下と写真をクリックすると次の文章をご覧いただけます。
黒須茂のエッセー 「人間万事塞翁が馬」
(写真は神奈川県 真鶴港 市場まえで釣りをする人)
東京にある専門学校で担当する「技術英語」における試験問題の質問である。「あなたは将来の伴侶として、どのような人を望むか」、「あなたはこのクラスにどのような印象をもったか」、「あなたの恋人についてお話して下さい」と若者に聞いてみた。答え易い質問だろうと思いきや、「美しい人」「やさしい人」とか「恋人はいません」といった余りにも無内容な日本語での解答を読んでいて、なにか心の中が寒々としてくると同時にがく然とした。英語以前の問題として日本語教育に問題のあることに気がついた。
その昔は、「私の恋人は銭だ。今の世の中、銭さえあれば大抵のことは解決する。私は銭にもならぬ勉強には興味はないが、銭儲けには執着するつもりだ。だから将来は2、3人の工事会社で働き、独立するつもりだ…」といった内容をたどたどしい英語で書く者がいて、感服したものである。
今、巷では教育問題がしきりに世間を騒がしているが、世に出て生きていくのに差し支えのない程度の日本語による読み・書き・ソロバンがいまや危うい状況にあることを皆さんはご存知だろうか。共通言語である日本語での会話が成立していない学級で、英文に慣れ親しむことにどれほどの意味があるのか、じくじたる思いで教えている。(以下の文章は次をクリックしてお読み下さい。黒須茂のエッセー 「人間万事塞翁が馬」)
夏至の日の旅行。滋賀県の草津駅で「旅は夕暮れに尽きる」と思う 旅行家 甲斐鐵太郎
下と写真をクリックすると次の文章をご覧いただけます。
2017年6月22日の草津駅付近の19:38である。
滋賀県は第二次産業の割合が日本一多い。草津市周辺には工場が多い。
2017年6月22日、19:52に草津駅の商店街で純米酒「大治郎」を買った。
レモンが入っていると思わせるほどの辛口の酒だ。居酒屋の日本酒は砂糖水のようで駄目だ。
質量と重さ(重量)の混用 (岩田重雄)(本稿は2007年に寄稿された文章です)
はじめに
現在、重さ(重量)を質量の意味で使うことが広く行われている。3年前のテレビで専門家が「ニュートリノの質量」について説明した後で、アナウンサーが「ニュートリノの重さ」と言いかえたことがあった。新聞の科学欄の中でも同様のことがしきりに行われている。度量衡の事典の中でも重さはあるが、質量のないものがある。 一部の計量関係者でさえも計量記念日の行事などで重さ(重量)を質量の意味に多用しているし、質量計に重さと表示しているメーカーもいて混乱を助長している。(以下の文章は次をクリックするとご覧いただけます「質量と重さ(重量)の混用」)