりもずっと汚れ白ですし、鼻きょうも肉色で黒いのはほとんどおりません。
 紀州犬はどんな人に向くかといいますと、オス犬なら成年男子もしくは中学生以上の男性であるといえます。女性が世話をするならメス犬がいいでしょう。女性でもオス犬の世話ができないわけではありませんが、犬は体が大きくなるほどに力も強くなるのでこの点を考慮しておくといいでしょう。
 散歩は1日30分以上行います。犬の仕合わせは食事よりも飼い主と一緒の散歩と作家で紀州犬愛好家の近藤啓太郎さんが強調しております。紀州犬は飼うにつれて飼い主との親密な関係を築くようであり、紀州犬を飼い始めるとずっと飼い続ける人が多いことがそのことを物語ります。優しい紀州犬であってもイノシシに向かうときには我が生命のことなど意に介さずという捨て身の行動をとります。
 富澤勝氏の著書『この犬が一番!−自分に合った犬と暮らす法−』では「紀州犬は地味で素朴だが、あきのこない犬だから、私なら最初に飼いたい犬であり、最後に飼いたい犬である」と述べています。

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