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12月14日 秋色に包まれていた山は木の葉を落として冬の木立に変わっていきます(執筆 横田俊英)

(副題)
正月まで2週間のこの時期、遅い秋が冬に変わっていく時期でもあります

冬至まぎわの朝陽が午前6時53分に津久井城のあった城山の右手に登りました

(テーマ)
12月14日 秋色に包まれていた山は木の葉を落として冬の木立に変わっていきます(執筆 横田俊英)


(本文)

 12月14日の朝、羽田から能登に観光に出かける家族をJR相模湖駅に送るために車のエンジンをかけて窓の霜取りをするのになりました。午前6時にエンジンをスタートさせて30分のアイドリングはもったいないのですが、冷え切った車に乗ることの身体の拒絶反応の怖さを思うと仕方ありません。

 周囲の畑は霜で真っ白です。栗林の落ち葉の白さが何故か特別に白く見えるのは地面の広がりが大きいからでしょうか。

 駅に家族を送って自宅の相模川べりの自宅に戻るころに冬至まぎわの朝陽が津久井城のあった城山の右手に登りました。午前6時53分のことです。

 真夏の日の出はもっと北側からであり、高尾山から張り出した山稜から登ってきます。暑い夏の日の出が遅いのは好都合です。冬の日の出はずっと南側に寄っていて東を向いた和室の障子をオレンジ色に染めてそれを知らせるのです。

 朝の日は上空の雲を下から照らすので空の立体感が際だちます。夕日も同じです。そして私の住む付近は空が大きく広がっているのです。最上川を上流から海に出る酒田に来るまで道路沿いに下ったときには庄内平野の上空の空の広がりに圧倒されました。空が大きく広がっているのはいいものです。関東平野は空より広いと太田道灌が帝(みかど)に説明しましたが、東京の空はビルが視界を妨げてしまっております。

 甲州街道は八王子から先の高尾、浅川に入ると谷間になって勝沼で甲府盆地に出るまでずっと峡谷です。高速道路は山脈(やまなみ)の美しさを楽しんで走ることができて、快適なドライブルートです。国道20号線の甲州街道は峡谷の空が狭い道をくねくねと走るのです。

 このような場に住んでいると空が広がっている地に行くと解放されたような気持ちになります。広い空は人の気持ちを解放します。と同時に目がくらむという現象も起きます。拠り所のなさにとまどいもするかも知れません。

 霜がぎっちりと降りる日が続くと秋色に包まれていた山は木の葉を落として冬の木立に変わっていきます。正月まで2週間のこの時期、遅い秋が冬に変わっていく時期でもあります。1月1日ころには木枯らしが秋色をすべてはぎ取ってしまっております。


(執筆 横田俊英)


(書き殴って読み返しておりません。誤字、表現の不適切さなどについてはご容赦を)


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