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メジロ(目白、めじろ) (1月)
1月になって冬の野鳥を自宅付近の散策路で探しておりますと、チィー・チィー・チュ・チィー・チィーと鳴き声を交わしあいながら数羽のメジロが椿の花の蜜を吸っておりました。メジロは留鳥ですから春夏秋冬一年中みることができる野鳥です。
小さな体で暗緑色の味わいのある渋い体色で、目には白い大きな縁取りがあります。名前の目白(めじろ、メジロ)はここからきております。
この鳥は人をあまり恐れません。都内では江戸城や林のある公園で繁殖をしており、千代田区の気象庁前の街路樹にも姿をみせます。日本中いたるところにおりますが、東北地方よりも暖かい地方でよくみかけることができるようです。
伊勢原市の知り合いの農家は鳥籠に蜜柑(ミカン)をつるして庭の木立に掛けておくとメジロがすぐおとりにかかります。山梨県の上野原市の知り合いの農家もこのような遊びをしております。いまの時代は野鳥を無許可で飼うことができないので、捕まえたメジロは放してやるのは当然です。
メジロの体色は和菓子の「ウグイス餅」の色といえばわかりやすいでしょう。綺麗な色で黒く小さなとがった嘴(きちばし)で冬場には木に残されている柿の実などの果実などをつついて蜜を吸います。子虫なども食します。
メジロは1羽で行動することはまれで大概は数羽で群れをつくって行動します。つねに細かな動きをして木から木に渡り歩いているので、ツバメが電線に並んでとまっている目白押し状態になっているところを私はみたことがありません。
繁殖期は5月ころなので、このころには雌雄一対で行動しているはずですが、このようすを確認することを楽しみにしております。
(執筆 横田俊英 Yokota Syunnei、日本野鳥の会会員)
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