|HOME|紀州犬|紀州犬の子供譲ります|


「単純、シンプル」ということを意識して自然をみてゆこうと考えております(7月30日 執筆 横田俊英)

(副題)低温と長雨が花の命を長引かせているのでしょうかヤマユリの花は2週間経っても元気に花をつけています

 1週間仕事をしますと流石(さすが)に土曜日はくたびれます。朝に来客があるので早起きしました。1日の仕事のはじめは電子メールのチェックをすることです。そして会社がらみの仕事の計画を立てて、必要な企画をして、電話で担当者と打ち合わせをすることです。この仕事が終わるのは早くて正午頃で、少し根を詰めた作業になると午後5時になってしまいます。

 散歩は朝早くにしたいのですが、朝一番の仕事を散歩に当てにくいのです。仕事のアイディアなど構想がまとまったものをまずは文章にして企画化しなければならないからです。散歩するとそこでいいアイディアが浮かぶこともありますが、まずは企画化できるアイディアを文章にするのです。

 したがって散歩にでるのはそうした作業が一段落してからです。その散歩道が相模湖とそこから流れ出す相模川の流域です。相模川は道路からはるかに下にあるので川に直接触れるということではないのがおもしろくないところです。

 土曜日の来客を午前中にお願いしているのは、午後からは自由になりたいからです。この前の週は入間市のTさんが訪ねてくれて、紀州犬のオス犬を見せていきました。犬を飼いだして2年以上経つTさんは紀州犬のことをよく知っております。一緒にきたTさんの父上が紀州犬のオスは性質がよいものでなくては女性や子供では大儀だを感想を漏らしておりました。次の週は柴犬のことで東京都目黒区の方が家族で訪ねてきました。

 犬を飼うということで、犬の居る暮らしは、性質が良くて健康で如何にもその犬種の特徴を備えている犬をであれば楽しいものです。ここからは「その犬種の特徴を備えている犬」という項目を省くと普遍的で原則的な犬の居る暮らしを楽しむための基本条件です。老齢になったり、やむを得ずに病気になった場合は別であることはいうまでも合いません。しっかりと世話をしてやらなくてはならないのです。

 散歩道に新しくできたカフェ・レストランで昼食をとりました。来客があればここでもてなすのですが、リゾート感覚が満喫できる洒落た店構えで小説(絵本を含む)に登場する猫キャラクターのグッズや絵本等を販売もしております。

 連れ合いをここに案内したら自分の誕生記念パーティーをここでするのだと舞い上がっておりました。そして八ヶ岳の別荘地で誕生日を祝うことを恒例にしているのをここでやりたいともいうのです。どうでもいいことですが、八ヶ岳のリゾートのホテルやレストランに匹敵するいいお店と感じたようです。

 7月29日夜には小雨が降りました。その翌日の7月30日は高曇りです。外に出ると暑いですが、梅雨が明けたという晴天ではありません。相模湖につづく相模川沿いの道路は嵐山の北側にあるため木立が日陰をつくります。暑い中でも小川のある谷地では冷涼な風が流れてきます。夏でも日陰や谷間の空間を涼しい風が走るのは驚きでもあり、新鮮な感覚を人の与えます。

 この道路を歩いているとどうしたことでしょうか。蛇(へび)に2度遭遇しました。大きな蛇ではなくまだ育っている途中と思われる大きさのものでした。体長35センチメートルほどのものです。私はヤマカカシもシマヘビもマムシ区別がつきません。アオダイショーなど自然界ではみたことがありませんから、道を横切ろうとしていた蛇が何という名のものなのかわかりません。それにしても蛇をみたのです。

 日陰に咲いているヤマユリ(山百合・やまゆり)の花は2週間経っても元気に花をつけています。低温と長雨が花の命を長引かせているのでしょうか。手に入れたミノルタのマクロレンズのテストをしたいのですが、歩みを止めて花を写す気分にならないのは何となく時間に追われているといことがあるからでしょうか。

 山野草の図鑑を電車のなかでみておりました。平野隆久という写真家の写真集『草木の譜』と図鑑の写真を見比べると、図鑑の写真は変哲もない写真でした。平野隆久さんの写真を手本にして花や木や自然に眼を向けていこうと思います。7月29日に顔を出した東京光学研究所の所長はライカのレンズなどクラシックレンズは「侘び、寂びを写すに適している」と述べておりましたが、私には意味がわかりません。「単純、シンプル」ということを平野隆久さんの写真に感じますので、私はしばらくこのことを意識して自然をみてゆこうと考えております。

TOPへ




|HOME|紀州犬|紀州犬の子供譲ります|