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ガラス製水銀温度計は現在も今後も使用できます
日本硝子計量器工業協同組合


現在ご利用の、ガラス製水銀温度計は、現在もまた2020年以降についても問題なくご利用いただけます。
研究・計測器の校正および参照を目的とする製品、非電気式で高精密度の測定に使用されるものは除外として従前どおり製造することができます。
ガラス製水銀温度計は今後も使用することができます(日本ガラス製計量器工業組合からのお知らせ)(2017年7月19日記載)


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ガラス製水銀温度計は今後も使用することができます(日本ガラス製計量器工業組合からのお知らせ)

 日頃からガラス製温度計をご利用の皆さまへご案内です。

 日本硝子計量器工業協同組合は、ガラス製温度計、湿度計、浮ひょう(比重計・密度計)の製造事業者が参加している団体です。

  まず皆様にご理解いただきたいことは、現在ご利用の、ガラス製水銀温度計(以下、水銀温度計)は、現在もまた2020年以降についても問題なくご利用いただけます。

  水銀に関する水俣条約とは、水銀の一次採掘から貿易、水銀添加製品や製造工程での水銀利用、大気への排出や水・土壌へ放出、水銀廃棄物に至るまで、水銀が人の健康や環境に与えるリスクを低減するための包括的な規制を求める条約です。2013(平成25)年10月に熊本県で開催された外交会議で、採択署名がおこなわれました。

  そして2015(平成27)年6月に水銀による環境汚染の防止に関する法律が可決成立しています。

  私ども組合員は、この法律で規制の対象になる水銀温度計の製造販売をしています。そして、この法律により2020(平成32)年末から製造、販売に関しての適用を受けることになります。2020年以降は製造について一定の条件のもと、事業者は製造申請、許可を受け対応することになります。

  ただし研究・計測器の校正および参照を目的とする製品、非電気式で高精密度の測定に使用されるものは除外として従前どおり製造することができます。  また目量(目盛)などにより適応除外に該当する水銀温度計も従前とおり製造することができます。

  具体的には、

(1)計ることできる最高温度が300℃以下であって、目量(目盛)が0.5℃以下のもの

(2)計ることができる最高温度が300℃を超え500℃以下のものであって、目量(目盛)が2℃以下のもの〔(3)に該当するものを除く〕

(3)塩酸、硫酸その他腐食性の高い薬品の温度を計ることができるものであって、計ることのできる最高温度が200℃を超え500℃以下のもののうち、目量(目盛)が2℃以下のもの

  また廃棄については、適正な方法での廃棄をお願いいたします。

  私ども組合員の製品でしたら組合事務局までお問い合わせいただきたくお願いたします。


  最後に、ガラス製温度計の優れたことをご紹介します。

  ガラス製温度計は感温部から温度の指示部まですべてを確認することができます。このことは温度計測における示度の確認をすることができる構造です。つまり、温度計に不具合があればすぐに確認することができる構造です。

  一方、感温部と表示部がある温度計ではその示度の確認は他の温度計ですることになります。つまり、その温度計そのものが正しく表示されているかの確認はその温度計では確認のしようがありません。

 ぜひ皆様のご理解のもと、ガラス製温度計をご利用されることをお願いいたします。

  そして、水銀温度計のご利用にあたり、水俣条約のご理解を改めて、お願い申し上げます。

組合員名(五〇音順)
(有)アサヒ計量器製作所
(有)石原温度計製作所
(株)クレセル
(有)滋賀計量器製作所
大明製作所
(株)東京百木製作所
(株)東亜計器製作所
東亜サーモメーター(株)
日本計器(株)
日本計量器工業(株)
(株)久松計量器製作所
(有)平尾計量器製作所
(有)三井計量器製作所
(株)明治計量器製作所
 山崎計器(株)
(株)山崎計量器製作所
(株)横田計器製作所
(株)吉野計測
(株)渡部計器製作所
(株)ワールド計量器

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ガラス製水銀温度計は今後も使用することができます(日本ガラス製計量器工業組合からのお知らせ)(2017年7月19日記載)

伝統の「技」を今に伝える浮ひょうの専門メーカー 横田計器製作所

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