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私の履歴書 安斎正一(計量士)-その3-
私が生まれた日と父母兄弟について

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私の履歴書 安斎正一(計量士)-その3-私が生まれた日と父母兄弟について

 私が生まれた日と父母兄弟について

私が生まれた日

 福島県の農家に昭和16年1月27日(旧暦の元日)の早朝、私が生まれたそうです。

 私の故郷では昭和30年ごろまで旧暦を使用していたので、私は縁起良い正月一日に生まれたということから両親は迷わず正一(しょういち)と命名したとのこと、私にとって正一という名は正直一筋というか正しさ一徹というか、生まれたときから計量士にぴったりの名のような気がしてなりません。

 1月27日について和製暦を見ますと、「国旗制定記念日」と書かれており、明治新政府は1870(明治3)年1月27日太政官布告第五七号により“日の丸”を日本の国旗として制定したとあります。

 何と言っても同じ誕生日で私にとりましても名誉なことは、世界的な天才大作曲家モーツァルトが1756年1月27日にオーストリアのザルツブルクに生まれたということです。

 2006年はモーツァルト生誕250年を祝ってテレビでモーツァルト特集番組を数多く見ることができましたことは私にも記憶に新しいところです。

兄弟構成は人生に影響を及ぼすだろうか

 姉、兄、兄、兄、姉、姉、私、妹という8人兄弟の構成は、私の物静かな性格を作ったことを物語っているのです。何故なら三男兄と四男の私は八歳の年の差があったため一度も兄弟喧嘩をしたことが無く、兄姉に可愛がられて私は優しくおっとりした性格になっていったのです。

 長姉佐藤春江は、福島県在住健在で大正12年2月生まれで関東大震災のとき既に生まれていたというから驚きで、遥か遠い昔に起きたと思っていた関東大震災が今でも東京などには体験談を話される方がおられるんだなということを改めて知ったのです。

 私は小学一年生のころに近所のおじさんに“君はお稲荷さんだから偉いんだ”と言われたのですが、そのときは意味不明で何がなんだか理解できなかったのです。その数年後に大きい稲荷神社へ行ったときに初めてその謎が解けたのです。稲荷神社の参道に数多くの「正一位稲荷大明神」の旗がズラリと並んでいたからです。しかし、何故旗の一番上に自分の名前が書いてあるのかは疑問でした。

 最近、広辞苑で調べましたら【正一位】律令制で、諸巨の位階の最上級。また、神社の神階の最高位。とありました。

父母への想い

 明治33年(1900年)生まれの父安斎健治は、1985年に85歳で他界しましたが、1903年生まれの母安斎ハマは、気丈に明治、大正、昭和そして平成と生き抜き、2003年11月7日に満百歳の誕生日を元気に迎え、小泉純一郎総理大臣、福島県知事、町長などから長寿の祝をいただき、車椅子に乗ってはいたが“ありがとうございます”としっかりした甲高い口調でお礼を述べていたのが昨日のように思い出されてなりません。

 百歳という目標を達成した感からかその後は急激に衰えを見せ、満百歳の誕生日から70日余で大往生したのです。

父母は芸人だったように想う

 父は、結婚式などには決まって三波春夫の「チャンチキおけさ」を歌いながら踊っていたのです。ときには母が地元福島県の代表的民謡「会津磐梯山」を甲高い声で歌って父が得意そうに踊っていたのを見たことがありました。

 こんなことから、私が歌うのは芸達者な親の血筋を引いているのかも知れません。(つづく)

私の履歴書 安斎正一 目次
私の履歴書 安斎正一(計量士)-その1-本欄の執筆をなぜ私が?
私の履歴書 安斎正一(計量士)-その2-私の職場
私の履歴書 安斎正一(計量士)-その3-私が生まれた日と父母兄弟について

私の履歴書 安斎正一(計量士)-その7-寺岡精工へ入社
私の履歴書 安斎正一(計量士)-その8-計量教習所と計量士資格取得



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私の履歴書 安斎正一(計量士)-その1-本欄の執筆をなぜ私が?
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私の履歴書 齊藤勝夫(元千葉県計量検定所長、元流山市助役)(日本計量新報デジタル版)

私の履歴書 齊藤勝夫(元千葉県計量検定所長、元流山市助役)(日本計量新報デジタル版)-その1-
第一章 私の歩んだ道-公務員として信念を持って 第1編 公務員人生を歩みだす
千葉県中の「ハカリ」を検査を一人でする。新品は係長が検定をやる。日曜もなしだ。

私の履歴書 齊藤勝夫(元千葉県計量検定所長、元流山市助役)(日本計量新報デジタル版) -その2-
第一章 私の歩んだ道-公務員として信念を持って 第2編 度量衡法末期の実状
「国敗れても度量衡行政は敢然として実施する」難行を経験者として語り継ぐ

私の履歴書 齊藤勝夫(元千葉県計量検定所長、元流山市助役)(日本計量新報デジタル版) -その3-
第一章 私の歩んだ道-公務員として信念を持って 第3編 新しい夜明け、計量法の歩み
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私の履歴書 高徳芳忠 神戸大学計測工学科をでて製鉄会社で計量管理の仕事をした男の記録(日本計量新報デジタル版)

神戸大学計測工学科をでて製鉄会社で計量管理の仕事をした男の記録-その1-はじめに
西宮高校から神戸大学の計測工学科に進み川崎製鉄千葉製鉄所で計量の仕事を始める

私の履歴書 高徳芳忠(たかとく・よしただ)(日本計量新報デジタル版)
神戸大学計測工学科をでて製鉄会社で計量管理の仕事をした男の記録 -その2-我が家と計量の係わり
祖父の高徳純教が「はかり屋」を始め社名に「メートル」を用いた気概に敬服

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