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紀州犬物語 紀州犬物語(紀州犬と柴犬を比べる)(6)(執筆 横田俊英)

(副題)
紀州犬と柴犬を比べる

紀州犬の雌犬「コマチ」と柴犬の雌犬「サクラ」との比較

 紀州犬雌犬「相模小町号」(愛称はコマチまたはコマ)は4月9日(金)にわが家にやってきました。紀州犬の世界では有名なKさんのところで1999年2月21日生まれた白毛・巻尾の雌犬です。

1、犬の性格、紀州犬「コマチ」と柴犬「サクラ」
 柴犬の雌犬「櫻姫号」(愛称はサクラまたはサク)との比較でもあります。紀州犬のコマチは一言には剛胆ということができます。食事の量も多く、バクバクとよく食べます。人に戯れる場合にも舌でベロベロと強くなめ、ほとんど人の顔に突進してくる有様です。この突進で芥川賞作家の池田満寿夫さんは前歯を切損したそうですから、同じ被害に合わないよう注意しなくてはなりません。紀州犬コマチは、柴犬のサクラが戯れて噛み付いてきても相手にしませんが、あまりにしつこいと噛み返します。サクは生後50日のコマに(コマがきて1週間目に)左前足の人差し指を噛まれて骨折してしまいました。この怪我と治療には大いに困惑しました。骨折の個所のレントゲン写真のその写真を手元に残してあります。

 子犬時代サクラとコマチはよく喧嘩しました。ある時は柴犬のサクラが紀州犬のコマチに激しく噛み付いたので、サクラを持ち上げましたら、紀州犬のコマチがサクの口にぶら下がっていました。体格がほぼ同等の子犬時代のことです。なかなか派手な喧嘩です。喧嘩のことなどを知り合いに話しましたら、その家に先にきた犬にすべて優先権を与えないと駄目なのだそうです。

 紀州のコマチが本気になった場合には、柴犬のサクの喉仏に躊躇なく噛み付きます。残忍とも思える攻撃の仕方です。紀州のコマチに噛まれた柴犬のサクの耳にピアスをするときのような穴がしばらく開いておりました。またサクラの左目の上には小さな噛み後が残っておりました。

 でも柴犬のサクラも負けていないのです。何かの弾みにコマチを攻撃します。何時かは口が合わさるような咬み合いをして、コマチの鼻筋には大きな傷痕が残っていました。コマチの幼犬時代、日本犬保存会神奈川支部展で幼犬賞をもらったときにはまだまだ立派な鼻筋の傷痕でした。知り合いが「大丈夫、人間の傷ハゲと違って犬は一年しないうちに直ります」と助言してくれましたが、全くそのとおりでした。ちなみに柴犬雌のサクラはコマチより2カ月年長です。

2、紀州犬「コマチ」および柴犬「サクラ」とのハイキング

@紀州犬コマチの最初のハイキングは高尾山から陣馬山に続く尾根筋の明王峠まで(生後50日ほどで)。
 舗装路を2時間、山道を40分のハイキングです。5月の陽 気のいい日で新緑の木もれ陽は何ともいえません。コマチは、山道の途中で人に出会うと怖がって逃げておりました。その人の横を通り過ぎて行けないのです。警戒心から出る行動なのでしょうか。この日は、私の後をしっかりついてくるので、引き綱なしで通しました。
A明王峠を経て陣馬山へのハイキング(生後55日ほど)。
 舗装路2時間、山道2時間。引き綱なし。山道では人に会うと、初回のように怖がりました。
B和田峠から陣馬山へのハイキング(生後60日ほど)。
 山道1時間。柴犬のサクラが一緒でした。サクラは引き綱を離すと直ぐに和田峠の駐車場においた車に戻ってしまいます。この癖はその後もずっと続いております。紀州犬のコマチは私の後を追っていましたが、何かの拍子に崖を少し降りていってしまいました。あわてて連れ戻しました。
C明王峠から景信山に出て、陣馬山へのハイキング(生後60日ほど)。
 山道4時間。引き綱なし。このときもサクラが一緒。コマチは今回は道で人に会っても怖がらずに通しました。以後は前方からくる人を怖がらなくなりました。
D大菩薩峠から大菩薩嶺(2057m)へのハイキング。(生後65日ほど)。
 歩行は3時間。引き綱なし。人を怖がることはまったくありません。良く歩きました。その昔、大菩薩峠に友人と登ったときには、塩山駅で朝を待ち、始発バスで登山口に行き、そこからの遠々の登りでした。そのときにはもう既につづら折りの自動車道ができており、ほぼ直登の登山道を登るうちに何度自動車道を横切ったことでしょう。腹が立ちました。以後、自動車道が付いている山道の最終地点までは必ず車を利用することに決めました。

3、紀州犬コマの生活の様子
@呼び戻し
 柴犬のサクラは訓練の時期が遅かったためなのか呼んでも戻ってきません。紀州犬コマチは呼べば戻ってきます。
A散歩
 柴犬のサクラは、引き綱から放すと畑などに飛んでいって勝手に遊んで、しばらくすると門の前に戻ります。畑や野原を思う存分走るので全身泥だらけになります。
 紀州犬のコマチは引き綱なしでも散歩できますが、野犬などが突然現れる危険がありますから、それは家の前での訓練のときだけにしています。
B食事
 柴犬のサクラは食が細く、ペットフードではペディグリーチャムが好みで、ビタワンは嫌いでした(今では何でも食べます)。紀州犬のコマチは何でも良く食べます。食欲は旺盛です。

4、動作の様子
@動作の機敏さでは柴犬のサクラが圧倒的に勝ります。あるときサクラが紀州犬のコマチと戯れ合っていましたら、コマチの背の上をひらりと飛越しました。それは見事な身のこなしで、弁慶と牛若丸の五条の橋の上とはかくのごとしかと思いました。

5、排便
 柴犬のサクラ、紀州犬のコマチとも子犬のころはリビングルーム(居間)に置いた「バリ・ケンネル」で寝かせておりましたが、この中では排泄はしませんでした。コマチは困ったことに庭に設置した半坪ほどの犬舎の中では糞をします。居間が自分の部屋であり、戸外の犬舎はただの柵の中と思っているのでしょうか。柴犬のサクラは余程のことが無い限り戸外の犬舎では糞はしません。
 柴犬のサクラ、紀州犬のコマチとも原則的に散歩の途中で糞・尿の排便をします。
 柴犬のサクラは子犬のころは庭に放してやると芝生で排尿をし、排便の用はアルミ格子のフェンスの間からすり抜けて野原の草の中ですることがよくありました。サクラは外で糞をしたあと暫く遊んで門前に戻ります。格子から抜け出るときは脱兎のごとくの有様ですが、抜け出た格子から戻った試しはありません。
 紀州犬のコマチは犬舎のなかを糞尿の排泄所と半ば心得てしまったようです。大して我慢をせずに排便してしまうのです。また軒下の芝生にも遠慮なしに糞をします。身体が太いので格子の間を抜けることが難しいこともあって、軒下で我慢しているのでしょうか。雨の日に散歩を遅らせるときにはこの糞尿の癖は便利ではあります。犬が潔癖過ぎると人間が気を抜けないことになるからです。

6、ダッコを嫌がる紀州犬のコマチ、ダッコを許す柴犬のサクラ
 紀州犬のコマチはダッコしようとすると嫌がって手を振りほどきます。柴犬のサクラは捕まえられると諦めるのかダッコを許します。

7、体高46pになった紀州犬雌犬のコマチ(生後6カ月ほど)
 紀州犬雌の体高は46cmに達すると日本犬標準にかなうことになります。コマチの体高が気がかりでしたが、生後6カ月ほどのときに手製の測長器で計測したら46pに達しておりました。8月に開かれた(社)天然記念物紀州犬保存会の納涼会でベテランが間違いなくサイズになっているといっていましたから、どうかなと思って計ってみたところ、その通りでした。

8、久しぶりに初秋の陣馬山に紀州犬コマチとハイキングに出かける
 1999年9月21日のことです。コマチの散歩を兼ねて明王峠から陣馬山に足をのばしました。陣馬山の山小屋でビールを飲むのを楽しみにしての犬を連れてのハイキングです。
 山行きは久しぶりのことでした。陣馬山頂の小屋には東京都の行政書士の有志が集まっておりました。コマチは行政書士のオバサンに可愛がられ、お菓子をさし出されると喜んで、オバサンの顔をベロベロ舐めていました。私としては犬に菓子は嫌なのですがオバサンの善意に水をさすのもまずいので黙って見ておりました。この日コマチは登りはじめのときだけ向こうからくる人に警戒心を示しました。
 「里はまだまだ暑いので山はどうかな」と考えながら尾根筋にでてみたらそこは爽やかな空気でした。山小屋の管理人のオバサンとは顔なじみですが、その笑顔と運動後のビールでしたので最高の気分になりました。

(横田俊英 Shunei Yokota)

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