紀州犬は古武士の風格を持ち合わせております(執筆 横田俊英) | ||
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子犬のころにチャラチャラしていた性格もやがては枯れてきて日本の風土の一部のようになります
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(副題) 紀州犬より小さな犬が良いと思うのであれば柴犬などを選べば良いのです。そして紀州犬より大きな犬が欲しいと思うのであれば秋田犬やゴールデンレトリバーやシェパードほかを選べば良いのです。 |
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紀州犬は古武士の風格を持ち合わせております(執筆 横田俊英) (本文) 紀州犬を飼っている人は飼えば飼うほどに紀州犬はよい犬であると思うようです。 その人がよい紀州犬に巡り会うことができた結果であるからかも知れません。 私の友人のある人は久しぶりに紀州犬のオスを飼うようになったのですが、やはりオスは良いとご満悦でした。 犬にはオスとメスがあってオスもメスもほぼ同数産まれ誰かに飼われているのですから、オスが良くてメスが悪いなどと簡単には述べれられません。 紀州犬の良さはどこにあるかということは人によって様々です。 私の知り合いたちが語る紀州犬のことです。 (1)紀州犬は良いよ、何より性格が良い。人の気持ちが良くわかる賢い犬だ。 (2)紀州犬は中型日本犬ということで大きさがほどよい。オスはメスより大きく、たくましい。そのオスの大きさがほどよいのだ。大きさからくる見栄えも十分であり、これこそ日本男児が慈しむべき日本の犬である。 (3)女性が主として世話をするなら紀州犬のメスの体格がほどよい。メスは優しいということもあって、紀州犬のメスは性格も良くて女性には一番だ。 (4)紀州犬のオスを散歩させていると皆に格好良いといわれる。自分ではそれほどでもと思っている飼い犬だが、人が見ると自分と飼い犬とが良い関係であると写り、紀州犬も格好良いと見えるのだろう。 (5)何が何でも紀州犬はオス犬だ。だって格好の良さがメスとは違う。紀州犬は日本男児の相棒だ。白の紀州犬を飼っているのでこれに加えてオスをもう1頭飼う。それは有色・胡麻毛で頭の大きな体格の良い紀州犬だ。 (6)日本男児にはやはりメスよりオスだ。醍醐味が全然違う。大きすぎず、しかもバランスがよい。体格にどこといって隙がない。このような犬が日本に残されていたことを誇りに思う。 (7)紀州犬は血液的に純粋性が高く、いまの犬は姿・形も洗練されていて、そこに古来の野武士的な性格が加味されている。紀州犬以外に犬は飼わない。 (8)犬を飼うなら紀州犬を1頭飼うに限る。何より紀州犬は飼い主の心にしみいる犬だから。紀州犬はできればオス犬、家庭の事情などでオス犬が駄目ならメス犬でも良い。 (9)年寄りの女性には紀州犬のメス犬が一番だ。体の大きさが女性にはほどよい。性格もが良く、主人に良くなつくので生活の伴侶になって気持ちが大いに慰められる。 (10)紀州を飼うなら性格が良い犬が一番。オスでもメスでも良いがオスならなお良い。性格が良いか悪いかはその犬本来の性質に加えて飼い方で決まってくる。慈しんでも甘やかせずけじめを付けた生活をすること。犬の性格は80%ほどは後天的に飼い主の躾けと飼い方によって決められる。 以上ですが、オス犬に対する認識、メス犬に対する認識でどちらがよいかが分かれます。その認識はほとんどの場合が根拠のない思いこみであることが多いように思われます。 紀州犬はオス犬がいてメス犬がいてオスとメスとをあわせて紀州犬というのです。そしてオスだけを産ませることはできませんし、同じようにメスだけを産ませることもできません。 紀州犬より小さな犬が良いと思うのであれば柴犬などを選べば良いのです。そして紀州犬より大きな犬が欲しいと思うのであれば秋田犬やゴールデンレトリバーやシェパードほかを選べば良いのです。 紀州犬はよい犬です。そして日本を代表する美しくてたくまし犬です。そして紀州犬は武士の魂を保持しております。渋い紀州犬は古武士の風格を持ち合わせております。長く飼っていると紀州犬は飼い主に馴染んできますし、子犬のころにチャラチャラしていた性格もやがては枯れてきて日本の風土の一部のようになります。私はこのような紀州犬が好きです。 |
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