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第50回記念京都府計量の図画展」に携わって 京都府計量協会事務局長林稔

  2018年1月投稿
計量計測情報 日本計量新報編集部



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第50回記念京都府計量の図画展」に携わって 京都府計量協会事務局長林稔


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第50回記念京都府計量の図画展」に携わって 京都府計量協会事務局長林稔

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 昨年10月28日(土)~29日(日)の二日間、京都のゼスト御池地下街寺町広場で、「第50回記念 計量の図画表彰式および作品展」が一般社団法人京都府計量協会(以下「協会」)主催、京都市共催、京都市教育委員会後援で開催されました。

 京都市内の小中学校67校から提出いただいた1412点の作品の中から市長賞、理事長賞、金賞、銀賞計356点が展示されました。10月29日(日)13時半から表彰式が行われ、門川市長から市長賞3名に、協会の黒田理事長から理事長賞9名に表彰状と記念品が授与されました。市長ならびに京都市会久保副議長よりご祝辞をいただいたあと、記念撮影で和やかに表彰式は終了しました。

 この図画展は、第48回までは京都市計量検査所(以下「検査所」)が主催して実施されていましたが、平成28年度(第49回)は、京都市の計量業務が京都府に移管され、検査所が閉鎖されたことに伴い、協会主催、京都市共催、京都市教育委員会後援で開催されました。

 小職は、平成28年11月より協会に事務局長として席をおいており、一昨年(第49回)までの図画展に関わったことがなく、今回の作品募集~審査~展示に至るフロー等々も把握しないまま経験者にほぼ全て委ねていました。

 9月の審査会場で、京都市のご担当から「今回は50回記念なので、過去の受賞作や50年のあゆみといったパネルとかを展示してはどうか」とご意見をいただき、50年のあゆみを小職が作成することとしました。

 計量といっても、長さ、質量、容量から環境まで幅が広い。だが、はかりに絞れば、ここ京都にはイシダさん、島津さんという大手メーカーがある、ご協力をいただければそんなに難しいことではないだろうと、何となくその場では頭に描いたのでしたが、いざ、作成しようとすると、単なる年表では子供向けにはならないと気づき、パネルに過去の図画を並べ、京都市の主な出来事、計量の歴史、はかりの歴史と対比させようと考えました。はかりの歴史は、イシダさんと島津さんにご協力をいただきました。

 パネルは最近よくみかけるターポリン地の縦長ロールアップバナーで、図画展開始前、図画展25回まで、図画展50回までの3本としました。なんとなく空白ができてしまうところには、計量の雑学や子供向けクイズを埋め込みました。

 開催当日は、図画だけでなく、会員企業の協力を得て、はかり等計量器の展示、棒はかりの工作、重さ当てクイズ等のコーナーも設け、バナー(計量の図画展 50年のあゆみ)も掲示しました。

 会場では親子3代で作品に見入ったり、作品を背に写真撮影されたり、工作したり、クイズにチャレンジしたり、一般の方々も図画を眺めて癒されておられたりと、そのような姿を見てますと、自然と笑みがこぼれ、やりがいを感じますし、次回はもっと多くの作品を展示できればいいなぁと思ったりしました。

 振り返りますと、協会が主催となったのは、京都市の計量業務が京都府に移管されたためとも言えます。勿論、協会単独での実施は不可能で、京都市、京都市教育委員会等の共催、後援がなければ、今後も継続できません。今回実施できた背景には、京都市の計量業務が京都府に移管され検査所が廃止されたあとも、問題なく京都市内での計量業務が行われているからだと思います。

 今回50回という節目の年でしたが、前回の第49回は協会主催初回で、これを成功させた関係者の努力、苦労は並大抵のものではなかったと推測されます。表彰式では、受賞作品のコピーを会場の皆様にご覧いただけるよう掲げ、学校名お名前の紹介とともに、審査された先生の講評を紹介させていただきました。このようなアイデアや経験、努力を活かすためにも、協会主催であれ共催であれ途絶えることなく継続していくことが協会の目標となりました。

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