(写真は5月17日午後5時13分に撮影)
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淡路の宿に泊まって「鳴門のうずしお」クルーズそして四国に渡る (5月18日 執筆 横田俊英)
(本文)
四国と本州を隔てる海は人に多くの幸をもたらす一方で現代のように物流が大規模になると不都合なことにもなる。
四国と本州に3本の橋が架けられたことは凄い。良いとか悪いとかということではなくてただ凄いというしかない。
鳴門の渦潮の見物はあまりにも偶然に行われた。
神戸での仕事の前日の宿泊地に予約した宿が淡路島の徳島寄りにあって、そこには「咸臨丸」と「日本丸」がうずしおクルーズ船として運行していたことによる。
この二艘はいずれもレプリカ船であって勝海舟の咸臨丸でも1930年神戸で建造された練習用帆船初代日本丸でもない。同じ名前を使われるととんでもない錯覚に襲われる。
鳴門の渦潮(なるとのうずしお)は、徳島県鳴門市と兵庫県南あわじ市の間にある鳴門海峡で発生する渦潮のことで、幅が約1.3kmの鳴門海峡には、1日に2回、大量の海水が瀬戸内海に流れ込み、また同様に1日に2回瀬戸内海から流れ出すときに大きな渦潮が発生する。
瀬戸内海と太平洋の水位差は最大で1.5mになり、幅が狭いことや海底の複雑な地形などによって、潮流は13〜15km/hほどで大潮の時には20km/hに達する。
この潮流の速度は日本で一番速く世界でも3番目だ。5月中旬の暖かい日であったからクルーズは快適であり、午後4時の運行時はまだ日が高い。潮風が気持よく、帆船の雰囲気は十分だから最高の物見遊山である。
その地に足を運んで実際に見ておくことはテレビニュースが流れるとそれが2倍にも3倍にも実感として受け取ることができるという効用がある。
渦潮見物の次の日は四国にわたって室戸岬に足を運ぶとこの地には夾竹桃のピンクの花が咲いていた。5月18日のことであった。
休憩した徳島の道の駅はプロゴルファージャンボ尾崎こと尾崎将司、尾崎健夫、尾崎直道の三兄弟の地元であり、この地で野球を盛んにした高等学校の元先生がボランティアをしていた。
本州四国連絡橋ということで明石海峡大橋、多々羅大橋、来島海峡大橋があり、明石海峡大橋を往復した経験とその感想を素直に言うと「いいんじゃない」。
道は人とモノを運ぶ。人と人の絆にもなっているかも知れない。
(写真と文章は横田俊英)
(書き殴って読み返しておりません。誤字、表現の不適切さなどについてはご容赦を)