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12月13日 道志川の初冬は秋色のままでツグミはまだ見ません(執筆 横田俊英)
(副題)
カワセミは留鳥であるから冬でも活動しております
飼い犬を連れて道志川の下流域を散歩し、散策することが楽しみでもあり喜びでもあります。
(テーマ)
12月13日 道志川の初冬は秋色のままでツグミはまだ見ません(執筆 横田俊英)
(本文)
道志川の下流の私の散歩道にはカワセミが棲んでおります。
緑の宝石とも表現されるカワセミの美しさは突然に目の前にあらわれたときに驚きとともにこのことががとっさに浮かんできます。カワセミは留鳥であるから冬でも活動しております。樹木の葉が陥ると彩り豊かなカワセミの姿がまた一段と輝いて見えます。
しかし道志川はカワセミだけ表現されるのではありません。その河原にはホオジロ(頬白、ほおじろ)などの留鳥や夏鳥、冬鳥がいつでも遊んでおります。岸辺に腰を下ろして1時間も待っていたら幾種類の小鳥たちがやってくるでしょうか。この1時間がなかなか気ぜわしくて取れないのです。
冬の河原にはスズメ(雀、すずめ)が多くおります。民家が多いこともあって道志川の河原に一番多くたむろするのはスズメです。ついてホオジロです。ある年の12月13日の道志川の河原はまだ紅葉がつづいております。ススキの白い穂はそのままですし河原の樹木も周囲の山の木々も秋色を残したままです。
そのせいでしょうか、ロケット飛びで私を驚かさせるツグミ(鶫、つぐみ)をまだ見ていないのです。
秋が遅くまでつづいているので私の八ヶ岳通いの楽しみがまだ残っているのが好都合です。雪が来て路面が凍結する前に大好きな八ヶ岳方面の初冬の景色を楽しんでいられます。
川を見るののが好きなのは何故でしょうか。川を見ていると気持ちがいいのです。水の流れが川です。何もないように見えても川の水の流れにはドラマがあります。静かに、早く、そして淀むということを繰り返して流れていきます。
川には岸辺があって、岸辺には草原があったり、断崖になっていたり、その様相もさまざまです。岸辺には野鳥がおります。道志川の私の散歩道は、道志川の下流域でこの川が川幅を広げて津久井ダムの一つの沼本ダムに注ぎ込む付近です。利根川の下流域のススキの原は如何にももの寂しい風情であるので「俺は河原の枯れススキ」という歌に詠まれます。
道志川はいい川です。どのように良いかというと兎に角私にとってはいい川なのです。さまざまに触れあっていて思い出があるからでもあります。
遠い昔、この川の上流域でキャンプをしたこともあります。中流域では鮎釣りに興じておりました。下流域では真夏の炎天下に群れるハヤ(鮠)を追いかけておりました。
今では飼い犬を連れて道志川の下流域を散歩し、散策することが楽しみでもあり喜びでもあります。
(執筆 横田俊英)
(書き殴ってiいて読み返しておりません。誤字、表現の不適切さなどについてはご容赦を)
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