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ピンクの合歓の花(ネムノハナ、ねむのはな)が咲き出すのと、同じピンクの百日紅(サルスベリ、さるすべり)が咲くのとがほとんど同時です。合歓が少し早いかな、というところでしょうか。夾竹桃(キョウチクトウ、きょうちくとう)は、赤みがかったピンクの花を付けていています。鳳仙花(ホウセンカ、ほうせんか)もピンクの花をいっぱいに付けております。
青森にねぶた祭りのころに出かけたら街道筋でアジサイと夏の花が同時に咲いておりました。相模湖のアジサイはもう終わりました。
この夏は山に出かけておりません。霧ヶ峰には毎週車を走らせてレンゲツツジからニッコウキスゲに変わっていくようすを眺めてはおります。もうマツムシソウが花を咲かせているかもしれません。
日本の夏はいまが盛りです。
相模湖付近の山百合(ヤマユリ、やまゆり)はもう咲き終わりました。
桜の木も含めて木々の緑は濃さを増して、8月の中旬を過ぎるとくたびれた様子が見えてきます。
ホオノキが枝先を道路に伸ばしているのでその葉をよく観察できますが、料理用に用いる綺麗な状態の葉はありません。すべて虫に食われて小さな穴が空いております。
初夏に飛騨の高山市に出かけると車を留める酒屋さんが朴の葉を干しておりますが、これは葉が虫に食われる前にもいでいるのでした。
縄文時代に人の食料品にクルミがあります。クルミにはオニグルミ、ヒメグルミなどがあるようですが、夏はクルミが大きな実を付ける季節です。
宮沢賢治は風の又三郎に風を吹かせてクルミを木から振るい落としました。
日本の山野の樹木でも縄文時代からあったものと、随分後になって日本にやってきたものとがあります。
栗の木は縄文時代からあって、青森市にある三内丸山遺跡の登楼は太い栗の木を材料にしておりました。またここでは栗の栽培をしていたことがわかっております。
飯田市の博物館では弥生時代に足を掛ける檜(ひのき)の大木が展示されていて、鼻を近づけると香りが残っておりました。
樹木を植えて温暖化防止をしようとテレビで話されておりますが、相模湖付近の杉林は管理が行き届かなくて荒れてしまっております。
木を植えるの良いのですが管理も含めて考えなくてはならないようです。
(書き殴って読み返しておりません。誤字、表現の不適切さなどについてはご容赦を)