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夏鳥はとっくに南に渡りました雪がくると冬です(12月10日 執筆横田俊英)

(副題)自然のものの色をよく見るのは面白いものです

 霧ヶ峰高原のネイチャーセンターでニホンキツネの何体かの標本を見て感じたことがあります。キツネはキツネ色ということで黄色いことになっております。確かにそのような色でが、被毛をよく見ると一本の毛でも先は黄色ですが途中が黒だったりしますし根元は白です。毛先まで黒のものもあります。黄色や黒や白が混じり合った上での黄色なのです。そして耳の後ろ側に黒い毛が密生している個体もありました。何かの絵本で耳の裏が黒いキツネを見たことがあります。

 動物の色を単純に黒とか茶とか白と決めてしまいますがそうでないことが多いようです。茶色の柴犬もキツネと同じような毛の仕組みになっております。白の紀州犬は白いということになっておりますが、絵の具を均等にのばしたよな白ではないのです。耳にも背中にも幾分か茶が混じっているのが普通ですし、耳のほとんどが茶であったり、背中のかなりの部分が茶であることも少なくありません。動物を含めて自然のものの色をよく見るのは面白いものです。

 山の秋の紅葉にしてもそのようなことであるのです。赤と黄と茶などが混じり合っての紅葉です。春にみずみずしい若葉色を見せた朴歯(ほおば)はその大きな葉を土色に変えて落葉しております。白い臭いの強いあの大きな花が思い出されますが、季節はもう冬になっているのです。

 落ち葉の季節にはこれを肥料にする人が籠を背負って集めたり、軽トラックの荷台に積んでおります。笹子峠の秋は早く柴栗が路面に落ちているのとあわせて落ち葉が路肩に固まっています。車を止めて日だまりで休憩すると山の香りが全身を包みます。

 笹子峠の大和村側の民家近くでは犬が道路を歩いています。放し飼いの犬です。同じ山梨県の都留市の峠でもそうです。その昔、犬はこのようにして飼われていたのです。

 富士山は裾野まで雪をつけるようになりました。峠の道路にももうすぐ雪がきます。雪が山影にずっと残るようになると冬です。峠の樹木はすでに葉を落としております。12月にはいると閉鎖されてしまう山梨県や長野県の林道があります。この夏には白山スーパー林道を石川県側から岐阜に抜けました。秋には吾妻スカイラインも走りました。そして喜多方でラーメン店を2軒はしごしたのです。10月中旬の秋景色のなか喜多方から会津を経て魚沼に抜ける道は快適でした。横田という駅か街があったのを思い出します。房総半島にも横田という駅があります。よく走りました。280馬力の乗用車の走行距離が10万kmを超えました。ここにきてこの車のホイールをインチアップして超軽量のスポーツタイプにしました。マフラーを換え、シートもレカロのSR3にしました。シートベルトは赤色の4点式のイギリス製です。ETCを付けたら便利です。

 笹子峠でも川上村に抜ける信州峠でもこの秋はカケスをよく見かけました。ツグミはもうすっかりわが物顔で振る舞っていて、足下からロケットのように飛び出します。ベニマシコも姿を見せております。もうすっかり冬鳥が野原の天下人になっておりますが、アカハラは間抜けな姿でずっと飛び回っております。

 もうすぐ雪がきます。秋は雪がくると終わるのです。夏鳥はもうとっくに南の方面に渡っていきました。この秋は金峰山、みずがき山の周辺をよく走りました。未舗装の同じ林道に2日続けて出かけたこともあります。


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