八ヶ岳高原美術館とコブシの咲くころ
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八ヶ岳高原美術館とコブシの咲くころ 甲斐鐵太郎
コブシとサクラとミツバ・ツツジが同時に咲いていた。空は青く山には斑に行きが残り、カラマツが芽吹きうららか。2026年4月20日(月)
(タイトル)
八ヶ岳高原美術館とコブシの咲くころ 甲斐鐵太郎
(本文)
八ヶ岳高原美術館とコブシの咲くころ
山麓の桜が咲き始めた。八ヶ岳高原美術館に足を運ぶ。長野県原村にある小さな美術館であり、常設展示は地元出身の画家と彫刻家。登山家の吉野満彦は山から引いた後には絵を描くようになっていて八ヶ岳高原美術館で個展を開いたことがあってこれを見てさまざまに考えたのは何十年前のことか。同氏の『山靴の音』(朋文堂,1959年)は愛読書である。
2026年4月20日(月)思い立って諏訪インターから標高は1,350m目指して八ヶ岳の阿弥陀岳を目印に登っていく。晴れた日であった。道路に掲げてある温度計は18℃。
美術館近くのペンション村ではコブシとサクラとミツバ・ツツジが同時に咲いていた。空は青く山には斑に行きが残り、カラマツが芽吹きうららか。
ミツバ・ツツジの特別な桃色は人を驚かせる。皆が好んで高原の山荘に植えるようになった。白い花を思いっきり青空に広げるコブシは花期が過ぎると何の木だったけ、となる。この地の桜はソメイヨシノではない色味が強い花を咲かす。道沿いに新し山荘があるのを見てここでの暮らしを始めた人が居て、その数が増えていることを確かめた。この近くの道路わきの角地が気に入って土地の値段を確かめたら2,000万円越え、建物を加えると4,000万円にはなるのだということを不動産屋に伝えられたのは20年前のこと。果たして今は幾らで山荘を建てるのだろうか。
ホンダ・アクティ―という20年前の軽トラの馬力と走りが気に入っている。雨、風、厚さと寒さから身を守るオートバイ代わりに旅行でも使う。高速の登り車線を5速から加速するエンジンンとロングホイール・ベースで車体の中心部にエンジンを配置したこの車を、知り合いの葡萄農園の店主は農道のフェラーリだというのである。軽い車体の車は運転していて気持ちが良い。
春の八ヶ岳高原を軽トラで巡って悦に入った一日であった。
2026-04-20-yatsugatake-highland-museum-and-the-time-when-the-magnolias-bloom-