2018年計量団体の新年会は元気な工業会と沈下する計量協会が丸見えに |
2018年計量団体の新年会は元気な工業会と沈下する計量協会が丸見えに
(タイトル)
2018年計量団体の新年会は元気な工業会と沈下する計量協会が丸見えに
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計量計測機器産業と関係する企業の動向が醸し出される各種団体の2018年新年会が行われた。日本計量計測機器工業連合会、日本電気計測器工業会、日本分析機器工業会、科学機器協会、包装関連の工業会、また圧力計と温度計の団体などはここ数年の動きのままに堅調な企業業績を反映して参加者が多く華やいでいた。産業と社会の基礎分野をなす計量計測機器とその関連産業ではあっても時代の求めに応じた新分野の開拓、新製品の開発が進められており、そのような努力が企業業績に結び付いて業界の元気さに現れている。
写真は熱海後楽園ホテルで開かれた東京科学機器協会の新春大懇親会
ハカリの定期検査を地方公共団体の指定を受けて実施している計量協会の新年会は計量士の参加割合が増えているなか一般の販売事業者の姿が少なくなっている。東京都計量協会の場合には200名を超えていた参加者が50名ほどに減っている。一般の計量器販売事業者とハカリ事業者以外の長さ計分野ほかの参加者が減っている。
計量協会の実態は定定期検査業務指にともなうハカリの検査団体に変化している。製造・修理・販売の計量器事業者が「計量思想の普及」の大義のもとに集まっていることに変わりはないとはいえ、その規模が減じてくると大義はハカリの指定定期検査機関として社会に役立つことに変化したようにみえる。そうしたことが関係してか計量器の事業者が計量協会の会長になることから、計量士が会長になる動きが目につくようになった。計量協会の組織実態を反映してのことのようだ。
浮き沈みはあっても日経平均株価の上昇は目覚ましい。何年も前には中国はバブル経済の状況にあって不動産は完全なバブルだという見方があったが、それがはじけた様子はなく、中国はアメリカに対抗して世界経済を支配しようとしている。中東、アフリカ、南米への経済進出を一層推進している。日本では証券を保有していれば資産が増えたという株式状況がつづいていてデフレに足を突っ込んだままの経済とは裏腹である。
計量計測に関係する経済の動きは半導体製造産業が絶好調でありこれにつられた動きもみられるが、全体としてはよいところとそうでないところとが斑(まだら)模様である。計測器産業における共通した傾向と個別企業の業績は同じではないだけにそれぞれの企業が時代とユーザーの求めにこたえられる道を探していくことになる。全般として計量計測機器とインターネットとの通信による情報のやりとり計算、無線方式による通信など盛んになされるようになっている。
2018年計量団体の新年会は元気な工業会と沈下する計量協会が丸見えに
三内丸山遺跡から出土した数を記録した土版と縄文人の数の概念の有り様
三内丸山遺跡
三内丸山遺跡から出土した数を記録した土版と縄文人の数の概念の有り様
数を記録した土器(土版)出土。「縄文時代の文明」(ユーチューブ・動画)
東京科学機器協会の新春大懇親会が2018年1月26日 (金) 午後、熱海後楽園ホテルで三百名ほどが参加して開かれた。
兵庫県計量協会の平成30年計量年賀交換会が 2018年1月12日(金 )開かれる
京都府計量協会の平成30年新年交歓会 2018年1月11日(木)開かれる
滋賀県計量協会の平成30年新春賀詞交歓会 2018年1月10日(水)開かれる
滋賀県計量協会の第6回定時総会は関連議事を原案どおり可決・承認、平成2017年6月23日(金)