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セキレイやツグミを見ていると日本の冬の山野も捨てたものではないなと思います(12月31日 執筆横田俊英)

(副題)風邪のない晴れた冬の日に日の当たる丘を犬をつれて散策するのは良い気分です

(本文)

 「西東京」という名称を会社名の頭につけているチャッカリ者がいる場所が私の住まいの相模原市相模湖町です。八王子市からJRで西に3駅の相模湖駅が鉄道の足です。

 大晦日の日、2年前には雪が降って坂道は大渋滞になりました。今日のこの日は冷え込みは厳しいのですが穏やかに晴れました。昨日も庭の犬舎の水入れが凍っておりましたが、今朝も同じです。夜に用足しをして帰って居間の温度計を見ると摂氏5度でした。石油ストーブを焚いてウンと暖かくしていないと体も心も縮こまってしまいます。

 座敷の前においてある犬舎の犬たちは元気です。障子戸をあけると私に注意を向けます。30日には都内に住むいとこが家族で海外旅行するというので飼い犬を私のところの空いている犬小屋にいれてありました。

 竹林の緑の鮮やかさは京都の寺に行くと凄いなと思います。竹は外から見ても緑ですが、筒もまた緑であるので、緑がいっそう鮮やかです。

 冬の日溜まりはありがたいです。犬をつれて夜の11時を回ってから散歩をするのは行(ぎょう)に近いと思います。風邪のない晴れた冬の日に日の当たる丘を犬をつれて散策するのは良い気分です。

 石老山という山があってこの当たりはハイキングコースになっておりますし、相模ダム付近でも高尾山への行き来のハイカーに出会います。

 阿津川という石老山から流れ出る小さな川は私の住まいのすぐそばで相模川に注ぎます。この小さな川にはヤマメ(山女、山女魚)が棲んでおります。川のどこに山女魚がいるか知っている私は川を覗くのが楽しみです。大きいのが今日もいたいた、ということで山女魚を見ると嬉しくなります。

 黄セキレイ(キセキレイ)と背黒セキレイ(セグロセキレイ)が阿津川を遊び場にしております。キセキレイもその黄色が鮮やかなのと、あるいは鮮やかなときと、そうでないときがあります。セグロセキレイも背中の黒模様が大きいのと小さいのがあります。白セキレイ(ハクセキレイ)も含めてセキレイはこの付近に多い野鳥です。

 冬の野鳥の代表はツグミです。ツグミは大きな鳥で同じくらいの大きさのヒヨドリなどに比べるとずんぐりとしております。椋鳥(ムクドリ)よりは大きく、これよりはスマートです。ツグミは茶色のまだら模様で冬の木立と見分けにくい、なかなか渋い鎧(よろい)で身を覆っております。京都の錦町市場では冬の一時期スズメ(雀)の焼き鳥をおりておりますが、ツグミはかつては霞網(かすみあみ)で大量に捕獲されて同じようにされていたのです。

 ツグミを見ていると日本の冬の山野も捨てたものではないな、と思います。剽軽者(ひようきんもの)のアカハラ(赤腹)は夏に大騒ぎのさえずりをしておりますが、冬になってもときどき似たような騒ぎ方をします。足下の藪からもたもたと飛び立つアカハラを見ていると何とも要領の悪い奴だなと思うのです。

 日の当たる石老山のすそ野の日溜まりの上空には鳶(トビ)がゆっくりと弧を描おいております。この年の大晦日は穏やかな日でありました。用事をすませて八ヶ岳に出かけて新年を迎えます。

(書き殴って読み返しておりません。誤字、表現の不適切さなどについてはご容赦を)


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